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今回は1月23日の打合せ内容についてです。
前回1月16日の打ち合わせはこちら。
今回の打合せ内容は、外壁・窓・電気/照明・キッチンや造作家具についてです。
今回の打ち合わせから様々な内容を同時並行で進めており、内容が多岐にわたるので、外構と造作家具については今回とは記事を分けて別記事で紹介します。
エネファームが搬入できない
まず打合せ開始直後に担当設計氏からこんなご発言が…。
どうしてこういう経緯になったかは把握できていないのですが、今のままではエネファームが搬入できません…。
えぇ!?
敷地の西側にエネファームを設置する予定なのですが、今の間取りと建物の配置ではエネファームの搬入経路として必要な幅55cmを切ってるんですよ…。
えぇ!?
実は現在担当していただいている設計氏は、当初設計をいただいていた設計長からチェンジしていただいています(請負工事契約時に概ね間取りの方向性が決まった段階でチェンジし、細かい部分の調整と設備関係を詰めていただいてます)。
思えば敷地内でいかに効率よく広い建物を建てるかにこだわって間取りの修正を続けたため、建物の配置が一部民法規制ギリギリの配置になっており、その結果エネファーム搬入のための最小幅を3cmほど下回ってしまったらしいのです。
ここまで作業した段階でそれはないよー…。
という感じではありましたが、いまさら間取りは変更できません。
建物を3cm東側に配置をずらしたら何とかなりませんか?
無理です。3cmずらしたら今度は東側が50cm切ります。
あぅ…。
私たちのは設計は、まさに薄氷の上を進むがごとく、これ以上ないほど絶妙な配置になっていました。完璧なまでに効率を追求して最適化問題を解き続けた結果です。エネファームを除いては。
本音を言うともっと早く気付いて欲しかった…。
エネファームの搬入ですが、ガレージを通って搬入させることができますが、どうでしょう。
現在腰窓となっているガレージの窓を掃出し窓にすることで、ガレージ経由でエネファームを搬入します。
西側の南側は隣地との間隔も十分ありますから、搬入は可能です。
ガレージの窓はそもそも費用削減のために最小もしくは無くそうと思っていましたが、致し方ありません。
ではとりあえずそれで…。
というわけで、ガレージ窓は縮小の予定が逆に大きくなるという結果になりました(そしてこれがめちゃくちゃ高かったのが後ほど判明した…ので現在再検討中)。
準防火地域の窓規制
続いて窓の打合せです。
前回、2階と3階リビングの窓は断熱性を考慮してサーモスXにしました。
その上で、耐火のための網入りガラスを避けるために特注の対火ガラスを依頼していましたが、その結果が返ってきました。
結論から申し上げると、サーモスXではこのサイズでの特注耐火ガラスはできませんでした。
(標準仕様の)サーモスIIならば可能とLIXILから回答が来ています。
サーモスXの網入りで性能を取るか、サーモスIIの網なし耐火ガラスで見た目の良さを取って性能は妥協するか…
究極の選択ね。
値段次第、見積見てから決めるということで。
承知しました。次回までにご用意します。
準防火・防火地域は、建材選びでいろいろ制約がありますので、これから準防火地域で建てられる方はご注意ください。
外壁タイルの検討
外壁はタイルとシーサンドコートにするつもりでしたが、今回そのタイルの提案がありました。
ガレージ周りのタイルはLIXILの新商品のストーンタイプコレクションはいかがですか?
大判タイルで凹凸もあり、広い面なのでとても映えると思います。
いい!これで!!!
内アプローチ・玄関周りのタイルは同じくLIXILのセラヴィオRはいかがですか?
コスパもよく凹凸感もあるタイルです。ダーク系にすると落ち着いた邸宅感が出せると思います。
いいですね!!!
でもほかの色…ベージュやブラウン系も見せていただけませんか?
と言うとその場でパースの素材を変更する設計氏。
比べてみた結果は…
やっぱり最初のダーク系でお願いします!
帰りに実際にセラヴィオRが採用されている住友林業の展示場に行きましたが、かなりいい感じでした。
大判タイルと小さいタイルのコントラストで、これはカッコよくなりそうです。
費用面は見なかったことに…。
コンセント・照明の配置
事前にざっくりコンセントと照明については検討していました。
パソコンで配置図を作成し、水曜日に設計氏にメールしていたものがきちんと反映されていました。
各コンセントは高さも指定しています。
ここまで対応いただけるとは、さすが仕事ができますね…。
いえいえ。いつも事前に送付いただけるので助かります。
実は問題が1つありまして…。
指定されている横長の家具コンセントですが、準防火地域ではお使いいただけません。
準防火地域では、コンセントは対火ボックスが必要なのですが、家具用コンセントには用意されていないのです。
えぇ!!?
ということは、リビング学習用のデスクの上や書斎デスクの上にあのでかくてだっさーい(←強調)コスモシリーズのコンセントを付けないといけないということでしょうか?
