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【初心者向け】間接照明に使えるLEDテープライトの基礎知識とオススメ商品

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本記事では、LEDテープライトを使って間接照明を導入したい方向けに、LEDテープライトの種類と特徴について解説しています

LEDテープライト使えば、費用をかけずに後付けでも建築化照明のような照明が実現できます

実際にLEDテープライトを使って間接照明をDIYで導入したウォークインクローゼット書斎の紹介はこちら。

本記事を読んで、LEDテープライトの特徴や使い方を理解することで、注文住宅で後付けを見越した照明計画・コンセント計画などが出来るようになります

また、戸建て・マンション、賃貸・購入問わず既に住まわれている方にも後付け間接照明を導入できるようになります

kikorist夫
kikorist夫

長文の記事ですが、初心者にも分かりやすいよう、出来るだけ丁寧に解説します。

LEDテープライトの基本

LEDテープライトとは、LEDを薄い基板に配置したテープ状の照明を指します。

LEDテープライト

LEDテープライト

LEDテープライトの裏側には両面テープが貼ってあるので、好きな場所に貼ることが出来ます。また、テープ状なので、平面だけでなく曲面などにも貼れます。

LEDとは、発光ダイオード(Light-Emitting Diode:光る半導体)のこと。LEDは一定の電流・電圧をかけると発光します。

ダイオードには極性があり、陽極(プラス:アノード)と陰極(マイナス:カソード)の区別があります。LEDは陽極から陰極に電流を流さないと点灯しません。
理科の実験で使った白熱電球(豆電球)はプラスとマイナスの区別がなく光りますが、LEDは逆に繋ぐと光りません(というか電気を通さない)。

LEDを光らせるためには、家庭用のコンセントの100Vの交流電源(AC:Alternating Current)そのままでは使えません

そこで、コンセントに供給されている100Vの交流電源を、LEDに対応した電圧(5V~24V)の直流電源(DC:Direct Current)に変換する必要があります

交流(AC電源)から直流(DC電源)に変換するために用いられるのが、ACアダプターです。

LEDテープライトの点灯の仕組み

LEDテープライトの点灯の仕組み

なお、LEDテープライトによって動作する電圧が異なります

大きく分けて、5V、12V、24Vの3種類で、電圧が高いほど、LEDテープライトを長くすることができます

5VのLEDテープはUSBと同じ電圧のため、ACアダプタではなく、USB充電器で動作させることができるものもありますが、長さはせいぜい1~2m。12VのLEDテープであれば5m程度、それ以上は24VのLEDテープでないと動作が難しい。

kikorist夫
kikorist夫

動作電圧は商品説明に必ず記載があります。

LEDテープライトにACアダプタが付属している場合は気にする必要はありませんが(別のLEDテープライトを延長したり繋ぐ場合は注意)ACアダプタが別売りになっている場合は、電圧に注意するようにしてください

また、消費電力にも注意

例えば、5mで消費電力24WのLEDテープがあったとします。この場合、使う電流(A:アンペア)はW数÷電圧で求められます。12VのLEDテープライトなら2A、24VのLEDテープライトなら1Aです。

ACアダプタの出力アンペア数は、LEDの電流値より大きくする必要があります。

kikorist夫
kikorist夫

ACアダプタの出力アンペアが低いと電力不足で暗かったり点灯しなかったり…。

こちらが12V 1AのACアダプター。

こちらが12V 2AのACアダプター。見た目は似ていますが、出力できるアンペア数が違います。

LEDテープライトの種類

LEDテープライトは、様々な種類があります。

例えば、特定の一色で光るLEDテープライト、色が自由に変えられるLEDテープライト。色が自由に変えられるLEDテープライトにも、テープ全体が同色で光るものと、1つ1つのLEDチップ単位で色を変えられる(グラデーションができる)ものがあります。

