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本日は住友林業の展示場シリーズとして、馬込展示場を紹介します。
馬込展示場は、私たちの家づくりのお手本になった展示場でもあります。

ウォルナットの床材とグレーズグレーのリシェルの組み合わせ。

あまりに気に入ったので、馬込展示場で使われているクロスなどもそのまま採用しました。
今回はkikorist邸の手本になっている展示場ということで、画像大量で紹介します。
ウォルナットの床材を検討しているのであればぜひ参考にしていただきたい展示場となっています。
過去のオススメの住友林業の展示場の一覧はこちらからご覧になれます。
馬込展示場の概要
馬込展示場は馬込ハウジングギャラリーにある住友林業の展示場です。
馬込ハウジングギャラリー自体は、都内にある展示場の中ではかなり小さい展示場です。
都市型3階建ての2世帯住宅になっているので、1つのモデルハウスで同時に2つのキッチンを見て回ることができます。
馬込展示場
外観
馬込展示場の外観はいかにも都市型邸宅といった感じ。水平基調の外観と深い軒が邸宅感を感じさせます。

馬込展示場
3階建てで、建築面積も34.27坪(延床は88.11坪)とかなり大きな建物ということもあって、ザ・豪邸といった印象を受けます。

正面の通路から向かいのモデルハウスギリギリまで離れても全体が写らない笑
斜めから見るとこんな感じ。大きさが分かりますね。

馬込展示場
外壁は、住友林業標準のシーサンドコートと、平田タイルのアナベルを組み合わせています。正面からは分かりにくいですが、シーサンドコートは2色を使っています。

ホワイト系のシーサンドコートを軒や袖壁だけに使っているので、ちゃんとまとまりのある外観になっています。
1階
玄関ホール。壁にはケイミューのSOLIDO(typeF coffee)が採用されています。

玄関ホール
塗り壁のような雰囲気にも見えます。

ダウンライトを壁際に寄せることで、SOLIDOの凹凸ある質感をうまく演出できています。
1階の床材は国産ナラ。強めの節が和モダンな雰囲気にピッタリ。

国産ナラの無垢フローリング
続いてダイニングキッチンです。キッチンの壁にもSOLIDOを採用しています。SOLIDOは不燃材料認定品ですので、キッチンパネルとしても使うことが出来ます。

1階のキッチン
SOLIDOは10尺品(3030×455)であっても、8,800円/枚とそれほど高いわけではないので、タイルよりも安価に施工できそうです(接着剤による施工も可能ですし)。

少し和紙のような感じも出ますので、和モダンな内装のアクセント壁にもいいかもしれません。
キッチンはクリナップ。住友林業の標準仕様で選べるクリナップのキッチンはステディアがベースの商品ですが、馬込展示場に採用されているのは、より上位のセントロです。

1階のキッチンはクリナップ
天板はクリナップの得意とするステンレスと人気のセラミックを組み合わせたタイプです。

ステンレスとセラミックの組み合わせ

ステンレスとセラミックの組み合わせ
レンジは、標準で選択でき、手入れが簡単な洗エールレンジフード。

洗エールレンジフード
ダイニングキッチンの下がり天井には、マルホンの無垢リブ天井を採用しています。

マルホンの無垢リブ天井

kikorist邸で採用しているものと同一で、カラー違いです。

kikorist邸では、ウォルナットにあわせたウッドナチュラル近似色ですが、馬込展示場はナチュラルなオイル仕上げ風。
リブが深くて高級感があり、木目調軒天と幅が同一のため、外と中が繋がっているように見せる効果があります。

マルホンの無垢リブ天井
なかなか高額な提案工事ですが、価格に見合った価値のあるオプションです。
住友林業で選択できる木質天井についてはこちらの記事でまとめています。
続いて寝室。シンプルな和モダンのデザインになっています。

