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この記事では2021年7月時点の最新情報をもとに、住友林業で選択できる外壁と外壁ごとの特徴を比較しながら解説します。
なお、住友林業の仕様シリーズについては、こちらから記事一覧としてご覧いただけます。
ちなみにkikorist夫婦は新邸で選んだ外壁や費用についてこちらの記事にまとめています。
住友林業の標準の外壁は?
住友林業で標準で選択できる外壁は下記の通り。
吹付塗装
- シーサンドコート(エスケー化研)
- SODO(アイカ工業)
サイディング
- ネオロック・光セラ(ケイミュー)
- モエンエクセラード(ニチハ)
吹付塗装は従来からあるシーサンドコートに加えて、2020年からはSODO(そうど)も新たに加わりました。
シーサンドコート
シーサンドコートは、エスケー化研が住友林業専用に開発した吹付塗装材で、「シーサンド(=海の砂)」の名前の通り、貝殻や珊瑚といった自然素材を含有した吹付塗装材です。


日の光で輝くシーサンドコートの美しさと言ったらもう…

カラーはベースの9色とアクセントの3色の合計12色。

仕上げ方法は複数種類がありますが、吹きっぱなしとなるラフが標準で、ラフ以外は施工料金が追加で必要です。

シーサンドコートは30年保証を謳っており、その間再塗装や防水処理は不要とされています。
SODOにも共通しますが、モルタル吹付塗装は自然素材・本物素材であるため、時間の経過とともに汚れる部分も出てきますが、経年変化として「味」としてとらえることも可能という特徴があります。
ただし、シーサンドコートやSODOは汚れにも非常に強いので、再塗装など一切していない築8年の展示場の外壁もピカピカです。
SODO(そうど)
SODOも標準(=差額無し)で採用が可能です。2020年から標準に採用されたSODOはアイカ工業の住友林業専用品で、シーサンドコートと同じく30年間塗装不要を謳います。

SODOは土壁のような素朴な印象の吹付材で、流行りのくすみカラーを取り入れた落ち着いたカラーが特徴。シーサンドコートのようなキラキラ感はありませんが、日本家屋や和モダンな邸宅にはマッチするのではと思います。
カラーも日本の地名を取り入れた名称になっています。

塗装のパターンは標準のラフを含めて3種類。ラフ以外は施工料金が追加で発生するのはシーサンドコートと同様です。

サイディング
サイディングとは、工場で予め成型された仕上げ用の板材です。一定サイズで成形されたパネルを外壁に貼っていくため、工期が大幅に短くなり、工事費用を抑えることができます。
施工方法は、サイディングボードを釘で外壁の胴縁(下地となる部分)に固定し、ボードとボードの間や釘を打った部分をコーキング材で埋めて防水処理を行います。
サイディングには窯業系・金属系・木質系・樹脂系などの種類がありますが、主流は窯業系サイディングで、住友林業標準のサイディングも窯業系サイディングです。窯業系サイディングは、セメント質のものと繊維質を混ぜ合わせて作られた板で、シンプルなものからレンガ風・タイル調・石積み調まで様々なデザインが豊富にあります。
サイディングはケイミューのネオロック・光セラとニチハのモエンエクセラードが標準で選択可能です。


サイディングの欠点は、本物に似せた素材ではあるものの本物の素材感・高級感には及ばない点。
そして、大判で整形されたパネルとパネルの間にはコーキングされたシリコンの目地が必ずできてしまい、この目地がサイディングがフェイクであることをより強調してしまいます。

サイディングはパネルの継ぎ目に目地が出来る
初回訪問の展示場で営業担当からサイディングの目地についても力説されました。

サイディングと吹付塗装やタイルの家が並んでいたら、サイディングの目地が目立ってしょうがないです。
絶対に吹付塗装がオススメです!!

