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以前紹介した「注文住宅の打ち合わせ時にチェックすべき建材メーカー」の第2弾です。
第1弾の記事はこちら。
本記事では、第1弾で紹介したメーカー以外に、実際に展示場や実例で学んだメーカーを紹介します。
家づくりの後悔ポイント=もっとたくさんの建材メーカーを検討したかった
個人的な後悔ポイントとして、「もっと建材を検討してもよかった」という点があります
。
施主ブログや展示場を見ていると、ハウスメーカー標準ではない様々な建材の存在を知ります。なかには、
設計する時点で知ってたら採用したかも…
というような建材もあります。ちょうど新邸の設計をしていた1月~3月は毎週住友林業と打ち合わせをしていたので、住友林業設定外の建材の調査や検討にかける時間が十分とは言えませんでした。
限りある時間の中ではベストを尽くしたとは思いますが。
そんなことを言い出したら、いつになっても設計図が完成せず、家を建てることができないのは分かっていますが、住友林業との打ち合わせを隔週ペースくらいにして、展示場やショールーム訪問をもっと増やしてより広く検討しても良かったのではないかと思います。
ちなみに私たちが訪問したショールームは、LIXILとPanasonic、kitchenhouse、朝日ウッドテック、東リのみ。
ここで行けば良かったのは、住友林業設定の設備メーカー(TOTOとかトクラスとか…)という意味ではなく、設定外にも魅力的な建材メーカーが多数あるので、そういったメーカーを訪れたかったということです。
ここでの「設定」は、標準仕様という意味ではなく、「オプション仕様も含めてハウスメーカーがカタログを用意している建材」という意味です。
ハウスメーカーの設計士は設計するのが仕事であり、同時に何件も担当しています。設定外の建材については、自分がよく使う(=好きな)建材、過去担当した家で使った建材であればご存知であったり提案もあったりしますが、全ての建材を知っているわけではありません。
ハウスメーカーの標準仕様や、担当設計士の提案にピンと来ない場合は、施主自らもある程度調べる必要があります。
これを面倒くさいと取るか、調べる楽しみと取るか…
極論、家づくりに対するどこまでこだわるかですね。
もちろんハウスメーカーの標準の設備や仕様だけでも家を建てることは可能なので。
設定外の建材を知る方法
ハウスメーカーの設定品であれば、設計士自身も詳しいですし、住友林業の場合は支店ショールームにカタログが山ほど置いてあるので、調べることは比較的簡単です(それでもカタログ類は大量に存在しますが…)。
また、当ブログのように、ハウスメーカーの使用をまとめている施主ブログもたくさんあります。
ハウスメーカーが設定しない建材を知るためには施主自身が調べる必要がありますが、その方法は大きく分けて2つかなと思います。
1つ目は、施主ブログを読み漁るという方法。建てているハウスメーカーだけでなく、別のハウスメーカーも含めて先輩施主が採用している建材で気になるものをピックアップしていく方法です。
施主ブログをランキング形式でまとめたブログ村などが役に立ちます。
2つ目は、展示場を訪問するという方法
。展示場は「標準仕様はほとんど入っていない豪華仕様だから参考にならない」と言われることも多いですが、それを逆手にとって設定品ではない建材を見つける場として活用します。ハウスメーカーのホームページから、自分の好きなテイストの展示場を見つけて実際に訪問してみると、知らなかったけど好みドンピシャの建材やメーカーに出会えることがあるかもしれません。
闇雲に展示場に行くのではなく、好きなテイストの展示場に行く、というのがポイント。
展示場のスタッフも、自分の展示場に入っている建材のリストや価格一覧を持っています(というかよく聞かれるので準備しています)。少なくとも、住友林業の展示場であれば、その場で建材メーカーと価格が確認可能です。
