当ブログ「kikorist日誌」は、kikorist夫婦が住友林業で注文住宅を建てる過程や、家づくりのこだわりポイントを発信・紹介するブログです。
住友林業を検討中の方はもちろん、これから家づくりを始める全ての方に分かりやすく情報を伝えていきたいと思っています。
家づくりに関するリアルタイムの情報、ブログに書ききれない住友林業の小ネタはTwitterでも日々発信していますので、よろしければフォローお願いします。リプライなど交流も歓迎です。
この記事では、住友林業で標準仕様および提案仕様(=オプション)で選択できる、TOTOとLIXILのトイレについて解説します。
なお、住友林業の仕様シリーズについては、こちらから記事一覧としてご覧いただけます。
住友林業で選択できるトイレはTOTOとLIXIL
住友林業では、トイレはTOTOが標準で、提案としてLIXILからも選択可能です(同じクラスの商品ならLIXILとの差額はわずかなので事実上両方とも標準と考えていいと思います)。

TOTOのトイレのカタログ
両方ともトイレのシェアでは二分するほど人気なので、細かい違いはありますが、どちらを選んでも問題ないと思います。
標準では、メインフロアのトイレがローシルエットのタンク式、サブフロアが分離型のタンク式のトイレになります。

いきなりローシルエットとか言われても意味が分からない…。
住宅設備に詳しくない、トイレ初心者にも分かるように教えて。

普通はそうなりますよね。
kikorist夫婦も最初はそうでした…汗
と、いうわけでトイレの形状の解説です。
トイレには大きく分けて、タンクレスとタンク式があります。
タンクというのは、便器洗浄用の水を貯めておくタンクのことです。

便器の後ろにあるのが洗浄用の水を貯めておくタンク(出典:TOTO)
タンクレスというのは、このタンク式トイレの後ろにある四角いタンクが無いため、かなりスッキリとした見た目になります。

タンクレストイレ(出典:TOTO)

タンクがないと、スタイリッシュに見えるわね。
ちなみに、住友林業で標準となっているローシルエットのタンクは、タンクはあるものの、タンクを薄い形状にすることでタンクレストイレの見た目に近付けたものです。便器本体に手洗い器は付きません。

住友林業のTOTOタンクレストイレ

住友林業のTOTOタンク式トイレ
タンクレストイレは水の流し方の構造がタンク式トイレと異なる水道直結式で、水道水の水圧で流す仕組みになっており、連続で流すことも可能です(タンク式の場合はタンクに水が溜まるまで待つ必要があります)。
また、タンクレストイレはメーカーの中でも上位商品に位置付けられており、多機能洗浄や脱臭・消臭など多彩な機能を搭載しており、流す水の量も1回あたり3.3~5リットル前後の節水仕様となっています。
タンクレストイレのメリット
一方でタンクレストイレにはデメリットもあります。
タンクレストイレのデメリット
デメリットとしては主に上記2つになります(水圧が弱いと設置できない、というのもありますが、ハウスメーカーで建てる場合は設計段階で考慮しているのでデメリットにはなりません)。
停電時に水が流せないのは、タンクレストイレは常に水道から水が供給されており、給水を電気で制御する「電磁弁」によって水の出入りを制御しているため、電磁弁を制御するための電気が途絶えてしまうと、給水ができなくなってしまうためです(排水は可能)。
ただし、これも対処方法があって、タンクレストイレの側面カバーを外すとレバーがあって、そのレバーを操作することで手動での給水が可能です。したがって、「停電時に水が流せない」 わけではありませんので、そこまで心配する必要がないと思います。
それより問題なのは、手洗いが付いていないという点です。タンクレストイレ(もしくはローシルエットタンク)の場合、別途手洗いを用意するか洗面台を近くに置く必要があります。
住友林業の場合は、メインフロア用にトイレ用洗面台が1つ付いていますので問題ありませんが、サブフロア用のタンク式トイレをタンクレストイレに変更にして、洗面台もトイレに追加する場合、タンクレストイレに変更する便器の差額だけなく、洗面台(+給排水工事)の費用も追加でかかるので、工事費用が高額になります。

追加の洗面台は給排水工事も含めると最低5万円程度は追加でかかります。

サブフロアもタンクレスもしくはローシエルエットにしたい場合は、手洗い器の費用も見ておくか、近くに洗面台を設置するかなどの対応が必要です。
住友林業の標準のトイレ(TOTO)
住友林業の場合、メインフロアはTOTOのローシエルエット型が標準となります。

住友林業の標準のトイレ(メインフロア)
機能的にはオート開閉もウォシュレットも付いているので、これで問題ないという方も多いのではないかと思います。
サブフロアは分離型のタンク式トイレです。

