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着工合意直前になりましたが、直前になって天井の仕様変更をしたkikoristです笑
だって展示場のこの特注のリブ軒天めちゃくちゃカッコイイんだもの…笑

展示場にあった特注のリブ軒天
費用も目玉が飛び出るような金額ではなかったので、見積を依頼。
リブ軒天についてはまたの機会に紹介したいと思いますので、本日は新邸の書斎についてです。
ほぼ着工合意時の間取りが確定できたため、今回から内覧会(着工合意前)として、新邸の各スペースを紹介していこうと思います。
なお、パースについてはマイホームデザイナーで作成しています。マイホームデザイナーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
書斎の目的
コロナ禍で、リモートワーク(テレワーク)用に書斎を設けるのが人気のようですが、kikorist新邸にも書斎を設けています。
主に使うのはkikorist夫。昨年から週3~4日はテレワークとなっており、これはコロナが終息した後も継続されると思っています。
現在は4畳程度の小部屋(通称:猫部屋)でソファとローテーブルで作業していますが、やはりしっかりしたデスクで集中できる環境を構築したいと思っています。PCデスクは別途寝室にあるのですが、やはり寝室だと集中力があまり出ないのです。
テレワークに加えて、趣味の写真編集やブログの執筆にも使えるということで、専用の書斎を設けることにしました。
書斎の間取りとコンセプト
書斎は3階に配置
しました。これは単純に1階が寝室+玄関+ビルトインガレージでいっぱいいっぱい、2階はLDKと水回りでいっぱいいっぱい、ということで自然と3階になりました。

3階の書斎スペース
図面上は「DEN」と表記されます。「DEN」とは、巣、ほら穴を意味する英語「DEN」からきた言葉で、書斎や趣味を楽しむための部屋という意味で使われる言葉だそうです(SUUMO住宅用語大辞典)。
広さは3畳とコンパクトな部屋です。
書斎のコンセプトは個室ブース。どのような環境が集中できるか、好みなのかは個人によって全く変わると思いますが、kikorist夫は狭くて暗くて、三方向が壁に囲まれた個室ブースのような環境が好みです。

開放感とか明るさとか一切不要。
モニターだけに集中できる環境が好き。
子供の勉強は子供部屋もしくはリビングのスタディスペースがあるため、書斎は完全にkikorist夫の好みで作りました。

私は3階のセカンドリビングでチェアにかけながら本を読んだり、2階リビングのスタディスペースで勉強する予定。
窓も高窓で最低限の大きさです笑

書斎の窓は高窓のみ
わずか3畳の書斎のためにエアコンを付けるのはもったいなかったので、隣のリビングのエアコンで空調は賄う計画です。そのため、書斎の出入口には扉を設けませんでした。

3階の書斎スペース

夏と冬、つまり1年の半分空調のために扉を開けっ放しにするなら扉なしで。

これで5万円の節約!
ただ、万が一リビングのエアコンでは物足りないというときに対応できるよう、書斎内に露出配管用のスリープだけは設けました。
建具がない関係もあり、書斎の壁紙は3階リビングと同じです。

書斎とリビングの壁紙は同じ
壁がルノンのRH-7742、天井が同じくルノンのRH-7745です。

けっこう暗めですが、むしろ好み。
壁にはスポット照明があるので、デスクライトは不要
。照明は壁付けなので、デスクを広々使えて、作業に必要な明るさも確保しています。

壁付けのスポットライトを2つ設置
書斎のレイアウト
実は、書斎のレイアウトは途中で大幅に変わりました
。
当初のレイアウトはこんな感じで、クレストのブックシェルフがある以外は大き目のL字の造作デスクとブックシェルフがあるだけのシンプルなレイアウトでした。

当初の書斎

今見るとけっこうシンプル…。
というか殺風景。
ちなみにL字デスクの奥行は南側が60cm、西側が45cmです。
ところが、打合せがだいぶ進んだ段階で設計氏からコメントが…。

トイレの換気口を壁の外に出すにあたって、どうしても天井を下げなければいけないのですが、書斎の天井を一部下げてもいいでしょうか?
話を聞くと、3階のトイレを家の中央にしたため、外壁に向かって換気用の配管を通す必要があるのですが、3階の場合は屋根が邪魔になるため配管を天井上を通すことが難しく、配管を通すためには天井を下げなければならないとのことです。

トイレの換気用配管を通すため、書斎の天井を一部下げる必要がある。
トイレが外壁側にあればそのまま換気扇を外に繋ぐことができましたが、すでに間取りの調整は不可(そもそも現在の間取りがベストなので配管のために間取りを変更したくない…)。
とはいえ、配管が通る書斎の天井を一部下げるとこんな感じに…。マイホームデザイナーですぐにパースが検討できるのは本当に便利です。

