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この記事ではkikorist新邸の着工合意時の後悔ポイントを紹介します。
なぜ着工合意の時点で後悔ポイントがあるのか?
そもそも設計や仕様確定の打ち合わせを進めていく中で、「なぜ後悔ポイントが既に発生しているのか」疑問に思う方もいると思います。

気付いているなら修正すればいいじゃない。
住友林業の打ち合わせは、建築契約請負契約と着工合意の間に、「基本プラン決定確認書」というものを挟みます。これは、建物の外郭、構造的に重要な壁や柱、天井の高さ、屋根の形状や軒の出、窓の大きさ、階段の仕様、建具の有無など、基本設計を確定させる合意書になります。

基本プラン決定確認書
打ち合わせ後、まずはこれらの基本設計を決めていくのですが(打ち合わせの詳細はこちら)、この基本プラン決定確認書にサインしてからは、基本設計の変更が基本的にできなくなります。
基本設計に基づいて、建築確認申請を役所に提出するため、以降の変更は図面作成費用や申請費用が改めて必要となる上、建築確認申請の許可が下りる時期も変更になりますので、着工・竣工のスケジュールにも影響してしまいます。
したがって、基本設計については打ち合わせの後半では基本的に変更ができません。

基本設計に影響がない、壁のふかしやニッチの追加などは問題なしです。

もちろん住宅設備や内装についても変更が可能です。
ここまでの説明でご想像が付くと思いますが、kikorist新邸の後悔ポイントは、基本設計に関わる部分です。

気付いた時には「時既に遅し」…。
変更は不可でした…。
kikorist新邸の着工合意時の唯一の後悔ポイント
kikorist新邸の着工合意時点での唯一にして最大の後悔ポイント…それは階段です。
階段と言えば、kikorist新邸の顔というべきカツデンアーキテックの鉄骨階段。

エントランスホール
デザインにはとても満足しているのですが、問題は「階段の幅」。
住友林業は尺モジュール(1マス=91cm単位)が基本なので、何も言わなければ階段も尺モジュールで設計されます。尺モジュールの場合、階段幅は78cmとなります。

基本プラン決定確認書に記載された階段の仕様
住友林業の場合、間取りの自由度が極めて高いので、外郭に建てる柱以外は基本的にmm単位で調整が可能です(外郭に建てる柱は45.5cm単位)。
そのため、階段や廊下のみメーターモジュール(1m=100cm)で設計することも可能です。
そして、kikorist新邸の最大の後悔ポイントは、階段をメーターモジュールで設計しなかったことです。
なぜ階段はメーターモジュールにするべきだったのか?
階段を尺モジュール(91cm)からメーターモジュール(100cm)にすると、階段の幅がモジュールの差分の9cm広がります。つまり、尺モジュールでは78cmだった階段幅が、メーターモジュールでは87cmになるということです。
これがなぜ重要かと言うと、家具家電の搬入です。
kikorist新邸にはバルコニーはあるものの、正面道路に隣接しておらず、隣家側にあります。バルコニーが道路に面していないために、正面道路からクレーン車で家具家電を搬入することができません。

家具家電の搬入にバルコニーが使えない
仮に隣家の許可を得られても、バルコニーの壁の高さは隣家からの視線を遮るために2mとなっており、手吊り(手作業で引き上げる)での搬入も出来ません(壁の高さが身長を越える場合は、危険なので手吊りも受けてもらえない)。
また、階段の形状も一段目で曲げているので、どうしても大きな家具の搬入に制限が出来てしまいます。

階段の形状
kikorist新邸では、家具家電の搬入に階段を使う必要があるということになります。
階段からの家具搬入の際に、「尺モジュールかメーターモジュールかの9cmの差が生死を分ける可能性があるかも…」と基本プラン確認書にサインして1か月ほど経って気付きました。

気付いた時には、時既に遅し…。
変更した場合は50万円近くの図面・申請書類作成料と、着工が8か月先になると…。
※住友林業は今着工が立て込んでおり、キャンセルが出ない限り今予約を取れる最短が12月になります。
と、いうわけで、階段が後戻りできない後悔ポイントとなったわけです。
後悔ポイントの解決策
ただ、階段幅は後悔ポイントではあるものの、そこまで問題があるわけではなさそうです。

階段のパース

そもそも住友林業標準の幅は確保しているので、決して狭いわけではありません。

階段幅を広げるってことは、その分玄関ホールやリビングが狭くなるので別の影響も出るしね。
計算したところ、冷蔵庫やドラム式洗濯機の搬入は問題なさそうで、大型のソファのみ分解可能なものを選ぶ必要がありそうです。
ソファについても、住友林業経由で購入するものについては、事前に住友林業側で搬入の計算をしてくれるそうですし、万が一搬入が出来なかったら無料でキャンセルも可能だそうです。
kikorist夫婦は5月以降、インテリアコーディネーター氏と一緒に都内の家具メーカーのショールームを一気見する予定なので、その際階段で搬入可能なものを選んでいく予定です。
ちょっとした後悔ポイントですが、大型の家具・家電を搬入したい場合は、階段幅を拡げておくといいかもしれません。

クレーンを使わないで済むなら、搬入費用や引っ越し費用も安くなるし、交換の際も楽です。
参考になれば幸いです。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。

コメント
腰壁←擁壁のことでしょうか?
ご指摘ありがとうございます。
擁壁だとまたちょっと意味が違うので、バルコニーの壁は腰壁または手すり壁が正しいみたいですね(うちの場合は手すりが付くような高さでもないので、手すり壁という表現もマッチしないような…)。
少し文章修正しておきました。