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我が家には4歳のオス猫のコタローがいます。
一般宅で生まれた子猫で、動物愛護協会経由の里子募集で見つけて引き取った子です。
もちろん新邸でもコタローと一緒に暮らす予定ですので、今回は猫と暮らす注文住宅で、私たちが意識したことや、注意した方がいいことについて解説します。
今猫を飼っている方はもちろん、将来的に猫を飼おうという方の参考になれば幸いです。
猫が立ち入っていいゾーンの設定
猫と暮らすにあたっては、ゾーン分けが重要だと思っています。これは、猫が立ち入っていいゾーン、立ち入ってはダメなゾーンを明確に分けておくということです。
私たちの場合は、猫が立ち入っていいゾーンは2階のLDKと3階のLDK、書斎までです。
猫が立ち入ることができるゾーンとは扉で分けています。
ゾーンを分ける理由は3つあります。
- 脱走対策
- 抜け毛対策
- その他立ち入られたくない場所の保護
脱走対策
まずは脱走防止の観点。昔と違って今は終生室内飼いが普通です。猫がそのまま玄関に行けるような間取りは非常に危険です。
外出から帰ってきた瞬間や宅急便を対応している間に脱走とか、想像するだけで眩暈が…
そのため、玄関エリアに猫が自由に出入りできないようにしておくことはマストです。
kikorist新邸の場合は、1階と2階を結ぶ階段があるホールは建具で区切り、コタローが自由に侵入できないようにしています。
抜け毛対策
猫は長毛種じゃなくても、時期によってはかなり抜け毛します。特に5月~6月の冬毛から夏毛に変わる時期は、永久にブラッシングできるかと思うくらい毛が抜けます。
この時期は撫でてあげるだけでも抜け毛します…。
毎日ブラッシングしていても毛はどうしても抜けるので、抜け毛で困るようなゾーンには猫を立ち入らせないようにします。
私たちの場合は、2階のユーティリティースペースやファミクロは絶対猫の立ち入りNG。
洗濯した服や収納した服が毛だらけにされるとコロコロが大変です…。
その他立ち入られたくない場所の保護
そのほか、猫に立ち入らせたくない場所を分けています。具体的には寝室や居室には猫を立ち入らせないようにしています(そもそも脱走対策で主寝室にある1階には行けないようにしていますが)。
本当はコタローと一緒に寝たいのですが…。
理由としては、うちの子は羽毛布団の上で粗相をしがちだからです…。
ネットで調べた限りだと、個体にもよりますが羽毛の匂いが尿意を誘うそうです…。
粗相された布団をコインランドリーに持って行ったことが何回か…。
ソファで寝落ちした際はコタローと一緒に寝てます笑
そのほか、勝手に食べ物を荒らしたりしないよう、パントリーには侵入させたくないといった要望もありそうです(うちのパントリーは扉付きなので問題ありませんが…)。
扉で仕切りつつ移動を制限しない方法
空調の効率や防音などのため、扉で空間を仕切りたい一方で猫の移動を妨げたくない場合は、ペット用のドアを備えた建具もあります。
kikorist新邸では採用していませんが、こういうのもあるということで。
猫にとって必要なスペースの確保
猫にとっても居心地のいい家にするためには、猫用のトイレをはじめとした、猫が暮らしやすい準備が必要です。
私たちはトイレ以外用意してないけど…。
猫トイレの場所
猫と暮らすにあたって、最低でもトイレの場所は考えておく必要があります。
それにあたってはどのようなトイレを使うのか決めておくことが大事(これから飼うかもという方は、一般的なトイレの大きさを事前に調べて把握しておいてください)。猫用トイレはけっこう場所を取りますし、ドーム式のものなど物によっては高さもあります。
私たちは猫のおしっこやうんちの匂いを低減するような砂や、匂いが漏れ出にくいトイレを使用しています。
このアイリスの上から猫トイレは、フタがあるので匂いが広がりにくいのが特徴です。
しかも砂も散らからない!!
が、それでも匂いはゼロにはなりません(特にトイレをした直後)。
そのため、人間が普段長居するようなスペース(ソファやダイニングテーブルなど)の近くにトイレを置くのはできれば避けたいところです(猫も無防備になるトイレ中の姿を見られるのは嫌いますし…)。
私たちの場合は、キッチン近くに稼働棚で仕切った猫トイレ兼猫グッズ収納スペースを設けています。
キッチンの近くにトイレを設置することに抵抗感がある方もいるかもしれませんが、私たちはリビングに比べればそれほど抵抗感がなく…。
ある程度住んでいるのでどの程度の匂いか分かっているというのもあります。
猫スペースは3つに分かれており、最下段はルンバ基地、中段は猫トイレを収めるゾーン、中央より上はトイレ砂やフード、おもちゃ、キャリーなどの可動棚の収納としています(もちろん猫用品以外も収納可能)。
工夫としては、猫トイレを収納する中段には換気扇を設けており、三方を壁で囲んでいることもあり、トイレの匂いはこの換気扇で吸い込まれていくので、キッチンや部屋に匂いが広がることはありません。
なので、上から猫トイレとあわせてキッチン近くに猫トイレでもOKというわけです。
また、コンセントを設置しているので、脱臭機も設置できるようにしています。今も脱臭機は使っていますが、新居では換気扇とあわせてさらに効果が期待できます。
こうした猫スペースを設けない場合、猫トイレの場所として定番なのは廊下、洗面台の下といった場所です。
いずれにせよ、猫トイレは意外にスペースを取るので、設計時にどこに猫トイレを設置するのかはしっかり考えておいたほうがいいと思います。
キャットウォークやキャットタワーの設置
猫と暮らす注文住宅というと、専用のキャットウォークやキャットタワーを想像する方も多いと思います。
これはこれで素敵。猫カフェみたい!
