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本記事では、書斎にLEDテープライトを使って間接照明をDIYで導入した方法について解説します。
入居当初の書斎のWEB内覧会の記事はこちらですが、入居後にデスク上に間接照明を追加したり、リブニッチを追加したりしています。

ブログでは記事にしていませんが、正面右にも間接照明やリブニッチ(ストレートタイプ)を追加したり、細かな変更をしています。

右側の壁にも間接照明とリブニッチ(ストレート)を追加
本棚やディスプレイラックへの間接照明は、展示場などでは定番の手法ですが、書斎の本棚にDIYで間接照明を入れてみました。

展示場の本棚間接照明
間接照明を導入した本棚
書斎の本棚には住友林業クレストの「オープンシェルフ」という本棚を導入していますが、このオープンシェルフの棚板に間接照明を仕込んでみました。

間接照明を設置した本棚(オープンシェルフ)

間接照明を設置した本棚(オープンシェルフ)
本棚の上側4段×3列の12か所が点灯ます。
調光・調色対応としています(左右にスライドできます)。


Zigbee対応のLEDコントローラーを使用しているので、Philips hueアプリのほかアレクサやGoogle HomeでON/OFFや調色の音声コントロールが可能です。
下側にも間接照明を入れようと思えば可能ですが、LEDテープの消費電力や本棚の分解の手間、実用性のバランスなどを考えて上だけにしました。

元々は本棚を模型やフィギュアなどのディスプレイゾーンとしたときに、照明で明るくしたいなと思ったのがきっかけ。
ディスプレイをしない下側は照明なくてもいいかなと…。

LEDテープライトの消費電力も倍になるので、ACアダプターやコントローラーを追加で用意する必要があるのも地味に辛い。
間接照明ON/OFFで比較してみましょう(左右にスライドできます)。


今回の間接照明は、単純に真上から照明を当てるのではなく、斜め45度の角度で収納内を照らすようにしているのがポイントです。

斜め45度から照明を当てることで物体の正面に照明があたる
これによって、ディスプレイしているフィギュアなどの正面にしっかり照明が当たるようになっています。

斜め上から照明を当てているため、フィギュアの正面が明るい
間接照明加工の概要
間接照明の取り付け
という電動道具を使って棚板に溝を加工し、LEDテープライトを固定するためのアルミケースを取り付けています。

トリマーで棚板に溝加工をしてLEDケースを嵌め込む(写真はケースの向きが前後逆…)
アルミケースはいつも通りAliexpressを使って中国から取り寄せしました。

Aliexpressで購入したアルミケース

日本ではちょうどいい商品が売ってないんですよね…。
今回使用したアルミケースはLEDテープライトを斜め45度の角度で貼り付けることができ、また乳白アクリルのカバーで光を綺麗に拡散することができます。
アルミケースは棚板の幅にあわせて、金切りノコでカット。
LEDテープライトは、調色もできるLEDテープライトを使用しましたが、2線式のちょっと特殊なLEDテープライトを採用しました。

2線式の調色対応LEDテープライト

LEDテープライトの基礎知識の記事で解説しましたが、調色可能なLEDテープライトは通常電源(+)、電球色(-)・昼光色(-)の3線となりますが、3本の配線は太くて目立つ&分岐加工が面倒なので…。

詳しい説明は割愛しますが、調色対応の二線式では高速でプラスマイナスをスイッチングすることで調色に対応させています。
電源と配線計画
コンセントからLEDテープライトを取り付ける棚板の先端まで配線をする必要があります。そこで、次のような配線計画としました。
本棚の横の壁にはあらかじめコンセントを設けていたので、そこからACアダプタとLEDコントローラーを接続。本棚の横に穴を開けて本棚内に配線を通します。

配線計画
棚板は取り外したり高さを変えたりするため、本棚本体の配線と棚板の配線は少し長さに余裕を持たせ、コネクターを利用してワンタッチで取り外しできるようにします。

棚板の配線はコネクターを使ってワンタッチで脱着可能に

コネクターの端子をかしめる(=配線を固定する)といったことは車弄りの知識が活きています。
多趣味で良かった。
本棚を縦に走る配線は出来るだけ目立たないように、マサル工業のオプトモール(光ファイバー用の配線カバー)を使ってカバーしました。

オプトモールを使って配線をカバー
棚板とモールが干渉しないように、棚板の角部分は切り欠いています。

モールにあわせて棚板の角は切り欠いている
棚板の側面にはトリマーで3mmの溝を掘り、その溝に配線を通して先端のアルミケース内のLEDテープライトに繋げます。

棚板側面にトリマーで溝加工し、配線を通している

配線が勝手に動いてはみ出ないよう、こんな感じでマスキングテープを貼っています。
本棚に取り付けしてしまえば側面は見えません。
下から見てもバッチリです。

下から見た本棚
実際に加工してみて…
今回トリマーという電動工具を始めて使いましたが、最初こそは戸惑いましたが慣れれば簡単に溝が掘れるので、DIY好きにはあると便利な電動工具だと感じました。
トリマーは溝加工以外にも、面取り加工や切り抜きなど様々な木材加工に使えます。

トリマーは溝や実(サネ)加工、面取りなど様々な用途に使える

今回は京セラのMTR-42という初心者オススメのモデルを購入しましたが、ホームセンターなどでも数百円でレンタル可能です(店舗によっては先端のビットは購入が必要な場合あり)。
今回10mmの深さで掘ったのですが、一度で10mm掘ろうとせず、3mm程度ずつ3回に分けると綺麗かつ簡単に掘ることが出来ました。

一度で掘ろうとすると工具に負荷がかかって、ビットの深さが勝手に変わったり…。
急がば回れというやつですね。
また、DIYではこのような作業台があると便利です。
トリマー加工では大量の木くずが出るために防塵メガネや防塵マスク
をしたほうがいいでしょう。掃除用の箒とチリトリも忘れずに。

この箒とチリトリセットは使いやすくて玄関回りの清掃にオススメです。
夏休みを利用して作業したのですが、棚板の加工~照明の配線加工など約1日半かかりました。

照明を入れる棚板だけでも12枚あったので…
本記事のまとめ
本記事では、書斎の本棚に導入した間接照明のDIYをまとめました。

間接照明を設置した本棚(オープンシェルフ)
今回はトリマーを使ったので誰でも簡単に…というわけにはいきませんが、仕上がりはかなり満足がいくものになりました。

間接照明を設置した本棚(オープンシェルフ)

kikorist夫もトリマーを使うのは初めてですが、しっかり加工できました!
こういったDIYをする場合、配線を含めてどのように加工を行うのか、事前にしっかりシミュレーションすることが大事です。
…と同時に加工の大変さも分かったので、造作照明をハウスメーカーに頼むと高額になるのも納得です(ハウスメーカーの場合、LEDテープライトではなく電気工事の必要な照明器具を使いますし…)。

手間や施工品質などを考えれば、ハウスメーカーに依頼するのは多いにあり。
kikorist夫のようにDIYを楽しめる場合は、価格はもちろんアレクサでの制御など好みにあわせてLEDテープライトやコントローラーなどを選定できる点がメリットかなと思いました。


やろうと思えばDIYでも間接照明を入れられるという点で、参考にしていただければと思います。

間接照明を設置した本棚(オープンシェルフ)
スタディースペースやウォークインクローゼットにも間接照明をDIYで施工していますので、こちらもあわせてご覧ください。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。

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