一度目地が気になりだしたら止まらない…

営業担当氏の影響で、街中で見る家がサイディングかサイディングじゃないかをすごく気にするようになってしまいました…

確かにサイディングの家は一目で分かるんだよね…

サイディングのコーキングで使われているシリコンは紫外線で劣化したり、雨水で汚れてしまいます。パネルのほうは雨水で汚れが流れ落ちる仕様になっていることもあり、目地がこれまた目立つ…。
サイディングボードやコーキングの素材の進化もあり、住友林業のサイディングは30年保証ですが、工業製品である以上、基本的には時間がたてば劣化する一方です。経年変化として楽しめないところが、サイディングの弱点と言えます。
なお、住友林業の場合、サイディングを選択した場合は減額となります。
個人的にサイディングが好みでないため、デメリットを中心に述べてしまいましたが、サイディングのメリットとしては、初期費用が抑えられる、雨水などによって汚れを流してくれるため掃除は比較的楽ということがあげられます。
住友林業で選択可能なタイル
住友林業ではタイルは提案仕様(=オプション)ですが、選択可能です。
タイルの魅力は、本物だけが持つ風合いの良さ・重厚感と、再塗装などが不要なメンテナンスフリー(60年保証、ただし途中で点検あり)あることだと思います。

デメリットは費用が高額になるという点。本物素材であるために、素材自体が高価なことに加えて、施工も1枚1枚貼る作業が発生するため(セラヴィオRのように小さいタイルはシートタイプもありますが)、施工費も高くなります。総じて、タイルは外壁の中ではイニシャル(初期費用)としての建築費用が一番高額になります。
ただし、タイルは吹付塗装やサイディングで必要な30年目の補修(150万円前後)が不要になるので、メンテンスも含めたランニングコストでは総タイルのほうが安くなることもありえます(もちろん高額なタイルを使った場合は事情が異なります)。
タイルは60年保証ですが、40年目・50年目に足場を設置して耐久診断(有料)が必要で、必要と診断されれば別途メンテナンスが発生する場合もあります。

住友林業をはじめとする大手ハウスメーカーの保証は、メーカーの点検(有償/無償)を受けた上で、必要なメンテナンスを実施すれば保証が延長されるという仕組みです。

非常に分かりにくいので、メンテンスについては別途記事で解説予定です。
住友林業の仕様品としては、LIXILと平田タイルが用意されています。
LIXILのタイル



LIXILはどちらかと言えば小さめのタイルが多く、特に総タイルにする場合はLIXILのタイプ○シリーズから選ぶことが多いようです。

このシリーズなら建物の大きさ次第ですが、100万円以内で総タイルも可能。
平田タイルのタイル


平田タイルはLIXILと比べると凹凸がはっきりしており、味があったり重厚感のあるタイルが多い印象です。
住友林業の展示場でもよく使用されており、カタログでも実例として展示場名が記載されています。


費用はタイルごとに違うので把握できていませんが、全体的な傾向としてはLIXILより少し高いようです。
タイルの貼り方
外壁全体を覆う総タイルも可能ですし、一部の壁だけにタイルを貼るアクセントタイルのどちらも対応可能です。
住友林業で設定されてるLIXILのタイプKやタイプMであれば100万円以内で総タイルも可能です。

設定外のタイルになるとアクセントだけでも非常に高額になるので注意が必要。kikorist新邸はアクセントタイルに採用したストーンタイプコレクションだけで80万円超です。
総タイルはメンテナンス性に優れていて重厚感もありますが、アクセントタイルも非常に素敵です。

