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住友林業で建築中のkikorist新邸での「ホームシアター導入記」シリーズ。本シリーズではkikorist新邸という実例を通してホームシアターの導入過程を丁寧に紹介していきます。
本記事では、2階メインリビングのテレビの壁掛け設置について紹介します。2階パートはこれで終了です。
前回の記事はこちら。
なお、前提となるスピーカー配置およびサラウンド、AVアンプについてまとめた記事もあわせてご覧ください。
前回のおさらい
は、2階のリビングシアターに設置するAVアンプとスピーカーについて解説しました。
kikorist新邸の2階リビングシアターでは、7.1.2chという少し変則的なDolby Atmos環境を構築しています。
フロントスピーカーはトールボーイスピーカーを採用し、センタースピーカーとサブウーファーは造作のテレビボードに内蔵、サラウンドスピーカーとAtmosトップスピーカーは見た目を優先するため天井埋め込み型という構成です。
使用するAVアンプはPioneerのVSX-LX304です。
今回はテレビの壁掛け設置及びレコーダーなどの周辺機器の配線関係について解説します。
テレビの設置方法
テレビは現宅で使用しているSONYの75インチ液晶テレビBRAVIA KJ-75X9500Gをそのまま使用します。
現在はテレビボード上にそのままスタンド設置していますが、新邸では壁掛けに変更します。
壁掛けにあたっての準備は下記の通りです。
- STEP1壁掛け金具の選定
- STEP2設置位置の検討/壁補強
- STEP3マルチメディアコンセント/CD管の配管指示
それぞれ順番に解説していきます。
壁掛け金具の選定
壁掛けするにあたって、テレビサイズにあった壁掛け金具を用意します。
今回75インチと比較的大きめであることから、こちらを選択しました。
金具選定で重要なのは下記の通り。
- 設置予定のテレビの大きさ/重量に適合しているか
- 金具の寸法図面が掲載されているか
大きさ・重量はもちろんですが、テレビの背面にある壁掛け用のネジ穴の位置とテレビ金具が適合しているかの確認が必要です(基本的には問題ないはず)。
見落としがちですが、金具の寸法図がちゃんと公開されているかも重要です。
安いモデルだと公開されていなかったり…。
金具の寸法が分からない場合は、金具の固定場所や配管、コンセントの位置が決められない
ので(金具位置と重なると困ります)、金具の寸法が公開されている商品を選ぶようにします。
私が購入した金具は寸法図が下記の通り公開されています。
また、テレビ金具を決めたらその場で購入するのがオススメです。竣工時に買おうと後回しにして、そのモデルが販売終了になっているのが最悪のパターンです。金具を変更すると、設計時とテレビの高さがずれたり、配管・コンセントの位置と干渉したりする場合があります。
金具を決定した時点で購入してしまえば、そういったリスクを回避できて安心です。
設置位置の検討/壁補強
壁掛けテレビの高さを決定
壁掛けテレビをどの高さに設置するのかは意外に重要
です。
テレビの高さが上すぎるとソファから見上げる形になって疲れますし、逆に下げすぎてしまった場合も、見にくくなってしまいます。
最適な壁掛けテレビの高さは、見る人の好みやテレビの大きさによっても異なるのが難しいところ。
また、環境(生活スタイル)によっても違います。床から見るのか、ソファから見るのかによっても違いますし、ソファの座面の高さにもよっても変わるので、一概にどの高さが最適と断定ができません。
「視聴する目線の高さ=テレビの上端の高さ」と記載しているサイトもありますが、さすがに75インチ以上の大きさになると、それでは床に近すぎです。っていうかほぼ床(75インチだと画面の高さが約100cm)。
個人的には、「画面の中心=目線の高さ」がバランスよく画面全体を見ることができるのでオススメです。
