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今回は、いつもとちょっと違う内容の記事です。
タイトルの通り、個人的に少し時間があったこともあり(あとは妻が時期的に仕事で忙しく、一人暇していました…笑)、新邸の住宅模型を作成してみました。
手間はかかりますが、いい感じに仕上がったので、作成した住宅模型のレビューと作り方をまとめました。
なお、第2弾も作成予定です。
住宅模型とは
住宅模型とは、その名の通り住宅を模型にしたものです。素材はスチレンボードと呼ばれる、発泡スチロールの両面にケント紙を貼り付けた素材がよく使われます。


建築学科の学生さんがよく作っているイメージがあります。
スチレンボードで屋根だけ試作で作ってみましたが、サクサク切れて加工性は抜群でした。

スチレンボードでの住宅模型はオススメです。
ハウスメーカーによってはプレゼントしてくれることもあるようで、私たちは積水ハウスから見積提案時にいただくことができました(最終的には契約しなかったのですが、それくらい気合を入れてプレゼンしていただいた…)。
建つことはなかった幻の積水ハウス版のkikorist新邸がこちら。



サイズは1/100で可愛らしい感じ。
住友林業の新邸とほんの少し似ています。

窓の取り方は全くと言っていいくらい違うけど…。あと屋根が片流れとフラットルーフの組み合わせなのも違うわね。

敷地内に最大限に建てる、北側斜線規制、ビルトインガレージの位置(この位置しか無理)、あとは玄関をどうとるかで、建物の形はある程度は決まってしまう部分はあります。

ちなみに中の間取りは結構違います。吹き抜けがあったり、お風呂が3階にあったりとか…。
住友林業の契約の際、積水からいただいたことを踏まえて、住宅模型を契約の条件にしたので、引き渡し時に頂けるはずです。

営業担当氏が忘れていなければ…
着工合意時にも念押ししてあるけど笑
作成した住宅模型
住友林業でも住宅模型はいただける予定だったのですが、TwitterやInstagramでフォローさせていただいているのむさん(@nomusan3211)が、住宅模型を作成しているのを見て、私たちもやりたいと一念発起!
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のむさんは夜にインスタライブで家づくりの解説や相談をされているので、ぜひフォローを!
のむさんはスチレンボードで作成されていますが、今回はMDFという集成板をレーザーカットして作ることにしました。


木くずを固めているので、イメージとしては凄く硬いコルク、すごく硬くて厚いボール紙といった感じ。
レーザーカット用のカットラインのデータや彫刻データをIllustratorで作れば、あとはレーザー加工機が自動でカットしてくれるので、カット作業は大幅に楽になります。

今回のように、室内の壁まで再現する場合はパーツがが膨大なので…
また、レーザー加工では間取りやタイルなどを彫刻で再現できるのもメリット。
その半面、データ作成にある程度時間がかかります。また、MDFの場合は木材なので、レーザーの熱で断面が黒くなり、表面にこげが少し出てしまうのはデメリットと言えます。
あとはレーザー加工機の使用代。私たちはカインズホームで借りていますが、30分2,500円で、1時間半ほどかかりました。

スチレンボードを寸法に合わせて定規で1つ1つカットする手間と、レーザーで精密にカットできるメリットを比較するとレーザーも十分ありかなと。

初心者だと出力パラーメーターの設定とかでもう少し時間がかかると思います。

色々設定を試行錯誤したりとかね…。
kikorist夫は何度か使っているので割と慣れています。
と、言うわけで出来た模型がこちら!



