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このブログを始めて住友林業を検討中の方をご紹介依頼をいただくことが非常に多くなったのですが(住友林業がお得に建てられるデメリット一切なしの紹介制度についてはこちら)、その中には現在海外にお住まいで、駐在帰任にあわせて日本国内の注文住宅を検討されるという方もいらっしゃいます。
もちろん絶対数として多いわけではありませんが、2~3か月に数名はいらっしゃる感じです。
そこで、本記事では海外からの駐在帰任で、日本国内の注文住宅を検討する際のポイントを解説します。
駐在帰任の検討者の対応経験が豊富な私たちの営業担当に色々伺いました!
駐在帰任の場合は、フローが通常とは異なります。出来れば対応経験のある営業担当にお任せいただくと安心ですが、なかなかそういった対応のある担当者は少ないのが実情です。
なお、海外駐在帰任が終了して、日本に戻ってきてから土地・建物を検討するのであれば、それは通常の流れとほとんど変わりませんので(収入証明に関する書類が違う程度)、この記事では「海外に駐在している状態(日本国内に住民票がない状態)で土地や建物を契約する方法」についてまとめています。
また、あくまで住友林業の例ですので、他のハウスメーカーの場合は事情が異なる可能性があります。
海外にいる状態で土地や注文住宅の契約は可能なのか?
海外にいる状態(日本国内に住民票がない状態)で土地や注文住宅の契約が可能なのか、疑問に思われる方がいるかもしれません。
結論から言えば、海外にお住まいの場合でも土地・建物の契約は可能です。
契約については、契約者ご自身が帰国して契約することも可能ですし、委任契約と言う形で、代理人を立てる形で契約者本人が帰国することなく契約することも可能です。
ただし、建物については契約自体は帰国不要ですが、引き渡しまでに最低1回は対面が必要とのことです(詳細は後述)。また、住宅ローンを利用する場合は、金融機関によっては対面での申し込みが必要とのことです(詳細は後述)。
どんな人を代理人にすればいいのですか?
基本的にどなたでもなれます。ご親族にされる方もいれば、先日担当させていただいた方は会社の後輩を代理人にされていらっしゃいました。
身内じゃなくても問題ないんですね!
委任状などの書類はどのようなものを用意すればいいんでしょうか?
住友林業の場合は、指定のフォーマットがありますので住友林業でご用意させていただきます。土地をグループ会社の住友林業ホームサービスに仲介の依頼をいただく場合は、住友林業ホームサービスがご用意します。
なお、住友林業ホームサービスで土地探しをする場合は帰国なしに契約が可能ですが(要代理人)、不動産会社によっては別途ルールがある場合もあります(現地確認や立ち合い必須など)。
住友林業ホームサービスで土地仲介を依頼すると仲介手数料が割引になるサービスもありますので、住友林業ホームサービスに土地探しを依頼するのがよさそうです。
もしくは住友林業が保有する分譲地もアリです。分譲地であれば仲介手数料が不要になるメリットがあります。
土地探しのポイント
土地探しの方法は、国内で探す場合と同じです。
SUUMOなどの不動産ポータルなどで自ら探したり、住友林業ホームサービスのような不動産仲介業者にポータル未掲載の土地を探してもらいます。
国内で探す場合と大きく異なるのは、現地を実際に確認して土地を契約(申し込み)することはほぼ不可能という点です。
購入したいと思えるような、人気のエリアの土地、相場より安い土地、整形地や駅距離などの条件の良い土地は週末を跨がず決まってしまうことも多いため、希望の土地情報を発見してから帰国を調整していてはその間に決まってしまうことがほとんどです。
韓国のように週末を使ってすぐ帰国できる国にお住まいなら大丈夫ですが…
では、どうやって購入を決断するのかと言うと、図面やGoogleマップの情報以外に、不動産会社や親族などに現地の写真を集めてもらったり、ビデオ通話で繋いで現地の様子を確認するといった方法を取ります。
もちろん直接現地を見るのと比較して情報量は劣りますが、ビデオ通話で駅周辺含めて入念に確認することで、必要な情報はほとんど得られます。
あわせて、土地を購入する際は、実際に希望する建物が入るかどうか、造成費用などが余計に掛からないかといった点も重要になってきますので、可能な限りハウスメーカーの営業担当にも現地を確認してもらうことをオススメします。
