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注文住宅の打ち合わせに登場する「インテリアコーディネーター(Interior Coordinator:略してIC)」について疑問を持っている方も多いようです。
私たちも疑問に思ってました笑
プライベートも含めて今まで関わったことがないので…
申込をすればプラン作成で設計士は必ず登場しますが、インテリアコーディネーターは基本的に契約後に登場・紹介されることが多いはず。
この記事では、住友林業におけるインテリアコーディネーターとの打ち合わせについて、疑問に答える形でまとめています。
なお、住友林業の仕様シリーズについては、こちらから記事一覧としてご覧いただけます。
住友林業におけるインテリアコーディネーターの役割は?
住友林業におけるインテリアコーディネーターの役割は、①家具、②照明・スイッチ・コンセント、③カーテン・壁紙の3つです。
家具
住友林業に限らずめ大手ハウスメーカーは、カリモクや柏木工、arflex、富士ファニチャー、フクラ、マスターウォールといった有名家具メーカーと提携を行っています。
ハウスメーカー経由でこれらの家具を購入することで、商品の割引が受けられます。インテリアコーディネーターからは提携家具メーカーの扱い商品から、設計中の新居に合う家具を提案していただけます。
希望があれば家具メーカーのショールームに同行もいたします。
私たちのIC氏は若い女性の方で、一緒に家具巡りの旅をするのが楽しみです。
割引はもちろんですが、各メーカーの豊富な商品知識の中から新居にマッチする家具を紹介してくれたり、搬入・設置スペースについても、住友林業と家具メーカーでやり取りしながら検討ができるので、「実際に配置してみたら大きすぎた(小さすぎた)」「搬入しようとしたら階段が通らず、クレーンでベランダから上げることになって余計な出費がかかった」といった事態を防ぐことができます。
コロナウイルスが拡がる前は、数ヵ月に一度提携家具メーカーの商品を集めたインテリアフェアが開催されていましたが、コロナウイルスの感染拡大にともない現在は中止になっています。
そのため、現在は各社ショールームでの案内となっています。
照明・スイッチ・コンセント
住友林業では、照明に加えてスイッチ・コンセントについても、インテリアコーディネーターが担当します。
調光・調色、人感センサーや換気扇といった機能面に加えて、どんな照明が新居に合うかといった点も提案・アドバイスしてくれます。その際は、照明の数・明るさに配慮しつつ、配置や最適な照明プランを提案いただけます。
提案するメーカーは幅広く、スイッチであればPanasonicに加えて神保、照明はPanasonic/大光電機/コイズミ/オーデリックといった一般的なものから、ヤマギワ/デザイナー照明など多岐に渡ります。
カーテン・壁紙
カーテン・壁紙、そのほか内装のカラーコーディネートもインテリアコーディネーターの担当
です。
住友林業標準のクロスに加え、支店ショールームには各クロスメーカーの豊富な壁紙見本帳が揃っています。
壁紙以外にも、キッチンの面材や床、タイルなど内装のコーディネートは全て相談が可能です。
kikorist夫婦の場合は、タイルやタイル目地、フロアタイルなども相談していました。
カーテン・ブラインド・ロールスクリーンもインテリアコーディネーターの担当です。内装・設置する部屋にあわせたメーカーの商品やカラーを提案いただけます。
ちなみにkikorist新邸ではリビングは見た目重視で木製ブラインド、そのほかの部屋はロールスクリーンにしています。
※子供部屋はカーテンレールのみで施主支給。
住友林業のインテリアコーディネーターはいつから登場する?
私たちがインテリアコーディネーターと初めてお会いしたのは、建築請負契約手結後の2回目の打ち合わせでした。
基本的には建築請負契約締結前には登場しない、もしくは登場しても挨拶だけといったケースが多いようです。
インテリアコーディネーターとの打ち合わせはどんな感じ?
最初の打ち合わせ時に、こんな家にしたい/こんな家が好きといったイメージの共有を行い、その上で住友林業標準のクロス集を渡されて自宅で検討するように伝えられました。
標準のクロス集は借りたものの、標準のクロスではいまいちな場所も多かったので、新邸ではほとんどの場所が標準外のクロスになっています。
私たちが選んだクロスについてはこちらの記事をご覧ください。
間取り・設備仕様の打ち合わせと同時並行で、インテリアコーディネーター氏とのクロスやスイッチ類の打ち合わせを行います。
この際、設計氏とインテリアコーディネーター氏は必ず同席しており、どちらかだけと打ち合わせる、ということはありませんでした。
お二人からプロの意見が聞けて有難かった。
クロスの打ち合わせ時には、最初の打ち合わせで我々の好みをインテリアコーディネーター・設計氏に伝えて、標準クロスの見本帳、各メーカーの見本帳も見ながら、A4判のサンプルを取り寄せる生地を選定。翌週の打ち合わせでは、届いたサンプルで床材やキッチンの面材との相性のアドバイスを受けながら、クロスを選定していく作業を4~5回繰り返していきました。
翌週になると、前回選んだものから変えたくなったりするので、納得がいくまでじっくり時間をかけました。
また、照明・スイッチ・コンセントについても、クロスと同時並行で打ち合わせが始まります。1階から順番に、どこにどんな照明/スイッチ/コンセントを設置するのかを決めていきます。
スイッチも4~5回は打ち合わせていると思います。
カーテンの打ち合わせは基本設計(窓の大きさや位置)が確定した少しあとに、打ち合わせがありました。
私たちの当初のイメージでは、設計氏とのやり取りが終わってからインテリアの打ち合わせが始まるのかと思っていましたが、実際は設計と完全に同時平行で毎回何らかのインテリアの打ち合わせをしていました。
家具については、請負契約ではなく売買契約になるということで、着工合意後ゆっくり検討する予定。
インテリアコーディネーターはどんな人?
