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kikorist夫婦の知人がフォレストセレクションで2023年2月に契約をしました。
本記事では、知人の承諾を得て実際に契約したフォレストセレクション(Forest Serelection BF)の総額を公開します。
あわせて、フォレストセレクションと比較したフルオーダー(自由設計)との差額もご紹介。
フォレストセレクションを検討中の方はぜひ参考にしていただければと思います。
なお、フォレストセレクションの詳しい仕様やフルオーダーとの差分については、こちらの記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。
物件の概要
今回ご紹介するフォレストセレクションの契約内容は下記の通りです。
- 契約時期:2023年2月
- 建築場所:東京都内(準防火地域)
- 建物:フォレストセレクションBF 2階建て(No.778ベース)
- 延床面積:102.68㎡(31.05坪)
- 主な提案工事(=オプション)
キッチンハウス(デュエ)
ボッシュ食洗器(45cm)
リビング勾配天井+スタイルシーリング
ガス床暖房
テレビ背面タイル貼り
150cm洗面台
バルコニーなし(減額)
契約のベースとなった間取りは、フォレストセレクションのNo.778です。
もともとの間取りは西側道路で1階リビングとなっていますが、実際に契約した間取りでは2階リビングに変更、1階に主寝室と子供部屋2部屋に変更しています(間取りは今回は非公開ですのでご了承ください)。
フォレストセレクションは、玄関と階段の位置さえ変えなければ内部の間取りを自由に変更できるのが特徴。
今回もそれを最大限有効活用しています。
金額を抑えるためにフォレストセレクションを活用、LDKを重視してキッチンハウスや勾配天井、タイルなどLDKにオプション予算を重点的にかけるメリハリ作戦です。
間取りは変更していますが、フォレストセレクションのため延床面積は変更なし。約31坪となっています。
フォレストセレクションの見積金額総額と坪単価は?
早速フォレストセレクションの見積金額です(10万円以下は四捨五入しています)。
項目 | 金額 | 備考 |
建物工事費用 | 2,740万円 | ※提案工事含む。 |
付帯工事費用 | 510万円 | ※外構工事、地盤改良は含まず。 |
設計料・諸手続き料 | 80万円 | |
照明費用(概算) | 40万円 | |
小計 | 3,370万円 | |
消費税(10%) | 337万円 | |
合計 | 3,707万円 |
31坪2階建てのフォレストセレクションで総額は税込3,707万円
でした(税別で3,370万円)。
坪単価は税込119.3万円ということになります(税別で108.5万円)。
上記にはキッチンハウスなど提案工事(オプション)約300万円強が含まれています。
ちなみに見積項目について説明はこちらの記事でまとめています。
2021年に地方でフォレストセレクションを建てたすみこさんは32坪総額2400万だったそうですが、さすがに設備や原材料価格が大幅に値上がりした現在ではその金額では無理だと思います…。
上記には、外構や地盤改良といった人によって有無が変わる項目、住宅ローンに関する手数料・登記費用、火災保険料は含んでいませんので別途必要です。
これらは住友林業以外でも共通でかかる費用。
また、こどもエコ住まい(100万円)、東京ゼロエミ補助金(210万円)も含んでいません。
最近は補助金の金額も大きいので、それらを含んだ予算を確認したほうがいいと思います。
キッチンハウスや勾配天井など人気かつ満足度の高いオプションを入れて総額3,700万円という金額は、安いとは言えませんが、個人的にはアリではないかと思います。
間取りは納得いくまで変更したしね。
住友林業のフォレストセレクションとフルオーダー(自由設計)の差額は?
ほぼ同じ坪数でフルオーダー(自由設計)にした見積提案も受けていました。
フルオーダーの提案は、フォレストセレクションとは当然間取りも違いますし、何より総2階でないため単純な比較はできませんが、フルオーダーの場合、税込約4,050万円という金額でした(各種値引き適用後)。
フォレストセレクションと比較して、フルオーダーは1割ほど高い金額です。
フルオーダーの場合、敷地形状にあわせた建物の形にできたり、シーサンドコートやSODOの吹付塗装なども選択できます。
予算と自由度のどちらを優先するかで、どちらを選択するかは人によって変わってくる部分かと思います。
金額はあくまで参考
住友林業では2023年4月に値上げをしたとのことです。そのため、知人も2月の見積提案からの契約となりました。
なお、同時期で合っても地域によって工事金額は変わりますし、提案工事や値引き金額も人によって異なりますので、あくまで2023年2月の都内の見積として参考にしていただければと思います。
今回準防火地域のため、窓費用で100万近くアップしていると思われますし、都内は建築費用も他地域と比較して高いと言われています(職人の人件費、ガードマン、駐車場代などが高いため)。
地方が安いかと言えばそうではなく、1~3地域では断熱仕様が異なるため、東京より断熱に関する費用が高くなったりします。
あくまで参考と考えていただければと思います。
住友林業の決算質疑応答から見るフォレストセレクションの総額/単価は?
上記はkikorist夫婦の知人というN=1の見積事例ですが、住友林業の2022年12月期の通期決算を受けたアナリスト・機関投資家向け説明会の質疑応答で、住友林業自らがフォレストセレクションについて触れていますので紹介します。
A. 日本の持家着工戸数に対する当社のシェアは、かつては2%台後半だったが22年12期は3.28%となり伸びてきている。年間8,500棟を確実に着工することで、着工戸数全体が落ちる中でのシェアアップにつながると考えている。課題としては、単価3,000万以下の主に一次取得者層(筆者注:住宅を初めて購入する人)からの受注獲得が挙げられる。対応策としては、単価が3,000万円前後であり、1,100通りの豊富なプランから選んでいただけるフォレストセレクションという企画型商品の訴求を図っていく。また、不動産提携を強化し、分譲事業を行っているまちづくり事業部と一緒に土地を提供することで、一次取得者のお客様の獲得を目指す。
厳しい戦いになると思うがシェアを維持しながら、高額層、ボリュームゾーン、3,000万円以下をバランスよく受注していきたい。
住友林業側も、フォレストセレクションの単価が3,000万円前後と発言しています。
この金額は、設計諸費用は込み、消費税・外構工事等含まない金額と思われますから、フォレストセレクションの平均的な税込総額は3,300万円前後と思われます。
地域による建築費、オプションや断熱仕様、窓仕様などによって、ここから上乗せされて、今回紹介した見積のような金額になると思われます。
本記事のまとめ
本記事ではフォレストセレクションの実際の見積金額をご紹介しました。
フォレストセレクションは、提案工事や地域によって異なりますが、総額で3,300万円~3,700万円、ここから補助金などで実質負担が減り、外構工事や登記費用・ローン手数料、火災保険等が別途で必要なイメージです。
加えて地盤改良が発生すると100万円以上追加でかかる場合がありますから、その点も予算取りが必要です。
また、ほぼ同じ延床面積・仕様でフルオーダーとは10%程度の差額があることも分かりました。
フォレストセレクションは、セミオーダーではありますが、内部の間取りは自由に変更ができるなど、かなり自由度の高い仕様となっているので、敷地形状が合えば大いにアリだと思います。
1割といっても、300万~400万円は変わってくるのでかなり大きい金額ですよね。
なお、フォレストセレクションの詳しい仕様やフルオーダーとの差分については、こちらの記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。
また、フォレストセレクションの検討にあたっては、紹介制度も利用いただけますので、ご興味ある方はこちらの記事をご覧ください。
参考になれば幸いです。
既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。