私たちも基本的にこの2つの方法で調べています。既に着工合意…というか建築もだいぶ進んでおり、建材を変えるということは不可能なので、調べれば調べるほど後悔することもありますが、趣味の一環として楽しんでいます笑
また、展示場では照明やインテリアでも参考になる部分が多いので、それらも一緒に確認しておくと後から役立つと思います。
今回紹介する建材メーカーも上記の方法で知ったメーカーになります。今後家を建てることを検討されている方のお役に少しでも立つのならば幸いです。
私たちの屍(…というほど後悔はしていませんが)を超えていってください。
チェックすべき建材メーカー
建具
神谷コーポレーション
絶対に紹介したいのが神谷コーポレーションです。
ハウスメーカーにはない、オシャレな建具を多数ラインナップしています。
最近流行のシャビーシックにピッタリなグレージュの扉をラインナップしていたり、巨大で壁のような扉など様々な扉をラインナップしています。
個人的なオススメはF/S(フルステルス)シリーズの建具です。F/Sシリーズは、壁紙や塗装に対応した建具です。建具に壁紙を貼ることにより、一体化した壁のような印象に仕上げることが可能です。
実際、八王子第二展示場では、クロス巻きにした建具を収納に使っていました。
標準ではいい建具がない…という場合に是非チェックしておきたいメーカーです。
サンワカンパニー
前回、洗面台で紹介したサンワカンパニーですが、建具もラインナップしています。
特にガラス引き戸のクアドロスリムはオシャレ。
リビングと玄関ホールを繋げたいときに使うと非常に効果的です。
木質天井/木質壁
住友林業にも、ナチュラルシーリングやスタイルシーリング、ハーモシーリングといった木質天井が設定品として用意されています。
ナチュラルシーリング以外はシート素材になり、木質感では一歩劣ります(その分価格は抑えめですので、採用しやすいメリットももあります)。
突板素材であるナチュラルシーリングは、オークのみと色が限られるのが欠点です。
設定品の木質天井ではちょっと…という場合は、下記のメーカーを検討してみてはいかがでしょうか。
ニッシンイクス
ニッシンイクスはフローリングをはじめ、木材を使った建材を数多くラインナップしているメーカーです。
リアルパネルシリーズは、住友林業の設定品にはない色や柄も豊富に取り揃えており、ちょっとアクセントを付けたい時などには最適だと思います。
品川展示場では、ニッシンイクスのヒュームドシリーズを天井及び壁に採用していました。
モリアン
モリアンもニッシンイクスと同じく木材を中心とした建材メーカーです。
特にウエスタンレッドシダーのパネリングが有名ですが、様々な壁・天井材をラインナップしています(そのほかフローリングもあり)。
IOC
IOCは新邸のヘリンボーン床で検討していたメーカーですが、木質パネル材もラインナップしています。
プラフォンセパレシリーズは突板=本物の木材を使用しており、質感は十分。ウォルナット以外にメープルやオーク、ホワイトアッシュなど多数の種類をラインナップしているのが魅力です。
また、ミュールノワという、ウッドタイルに似た建材も扱っています。
住友林業以外で、ウッドタイルを入れたいと考えている方にとっては魅力的ではないかと思います。
塗り壁
家の室内の壁というと、壁紙が一般的で、アクセントでタイル(エコカラット)やウッドタイルといったものが一般的だと思われている方が多いと思います。
少なくとも私たちはそうでした…
ですが、塗り壁というものもあります。壁紙と違って直接石膏ボードや下地に塗装していますので、本物の風合いや独特の凹凸、ムラなどがあり、とても味のある仕上げ方法です。
非常に手間もかかるので、塗り方や仕上げ、塗料によっては壁紙は元よりタイルなどより高くなることもありますが、アクセントになる部分であれば採用してもいいのではないかと思います。
駒沢第三展示場や八事展示場では一部に塗り壁(左官)が採用されています。
また、ポーターズペイントという塗料・施工方法もあり、こちらも非常にいい感じです。