不動産会社は、あくまで土地のプロであって、建物のプロではないので…。
建物のポイント
建物については、基本的にZOOMを使ったリモート会議での打ち合わせがメインになります。
日本と海外で時差はありますが、お互いが都合の付くタイミングで打ち合わせをしています。
ブラジル在住の方との打ち合わせは、日本時間の8時か20時のどちらかで打ち合わせをしていました(けっこう辛かったですが…)。
地球の裏側のブラジルで対応できるなら、世界中対応できそうですね笑
図面や見積などもメールでやり取りさせていただくことが可能ですので、国内と遜色ない形で打ち合わせが可能です。
もちろん、一時帰国のタイミングで対面で打ち合わせをしたり、ショールームを見学したりといったことも可能だそうです。
前述したように、請負契約は代理人による委任契約が可能ですが、以下のタイミングで帰国が必要とのことです。
- 色柄確認(着工合意)
- 地縄立ち合い ※都合がつかない場合は代理人でも対応可
最低でも帰国が必要なのは①の着工合意時の色柄確認です。請負契約後に決めた各設備の仕様や色といったものが問題ないか確認し、着工合意書にサインを行います。これは、契約者本人が対面で実施する必要があるとのことです。
②の地縄立ち合いは、契約者本人が立ち会うことが望ましいものの、どうしても都合がつかない場合は代理人でもよいそうです。
海外から土地や注文住宅を契約するメリット/デメリット
土地・建物ともに国外から購入できることが分かったところで、海外から土地や建物を契約するメリット/デメリットを解説します。
海外から土地や注文住宅を契約するデメリット
まず、デメリットからです。最大のデメリットは上でも挙げたように、現地を確認して土地を購入(申し込み)することが困難ということに尽きます。
土地の購入のおおまかな流れは、「申し込み(購入意思の表明)→手付金の支払い→売買契約」です。このうち、申し込み時点で現地を確認することは不可能ですが、売買契約までは多少の期間がありますので、(帰国の調整がつけば)売買契約までに現地を確認することは可能です。
売買契約前に現地を見た結果キャンセルすることは可能ですが、不動産業者との信頼関係に影響がありますので、よほどのことがない限りはオススメできません。
…が、「よほどの想定外があった場合はキャンセルも可能」という点は頭に入れておいてもいいでしょう。
ただし、手付金支払い後のキャンセルは、手付金は放棄する形になりますのでご注意ください。
その他、細かい点として住宅設備メーカーや建材メーカーのショールームに足を運びにくいといったデメリットがあります。ただし、住友林業の請負契約後の打ち合わせは3~4か月かかりますので、その間に帰国してまとめて回るといったことは可能ですし、タイルなどのサンプルは住友林業から郵送してもらうといった方法もあります。
海外から土地や注文住宅を契約するデメリット
デメリットの一方で、海外駐在期間中に土地や注文住宅を契約するメリットもあります。
- 土地探しに十分な時間をかけることで、希望のエリアや条件の土地を購入できる(可能性がある)
- 帰国後の仮住まい費用が短くなる(賃貸費用が節約できる)
- 建築費の高騰を抑えられる(可能性がある)
- 住宅ローン控除やこども未来など各種補助金などが計算できる
①土地探しに十分な時間をかけることで、希望のエリアや条件の土地を購入できる(可能性がある)
海外駐在期間中から土地探しをすることで、希望の条件の土地を見つけることができる可能性が高くなります。
といっても、あくまで可能性の話。
ただ、人気の学区など好条件の土地が出にくいエリアなどもありますので、時間をかけて土地探しができるのはメリットだと言えます。人気のエリアの土地をあらかじめ確保しておけるのは、精神的にかなり楽なはずです。
土地契約後にもっと理想の土地が出てくる可能性もなくはないけど…。言ったらキリがない。
契約したあとは、ポータルサイトは見ないことだね。
②帰国後の仮住まい費用が短くなる(賃貸費用が節約できる)
住友林業の注文住宅の場合、打ち合わせに4か月~半年程度、工事に半年程度、契約から引き渡しまで1年程度かかります。これに土地探しが加わるとさらに時間がかかることに。
あらかじめ土地を契約して、建物の打ち合わせも進めておけば、新居に早く住むことができるので、帰国後に住む月々の仮住まい賃料を抑えることができます。これは明確なメリットです。
