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注文住宅では決めることがたくさんありますが、テレビ放送の受信方法もそのうちの1つです。
テレビ放送を見るためには複数の方法がありますが、最終的にkikorist新邸はネット系のテレビ(フレッツ・テレビ)にすることにしました。
本記事では、テレビの受信方法に関するメリッ/トデメリット、住友林業で建築中の新邸でのテレビ放送の受信方法決定の顛末についてまとめています。
テレビ放送を受信する方法
テレビ放送には、主に地上デジタル放送(いわゆる地デジ)とBS/CS放送の2種類があります。
地デジはその名の通り、地上にある電波塔(首都圏エリアでは東京スカイツリー)から発信される電波を使った放送、BS/CSについては衛星から発信される電波を使った放送です(BSは放送衛星、CSは通信衛星ですが衛星という点では同じ)。

テレビ放送
これらの電波を使った放送を見るためには、主に3つの方法があります。
②ケーブルテレビに加入する
③ネットサービスに付随するテレビサービスに加入する
①アンテナを設置する
地デジを受信するためのアンテナ、BS/CSを受信するアンテナを家の屋根や壁に設置する
方法です。
地デジ受信用には、屋根に取り付ける八木式アンテナ(いわゆる「魚の骨」)、外壁や屋根裏に取り付けるデザインアンテナの2種類があります。

アンテナの種類
デザインアンテナのほうがデザイン性はいいのですが、感度は八木式に劣るので設置できるかは建築する地域に依存します。
kikorist新邸のように周りが家で囲まれていて見上げるしかない場合、八木式アンテナを選択しても外観にほとんど影響しません。

だって屋根の上見えないし。
BS/CSアンテナの場合は、お皿のような形のいわゆるパラボラアンテナ(英語ではそのまま「ディッシュ(皿)アンテナ」と言います)を使用します。

衛星用パラボナアンテナ
注意しなければならないのは、地デジとBS/CSでは電波が飛んでくる方向が違うという点。
BS/CSは静止軌道上(東経110度のボルネオ島上空)にある衛星から電波を飛ばしているため、南西に向ける必要があります。一方、地デジの場合は住んでいる地域によって電波塔との位置関係が異なりますので、住んでいる地域によってアンテナを向ける方向が変わります。
例えば、首都圏の場合、スカイツリーより東側に住んでいれば、地デジアンテナは建物の西側に付ける必要がありますし、スカイツリーより西側に住んでいるのであれば、建物の東側に付ける必要があります。
地域によっては、地デジアンテナとBS/CSアンテナを建物の対極に取り付けなければならない場合もあります。
なお、スカパーは東経124度の衛星ですので、110度BS/CSとは別のアンテナが必要になります。
アンテナ設置のメリット
アンテナ設置のメリットは、アンテナを設置してしまえば放送を見るのにお金はかからない点(NHK受信料や有料放送は別)。ランニングコストで考えると最も安くなります。
アンテナ設置のデメリット
アンテナ設置のデメリットは、アンテナ設置の導入費用(初期投資)と、外観に悪影響する場合がある
点です。

新築の場合は、足場があるうちにアンテナ工事をしてしまうので、工事費が安いです。一方、竣工後に新たに足場を設置して屋根にアンテナを付ける場合は、工事費が高額になってしまう場合もあります。
アンテナ設置費はランニグコストも考えれば長期的に元が取れる場合がほとんどなのでそれほど問題はありませんが、アンテナを外部に取り付けることで外観に影響してしまう場合があります。

パラボナアンテナが家のファサード面に来ると、生活感丸出しでちょっとカッコ悪いかも…。
また、アンテナの取り付け位置によっては、アンテナケーブルの引き込み位置まで外壁にそってケーブルが這うということもあります。
Twitterで取ったアンケートでも、18%の方がケーブルの取り回しが外観に影響にあったと回答いただいています。
一方で影響はなかったと答えている方も半数以上いるので、アンテナの位置や、設計時のケーブル取り込み位置などにもよると思われます。

