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この記事では、住友林業のニッチの仕様とkikorist新邸で採用したニッチについてまとめます。
なお、住友林業の仕様シリーズについては、こちらから記事一覧としてご覧いただけます。
そもそもニッチとは?
kikorist夫婦は、恥ずかしながら家づくりをするまで「ニッチ」という言葉を知りませんでした。
マイナーなこと?「ニッチ産業」とか…。
普通はそうなるよね…汗
建築でいう「ニッチ」とは、住宅の壁面にくぼみを作り、スペースを設けることです。
ちょっとした収納や飾り棚としても利用できるので、あると便利なものです。しかもニッチのいいところは、壁面に埋め込むので、余計なスペースを取らずに空間効率がいいこと。
センスよく使えば一気に家がオシャレに!
住友林業でニッチを入れるには?
kikorist新邸の当初の間取り案にはニッチは存在しませんでした。
他の方は分かりませんが、我々から「ここにニッチを作ってください!」という要望をすることで入れていただきました。
ニッチも提案工事(=有料オプション)になりますから、ハウスメーカー側も積極提案しにくいのかもしれません。
でも、知らないor言わないと入れてもらえないのは、後から後悔しそう…。
住友林業でニッチを入れる方法は2つ
あります。
1つは、住友林業クレストがラインナップしている既製品のニッチを入れる方法。壁面埋込収納とセットでカタログに載っています。
もう1つは、大工さんに現場で大工工事で作ってもらう大工工事で作る方法です。
既製品(住友林業クレスト)のニッチ
棚板にニッチの上部に照明を仕込んだもの、エンジニアリングストーン(人造大理石)を使ったものや、窓枠タイプなど豊富にラインナップされています。
既製品のメリット
既製品のデメリット
ニッチは大工さん泣かせと言われる手間のかかる工事で、小型のニッチを作るのであれば既製品を使用したほうが安く仕上がります。また、サイズなどの面倒なことを考える必要が少ない(高さは検討する必要はありますが…)のはメリットと言えます。
ただし、既製品の場合は、長さ・高さ・奥行きを変更することはできません。例えば、デザインニッチのシンプルタイプの場合、2サイズがラインナップされていますが、そのサイズからは幅・高さ・奥行全てが変更できません。
ちなみに、住友林業クレストのニッチには、トイレや玄関、リビングなどで使える壁面収納タイプのニッチ、リモコンニッチなど豊富にラインナップされています。
手軽に壁面収納が作れるのは、住友林業クレストならでは。
住友林業クレストなので、色も豊富にラインナップされています。
どんな床材やテイストにも対応できます。
大工工事のニッチ
大工工事はあらかじめ設計した寸法にあわせて、大工さんに現場で作ってもらうニッチです。
大工工事のメリット
大工工事のデメリット
大工工事でのメリットは、何と言ってもサイズやデザインが自由だということです。
逆にわざわざサイズやデザインを決めなければいけないことをデメリットと思う人がいるかもしれません。
また、ニッチの奥行きなどがない場合など、小さな照明など精密な作業が必要な場合は現場では加工できないことがある点も注意が必要です。
大工工事でのニッチは、石膏ボードをカットしたり、枠を作ったりの手間暇がかかるので、小さなニッチでは割高になりがちです。一方、大きくなってもそこまで工事の手間が変わるわけではないので、大きなサイズになると(棚板などが増えない限り)大きい既製品を入れるよりは安くなります。
大工工事の場合、ニッチの下側は必ず板材になります。クレストの標準色から選択しますが、床材と合わせるのが基本(もちろん違い色にしてもOK)。
kikorist新邸に導入したニッチ
上記踏まえて、kikorist新邸に導入したニッチを紹介したいと思います。
大工工事のニッチを入れたのは3か所。1階玄関、2階洗面所、2階ダイニングです。
住友林業クレストの既製品を使ったのが3階トイレです。
大工工事が多めなのは、やはりサイズやデザインを自由に設計したかったからと言うのが大きいです。また、大工工事であれば奥行きも9cmほど取れるので、よりディスプレイ向きだと思います(既製品だと7cm程度)。
大工工事のデザインは3Dマイホームデザイナーで作成しております。3Dマイホームデザイナーについて詳しく書いた記事はこちら。
1階玄関
1階玄関は雑貨を飾るためのスペース。kikorist夫的にはあってもなくても…というところでしたが、kikorist妻の絶対的希望により設置しました。
冬はスノーマンなどを飾るのだ!
そういえば引き渡し予定は12月。
※外構が増えた関係で少し伸びた…
新邸では靴は全部土間収納に入れることして、シューズボックスはなしにしたので、ディスプレイスペースとしてはちょうどいいかなと思います。
サイズとしては幅40cm×縦37cmで、A4サイズの写真を縦でも横でも飾れることを念頭に設計しました。
2階洗面台
2階洗面台のニッチは2段になっています。
こちらは電動シェーバーの洗浄機や電動歯ブラシ、ワックスなど普段使いのものを置く予定。
コンセントは奥の方がスッキリすると思うのですが、水はねなどのリスクを考えて手前にしました(なお、ニッチ内は奥行が足りずコンセント設置不可)。
2階ダイニング
ダイニングにはリモコンニッチとブックディスプレイを兼ねたニッチを入れました。
ダイニングのニッチはkikorist夫と設計氏の共作です。
アイディアとだいたのイメージを伝えた上で、設計氏が詳細図面を作成。
各種リモコンの配置はkikorist夫。
リモコンの配置をシミュレーションしていたら、どうやってもリモコンが不揃いになるので、思い切ってEcho Show 5の設置スペースを設けました。現宅でリビングのサイドテーブルで使っているEcho Showは新邸ではここに設置されます。
Echo ShowのACアダプタは意外と大きくて、ニッチ内に設置すると目立ちすぎるので、ニッチ裏面の猫収納にEcho Show用のコンセントを設置して、裏面から配線孔を通してケーブルを引き回す方法にしました。
下段はA4版の本が飾れるスペースになっています。キッチンの横ですので、主にレシピ本を置こうと思っています。
3階トイレ
3階トイレには壁面埋込収納のユーティリティータイプを設置しました。
本来サブのトイレにはサニタリーラックが標準で用意されているのですが、サニタリーラックは白しか選択できないため、カラバリ豊富なユーティリティータイプを選択。
サニタリーラックは1万2,000円ほどで、ユーティリティータイプは1万5,000円ほどです。パイプの有無など若干違いますがほぼ同じですので、ウォルナットが選択できるユーティリティータイプを選びました。
ニッチの価格/料金は?
ニッチは住友林業の標準仕様には含まれていません
ので、追加する場合は提案工事となります(標準のロータンク式トイレには手洗い付きの埋め込み収納、分離型のトイレにはサニタリーラックが標準で付きます)。
住友林業クレストの商品については、サニタリーラックとユーティリティータイプ以外の価格の詳細は分かりませんが、大工工事であれば1か所3万円前後です。
高いわけではありませんが、付けすぎるとチリも積もればとなる金額ですので(3か所付ければ10万円…)、必要な部分に絞って追加するのがいいのではと思います。
参考になれば幸いです。
既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。