1階の寝室
左右対称のデザインや正面のふかし壁はホテルライクな寝室にするためのポイントを抑えてあります。

ふかし壁
また、寝るときに眩しくないようにダウンライトは足元よりに配置し、枕の両脇にペンダントを設置するという照明計画も参考になると思います。

1階の寝室
寝室横のウォークインクローゼット。住友林業クレストの収納(CKMシリーズ)を採用しています。

1階のウォークインクローゼット
続いて洗面台、トイレ、浴室です。
洗面台は造作。2ボウルですが、ちょっと変則的なデザインです。

1階洗面台

なぜこうしたのか??
手摺や収納部含めて造作が多いのであまり参考にしにくいと思いますが、紹介だけしておきます。

1階のトイレ

1階の浴室
1階から2階への階段ホール。突き当りのFIX窓が植栽が見えるピクチャーウィンドウになっています。こういった視線の抜けは家を設計する際にも検討したおきたいポイントです。

視線が抜けるピクチャーウィンドウ
また、ダウンライトは廊下の中央ではなくあえて壁寄りに配置。絵などを飾りたい場合は、壁際にダウンライトを配置すると、スポットライトのような効果が得られます。

こういった照明計画の工夫はお金はかからないので、是非参考にしたいですね。
手摺は住友林業の提案仕様(=オプション)の無垢手摺(朝日ウッドテック製)になっています。

提案仕様の無垢手摺
無垢ですので当然手触りや質感はいいのですが、握りにくいのが欠点。採用する際は、実際に握ってみて判断してみてください。
2階
続いて2階リビングです。2階の床材はウォルナットの挽板を採用しています。朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムスタンダード。

2階リビング
上の写真の向かって左の壁は外壁と同じシーサンドコートが使われているので、外と一体化した空間に感じられるようになっています。

外壁の控え壁と同じシーサンドコートの壁
ちょうど上の写真が分かりやすいのですが、ウォルナットは経年で色が明るく変化します。そのため、窓際の日が当たる場所とリビングの窓の反対側でかなり色が違うことが分かります。

ラグをめくってみると一目瞭然。

ウォルナットの経年変化

展示場を訪問する際は築年数も確認し、床材の経年変化も確認しておくと床材選びの参考になります。
アクセントタイルにはこちらも外壁と同じアナベルを使っています。このように、天井から軒の繋がり含めて、外と中を統一感を持たせて一体感に感じられるような内装にしてあるのは参考になります。

室内のアクセントタイルはアナベル

室内のアクセントタイルはアナベル

注文住宅だと好きに部材を選べるから、つい色々入れたくなりますが、必ずしもそうではないほうがいいという。
壁掛けテレビをの周囲をふかし壁にしていますが、壁の厚みを利用してバーチカルブラインドを収納しています。

壁掛けテレビ用にふかした壁部分にバーチカルブラインドを収納
そのため、カーテンを開けている状態で、カーテンだまりがなくスッキリします。

細かい部分まで考えられている…!

こういう細かいディティールが完成した際の全体の印象に大きく影響します。
キッチンとダイニングは横並びレイアウト(この写真だと天井のクロスの不陸がよく分かりますね…)。

キッチンとダイニングは横並びレイアウト
テレビの対面にソファがないので、個人的にはこのリビング全体の配置はどうなのかな、という気がしないでもないです。

テレビを下の写真の正面の壁に設置して、ソファをその手前に置いたほうがいいような気がします…。

外壁の控え壁と同じシーサンドコートの壁
キッチンはリクシルのリシェルSIで、面材はグレーズグレー。

2階キッチンはリシェルSIのグレーズグレー
もともとkikorist邸でもリシェルSIのグレーズグレーを検討していて、「ウォルナットの床材との組み合わせでは暗すぎるのでは…?」という懸念があったために、同じ組み合わせを採用していた馬込展示場を設計氏に紹介したもらって訪問したというのが経緯です。

ウォルナットとグレーズグレーの組み合わせ
実際にウォルナットとグレーズグレーの組み合わせが全く問題ないことが確認できたので、安心してグレーズグレーを選択することができました。
また、カップボードのウォールキャビネット(天袋)部分の壁をふかして間接照明を入れるアイディアもそのまま取り入れました。