はい…。
あとはコンセントを横にしたり、アドバンスシリーズにしたりとかですね…。
いやいや、アドバンスシリーズ(Panasonicのコンセント・スイッチのシリーズ1つ。コスモシリーズよりもちょっとスタイリッシュ)でもコンセントプレートはコスモとほとんど変わらないじゃないですか…。
法律ということであればしょうがないですが、ほかに方法がないかは継続検討ということで…。
割と大きな問題発覚です。デスクの上以外にも目に入る場所には家具コンセントを何か所か使おうと思っていたので、対応策を検討する必要が出てきました。
窓に続いてこんなところでも、準防火の規制がかかわってくるんですね…。
なお、照明やコンセントについては自分たちでは使い勝手的によく分からない部分(センサーでどの範囲の照明まで連動させるのかなど)もあったので、案だけ出して詳細はプロにお任せしました。
キッチンの仕様について
住友林業の仕様縛り厳しすぎ問題
私たちはキッチンをLIXLのリシェルSIを入れる予定です。
住友林業では提案仕様(=オプション)でリシェルSIのセラミックトップが採用可能です。
実はそのキッチンでもプチ問題が起きています。
なんだかトラブルだらけね…。
当初食器洗浄機はミーレを指定していましたが、住友林業でリシェル+ミーレを入れるとかなり高くなることが判明。
というのは、住友林業ではメーカーと仕様を絞ることで大幅に値引きを安くできる仕組みになっており、その仕様範囲内では高い値引き率でお買い得で設備を入れることができるのですが、その仕様を外れたとたん、メーカーからの値引き率が極端に悪くなります。
この仕様というのは、提案仕様も含めた住友林業のカタログラインナップ仕様という意味で、メーカーカタログに載っていても住友林業向け仕様ではないものは、かなり割高になってしまいます。
例えば、本来リシェルでは面材は数十種類から選べるのですが、住友林業仕様ではカタログのカラーに限られています。キッチンの取手の色と形も同様です。
これと同様に、ミーレの食洗器も住友林業仕様から外れるというのです(仮に45cmのミーレでも食洗器周りのキャビネット構造がミーレ独自仕様となり、国産食洗器仕様とは異なる)。
そのため、住友林業でリシェルにミーレを入れようとすると、キッチン本体もかなり割高になります(+30万円ほど。食洗器代は別)。
LIXILは特に仕様外に厳しいようで、他のメーカーならそこまで極端ではないという情報もあります。
ミーレにこだわるなら、カップボードとセットで150万円(元のキッチンの減額込みで100万強)で入れられるキッチンハウスのほうが安くなりそうです。キッチンハウスだと45cmのミーレ食洗器がわずか16万円のオプションで追加可能。
ただ、キッチンハウスのメラミン面材はカラーボックスの延長みたいな素材だし、収納などの使い勝手がリシェルより遥かに劣るのでなしで。
※個人の見解です。
ミーレの受注停止
さらに追い打ちをかけるように、ミーレの食洗器の受注停止の話がありました。
情報が錯そうしていますが、ミーレジャパンと本国ドイツでの意向の違いなどがあると言われています。
また、食洗器がモデルチェンジするにあたって新モデルの発売が2021年秋ごろになり、その頃までは受注停止になるようです。
同じくミーレを売りにしているキッチンハウスは在庫を多めに確保していたので、ある程度はミーレで提案できるようですが、無くなり次第ガゲナウやボッシュなどのほかの海外メーカーの食洗器が代替提案となるようです。
私たちは考えます。
それは海外メーカーのリスク。ボッシュもキッチンは一度日本から撤退しています。ミーレにも簡単に日本から出ていきそうです。ドイツ本社の100%子会社ですから、日本にしがらみもなく撤退も簡単に決断できます。
食洗器の耐用年数は10年~15年と言われていますが、その時にその海外メーカーが日本で営業していない可能性は無視できないリスクの高さではないか?と考えました。
海外メーカーだと、食洗器のサイズはほんとどは横60cmになります。国産メーカーの45cmとは規格が違います。ミーレには45cmがありますが、ほとんど日本向けだと聞きました。今後ますます人口減少=マーケット縮小となる日本向けの45cmをミーレが作り続ける保証はどこにもありません。
仮に横60cmのミーレやボッシュを入れてもし万が一撤退したら、規格の違う国産メーカーの食洗器では対応が難しくなります(少なくともキッチンのリフォーム費用はかかります)。
私たちの結論:海外メーカー製の食洗器はやめます。
確かに海外メーカーの高い洗浄力は魅力ですが、キッチンと結び付きが強い食洗器でアフターに不安があるのはいただけません。
車なら買い替えればいいのですが、キッチンと一体になった食洗器では単体での対応が難しい…。
以上のように、海外メーカー製食洗器は住友林業仕様から外れて高くなる上にリスクがあるということで、夫婦で検討した結果やめることにしました。
入れたかったけど…
これから海外食洗器を入れようと考えてらっしゃる方は、将来のメンテナンスも含めてよくご検討を。
(もちろん機能に惚れ込んで入れるという考えもあると思います)
kikorist夫婦の選んだ食洗器は?
ミーレをやめて国産にするとして、住友林業でラインナップされいる推奨仕様(=標準)の浅型の食洗器、提案仕様の深型の食洗器も使い勝手が悪いです。
入れるなら国産で唯一フロントオープンの食洗器となるリンナイの「RSW-F402C」が候補です。
フロントオープンと引き出し式では食器の出し入れのしやすさに雲泥の違いがあるの。
ただ、リンナイのフロントオープンを入れようとすると住友林業仕様から外れます。
ミーレの場合と同じく、仕様外を入れようとするだけでキッチンが30万円以上高くなります。食洗器本体もネットでは半額以下のところ、定価に近い形になるので、バカらしいです。