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住友林業には、高額物件や高難度物件、著名人・経営者などのVIP顧客に専門で対応する「建築デザイン室」という部署が存在します。
本記事では、住友林業の建築デザイン室の組織や特徴などについて解説します。
また、建築デザイン室に注文住宅の設計を依頼する方法についても解説します。
私たちから建築デザイン室のご紹介が可能です。
住友林業の建築デザイン室とは?
住友林業によれば、建築デザイン室とは「特に技術や提案力、顧客対応力を極めたクリエイター達の精鋭集団」とされています。
具体的に言えば、高額物件や高難度物件、著名人・経営者などのVIP顧客に対応する専門の部署です。
また、「邸宅設計プロジェクト」という最新のデザインを反映した住友林業の住宅展示場を手掛けています。
通常の住宅展示場は、その展示場の所在地の支店の建築士とインテリアコーディネーターが担当するのですが、邸宅設計プロジェクトの展示場は、建築デザイン室が担当しています。
建築デザイン室は、2001年にできたデザインパートナーグループ(DESIGN PARTNER GROUP:略称DPG)の後継となる部署で、2015年に誕生しました。
建築デザイン室は、東京と大阪の2か所にあります。大阪は大阪支店と同じ京橋のクリスタルタワーに入居しているのですが、東京は住友林業本社ではなく城南支店が入居する世田谷ビジネススクエアに存在します。
東京が主に東日本(東海地方あたりまで)、大阪が西日本を担当しています。
東京が本社ではなく城南支店と同じビルに入居しているのは、建築デザイン室が担当する主な顧客の建築エリアが城南支店の管轄と重なり、連携が取りやすいからでしょうね。
城南支店の工事管轄は、支店のある世田谷区のほか、渋谷区、港区、中央区、千代田区、目黒区、大田区となっています。
東京23区の中でも高所得層が住むエリアを中心に管轄するのが城南支店です。
kikorist夫婦の担当も城南支店所属の営業です。
ちなみに、営業として担当できるエリアには制限はありません。
建築デザイン室に所属している建築士は、東京・大阪あわせた全国でわずか8名のみ(2024年6月時点)。
住友林業の建築士は全国で700名以上が在籍しているため、建築デザイン室の建築士の割合はわずか1%。住友林業社内においても建築デザイン室が狭き門であることが分かります。
建築デザイン室が手掛けた実例
住友林業の実例集から、建築デザイン室が手掛けた実例を紹介します。
実例=展示場ではなく個人宅ですが、いずれも展示場よりも展示場らしい邸宅ばかり。
延床面積も100坪越えが当たり前になっています。
建築デザイン室が手掛けた実例①
建築デザイン室が手掛けた実例②
建築デザイン室が手掛けた実例③
建築デザイン室が手掛けた実例④
建築デザイン室について営業担当に色々聞いてみた
営業担当氏は建築デザイン室の案件は担当したことはあるんですか?
建築デザイン室の案件は何度か担当しています。昨年も担当しました。
ちなみに、城南支店はそもそも他支店と比べて高額物件が多いことに加え、デザイナーの人数も多いので、建築デザイン室に依頼しなくても支店設計で対応できることも多いです。
確かに、渋谷区や目黒区で戸建てを建てることができる人となると、それなりの収入や資産をお持ちのことが多いですよね。
建築デザイン室の建築士とインテリアコーディネーターは必ずセットなんですか?
ケースバイケースですね。
設計だけ建築デザイン室で、インテリアコーディネーターは支店インテリアという場合もあります。
施工管理は基本的に工事管轄の支店の生産担当が担当しますが、特殊な案件は建築デザイン室所属の生産担当が担当します。
そういえば、うちを担当してくれた生産担当氏が建築デザイン室に異動されていましたね。
あの方はしごできだった…。
建築デザイン室には営業担当はいないんですか?
営業担当はいません。
そのため、支店の営業が担当につくことになります。
営業担当は所属支店によらず、どのエリアでも担当が可能です。
工事については、原則工事管轄支店の生産担当が担当する形になります。
営業担当氏も一都三県のほか、愛知県や熊本の案件も担当されてたりしますもんね。
建築デザイン室が担当した案件の実例案内や見学は可能でしょうか?
