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我が家の中で入居開始以来「神家電」扱いされているのが、LIXILのキッチンに導入したミーレ社製の食洗器です。
X(旧Twitter)やInstagramでも人気の海外メーカー製食洗器。私たちが採用したミーレのほか、BOCH(ボッシュ)やAEGやGAGGENAU(ガゲナウ)といったメーカーがあります。
海外と言いつつこれらは全部ドイツのメーカー。
ドイツの家電は世界イチィィィ!!!
本記事ではミーレ製食洗器のモデルごとの違いと、どんな点が神家電なのか、2年間使い倒してみたので、各機能を詳しくレビューをします。
機能はいっぱいついてるけど、実際はほとんど使ってないんですよね…。
ミーレ製食洗器のモデルの違い
ミーレの食洗器は45cmと60cm幅があり、それぞれ複数のモデルがありますが、ここでは収納力の高さで人気の60cm幅を例に説明します。
ミーレのモデルごとの主な違いは、面材のタイプ、操作パネルの色、機能です(他にも操作パネルがボタン式かタッチ式かなどありますが…)。
ミーレの型番ルール
ミーレの型番は、以下のような表記になっています。
最初のGと数字のあとのCは各モデルで共通のため無視してOK。
型番の数字はグレード
Gの後ろの4桁の数字がグレードを示し、基本的に数字が大きいほうが上位モデル。同じ数字のモデルであれば、対応している機能は同じと考えてください。
ちなみに、5000番台が45cm幅モデル、7000番台が60cn幅モデルですが、例外的にG5214Cだけは60cm幅モデルです。
グレードごとの機能の違いは、庫内ライト、ネットワーク対応(アプリ操作)、洗浄モードの数、バスケットの形状、グラスホルダー/カップラックの数といった点です。
モデル別の主な機能の違いは、下で表でまとめています。
60cmモデルは全てオートオープンに対応。洗浄が終わると自動的にドアが開き、水蒸気を逃がしながら余熱で乾燥させます。
型番のCの後ろはドア面材の取り付け方法
Cの後ろの「SCi」の部分がドア面材の取り付け方法を示しています。
「SCi」はドア材取り付け専用タイプで、キッチンと同じ面材をミーレ食洗器のドアに取り付けることができます(ただし、ドア面材はキッチンメーカーから購入する必要があるため2~3万円程度追加費用がかかります)。
「SCVi」はオールドア材取付専用タイプで、操作パネルがドア正面ではなく天面にあるため、よりスッキリしたデザインになります。
「SCU」は標準ドア装備タイプで、ドア面材はホワイトになります。ホワイトカラーのキッチンはSCUタイプで問題ありませんが、それ以外の色のキッチンでは浮いてしまいます。「SCU」は最上位モデルには用意されていません。
AutoDos(自動洗剤投入機能)
末尾のAutoDosは自動洗剤投入機能対応を示しています。同じグレードで、AutoDos対応/非対応に分かれていることはなく、ミドルグレード(G7314C)以上は全てのモデルでAutoDosに対応しています。
自動投入に対応した洗剤は、ミーレ専用のPowerDisのみで汎用の粉末洗剤やタブレットは自動投入用洗剤は使用できません。
PowerDiskは1,980円/個で約20回の洗浄が可能(6個セットの場合は1,796円/個)。
1日1回使用することを考えると、約100円/日でコスパは結構悪いです。
しかも今のところ、PowerDiskはAmazonや楽天で販売されておらず、ミーレオンラインショップでしか買えない…。
Panasonicの引き出し式のように、汎用の食器洗剤が使えるといいんだけど…。
AutoDos対応モデルでも、粉末洗剤やタブレットを都度投入しての洗浄は可能です。PowerDiskしか使えないということはないので安心してください。
操作パネルのカラーバリエーション
同じ型番の食洗機にも、複数の操作パネルのカラーバリエーションがあり、カラーバリエーションによって価格も異なります。
操作パネルのカラーには、ホワイト、ブラウン、ステンレスがあり、ステンレスだけ少し高額。
最上位モデルにはブラックもあります。
操作方法は、ボタン式とタッチ式があります。
ミーレ食洗器のモデル別比較表
現状7モデルあるグレードを整理すると下記のようになります。
上位モデルと下位モデルの主な違いは、デザインを除けば、AutoDos(自動洗剤投入機能)、庫内ライト、ネットワーク(アプリ)対応、洗浄プログラムの数、バスケットです。
モデル | G5214C | G7104C | G7314C | G7364C | G7514C | G7914C | G7964C |
グレード | ベーシック グレード | エントリー グレード | ミドル グレード | ミドル グレード | ハイグレード | ハイグレード | ハイグレード |
ドア面材 | SCU | SCU SCi | SCU SCi | SCVi | SCi | SCi | SCVi |
AutoDos | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
