満足度を下げずに注文住宅の見積金額を節約する方法10選

建築費用の節約方法
建築費用の節約方法 日誌

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何でも自由にできる憧れの注文住宅ですが、全ての要望を実現しようとすれば費用は天井知らずです。

しかしながら、予算も無限、という訳にはいきません

スペースも同様です。敷地の中で建てられる延床面積には限りがあります

そこで、限りある予算や敷地を有効に使うには色々と工夫や割り切りが必要です。

何かを得ようとすれば、それと同等のお金やスペースが代価として必要になる…。

家づくりは等価交換ではありますが、同じ「減らす」という行為であっても、工夫をすることで満足度を下げずに節約することも可能です。

同じ床面積でも効率的な建て方と非効率な建て方があります。効率のいい建て方を意識すれば、同じ予算でも延床面積を増やすことも可能です。

今回は実際にkikorist夫婦も多用した、家づくりで効果的に節約できるポイントについてまとめます。

方法1:1階の建築面積を減らす=総2階にする

これは非常に節約効果が高い手法です。特に2階建てや3階建てだと効果はそれぞれ2倍、3倍になります。

建築面積とは、建物を上から見た影、つまり輪郭の面積です。

合計の床面積が同じであっても1階と2階の床面積が違っている=建築面積が大きいと、効率の悪い建て方になります

特に「1階の面積>2階の面積」となる場合に顕著です。

これは、コンクリートや鉄筋で作られていて建築費が高額な基礎の面積が増えるためです。2階が載っていない部分の基礎は、1階部分しか支えてないので、効率が悪く、割高になっています。

図の右側のような1階と2階の床面積が同じ、いわゆる総2階(もしくは総3階)が最も効率のいい建て方になります。

また、「1階の面積<2階の面積」となる、2階のオーバーハングも場合によっては安くなります。

1階基礎の面積が減ることによって減額になりますし、オーバーハングさせた部分を駐車スペースにすればカーポートもいらないので一石二鳥です。

ただし、あまりにオーバーハングさせると、今度はオーバーハング部分を支えるための構造や屋根の防水にお金がかかりますので、設計士と相談しながらバランスのいいプランを作ってください。

方法2:バルコニーをなくす

節約方法1に近い内容です。2階バルコニーは必要ですか?

最近はドラム式洗濯乾燥機や乾太くんといった洗濯物を乾燥できる機器がありますし、室内干しも多いです(kikorist夫婦も室内干し派です)。

室内干しなら天気に関係なく干すことが出来、花粉や土ぼこり、排気ガスが付着することもありません

意外と知られていませんが、バルコニーは防水処理がいるので、実は家の中ではかなり高額な建築費用がかかっている場所です。

さらに防水が必要な場所は、将来のメンテナンス費用も高額です。20年後、30年後には数十万円の防水施工費がかかります。

室内と違ってバルコニーは掃除も怠りがちで、ホコリで真っ黒になってるバルコニーも多いはず。

バルコニーをやめて部屋として使えば広々と室内を使うことができます。ウォークインクローゼットや収納に充てるのもいいですね。

床をバルコニーにするか、部屋にするかの違いですので、費用はほとんど変わらないか、メンテンス費用がいらない分安いくらいです。

kikorist妻
kikorist妻

室内干しに必要な機器の導入は、家事の負担軽減にもなって一石二鳥です。

kikorist夫婦が採用したプランでは採光や隣地からの視線の関係で2階バルコニーはなくせず、3階バルコニーも代用侵入口という法規制のために削除できませんでしたが、2階バルコニーなしで提案していただいたハウスメーカーもありました

方法3:矩形を長方形にする

矩形(くけい)とは建物の輪郭の形のことです。

同じ床面積でも、矩形が凸凹していると、高額になります

外壁が凸凹していると、同じ延べ床面積でも外壁面積が大きくなります。その外壁面積の差は2階なら2倍、3階なら3倍となります。

外壁もバルコニーと同じく防水処理のいる高額な部分ですから、少ないほうが安くなります。もちろん将来の外壁再塗装費用、コーキング再施工といったメンテナンス費用も安くなります

一番効率がいいのは、凸凹がない長方形(究極的には正方形)の矩形です。

kikorist新邸も斜線規制や外観に配慮しつつ、できるだけ凹凸をなくしました。

方法4:窓を減らす

その窓、本当に必要ですか?

何気なく付いている窓ですが、小さい窓で3~4万円、腰窓で6~7万円、掃き出し窓なら10万~12万円です(住友林業の場合。壁にする場合との差額です)。

窓の役割は、採光・通風/換気・羨望ですが、付いている各窓にはちゃんと意味はありますか?

特にトイレ・浴室の窓。換気目的なら、閉め切って換気扇回したほうが効率がいいです(2か所に窓を設けて風の通り道を作って初めて意味があります)。

また、窓はどんなに高性能な樹脂サッシのトリプル窓でも壁よりは断熱性に劣ります

浴室が寒くなったり、お湯が冷めるのが早くなるデメリットは理解していますか?