建築デザイン室の担当案件のお施主様はそれなりのお立場の方が多いので、スケジュールやセキュリティ面などで難しいことが多いのですが、見学が不可能というわけではありません。
ご希望があれば、ご相談いただければと思います。
確かに、実例集を見ると、施主様は一般人ではなさそうです。
見学が難しいことは分かります…。
積水ハウスにも「チーフアーキテクト」という優秀な建築士の称号があるんですが、住友林業では建築デザイン室がチーフアーキテクトにあたるんですか?
全く違います。建築デザイン室は全国で8名のみ、その8名で全国の高額物件や特殊物件を担当しています。住友林業で積水ハウスさんの「チーフアーキテクト」にあたるのは「デザイナー」という称号です。
デザイナーの認定基準ってあるのですか??
住友林業の建築士は、年に1回必ず自分が担当した物件を社内のコンペに出さなくてはならないのですが、その社内コンペで上位入賞することがデザイナーの認定条件です(そのほかにも基準はありますが…)。
デザイナーは各支店に在籍しているものなんですか??
支店によります。東京でもデザイナーが全くいない支店もありますし、私のいる城南支店は多くて、設計の3割がデザイナーです。
さすが城南支店って感じですね!
デザイナーの中でも、さらに選ばれた一部の精鋭が「建築デザイン室」に所属できるわけですね。
建築デザイン室と一般の支店設計との大きな違いってなんでしょう?
細部まで配慮を極めた意匠の繊細さ・美しさはやはり建築デザイン室の設計の特徴です。また、海外研修なども行っており、一般の住宅では採用されないような海外ブランドの設備やインテリアにも非常に詳しいです。その分高額にもなるのですが…。
確かに瀬田展示場のキッチンとか別格ですもんね…(イタリアのDadaというブランド)。
住友林業の建築デザイン室を指名して注文住宅の設計依頼をすることはできる?
さて、このように住友林業でも特別な建築デザイン室ですが、建築デザイン室を指名して注文住宅の設計依頼をすることはできるのでしょうか?
結論から言えば、私たちに紹介依頼をいただければ、建築デザイン室を指名して注文住宅の設計依頼をすることは可能です。
同じ城南支店で、建築デザイン室とも何度か経験している担当の強みですね。
ちなみに、私たちが次に建てることがあれば、建築デザイン室も考慮したいなと営業担当に相談しています(次に向けてFP相談も実施)。
ただし、全ての案件でも建築デザイン室が担当可能というわけではなく、「予算や建築計画(大きさなど)による」という条件付きになります。
※概要は聞いておりますが、条件については私たちからは開示できませんので、ご紹介依頼後、営業担当に確認いただければと思います。
もちろん、日本全国紹介が可能です(建築デザイン室は東京または大阪にのみ存在するため、東京または大阪から最寄り支店等に建築デザイン室の担当が訪問しての打ち合わせとなります)。
建築デザイン室と連携がしやすいよう、東京の場合は私たちの営業担当、大阪の場合は私たちがいつも関西方面で依頼している店長代理をご紹介します。
こちらの記事に紹介制度と依頼方法についてまとめていますので、紹介依頼フォームに「建築デザイン室希望」とご記入ください。
また、建築デザイン室ではなく「デザイナー」の指定についてもご相談が可能です。…が、必ずしもデザイナーがご検討者にとってベストであるとは限らないとのことでした(建築デザイン室にも言えますが…)。
例えば、コンパクトな住宅の提案が苦手だったりするそう。
そもそもデザイナーの数が少ないということもあり、指定されてしまうと支店によっては建築士の選択肢が大幅に狭まってしまう懸念もあります。そのため、支店の設計チームのことをよく知る営業担当者を信頼してアサインを任せたほうがいいことも多いとのことです。
こちらの記事で紹介した通り、実績もあり、施主の意向をコミュニケーションで把握することが上手な営業担当であれば、施主にとって最適な建築士やインテリアコーディネーターをアサインしてくれるとのことです。