操作パネル色 | ステンレス | ステンレス ホワイト ブラウン ※SCUはホワイトのみ | ステンレス ホワイト ※SCUはホワイトのみ | ドア天面 | ブラック | ブラック | ドア天面 |
オートオープン | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | |
庫内ライト | – | – | – | – | BrilliantLight | BrilliantLight | BrilliantLight |
ネットワーク対応 | – | – | Miele@home | Miele@home | Miele@home | Miele@home | Miele@home |
洗浄プログラム数 | 5 | 8 | 10 | 10 | 12 | 12 | 12 |
洗浄プログラム | QuickPowerWash ECO 自動45-65℃ インテンシブ75 ℃ ジェントル45 ℃ | QuickPowerWash ECO 自動45-65℃ インテンシブ75 ℃ ジェントル45 ℃ PowerWash60℃ エクストラクワイエット 40 dB(A) 庫内洗浄 | QuickPowerWash ECO 自動45-65℃ インテンシブ75 ℃ ジェントル45 ℃ PowerWash60℃ エクストラクワイエット 40 dB(A) 庫内洗浄 高温洗浄・すすぎ ソーラーセーブ | QuickPowerWash ECO 自動45-65℃ インテンシブ75 ℃ ジェントル45 ℃ PowerWash60℃ エクストラクワイエット 40 dB(A) 庫内洗浄 高温洗浄・すすぎ ソーラーセーブ | QuickPowerWash ECO 自動45-65℃ インテンシブ75 ℃ ジェントル45 ℃ PowerWash60℃ 庫内洗浄 高温洗浄・すすぎ ソーラーセーブ パスタ/パエリア ボトムソロ 65 ℃ ビールジョッキ | QuickPowerWash ECO 自動45-65℃ インテンシブ75 ℃ ジェントル45 ℃ PowerWash60℃ 庫内洗浄 高温洗浄・すすぎ ソーラーセーブ パスタ/パエリア ボトムソロ 65 ℃ ビールジョッキ | QuickPowerWash ECO 自動45-65℃ インテンシブ75 ℃ ジェントル45 ℃ PowerWash60℃ 庫内洗浄 高温洗浄・すすぎ ソーラーセーブ パスタ/パエリア ボトムソロ 65 ℃ ビールジョッキ |
バスケット | Comfort C | ExtraComfort C | ExtraComfort C | ExtraComfort C | MaxiComfort C | MaxiComfort C | MaxiComfort C |
グラスホルダー | 0 | 2 | 0 | 2 | 4 | 4 | 4 |
カップラック | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
価格 | 374,000円 | 429,000円~ 462,000円 | 484,000円~ 517,000円 | 528,000円 | 594,000円 | 759,000円 | 858,000円 |
ミーレ食洗器のプログラムの違い
ミーレ製食洗器の各プログラムの違いは下記の通りです。
予備洗い | 本洗い | 中間すすぎ | 最終すすぎ | 乾燥 | |
---|---|---|---|---|---|
ECO | × | 54℃ | ○ | 44℃ | ○ |
自動45-65℃ | 自動 | ○ | ○ | 55-70℃ | ○ |
ジェントル45℃ | ○ | 45℃ | ○ | 55-70℃ | ○ |
エクストラクワイエット | × | 55℃ | ○ | 55-70℃ | ○ |
QuickPowerWash | × | 65℃ | ○ | 65℃ | ○ |
高温洗浄・すすぎ | × | 70℃ | ○ | 75℃ | ○ |
インテンシブ75℃ | ○ | 75℃ | ○ | 55-70℃ | ○ |
PowerWash60℃ | ○ | 60℃ | ○ | 55-70℃ | ○ |
ソーラーセーブ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ボトムソロ 65 ℃ | ○ | 65℃ | ○ | 55-70℃ | ○ |
パスタ/パエリア | ○ | 75℃ | ○ | 55-70℃ | ○ |
ビールジョッキ | × | 45℃ | ○ | 56℃ | × |
庫内洗浄 | × | 75℃ | ○ | 70℃ | ○ |
これだけ見ると、「インテンシブ75℃」と「パスタ/パエリア」の違いが分かりにくいですが、洗浄時間やそれに伴う電力量などが微妙に異なります(詳しくはマニュアルをご確認ください…)。
洗浄プログラムは、個人的には「自動45-65℃」「インテンシブ75℃」「庫内洗浄」の3つで十分だと思います。