kikorist夫婦の担当インテリアコーディネーターは若い女性の方です。ちなみに、住友林業のウェブサイトを見ても女性の方が多いようです。
kikorist夫婦の担当インテリアコーディネーター氏はこちらの意見を尊重しつつ、的確にアドバイスをいただけるのでとても助かっています。
やめたほうがいいことはちゃんと指摘してくれるので、とても信頼できます。
インテリアコーディネーターは指名できる?
私たちの場合は特に指定していません。営業担当氏に人選はお任せです。
優秀な営業担当氏に全幅の信頼を置いているので。
相性が悪い場合は、設計士同様に交代もお願いできます
が、そうならないようにあらかじめ営業担当には、内装のテイストの好みや、どういう人に担当して欲しいかなどをはっきり伝えておくといいと思います。
経験豊富なベテランがいいのか、同じくらいの年代で感性が近い方、若くて流行に敏感な方、モダンが得意な方、洋風が得意な方、色々いらっしゃいます。
ミスマッチが起きると、お互い不幸なので意識しておきたい点です。
インテリアの好みなどを伝えるタイミングは、お願いもしやすい契約前のタイミングが一番効果的だと思います。
インテリアコーディネーターからはどんな提案があった?
色々提案をいただいており、アドバイスに至ってはほぼ全ての部分でいただいているのですが、強いてあげるなら、3階のリビングのクロスはインテリアコーディネーター氏から薦められたクロスをそのまま採用しました。
3階リビングはスタバのようなカフェスペースにしようと思っていましたが、当初私たちが主に見ていたサンゲツではイメージ合う壁紙が見つかりませんでした。
見本帳はこんなに持ってるのに…。
そこでインテリアコーディネーター氏から提案いただいたのがルノンの壁紙。
ルノンはサンゲツのクロスで十分だと思っていた私たちにとっては完全な検討外だったのですが、夫婦ともに気に入って一発で採用となりました。
IC氏に感謝!
そのほか、ロールスクリーンやブラインドもインテリアコーディネーター氏のオススメ商品をそのまま採用しています。
カラーは壁紙や床との相性を見ながら、IC氏と相談して決定。
照明もベースはインテリアコーディネーター氏提案のものが多いです。
kikorist新邸での顔であるエントランスホールホールの鉄骨階段と背面のエコカラットをダクトレールに取り付けたスポットライトで照らす案は、インテリアコーディネーター氏の発案です。
ダクトレールだけ住友林業施工で、スポットライトは施主支給するというコスト削減にも貢献している提案で、素晴らしい!
ほかにも、センサー内蔵のダウンライトには、Panasonicと大光電機があるのですが、大光電機のほうが見た目がスマートだということを教えていただき、アドバイスに沿って大光電機を採用しました。
確かに大光電機の方がセンサー部分が目立たない感じ。
色々詳しくて助かる!
インテリアコーディネーターを上手に活用するにはどうしたらいい?
私たちの場合は積極的に提案いただけましたが、Twitterを見ていると積極的な提案がなく残念に思われている施主の方も多い印象でした。
住友林業にはせっかくインテリアコーディネーターがいるので(一条工務店のようにインテリアコーディネーターがいないハウスメーカーもあります)、どうせならプロの意見や知識を家づくりに反映したいところです。
そのためには、3つのことが重要だと思います。
1つ目は上でも書きましたが、あらかじめインテリアコーディネーターはどんな方がいいのか、営業担当にしっかり伝えておくこと。
インテリアコーディネーターの得意なテイストと施主がミスマッチだと、インテリアコーディネーターも積極的に提案がしにくいですし、施主側もミスマッチを感じて意見を採用しにくくなります…。
そしてどんどん気まずい感じに…。
2つ目は、インテリアコーディネーターに最初に会った段階で、積極的にどんどん提案してほしい旨をはっきり伝えること。インテリアコーディネーターも人間ですので、提案していいかどうか迷うケースもあると思います。
最初に施主から「プロの目線で遠慮なくどんどん提案してください」と告げるだけで、インテリアコーディネーター氏の心理的ハードルが下がるのでは、と思います。
最後の3つ目が、施主が仕様をガチガチに決めすぎないということ。どうしても採用したいものは別ですが、施主が型番などまで詳細にこだわってしまうと、インテリアコーディネーターも別の提案がしにくくなってしまいます。
あくまでテイストだったり色の系統をふんわり伝えて、「それに沿ったいい感じのものを提案してください」と提案を仰ぐようにするとインテリアコーディネーターも提案しやすいのではないかと思います。
相手の方も人間だということを意識して、提案してもらいやすい雰囲気にしましょう。
インテリアコーディネーターの意見は採用しないとダメ?
インテリアコーディネーターからたくさんの提案やアドバイスがありますが、インテリアコーディネーターのアドバイスに従わないとダメ、ということはもちろんありません。