当ブログ「kikorist日誌」は、kikorist夫婦が住友林業で注文住宅を建てる過程や、家づくりのこだわりポイントを発信・紹介するブログです。
あわせて住友林業の割引が受けられる紹介制度のご案内もしています。
住友林業を検討中の方はもちろん、これから家づくりを始める全ての方に分かりやすく情報を発信しています。
WEBマガジン「イエマガ」でライターとして家づくりの検討過程を月刊連載中。
家づくりに関するリアルタイムの情報、ブログに書ききれない住友林業の小ネタはTwitterで、インテリアなどの写真はInstagramで発信していますので、よろしければフォローお願いします。
【注意事項】当ブログ内の写真、イラスト、文章については、流用・引用を一切認めておりません。
当ブログはアフィリエイト広告/AdSecse広告を利用しています。
注文住宅でホームシアター計画の第4弾です。
前回までは、ホームシアターを構築するための必要機器を解説しました。
今回の記事では、ホームシアターを作る際、設計時に注意しておくべきことをまとめています。
壁・天井の補強
必ず必要となるのが、壁・天井の補強です。プロジェクターやスクリーンを天吊りしたり、テレビを壁掛けにするためには必須の工事です。
特に何も言わなければ壁には補強も入らず石膏ボードのみとなります。石膏ボードのみでは強度が弱すぎて、重量物を固定することができません。
壁・天井の補強は後からしようとすると非常に大変な工事になりますが、設計時に計画しておけば1か所あたり数千円で済みます。
忘れずに設計士さんに伝えるようにしましょう。
壁掛けする場合の注意点ですが、壁掛け金具を固定する位置に耐力壁や構造上重要な柱が入っていると壁掛けができません(建物の構造に影響する)。壁の補強とあわせて、壁掛け位置に耐力壁や柱が配置されていないか確認し、場合によっては設置位置もしくは耐力壁・柱をずらす必要があります。
スピーカーを天吊りしたり、埋め込む場合も補強は忘れずに。
天井や壁の掘り込み
プロジェクターを天吊りする場合、プロジェクターの存在感をできるだけ消したい場合は、プロジェクターを設置する天井部分を彫り込む方法があります。
また、スクリーンも設置位置を彫り込んでおくことで、収納時の存在感を無くすことができます。
私たちもスクリーンの掘り込みは実施予定。
スクリーンの設置は将来するかもくらいなので、とりあえずDIYでコーニス照明を作る予定です。
コンセントの設置
プロジェクターや電動スクリーンを駆動するために、コンセントの設置が必要です。
コンセントは天井にも付けられるので、忘れずにつけておくようにしましょう(電動スクリーンはモデルによって電源ケーブルの位置が違うので、左右どちらにコンセントを付けるか事前に確認)。
私たちの場合は、3階のセカンドリビングで将来プロジェクターを使えるように準備しているのですが、ちょうどプロジェクター設置位置に近い場所にエアコンがあるので、エアコンのコンセントとあわせてプロジェクター用のコンセントや各種配管用の穴を天井に設置予定です。
また、テレビボードには様々な機器が繋がります。テレビ、アンプ、レコーダー、各種ゲーム機、FireTVなどのデバイスなど。そのため、テレビボード設置場所は、多めにコンセントを用意しておいたほうがいいと思います。
配線用のCD管の配置
テレビボードなどに設置したAVアンプから、各スピーカーやプロジェクターに配線をする必要があります。
スピーカーケーブルや、HDMIケーブルを天井や壁内を通したい場合に、CD管という配管を使います。
これをあらかじめ配線したい場所に仕込んでおくことで、配線が容易に行えます。
おそらくテレビボードの裏にはたくさんのCD管が通ることになるはず…。どのCD管がどこに繋がっているかは工事中にあらかじめラベルを貼るなどの工夫が必要です。でないと、せっかくCD管があってもどこに繋がっているか全くわからなくなります。
施工担当にはあらかじめラベルを支給する、配管にマジックでどこに繋がっているか記入してもらうなどの工夫しましょう。
CD管に配線を通すには、通線スチールとか呼線と呼ばれる道具を使います。
紐通しみたいなイメージね。
CD管だけでなくあらかじめすべての配線をハウスメーカーに依頼するなら不要ですが、施主で配線する場合や、今後スピーカーを増やすのであれば1本あると何かと便利です。
また、見た目を気にする場合、このようなスピーカーターミナルを壁に付けるのもありだと思います。
私たちの新居でも1階、2階で採用予定です。
防音対策
これは必須ではありませんが、特に二世帯住宅や賃貸併用住宅など、家族やほかの居住者に配慮する必要がある場合は、防音施工をしたほうが良い場合もあります。
防音施工については、ハウスメーカーに相談するのが良いと思います。
事前に勉強したい方は、大建工業が防音ドアや防音材で有名で、ハウスメーカーでも採用事例が多いので、どんな商品があるのか、採用してみたい商品があるのかを調べておくと打ち合わせがスムーズだと思います。
ホームシアターの設計時の注意点のまとめ
壁の補強や掘り込み、配管、防音などいずれも後から行うのは困難な内容
です。
設計段階でハウスメーカーに伝えておけば、費用負担もそれほど重くはありませんので(防音はかなりの費用がかかりますが…)、ホームシアターに少しでも興味がある、将来やってみたいということであれば、念のため準備をしておく、というのも有効だと思います。
注文住宅でホームシアターを作る方法については、これまでの①~④を読んでいただければほとんどご理解いただけるのではないかと思います。
なお、設計士や営業担当によってはホームシアターに全く詳しくない場合もあります。これは担当者自身が趣味として興味があるかどうかや、これまでそういった事例を担当したかどうかの経験値によるところが大きいと思います。
したがって、ホームシアターに限らず、楽器やペット、アトリエなどある程度趣味性が高いものに関しては、あまりハウスメーカーを頼らずに施主が勉強しておくことをオススメします。
私たちの家の設計や機器は、設計が進みましたら改めて紹介したいと思います。
配管や補強、スピーカーの埋め込みやテレビの壁掛けなどを公開する予定です。
既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。