当ブログ「kikorist日誌」は、kikorist夫婦が住友林業で注文住宅を建てる過程や、家づくりのこだわりポイントを発信・紹介するブログです。
あわせて住友林業の割引が受けられる紹介制度のご案内もしています。
住友林業を検討中の方はもちろん、これから家づくりを始める全ての方に分かりやすく情報を発信しています。
WEBマガジン「イエマガ」でライターとして家づくりの検討過程を月刊連載中。
家づくりに関するリアルタイムの情報、ブログに書ききれない住友林業の小ネタはTwitterで、インテリアなどの写真はInstagramで発信していますので、よろしければフォローお願いします。
【注意事項】当ブログ内の写真、イラスト、文章については、流用・引用を一切認めておりません。
当ブログはアフィリエイト広告/AdSecse広告を利用しています。
今回から住友林業で建築中のkikorist新邸での「ホームシアター導入記」シリーズを始めます。
「ホームシアターを注文住宅で導入するために必要な知識」については、下記の記事でまとめてきました。
今回始める「ホームシアター導入記」では、「kikorist新邸という実例を通して、どのように注文住宅にホームシアターを構築していくのか」という過程を紹介していきます。
実際の導入の過程を見てもらったほうが分かりやすいはず!
インストーラーの手は借りずにDIYで導入です。
見積を出してもらったインストーラーの設置費が高すぎなのでDIYで行きます。
注文住宅でホームシアターの導入を検討中の方には、きっと役立つ内容になるかと思います。
今回は実際に導入するkikorist新邸の環境と、構築するホームシアターの特徴についてご紹介します。
kikorist新邸のホームシアター環境
kikorist新邸のホームシアター環境は、2階メインリビングと3階セカンドリビングの2部屋で構築します。
それぞれの環境は下記の通りです。
メインリビング(2階) | セカンドリビング(3階) | |
投影機器 | テレビ | プロジェクター+スクリーン |
画面サイズ | 75インチ(93.4cm×166cm) | 120インチ(149.43cm×265.7cm) |
スピーカー | 7.1.2ch Dolby Atomos | 5.1ch Dolby Digital |
使用する機材についての詳細は本シリーズの中で紹介していきます。
kikorist新邸では、テレビを使ったホームシアターと、プロジェクターとスクリーンを使ったホームシアターの2パターンを導入予定。
1つの家で2つのシアターがあるのはかなり珍しいかも…。
だからこそ、どちらにしようか迷われてる方向けに紹介記事が書ける!
当初はメインリビングのテレビシアターのみの予定でしたが、間取りの検討中に3階のセカンドリビングにもプロジェクターとスクリーンを導入することにしました(せっかくなので…)。
メインリビングはくつろぎながら視聴したいとき、セカンドリビングは大画面で視聴したいとき、といったように用途を分けて使う予定です。
ちなみにサイズはこれくらい違います。
75インチは民生向けテレビとしてはほば最大級のサイズですが、120インチはその2.5倍も投影面積が大きいのです。
迫力が凄そう…!
テレビシアターとスクリーンシアターでは、機材はもちろん導入準備も違うため、「ホームシアター導入記」は、テレビシアターとスクリーンシアターに分けて記事を執筆していきます。
テレビシアターとスクリーンシアターの違い、メリット/デメリット
ホームシアターで最も重要なのが投影環境です。
何といっても実際に目に入ってくる内容ですからね…。
投影環境がホームシアターに与える影響は絶大です。
大きく分けると、プロジェクターとスクリーンを使ったスクリーンシアターとテレビを使ったテレビシアターの2パターンがあります(もしくは併用)。
プロジェクター+スクリーンのメリット/デメリット
テレビのメリット/デメリット
一言でいえば、大画面優先ならプロジェクター+スクリーン、手軽さ・便利さ優先ならテレビということになります。
プロジェクターであれば120インチのスクリーンも30万~40万万円という比較的低予算(疑似4Kプロジェクターであれば)で実現可能です。ネイティブ4K解像度対応機種となると、エントリークラスのプロジェクター単体でも40万円超えとなります。
個人的には110インチを超える大画面で見るなら、予算が許せばネイティブ4Kのプロジェクターを推したいところではあります…。
一方のテレビは有機EL・液晶ともに一般ユーザ向けでは最大サイズが85インチで、価格も100万円前後と高額になります。75インチのテレビであればハイエンド機種でも40万円~50万円前後ですので、テレビは価格が大きくなればなるほどコストパフォーマンスが下がります。(スクリーンサイズと投影距離が確保できれば)120インチでも投影可能なプロジェクターと比較して画面サイズは劣ります。
大画面ならプロジェクターが圧倒的に有利ですが、テレビのメリットはその気軽さです。テレビの場合は電源投入後すぐにテレビ放送が見れます。すぐに見れるというのは当たり前のようですが、プロジェクターの場合、電源投入後は画面が暗く、明るさが安定するまでに1分以上かかるモデルも多いです(LEDやレーザー光源モデルであれば比較的早いですが、それでもテレビ並みとは程遠いですし、ハイエンドモデルになるので価格が…)。プロジェクターは朝の時間にちょっとニュースを…といったカジュアル視聴にはあまり向いていません。
また、テレビは当然ながらチューナー/スピーカーも内蔵していますので、テレビ放送を見るのに別の機器が不要です。プロジェクターはチューナー/スピーカーがないので別途レコーダーやスピーカーなどが必須です。
※スピーカーはホームシアターを導入するなら追加するでしょうからあまり気にする必要はないと思いますが…
また、テレビは明るい環境でも視聴が可能です。一方、プロジェクターは暗室で見ることが前提なので、明るい日中はカーテンを閉めるなどの対応が必要です。
3,000ルーメン以上のモデルなら明るくてもある程度見えると思いますが、自発光のテレビの見やすさにはやはり及ばないです。
また、最近の多くのテレビはほとんどの動画配信サービスに対応しているので、追加機器なしでそのまま配信サービスを見れるのがメリットです(一部のプロジェクターもAndroid OSを内蔵して、動画配信サービスを対応しているものもあります)。
テレビを無くして、プロジェクターをテレビ代わりに…というのはちょっと難しい、というのが個人的な感想です。
プロジェクターはあくまで大画面で腰を据えて見る…という使い方に向いています。
そこで、プロジェクターのデメリットを解消する方法として、テレビと併用するのがオススメです。
テレビ放送を視聴したいときはテレビを使い、気合を入れて大画面で視聴する場合のみスクリーンを下ろしてプロジェクターで投影する方法です。いいとこどりが可能ですが、もちろん費用は多めにかかります。
両方を併用する場合は、本連載のテレビシアターとスクリーンシアターの両方の記事をご覧いただければと思います。
本記事のまとめ
本記事ではホームシアター導入にあたって、kikorist新邸の環境と、テレビシアター、スクリーンシアターそれぞれの特徴をまとめました。
- 本シリーズでは自らの実例を通して注文住宅にホームシアターを導入する過程を紹介
- kikorist新邸ではテレビシアターとスクリーンシアターの両方を設置
- テレビシアターとスクリーンシアターの特徴とメリット/デメリットを理解した上で導入を検討すべし
- テレビとプロジェクターの併用もあり
次回の記事はホームシアターを導入するために必要な音響知識を解説します。
既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。