ただ、私たちは絶対に必要な猫用トイレ以外は猫用の専用設備は特に設けていません。
理由としては、キャットタワーを買ったことがあるのですが(しかも結構大きい…)、ほとんど使わなかったため。昼間は本棚や食器棚の上など高い場所でうとうとしているのが好きなようですが、キャットタワーである必要はないようです(夜はソファの上や人間と一緒にいるのが好き)。
今後もしかしたら新しい子をお迎えすることがあるかもしれませんが、コタローに限らず猫は勝手に自分の居場所は作るものだと思っています。
おもちゃもそうなんだけど、人間が良かれと与えたからと言って使うものではないのよね…。
人の心猫知らず。人間みたいに気を使いません笑
気ままに生きるのが猫という生き物だと思っています。
あえてのキャットウォークはありませんが、新邸にはダイニングや書斎にフリーシェルフがあり、これがキャットウォークの役割でもあります。登りたかったら勝手に登るだろうと思っています。
掃除のしやすさ
抜け毛対策:ロボット掃除機
上で書いたように、「猫を飼う=抜け毛」は宿命です。そのため、毎日の掃除機掛けが欠かせませんが、なかなか面倒です。
そんなときに活躍するのがロボット掃除機のルンバ。
ルンバを導入すれば、とりあえず床の清掃はかなり楽になります。棚の上やソファは掃除が必要ですが、それでもロボット掃除機があるのとないのとでは、雲泥の差があります。
私たちの場合、現在でもロボット掃除機を活用していますが、新邸でももちろん継続して活用する予定です。2階は先ほど説明した猫収納の最下段、3階は書斎下にルンバ基地を設けています。
ルンバ基地も意外に場所を取るから間取り設計時に考えておきたい…。
特に最近はダストボックスも備えた背の高いモデルも出ているので、ダストボックスモデルの利用も設計時に考えておきたいところです。
ちなみに私たちはダストボックスモデルは場所を取るので、通常のモデルのみの予定です(今使っているものをそのまま利用)。
毛玉対策:挽板
うちの子はあまり…というかほとんどないのですが、たまに毛玉を吐き出す子もいます。
その場合、板と板の隙間が大きい無垢床の場合は、フローリングの隙間に吐しゃ物が入り込んでしまう場合もあります。そのため、我が家では無垢床は採用せず、挽板にしています(無垢床は床暖房対応が少ない&床暖房対応は高価という理由もありますが…)。
家具の張地
猫と暮らす上で忘れてはいけないのが、ソファやチェアなどの張地です。
猫は爪とぎをする習性があり、ダンボールなどの爪とぎを与えていても、爪のひっかりのいいソファはあっという間にズタボロにされます…。
以前使っていたちょっと粗目のファブリックソファで経験済み。
いくら言っても聞いてくれない…。
まぁ猫なんで…笑
というわけで、ソファやチェアなどの張地は引っ掻きに強い素材であることが条件です。
引っ掻きに確実に強いと言える素材は下記のようなものがあります。
- ウルトラスエード
- ラムース
- 本革
ウルトラスエードは東レ、ラムースは旭化成という違いがありますが、ほぼ似たような触感の生地で、天然素材のスエードを人工的に再現した素材です。
両方とも超極細繊維を高密度で織り込んでいるので、猫の爪が引っかかることがなく、ペットを飼っている方には人気の素材です。
ウルトラスエードは、スポーティーな素材として、高級車やスポーツ車などにも採用されています。
ウルトラスエードに限らず、引っ掻きに強いファブリック生地の特徴として、繊維の密度が高いという特徴があげられます。
逆に、生地の目の粗いものに関しては爪がかりがいいので、格好の爪とぎになってしまう可能性が高いです。
触れば爪とぎされそうかは大体分かると思います。
あとは爪とぎされるのは諦めて、安いソファカバーを定期的に買い替えるというある種の諦めもアリだと思います。
本革も引っ掻きに強い素材
です(特に厚い革ほど硬いので引っ掻きに強い)。本革にも色々な種類があり、スエードやスムーズレザー、シボありのレザーなどがありますが、引っ掻きに強いのはスエードやシボありのレザーです。
シボありのレザーは、型押し(熱した金属の型を押し付けてシボを付けたもの)や、シュリンクレザー(熱と薬品でシボを付けたもの)がありますが、どちらも傷が目立ちにくい素材です。
スムースレザーは名前の通りツルっとした触感なので、引っ掻き傷が非常に目立ちやすいので、出来れば避ける{