アンテナ設置を考えているのであれば、設計の早い段階でハウスメーカーに相談したほうが良さそう。

設計が後になるほど修正しにくくなったり、他の要素に影響したりしますので、早めの相談が吉。
②ケーブルテレビに加入する
アンテナを設置して電波を受信するのではなく、ケーブルテレビ会社と契約し、ケーブルテレビのケーブルを引いて放送派を受信する方法です。全てのケーブルテレビ会社で、地上波とBS/CS放送を提供しています。

ケーブルテレビ
ケーブルテレビのメリット
ケーブルテレビのメリットは、外観への影響が少ないこと、天候や地域によらず安定して放送波を受信できること、有料チャンネルを契約する場合はお得になること
、などがあげられます。
ケーブルの引き込み口は必要ですが、ファサード面に目立つアンテナが付く、ということは避けれますので、外観への影響度が相対的に低いと言えます。
また、有線で放送が届きますので、電波が弱い地域でも安定してテレビ放送受信できるのもメリットです(ケーブルテレビに加入するしか視聴する方法がないエリアもあるようです)。
また、ケーブルテレビは、地デジとBS/CSだけなく有料チャンネルも多数提供しています。映画や音楽、スポーツなどが好きな方で、有料チャンネルも契約するのであれば、そのおまけで地デジとBS/CSが視聴できます。
ケーブルテレビのデメリット
ケーブルテレビのデメリットは、ランニングコストがかかる
点です。
アンテナを立てる場合は地デジとBS/CSの視聴は無料ですが、ケーブルテレビは月額料金がかかります。
つまり、テレビ放送を視聴する限り、料金が発生し続けます。
さらに、難視聴地域(電波が弱くアンテナでテレビが見れない地域)を除いて、地デジ/CSだけの提供は行っておらず、基本的に有料チャンネルとセットでの提供となります。
そのため、有料チャンネルが不要な人にとってはかなり割高な視聴料金となってしまいます。

有料放送に興味があるかどうか、あるいは難視聴地域に該当するかどうかが判断基準となるわね。
③ネットサービスに付随するテレビサービスに加入する
最後がインターネットなどの固定回線事業者が提供するテレビサービスに加入する方法です。
代表的なものに、フレッツ・テレビ(NTT東西)、ひかりテレビ(NTTぷらら)があります。

ネット系テレビサービス
ネット系テレビサービスのメリット
ネット系テレビサービスのメリットは、ケーブルテレビと同様
です。
フレッツ・テレビやひかりテレビであれば、地デジ/BS/CSのみの契約が可能なので、(地デジとBS/CSを見るだけならば有料放送がセットになっていない)ケーブル放送よりも月額料金が安くする点が異なります。
ネット系テレビサービスのデメリット
ネット系テレビサービスのデメリットもケーブルテレビと同様
です。テレビを視聴する限り、月額料金が必要です。
また、ネットサービスとテレビサービスが結びつきますので、ネットを乗り換えしづらくなるというデメリットもあります。

例えば、他社からより安く早いネットサービスが始まっても、テレビ契約のために乗り換えが難しかったり…。

NUROとか安くて速いけど、フレッツ・テレビには対応していないから、フレッツ・テレビユーザーは乗り換えにくいわね…。
テレビ信号を光ファイバーを流す=一定の帯域を常時消費するということすので、地上波放送は回線バックボーンが強いNTT系の会社のみが提供するサービスとなっています。
注文住宅を最近建てたみんなはどうしてる?
Twitterでテレビ放送の受信に関するアンケートを行った結果、250人近くの方から回答をいただきました。