トイレ・浴室を自然光で明るくする必要はありますか?トイレにいる時間は1日のうち何分ですか?

昼間に入浴しますか?入浴するとき、窓から見える景色はどうですか?夜なら景色は見えませんよ?また、外から浴室が丸見えになることはありませんか?

冷静に考えてみましょう。

もちろん、リラックスのためにここは外せない!という場合もあると思います。

kikorist夫
kikorist夫

風呂場が中庭に面しているとか最高です。

明確に目的がある場合はもちろん付けるべきですが、「何となく」であれば無くしたほうがメリットが大きいです。

また、浴室同様、居室に設けた窓も、その窓から何が見えるのか、逆に外からどう見えるのか考えたほうが良いです。

例えば、下記はkikorist夫婦の途中のプランですが、西側の居室の窓からは隣の家の壁しか見えません南北にしっかり大きめの腰窓があるので、西側は不要と判断しました

書斎もそんなに明るくなくていいので、窓は減らした上に、残した窓もサイズを小さくしました。

kikorist夫
kikorist夫

暗くて狭いほうが仕事に集中できる。

kikorist夫婦は不要な窓を削除して、30万円弱を浮かせました(もちろん2つあるトイレ、浴室の窓はなしです)。

もちろん価値観はそれぞれですが、kikorist夫婦はそれで浮いたお金は、本当に必要な窓のグレードアップや、床材、住宅設備(セラミックトップやミーレ様はお高いのです…)に使いたい派です。

低性能な窓を沢山付けるよりは、本当に必要な窓の性能のグレードアップ(サーモスIIからXへの変更は数万円で可能です)に使ったほうが幸せになれる気がします。

無意味に窓を付けすぎた結果、冬寒くて夏暑い家にすることは避けましょう。意味のある窓ならまだいいですが、いらない窓を沢山付けた結果、そんな家になってしまったら後悔間違いなしです。

方法5:屋根の形を見直す

屋根の形によって値段が変わります

陸屋根(フラットルーフ)>片流れ>寄棟≧切妻の順番で高くなります。

私たちの場合は、一時期太陽光発電を載せるために片流れ屋根を一時期検討しましたが、寄棟との差額が60万だったのでやめました。片流れにしてもそれほど発電量が増えなかったので…汗

寄棟屋根は軒が長く取れ、どの方向から見ても形が綺麗というメリットがあります。

一方、陸屋根だと屋上にテラスが作れたり、南向きに片流れだと太陽光発電パネルが沢山載ります。

デザインの好みや斜線規制、太陽光発電を重視するかなども関わってきますので、価格だけでなく総合的に判断してください

kikorist妻
kikorist妻

寄棟は以外の屋根の場合は屋根のコストダウンが出来ないか設計士に相談してみてください。

方法6:建具を見直す

建具=ドアも実は1枚5万円以上と高価です。家づくりでは金銭感覚が麻痺しそうになりますが、5万円は一般的には高額です(kikorist夫の1か月の小遣いの2倍です)。

収納のドア、必要ですか?洗面所のドア、必要ですか?

どうせ開けっ放しになるなら最初から付けないほうがいいのでは?

私たちはウォークインクローゼットの扉2つ、玄関シューズインクローゼットのドア、書斎のドアを減らしました

kikorist妻
kikorist妻

寝室のクローゼットのドアは今の家では開けっ放し…。

毎朝開けて閉めては面倒で…。

3畳の書斎のためにエアコンを付けるのはもったいないため、書斎を使う際は、隣のセカンドリビングのエアコンを利用します。夏・冬開けっ放しになることを考えると、年間半分以上は開けっ放しになります。

建具の削減だけで20万円の減額です。もちろん本当に必要なら付けるべきです。kikorist夫婦も猫ゾーンを分けるために必要なドアは付けました。

また、建具は、引込み戸>引き戸>開き戸の順に高くなります

それぞれ1~2万円の差額があります。開き戸は開く際にスペースが必要というデメリットがありますが、防音性・気密性が高いなどのメリットもあります。そして安い。

引込み戸・開き戸のメリットは、開くペースが不要/開けっ放しでも邪魔にならないというメリットがありますが、開けっ放しにすることが多いのであれば、最初から削除することも検討してみるといいと思います。

方法7:エアコンの隠蔽配管をやめる

エアコンの隠蔽配管は、エアコンの配置を自由にするという面ではメリットがありますが、配管費用は高額です

また、設置も施主支給を断られてハウスメーカーに限定されることも多いです(もちろん本体も取り付け費もハウスメーカー経由のほうが高額)。

住友林業では設置階によって配管費用が変わりますが、隠蔽配管1か所あたり6~8万円が発生します(エアコン本体代は別途)。露出配管ならスリーブ代の5,000円で済みます。