個人的に吹付塗装×アクセントタイルの外観は最強だと思っています。

メンテナンスを重視するなら総タイルものほうが優れていますが、シーサンドコートとタイルを組み合わせることで、異なる色や素材がお互いを引き立てあいます。

素材と色のメリハリが重要!
各外壁のメンテナンス比較
住友林業で選択できる各外壁を比較してみます。
| 特徴 | 初期費用 | メンテナンス | |
|---|---|---|---|
| 吹付塗装 |
| 標準 (普通) |
|
| サイディング |
| 減額 (安い) |
|
| タイル |
| 提案 (高い) |
|
吹付塗装とサイディングは防水等の保証期間は30年で同じです。30年目で住友林業の無料点検を受け、補修が必要と判断された場合に補修を行えば、10年単位で補修が延長されます。
再塗装や張替のサイクルは30年ごとになります。その際、吹付塗装は再塗装、サイディングは目地の補修(張替)、サイディングの再塗装or張替or重ね張りといった方法が必要になります。サイディングの場合は、張替となるとかなりの費用がかかるようですので、メンテナンスサイクルや費用などを事前によく確認されることとをオススメします。
タイルの場合は60年保証となりますが、40年・50年目に足場を設置する有料の耐久診断が必要です(その際補修が必要と判断されれば場合は補修実施)。

30歳で建てたとして、40年・50年後の段階で点検してまで補償延長するかは悩みどころです…。

私たちだったら、子供が建て替えも検討するだろうし、点検はやらないかも…。
総タイルにする場合は、屋根材も標準のコロニアルグラッサ(30年保証)ではなく、60年保証の瓦にすることで、よりメンテナンスコストの低減が可能です。
屋根材が標準のコロニアルグラッサの場合は、30年で屋根材の再塗装/葺き替えなどの防水処理が必要になるので、外壁が総タイルであっても足場の組み立てが必要になってしまいます。

もちろん、コロニアルグラッサにした場合でも、外壁(タイル)部分の補修は不要なので、費用の削減にはなります。
30年目での足場も含めた大規模補修を無くすためには、屋根材もタイルの保証期間に合わせた瓦にするのがオススメです。
住友林業のオススメの外壁は?
kikorist夫婦的には、どうしても初期費用を削減しなければならない理由がないのであれば、吹付塗装とタイルをオススメしたいです。

やはり、サイディングの目地やパネルは気になるので…。

そして、吹付塗装やタイル外壁は見た目がとっても素敵。
メンテナンス費用を気にするのであれば、総タイル(+瓦)のほうが有利だと思います。
私たちも詳しいメンテナンス金額までは分からないのですが、ザックリこんな感じで試算してみました。
- 吹付塗装から総タイルにする費用は100万円とする
- 外壁のメンテナンス費用は150万円とする
- 40年目・50年目のタイルの有料点検費用は考慮しない
- スレート屋根、ルーフィング、破風、軒天、雨樋などは共通部材のため考慮しない(あくまで外壁のみ)
| 初期費用 | 30年目 | 60年目 | 90年目 | 120年目 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 吹付 | 0円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 |
| 総タイル | 100万円 | 150万円 | 150万円 | ||
| 累計の差額 | 100万円 | -50万円 | -50万円 | -200万円 | -200万円 |
上記の計算では、60年間であれば差額は50万円程度、しかもこれは40年目・50年目の有料点検を加味していないので、差額はもっと少ない可能性があります。

年額にすると1万円以下…。
90年目まで加味すると差額は200万程度となり、大きな金額となってきますが、それでも年額2万円程度。
これをどう考えるか、ということだと思います。
将来のことは私も分かりませんが、さすがに住友林業の家といえど90年間住み続ける可能性は低いと思いますので、総タイルのほうが総費用的には有利であることは確かですが、吹付塗装をやめた方がいいという言える金額ではないと思います。
したがって、単純に外壁の好みで決めても問題ないような気がします。
もちろんサイディングにして、初期コストを抑えるというのも考え方の1つです。
なお、上記は素人による概算ですので、正確な費用は営業担当や設計担当に必ずご確認ください。
外壁は家の印象に直結する部分ですし、メンテナンスで費用がかかる部分でもあるので、デザインやメンテナンス費用含めて慎重に検討してみてください。

特にメンテナンスは仕様を決めているときはあまり考慮したりしないので…
また、kikorist夫婦が採用した外壁についてはこちらの記事でまとめています。
参考になれば幸いです。
そのほかの住友林業の仕様についても下記でまとめていますので、気になる方はご覧ください。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。




















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