特定の1色で光るLEDテープ

特定の1色で光るLEDテープ

色が変えられるLEDテープ

色が変えられるLEDテープ

色がグラデーションで変えられるLEDテープ

色がグラデーションで変えられるLEDテープ

これらは全て「LEDテープライト」として販売されていますが、実は構造や光らせる仕組み、配線の数が異なるため、LEDテープライトにあわせた電源やLEDコントローラーが必要です。

自分にあった商品を適切に選ぶためには、LEDテープの種類と特徴を理解しておく必要があります。

単色のLEDテープライト

単色のLEDテープライトは、最もシンプルなタイプです。白や赤、緑、緑といった単色のLEDチップがテープに配置されています。

特定の1色で光るLEDテープ

特定の1色で光るLEDテープ

kikorist妻
kikorist妻

ちなみに、白色のLEDといっても、電球色と昼光色で分かれています。
単色タイプの場合は、電球色を昼光色に調色するといったことはできません

単色のLEDテープライトの構造

単色のLEDテープライトの配線はプラスとマイナスの2本

です。

単色LEDの構造

単色LEDの構造

なお、LEDテープは自由にカットして使うことが出来るので、導入したい場所にあわせて長さを調整することができます。

kikorist夫
kikorist夫

LEDテープをカットできる場所には目印が付いています。

LEDテープはカットが可能

LEDテープはカットが可能

単色のLEDテープライトは、プラスとマイナスの2本ですので、LEDテープの終端にDCプラグ(DCジャック)のメスを取り付ければ、延長することが可能です(商品によっては最初から付いています)

延長方法

延長方法

半田付けができるならコードを半田付けしてもOK。半田ゴテと半田は100均でも購入できます。

kikorist夫
kikorist夫

ちなみに赤がプラス、黒がマイナスです。

1つのACアダプターから複数のLEDテープを点灯させたい場合は、分岐DCジャックを使うと便利です。

延長ケーブルもあります。

スイッチでON/OFFする

スイッチでON/OFFさせたい場合は、ACアダプターとLEDテープライトの間にスイッチを挟みます

また、商品によってはリモコンで電源をON/OFFできるコントローラーが付属している場合もあります。

明るさを変更するには調光スイッチを使う

LEDテープライトをACアダプタに接続した状態では、MAXの明るさで点灯するようになっています。

眩しすぎてLEDテープライトの明るさを調整したい場合は、調光スイッチを使います。

我が家でも使っているこちらのタイプはダイヤルを回して明るさを調整。カチっとするまで回すと電源OFF。

ON/OFFスイッチも兼ねています(一番小さく絞ればOFF)。

LEDコントローラーは不要

単色のLEDライトは、ACアダプタで直流に変換した電気を、LEDテープのプラスとマイナスに繋げば繋げば点灯します。

単色LEDの構造

単色LEDの構造

したがって、LEDコントローラーは不要ですが、調光やリモコン操作に対応したLEDコントローラーが付属(もしくはコントローラーをテープに内蔵)していることもあります。

スマートプラグで音声操作やスマホアプリから操作する

単色のLEDテープライトの場合は、(間にスイッチを設けない限りは)ACアダプタに繋ぐ=点灯という単純な動作になっています。

その単純な仕組みを逆手にとって、スマートプラグと組み合わせると、アレクサやGoogle Homeなどの音声操作やアプリからの操作が可能になります

音声操作やアプリでスマートプラグの通電を指示すれば、LEDテープライトの点灯・消灯をコントロールすることができます。

単純だからこそスマートプラグで制御

単純だからこそスマートプラグで制御

タイマー制御も可能です。

kikorist妻
kikorist妻

帰宅する18時に点灯するようにしておいて、24時に消灯するとか。

ただし、スマートプラグではON/OFF操作のみで、調光は出来ません。調光スイッチを間に挟んでおき、設定した明るさでON/OFFすることは可能です。

点灯する色は変更できない

当然ですが、単色LEDテープライトの点灯色は変更できません

白色のLEDテープライトも、電球色と昼光色に分かれていて、色は固定されていて調整はできません。点灯させたい色にあわせて購入する必要があります。

白以外に、赤や青といった単色LEDテープライトもあります。

kikorist夫
kikorist夫