③建築費の高騰を抑えられる(可能性がある)
昨今の物価高や円安もあり、建築費は今後高くなることはあっても安くなることはありません。
LIXILなどもここ数年は半年に1回は値上げしているイメージ…。
住友林業もここ2年で3回ほど値上げをしています。
私が入社して10年ほどになりますが、高くなることはあっても一度も値下げしたことはないですね…。
住友林業の場合は、請負契約時で金額が固定されますので、今後の値上げがあった場合も値上げ前の金額で打ち合わせをするめることが出来ます。
④住宅ローン控除やこども未来など各種補助金などが計算できる
現在は、住宅ローン控除やこども未来など住宅取得にかかる各種補助金や控除がありますが、契約や引き渡しが遅れれば、これらの各種補助金や控除が縮小・改悪される可能性があります。
また、住宅ローンを借りる際の金利も上昇傾向にあります。特に固定金利を選択したい方にとっては、金利上昇後に契約することは避けたいはずです。
もちろん、改善されて補助金額や控除がアップする、金利が下がるといった可能性もありますが、各種の補助金などを計算した上で契約できることは、「未来の不確実性を排除するメリット」と言えます。
メリットとデメリットを比較してどちらを取るか
海外駐在期間中に土地や建物を契約することには、メリットもあればデメリットもあります。
どちらがいいのかは、検討者の性格によるところが大きく、正解はありません。メリット、デメリットをよく検討した上で選択いただければと思います。
ちなみに、もし私がたち海外帰任する場合は、可能な限り不確実性を排除したいリスク回避型、節約したい性格なため、「とりあえず土地探しをしてみて、いい土地があればそのとき考える」という感じにすると思います。
契約はさておき、土地探しをすること自体にデメリットはないので。
ご自身所有の土地が既にあったり、親族の土地に建てるといった場合は、土地の現地確認に関するデメリットを考える必要がなく、建物の打ち合わせはZOOMで可能ですので、あまりデメリットはないかなと思います。
ご自身の決断力が大事です。
あとは信頼できる担当者ですね!
土地・注文住宅の購入に関する費用はどうする?
申込金・契約金
住友林業で建築を行う場合、契約前にプランなどを提案してもらうために申込金5万円が必要です。これは海外からの場合でも必要で、銀行振り込みまたはクレジットカードで支払います(クレジットカードの場合は決済用URLを送るとのこと)。
その後、請負契約時に契約金が必要になります。こちらは振込での対応になるとのことです。金額はケースバイケースで、私たちの場合は100万円でした。
住宅ローン
土地・住宅購入にあたって、ほとんどの方は住宅ローンを利用することになると思います。
住宅ローンを申し込むにあたっては、金融機関ごとに必要な書類や対面の必要有無などが異なるとのことです(そもそも対応不可の銀行もあるようです)。
住友林業としては日本住宅ローン株式会社(MCJ)をオススメしています。MCJの場合は、帰国が不要で全てリモートで完結することが可能なためです。
また、(審査結果によりますが)頭金不要でフルローンも可能です。
あまり聞きなれませんが、日本住宅ローン株式会社(MCJ)は、4大ハウスメーカー(積水ハウス・大和ハウス工業・住友林業・セキスイハイム)と三菱HCキャピタルの共同出資による住宅ローン専門の金融機関です。
住友林業の提携ローン扱いで申し込みをすることが可能です。
三井住友信託銀行も海外帰任者の対応は可能ですが、2024年3月時点では、口座開設と金消契約に対面が必要とのことでした。
参考までに、営業担当に聞いた、日本住宅ローン株式会社(MCJ)で必要な書類の一覧です。
漏れがあるかもしれないので、詳しくは営業担当に改めてご確認ください。
本記事のまとめ
本記事では、駐在帰任の方向けに、住友林業で注文住宅を検討する際のポイントについてまとめました。
駐在帰任の場合は、通常とフローが異なることもあり、対応経験がある営業担当に付いてもらうことで、安心して家づくりが進められると思います。
私たちの営業担当は駐在帰任の方の対応経験も豊富ですので、ご希望の場合はご紹介も可能です。
ZOOMでの打ち合わせが可能ですので、帰任時がどの都道府県であっても対応可能です。
もちろん、住む予定のエリアの支店の担当を紹介してほしいということであれば、最寄り支店の担当もご紹介可能です(都内でも駐在帰任対応経験者はなかなかいないので、地方