エアコンの寿命は無限ではありません。10年~15年で交換が必要ですが、隠蔽配管の場合、家電量販店では設置を受けてくれないケースや、受けてくれても追加費用が発生するケースがほとんどです。

配管の途中で水漏れなどが発生すると、不具合箇所の特定も大変です(ハウスメーカーであれば大丈夫と言われましたが…)。

本当にどうしようもない場所だけ隠蔽配管にして、露出配管に変更出来る場所は露出配管にしましょう

kikorist夫婦は3か所の隠蔽配管を露出配管に変更して、22万円節約しました。

もちろん露出配管なら家電量販店で購入して取り付けが可能です。ハウスメーカーよりも安い上に、家電量販店の長期保証が付けられます

ハウスメーカーだと保証は1年~2年です。

方法8:靴箱をやめる

靴箱、必要でしょうか?

玄関に靴箱を置くよりも、土間収納にしてその中に稼働棚を付けるのも一案です。土間収納のほうが靴に加えてベビーカーやキャンプ道具などを置けたりと、メリットが大きい場合もあります。

住友林業標準の住友林業クレストのコの字型のトール収納は約9万円ですが(ローカウンタータイプであれば約6万円)、土間収納にしてしまえば靴箱代の9万円が減額されます。

もちろん靴箱にもメリットがあるため、どちらが生活スタイルにあっているか、検討してみてください。

「靴箱=あって当たり前」ではありません

ちなみに靴箱がなくても小物は飾れます。kikorist夫婦は玄関の壁にニッチを付けて飾り棚にする予定です。

方法9:造作家具を見直す

造り付けの家具は高額です。ニトリやIKEAで揃えば半額~1/3になります。

もちろん造作家具の見栄えや収まりは最高です。テンション爆上げ間違いなしです。

でも、高額なのも事実です。壁固定だと模様替えや壊れたとき、傷ついたときの交換も容易ではありません

例えば、目立つ場所や使用頻度の高い場所だけに絞ることも検討してみてください。

kikorist夫婦はリビングのスタディースペースは夫婦も使うので、見栄えが大事と考えて造作にしましたが、寝室デスクや書斎デスク+本棚は仕分け対象です。

寝室デスクや書斎デスク+本棚を仕分けるだけで35万ほど節約できます(今のところは寝室の10万円で、書斎を最終的に仕分けるかは調整中ですが…)。

方法10:収納レイアウトを見直す

同じ収納スペースでも、レイアウトを工夫することで収納力のアップが可能です

逆に同じ量を収納するならスペースの削減=費用の削減が可能です。

下記は実際にkikorist夫婦のウォークインクローゼットの収納のレイアウトを変更した例です。

同じ広さの収納スペースでも、0.375坪増えました。普通に0.375坪の収納スペースを作ろうとすれば、坪単価80万円のハウスメーカーなら30万円です(ちょっと乱暴な計算ですが…)。

一番効率のいいレイアウトは何か、考えてみるといいと思います。

見積金額を節約する方法のまとめ

10個の方法を紹介しましたが、これらを駆使することで、kikorist夫婦はざっと計算できるだけでも300万円くらいは削減しています(検討段階でやめた片流れ屋根は含めず)。

一番効果が大きいのは建築面積の削減で、1フロアわずか0.75坪ですが、3フロアあるために合計で2.25坪の削減となり(そのうち1/3は3階の屋根で部屋ですらなかった場所なので、実質室内は1.5坪減らしたのみ)、これだけで200万円強減らしています。

私たちの場合、節約した金額を間取りの拡大や、窓のグレードアップ、設備の充実に回しているため、節約額ほどは減っていません(それでも70万ほど減らしていますが…)。

結果として費用はそれほど変わらなくても、満足度は段違いです

不要なものを減らして、欲しいもの/必要なものを増やしているので、満足度アップ効果が非常に大きいのは当然と言えば当然です

もちろん、減額だけで終わらせて、浮いたお金を旅行や食事や車に使うのも自由です。不要なものを減らして欲しいものを手に入れるという意味では同じです。

家づくりは等価交換と書きましたが、何かを導入するための費用の大小と、その必要度は必ずしも比例しません(ここが大事)。

必要でないものを削減して資金を捻出し、その資金で必要なものを導入することで、家づくりの満足度は飛躍的に高まります

参考になれば幸いです。


kikorist妻
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私たちが参考にした住友林業の施主ブログの一覧はこちら
既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。

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kikorist夫
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東京都在住の30代夫婦。2020年12月に住友林業と契約、2021年10月竣工を目指してマイホームを建築中。新邸のコンセプトは、使い勝手を第一に、シンプルモダンで落ち着ける空間を目指しています。
家づくりの質問などはお気軽にどうぞ!TwitterのDMやブログのコメント/問い合わせでも結構です。出来るだけ回答させていただきます。

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