住友林業の標準のトイレ(サブフロア)
kikorist夫婦的には差額1万5,000円ほどでグレードアップできる一体型をオススメしたいです。

提案仕様のタンク式一体型便器
分離型と比較して、ウォシュレットの操作がリモコンになる&タンクと便器の隙間がなくなるので、見た目がスタイリッシュになるだけでなく掃除のしやすさが全然違います。

タンクと便器の間にホコリや汚れが溜まるのよ…。

リモコンになれば側面もスッキリして、掃除もしやすい。
こちらが住友林業のTOTOのトイレのラインナップです。

住友林業のTOTOトイレ

左に行くほど高額・高機能になります。
提案仕様でローシルエットからタンクレスレストイレにグレードアップすることも可能ですが(もちろん提案工事で追加費用となります)、ローシルエットからタンク式一体型にして、洗面台を節約すれば、便器と洗面台の両方が減額となります。
機能一覧はこちら。

TOTOのトイレの機能比較
住友林業のオプションのトイレ(LIXIL)
住友林業ではLIXILのトイレも選択可能です。ただし、同じローシエルエット型/タンク式分離型のトイレでも提案仕様となり、差額が発生します(といっても同じローシルエットで約2,000円と僅かですが…)。

住友林業のLIXILのトイレ

同じく左の方が高機能・高額です。
各トイレの機能一覧はこちら。

LIXILのトイレの機能比較

トイレにどこまで求めるかね…。

LIXILならブラックが選べますが、最上位モデルになるのでもちろん高額に…。
トイレの手洗い/収納
メインフロアはタンク式ローシエルエット型の便器となりますので、標準で住友林業クレストの洗面台が付属します。

標準の手洗い器

掃除道具も入れられるので過不足はない感じ。
提案仕様で木質感のあるタイプにグレードアップも可能です。

提案仕様の手洗い器
サブフロアのトイレは、タンク式一体型で手洗い器が便器に付きますので、手洗いは付属しません。その代わり、収納としてサニタリーウォールが標準で付いています。

住友林業標準のサニタリーウォール
kikorist新邸のトイレは?
kikorisit新邸のトイレは1階はLIXILのタンクレスのサティスS(S75)、3階は同じくLIXILの一体型の自動洗浄付きを選びました。
理由は…

見た目で選びました笑
と、いうことでほぼ見た目です笑。
3階は手洗い器を付けるとそれだけで+5万円になるので、タンク式で検討していて、掃除のしやすさから一体型、あとは見た目とオート便器洗浄があるモデルで検討した結果、TOTOよりLIXILのほうが好みだったため、LIXILになりました。

住友林業のTOTOトイレ

住友林業のLIXILのトイレ
TOTOはタンクが垂直な感じで、LIXILは曲線を描いていて、LIXILのほうが見た目が好きだったという理由。
1階も主に見た目が理由です。オート洗浄が付いていればよく、検討していたNJ2には温風がなく、S75にはオート開閉がなく、迷った結果とりあえず3階にあわせておくか…、という程度の理由です笑
なお、標準仕様からの差額は1階トイレが、161,080円、3階が18,940円(オート洗浄が付いた一体型にしたので少しお高い)でした。

ローシルエルットをタンクレスにするだけで16万円はなかなかね…。
1階トイレは普段の生活でもメインで使用するのと、来客用も兼ねているので、少しオシャレにしてみました。
洗面台も標準の住友林業クレストではなくサンワカンパニーを使ってみたり、タイルを使ったりしています。
詳細はWEB内覧会の記事で解説しています。
3階トイレは、標準のサニタリーウォールからパイプ付き収納(ユーティリティータイプ)というラックに変更しています。

パイプ付き収納(ユーティリティータイプ)
差額は3,000円ほどです。サニタリーウォールは白のみですが、ユーティリティータイプは色が選べるのがメリット。ユーティリティータイプは脱衣所での利用を想定しているため、サニタリーウォールと少し収納の形は違いますが、使い勝手はほぼ同じです。
トイレアクセサリー
トイレアクセサリーは標準でKAWAJUNが採用されています。

トイレアクセサリー(KAWAJUN)
脱衣室や洗面所のタオルレールやタオルリングもこちらか選びます。

ラインナップ
住友林業のトイレのまとめ
トイレにどこまで求めるかは、個人差がかなり大きい部分だと思います。
私たちの場合は、1階は来客用も兼ねており、夫婦の生活上でもメインになるので少しお金をかけ、3階のトイレは完全に家族用ということで、掃除のしやすさやオート洗浄といった最低限の部分だけを重視しました。
参考になれば幸いです。
そのほかの住友林業の仕様についても下記でまとめていますので、気になる方はご覧ください。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。

コメント