ありがとうございます!回答いただいた全員の方に感謝!
https://twitter.com/kikorist2020/status/1422484225693941760?s=20&t=6vb-enxsK4WYOKWKqJA5YQ
結果は、アンテナな設置の方が約46%と1位に。やはりランニングコストも含めたコストでは一番メリットがあります。
地デジだけで良ければ屋根裏に設置することも可能な場合があります。外観への影響もなくていいですね。
外観重視の方も勿論いらっしゃいます。
我が家はネットでテレビも入るようにしました。
外観スッキリ、値段もCATVより安いのでほぼ満足です。
ネット系のTVの場合キッチリと東京都はこのチャンネルしか映りません、と区切られてるせいでアンテナなら受信できるはずのテレ玉とTVKが入らないのが残念ですけど。— じゃいくん (@pertamahouse) August 4, 2021
現役住宅営業のフジモンさんは8割~9割がアンテナを設置しないとのこと。フジモンさん自身が外観へもこだわりが半端ないので、施主の方も外観を気にする方が多そうです。
また、現在は良くても隣に建物が出来た時に電波が遮られることも考えて、ネット系サービスにされた方も。電波が遮られると、せっかくアンテナに投資しても無駄になるかもしれませんので、この視点は重要です。
さらに、最近はテレビ放送はそもそも不要という方も。サブスクやAbemaTVなどの動画配信で十分という方は今後増えそうです。
https://twitter.com/Jury0909/status/1422819866579324931?s=20&t=fZKfViCZMmeq5JfagSvtgQ
kikorist夫婦のテレビ放送の受信方法
kikorist夫婦はフレッツ・テレビ
結論から述べると、kikorist夫婦はフレッツ・テレビにしました。
元々はケーブルテレビで考えていたのですが、上記の通りケーブルテレビは有料チャンネルが漏れなくセットとなることが判明。kikorist夫婦は、テレビもニュースと一部のバラエティーを除いてはほどんと見ず、有料チャンネルは不要です。

映画やアニメは、AmazonPrimeやNetflixで見たい時に見たい。

わざわざ番組表確認するとかやってられない。
とはいえ、地上波テレビ放送が一切に見れないのも困ります。地上波のみ見たい場合も、有料チャンネルのセットになることから、ネットとセットで9,000円超/月となります。

一般にネット料金が6,000円前後ですので、3,000円がテレビ放送の料金と考えるとちょっと高すぎ…。
有料放送を見る家庭ならいいと思うけど…。
想定外だったために、慌てて設計氏と生産氏に相談。
確認の結果、アンテナ工事は今からで費用も10万円程度で可能だが、アンテナとケーブルがファサード面を含む外観にかなり長い距離露出するとのこと。アンテナ工事は却下に。
※居住地域が分かってしまうので、どの位置にアンテナが来るかは伏せさせてください。

アンテナの位置と引き込み位置の位置関係がちょっと悪い…。

地デジだけなら屋根裏という手もあるけど…。
結果、アンテナもNG、ケーブルテレビもNGということで、消去法的にネット系サービスにすることにしました。
ネット系テレビサービスならどれにする?
ネット系のテレビサービスは、フレッツテレビとひかりTVに二分される
ようです。
私たちとしては、1契約で複数台見れることと料金の安さを重視しましたので、フレッツテレビにする予定です。
ひかりTVは有料チャンネルが基本的にセットになり、2,750円という価格になるのもネック。

有料チャンネルはいらないからもっと安くして…。
フレッツテレビであれば、光コラボを含むフレッツ系サービスから事業者を選定する必要がありますが、こちらは楽天ひかりにする予定です。
決まり次第、記事にしたいと思います。
本記事のまとめ
テレビ放送を受信する方法は大きく分けて3つ。
②ケーブルテレビに加入する
③ネットサービスに付随するテレビサービスに加入する
それぞれメリット/デメリットがありますし、居住地域によって選択肢が変わってきます
。
アンテナが外観に影響しない形で設置できる地域ならばそれがコスト的には一番安いので、早めに設計段階で決めておくと、ケーブル取り込み位置などもアンテナ設置位置近くに調整できるはずです。
外観への影響を気にされる場合は、ケーブルテレビまたはネット系テレビサービスが選択肢になると思います。
参考になれば幸いです。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。

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