吊戸棚の壁をふかすことによって物を出し入れしやすく
kikorist邸のリビング&ダイニングキッチンは馬込展示場に大きな影響を受けています。

馬込展示場の2階
馬込展示場の2階が採用していたベージュがかったサンゲツのクロス(TH30186)との組み合わせも最高で、このクロスも新邸の2階に採用することに。
その流れで馬込展示場の1階クロスも新邸の1階にそのまま採用(サンゲツの同シリーズのTH30185)しました。
1階と2階のクロスの違いはこんな感じ。

上が2階のTH30186、下が1階のTH30185

かなりベージュなのです(実際には和紙調のゴールド)。
リビングの棚は造作ですが、グレーズグレーの面材と素材感が出来るだけあうような形で作ってありました。

造作の収納棚はグレーズグレーにあわせた素材
ウォルナットとグレーズグレーの組み合わせを検討している方には、本当に参考になる展示場ですので、ぜひ訪問をオススメします。

馬込展示場の2階
なお、リブ天井は1階と同じくオークナチュラルになっています。

馬込展示場の2階
ウォルナットの床材と組み合わせても違和感はありません。
続いて2階の寝室。

2階の寝室
正面の壁が朝日ウッドテックのクールジャパン。凹凸が美しい木製パネルなので、壁を照らすコーニス照明と組み合わせています。

2階の寝室
2階でもやはりふかし壁を採用した左右対称レイアウト。ホテルライクの基本です。
ダイニング&キッチンの裏には書斎スペースと洗面台などがあります。

格子スクリーンを採用した書斎スペース
洗面台は住友林業クレスト。

住友林業クレストの洗面台
脱衣所スペース。
造作棚の寸法を洗濯機のサイズに合わせすぎてしまうと、洗濯機の買い替え時に苦労する可能性がありますし、洗剤自動投入などの便利機能が使えなくなる可能性がありますので、個人的にはオススメしません。

脱衣所スペース

ロールスクリーンで洗濯機が隠せるようになっていますが、実際に暮らすとたぶん閉めることはなさそう…。
2階のトイレはこんな感じでタイルが採用されていました。

2階のトイレ

洗面台は住友林業クレストです。
3階
最後に3階ですが、3階は和室とラウンジ、ルーフガーデンがあります。

3階のラウンジスペース
天井は若干の勾配天井になっています。
奥は1段床が高くなっていますが、テーブル周りは掘り込んであります(そして掘り込んだスペースはタイルカーペットで足触りが◎)。

ピットスペース

ラウンジスペース
バーコーナーが設えてあります(上にはルーバー内にエアコン)。

バーコーナー

ラウンジスペース

ラウンジスペース
ルーフガーデンは深い軒の下にあり、居心地がよさそうな空間です。
最後に和室です。
琉球畳とスプーンカットのタモ材、天井にはバスケット貼りに間接照明と非常に贅沢な仕様。

3階和室
和室を採用する際は、掃き出し窓や腰窓ではなく地窓を使うと重心の低い落ち着いた和の空間になります。

3階和室
馬込展示場の和室は、窓部分の床を一段高くすることにより、ルーフガーデンとの段差をなくしています。

やはりこういう細かい部分の配慮が全体の印象を決めます。
馬込展示場のまとめ
馬込展示場はウォルナット×グレーズグレーが特徴の展示場ですが、平田タイルのアナベルやSOLIDO、マルホンのリブ天井など建材の部分でも参考になる展示場です。

ウォルナットとグレーズグレーの組み合わせ
もちろん、展示場のため豪華に作っている部分はありますが、細かい部分での意匠上の気遣いなど、実際の家を建てる際にも参考に出来る部分がたくさんある展示場です。

壁掛けテレビ用にふかした壁部分にバーチカルブラインドを収納
是非訪れてみてください。
参考になれば幸いです。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。

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