あとは使ったことないけど、自動プログラムでは3時間のところが、約1時間で洗浄が完了するQuickPowerWashは時短したいときのためにあってもいいかもしれない。
ミーレ食洗器のバスケットの違い
ミーレ食器洗い機のカトラリートレイ&バスケットの種類は、「Comfort C」「ExtraComfort C」「MaxiComfort C」の3種類があります。それぞれの違いを見ていきます。
「MaxiComfort C」>「ExtraComfort C」>「Comfort C」の順に収納力・カスタマイズ性に優れます。
ミーレやボッシュのバスケットは、バスケットの調整用パーツに色が付いているのですが、上位のバスケットほど調整できる部分が多いので、色のついたパーツが増えます。
ミーレの場合は黄色で、ボッシュの場合は赤。
こんな形で、バスケットの形状や高さを変化させることができます。
このように、洗うものにあわせて3段あるバスケットをカスタマイズできるため非常に便利です。
「Comfort C」バスケット
「Comfort C」バスケットはG 5214 C専用のバスケットで一番シンプルなタイプです。
カップラックはありますが、最上段の箸ホルダー、2段目のボウルラックや3段目のグラスホルダーはありません。
カップラックは、コーヒーカップなどを2段に設置できるもので、我が家でもよく使っています。
「ExtraComfort C」バスケット
「ExtraComfort C」バスケットはミドルグレードまでの食洗器で広く採用されているバスケットです。最上段の3D MultiFlexトレイには長さ調整可能な箸ホルダー、2段目のバスケットにはヒンジ付きのボウルラックが付きます。
ボウルラックはその名の通り、ボウルなどを立てることができるガイドです。ちょっと分かりにくいですが、ボウルラックを起こす前と起こした後で比較してみます。
ガイドがあることで、ボウルを立てて収納することができるので、より効率的に食器を収納できます。
我が家では常にボウルラックを立てて使用しています。
最下段の3段目にはワイングラスなどを逆向きに固定できるグラスホルダーが追加されます。
「MaxiComfort C」バスケット
「MaxiComfort C」バスケットは、「ExtraComfort C」からの最下段のグラスホルダーとボトルホルダーを増やしたバスケットです。
「MaxiComfort C」バスケットと「ExtraComfort C」バスケットの違いは、最下段のグラスホルダーとボトルホルダーの数のみです(実用に関係ない点では2段目のハンドルにステンレスプレートが付きます)。
ワイングラスを大量に使うことがなければ、「MaxiComfort C」バスケットと「ExtraComfort C」バスケットの違いはあまり気にする必要はないでしょう。
BrilliantLightやMiele@homeはなくても困らない
庫内ライトのBrilliantLightはキッチンの照明が付いていればなくても問題なく、アプリ(Miele@home)についても個人的には必要性を感じていません。
タイマー動作は食洗器の本体パネルのみで設定可能です。
洗浄プログラムもミドルグレードの10個で十分と感じていますので、機能的にはミドルグレードで十分、ハイグレードは操作パネルなどのデザインでの違いが大きいと感じます。
我が家の食洗器=G7314C SCi AutoDos
我が家の食洗器は、G7314C SCi AutoDosのステンレスモデル。7314はミドルグレードのモデルで、SCi=ドア材取付専用タイプです。操作パネルのカラーはステンレスです。
G7314C SCi AutoDos(ステンレスパネル)の定価は517,000円(税込)。ただし、住友林業の見積上はカップボードを含むキッチン一式で1,752,710円(税別・きこりん税別)という形になっているため、食洗器単体の価格は不明です。
G7314C SCi AutoDosの洗浄モードは10個もありますが、実際使っているのは、自動(AUTO)45-65℃、インテンシブ75 ℃、庫内洗浄の3つのみ。
QuickPowerWash、ECO、自動、インテンシブ75 ℃、ジェントル45 ℃、PowerWash、エクストラクワイエット 40 dB(A)、庫内洗浄、高温洗浄・すすぎ、ソーラーセーブ
基本は自動(AUTO)45-65℃で使用しています。ミーレ社製食洗器にはEcoPower(エコパワー)テクノロジーという機能が搭載されており、食器の量を計算して最適な水量・洗浄時間で動作するため、大半は自動(AUTO)45-65℃で問題ありません。
インテンシブ75 ℃高温で洗浄するモードで、油多めの鍋やホットプレートのグリルなどを洗う際に使用します。
庫内洗浄は、食器を入れず、その名の通り洗浄剤を入れて庫内を洗浄するモード。
ミーレの通常運転では、予洗いをした上で本洗いをするという流れですが、庫内洗浄モードでは予洗いを飛ばしていきなり本洗浄してくれます(予洗いありだと、洗浄剤が予洗いで排出されてしまうのです)。
洗浄剤には、ミーレ純正品もありますが、高いので市販のクエン酸粉末を使っています。