この目線の高さは視聴スタイルによって変わるので、それでも迷う場合は「画面の中心=床から100cm」にしておくのが比較的安心です(75インチテレビで、画面の中心を床から100cmにした場合、床からテレビ下端まで50cmになります。)。
今の家のテレビをそのまま使うなら、今のテレビの高さがどのくらいにあるのかが1つの基準になるかも。
新居でテレビを大きなサイズに買い替える場合は、ソニーの「ブラビア実寸サイズ用紙 送付サービス」がとても便利です(2022年3月31日まで)。
なんと、テレビの実寸サイズの型紙が無料でもらえるサービスです。
分かりやすい体験レポートがこちら。
実寸用紙を自宅の壁に貼れば、どれくらいの高さがベストか、簡単に実験が可能です。
視線の高さを新居でのテレビ視聴スタイルに合わせるのを忘れずに。
なお、高さはあまり厳密に決めなくても大丈夫。テレビ側金具の固定位置で上下5cm程度は調整可能です。
ほとんどの金具はテレビ背面に取り付けた金具で、壁に取り付けたプレートに引っ掛ける構造になっています。
テレビ背面の金具の固定位置を上下させれば、取り付け高さは調整可能です。
また、テレビボードを置く場合は、テレビの下端を最低10cm程度テレビボードから離したほうがバランスが綺麗に見えます。
金具の固定位置の決定
それらを踏まえて、今回の新居での配置を考えてみました。
今回はテレビボードがフロート型で比較的高さもあるので、単純に「テレビボードの高さ+10cm=テレビの下端」で計算しています。
画面の中心が110cmとちょっと高いかなーというのはありますが、テレビボードとのバランスを考えるとこれが下限。
具体的な設置位置の検討は下記の通り。ソニーのウェブサイトから、テレビの寸法図をダウンロードします。
用紙をA3サイズにして、1/10サイズ(100cm→10cm)で作成していきます。
まずはテレビ背面のネジ穴を基準に壁掛け金具を配置。
続いて床やテレビボードをプロットしていきます。
1/10サイズなので、テレビボードは横幅2200mmを220mmでプロットし、高さは150mmなので15mmでプロットしています。
私はIllustratorで作成しましたが、PowerPointでも作成は可能です(PowerPointでも作ることがあります)。
今回はテレビボード天板とテレビ下端が10cmの間隔になるように、テレビ(+壁掛け金具)の位置を調整し、天板とテレビ下端が10cmになったときの壁掛け金具の高さを測ります。
これで壁掛け金具の固定位置が決定できました。
壁補強
壁掛け金具を設置する場所は、必ず壁の補強が必要になります
。
補強を忘れると壁掛けは不可能なので要注意。
竣工後のリカバリーもほぼ不可能。
テレビの高さは金具の取り付け位置で多少の上下は調整可能なので、設置時に微調整をする予定です。
マルチメディアコンセント/CD管の配管指示
壁掛け金具の位置が決まったら、壁掛け金具を避けて、マルチメディアコンセントとテレビボード背面を繋ぐCD管を配置します。アンテナと電源はマルチメディアコンセントから取れますが、テレビとAVアンプとはHDMIケーブルで接続する必要があります。
もちろんアンテナケーブルも電源ケーブルもテレビボードからCD管で配管してもいいのですが、通線が面倒だったのでテレビ背面にマルチメディアコンセントを配置しました。
今回はテレビ背面はエコカラットを施工しますが、テレビボード固定部分、壁掛け金具の設置範囲、マルチメディアコンセントの周囲はエコカラットは施工しないように指示します。
テレビ裏のCD管はテレビボードの背面に繋がっています。CD管を配管しておかないと、だらんとHDMケーブルがぶら下がってしまうことになるので、注意してください。CD管の太さはΦ32がオススメです。
ブルーレイレコーダー/ゲーム機の接続
リビングでは、ブルーレイレコーダーとSwitchをAVアンプに接続します。これらはテレビボードに入れて、HDMケーブルでAVアンプのHDMI入力に繋ぐだけです。
テレビボードには、