配管スペース部分の天井を下げた状態

うん、とってもカッコ悪い。
kikorist夫はマンションの無駄に出っ張った梁も基本的に許せないタイプ。

大雑把なくせに変なとこ細かいわね。
大きなリビングを作っても柱や梁が出来ることがない、BF構法の住友林業を選んだのはそういった理由もありました。
とはいえ、換気をするためにはどこかの天井を下げる以外に手段がなく、その場では下げる方向でOKを出しました。
しかし、どう考えてもデザイン的にはナシです。何度も見ますが、美しくありません。

配管スペース部分の天井を下げた状態
と、いうわけで帰宅後kikorist夫がしばし一人で検討した結果、「どうせ下げるなら天吊り棚を付けてがっつり下げてしまえばいいのでは」という考えにたどり着きます。
配管のために下がる天井のラインに合わせて、ブックシェルフの位置も変更します。
ただ、天吊り棚とシェルフの奥行は27cmなので、そのままではデスクの奥行45cmとは合いません。
そこで、L字デスクの奥行(45cm)にあわせて、天吊り棚とシェルフの出面を合わせるために、天吊り棚とシェルフ部分の壁を18cmふかします。

デスクと収納の面を揃えるために壁をふかす
18cm壁をふかした部分に奥行27cmの天吊り棚とシェルフを設置することで、奥行45cmのデスクの面が合いますので、見た目が綺麗に揃います。

ふかした面に収納を配置すると、デスクと面が揃う

ラインを揃える/少なくする、出面を揃えるのはデザインの基本。意識するとしないでは見た目の印象が全く異なります。
以上をパースと平面の展開図にして送ったところ、設計氏が微調整して完璧に仕上げていただけました。

kikorist夫が作成して設計氏に送った展開図
こちらが設計氏が書いた展開図です。

設計氏の手書きの展開図

手書きでここまで細かい仕事ができるとは…!!
形としては綺麗になりましたが、壁紙が当初のままだと少し違和感があります。

壁紙は違和感が残る
そこで、PC作業面と収納面の壁紙を天井と同じルノンのRH-7745に変更しました。

よりダークな雰囲気に…。

より個室ブース感が強まって好みになりました。
なお、入り口向かって左側の壁はベージュのままです。
コンセント・照明
書斎は使用する周辺機器も多いので、コンセントは多めにつけています。
カウンター上に5か所、カウンター下に2か所にしました。
別途液晶モニターを壁掛けするために補強も入れています。

壁付けのスポットライトを2つ設置
照明は天井にダウンライト1灯と壁付けのスポットライトを2か所に付けています。明るさも必要十分。
なお、床材はキャスター付きの椅子を使うことを考慮して、住友林業標準の耐傷性フロア=突板フローリングにしています(標準仕様のため差額はなし)。
書斎の費用
書斎のカウンター、収納は全て住友林業クレストの造作で、全額提案工事です。
カウンターとフリーシェルフはラバーウッド集成材のカウンターで、天吊り戸棚とブックシェルフはチェスターフィットです。
費用は以下の通り。
- 壁補強:23,302円
- インテリアシェルフ:42,800円
- エンドパネル_シェルフ用:7,000円
- シェルフ棚W82cm:30,330円
- シェルフ棚W41cm:23,760円
※シェルフは82cm幅と41cm幅を組み合わせて123cm幅にしています。 - 天袋W77cm:29,130円
- 天袋W41cm:26,960円
- カウンター:101,019円
- 壁ふかし:52,910円
合計:311,011円
項目別では壁ふかしが複雑な形状になっているのでかなりお高いです。

ふかし壁の形状が複雑

これはデザイン上仕方なし。
また、住友林業クレストのフリーカウンターはかなり分厚くてしっかりしている分、お値段もかなり高いです。

収納より高い…。

質感はすごく高いのですが、値段が高すぎるのが玉に瑕。
カウンター面積に応じた金額になります。
ただ、当初は高額なカウンターの面積が非常に大きかったので、当初案からの差額は5万円以下です(当初案はカウンターだけで16万もしていた…)。
収納力もアップして、見た目・使い勝手もよくなってこの差額なら結構アリかも、と思っています。

比較対象がおかしいの。
当初案が高すぎるだけよ。
書斎の造作家具は安くはありませんので、途中仕分け対象になってりもしましたが、リモートワーク部屋=収入を生む部屋ということで、モチベーションアップのために奮発しました。
書斎のまとめ
集中できる環境は人それぞれ
。そのスペースを自由にデザインできるのは注文住宅の大きなメリットだと思います。
また、書斎はリビングなどの家族の共用スペースなどと違って、割と利用する個人の好みで仕上げられるパートです。自分のテンションが一番上がるように作るのが一番だと思います。
トイレの換気用配管で下がることになり、一時はどうなるかと思いましたが、結果的には修正前よりも収納力もアップし、囲まれ感もアップして理想の書斎に仕上がったと思います。

好みのデザインに仕上げた書斎
参考になりましたら幸いです。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。

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