レーザーの熱でこげやヤニが付いてしまうのはご愛敬。
一応熱対策でマスキングテープは貼ったのですが、ある程度は付いてしまいますね。
当たり前ですが、実際の図面データを基にしているので、3Dマイホームデザイナー13のパースと全く同じものが出来上がりました。


寄棟屋根です。スレート(コロニアルグラッサ)は彫刻で再現しています。


こうして立体として見ると、寄棟屋根はとても綺麗な形だと分かります。

マニア的視点…。
屋根の軒天も再現しています。バルコニーのガラスパネル部分はアクリルで再現。


外壁のタイルも彫刻で再現しています。タイルは実際のサイズだと小さすぎるので、実際よりも大きめに彫刻しています。


ここはあくまでイメージということで。
屋根と各フロアは外せるようになっています。重ねるときにずれることがないように、屋根や各フロアの床にはガイドとしてダボを付けています。


ダボがあるので、カポっとはまります。
弁当箱みたいな感じです。
まずは3階から。

細かいですが、セカンドリビング(住友林業の展示場に倣ってプライベートラウンジと表記)のウッドタイルも彫刻で表現しています。


なお、各フロアの室内の壁は全て取り外せるようになっています。

そのため、子供部屋の分割前と分割後も再現可能。


続いて2階。

2階も基本的な造りは3階と同じです。階段も再現しました(もちろん取り外し可能)。
リビングのテレビとエコカラットは彫刻で再現。

1階です。

1階も造りは上のフロアと同じですが、鉄骨階段を再現しました。

細かいですが、階段はささら桁と踏板を1つ1つ別パーツで作って組み立てています。手摺りは1mm厚のアクリルで再現。


外壁は固定していますが、玄関扉とガレージシャッターは取り外し可能です。




最後におまけで外構と敷地も作成しました。

きこりんのイラストと家の諸元入り。植栽も樹種名を(分かりにくいですが)入れています。
住宅模型の作り方
それでは、住宅模型のレーザーカットでの作り方を解説します。
ちなみにスチレンボードで作る場合は、スチレンボードにコピーした平面図や展開図を貼り付けて、カッターで図面通りカットしていけばOKです(壁が重なる部分は壁厚分長めにカット)。
素材
今回はMDFを使用しますが、パーツごとに厚みを変えています。具体的には、屋根と鉄骨階段の踏板は1mm厚、壁は2.5mm厚、床は4mmです。

屋根は厚みがあるとその分合わせ目が厚くなってしまってパーツが干渉したりするので、出来るだけ薄く仕上げる必要があり、1mmにしました。壁は実寸は130mmが1/50だと2.6mmですので近い厚みの2.5mmに。床は強度が必要なのと壁をダボ穴に差したときに自立しやすいようにということで4mm厚にしました。
MDFの2.5mmと4mmはホームセンターで売っていますが、1mmは売っていなかったので、Amazonで調達しました。
データ作成
今回はMDFをレーザーでカットしていきます。MDFはカッターでもカットしようと思えばできますが、かなり硬いので、レーザーじゃないとちょっと難しいと思います。
レーザー加工用のデータはAdobe Illustratorで作ります。Illustratorは昔は買い切りのみで10万円近くする高額ソフトでしたが、今はサブスク型で月額で使用できるので、仕事ではなく今回のようにちょっとだけ使いたいというホビーユーザーでも利用しやすくなりました。

1か月だけ使うなら3,828円/月の月々プラン。
一度しかできませんが、7日間の無料試用期間でも作れちゃうかも…笑
レーザーカット用のカットラインのデータや彫刻データをIllustratorで作る手間はかかりますが、あとはレーザー加工機が自動でカットしてくれるので、寸法が0.1mmの単位で精密な上、カット作業は大幅に楽になります。
床はこんな感じで製作しています。赤と水色はカットライン、黒は彫刻する部分です。

壁はこんな感じ。床に挿し込んで取り外しができるようにするためにダボを設けていますが、床に接着するのであれば必須ではありません。


床に接着する場合でも、ダボを作っておくと位置決めが正確にできるので、作っておいたほうが組み立てが楽ではあります。
一番難しかったのが寄棟屋根です。図面にも屋根伏図といいう屋根を上から見た図はあるのですが、当然ですが屋根伏図は平面ですので、屋根伏図の寸法のまま立体化しても、フラットな平面の屋根ができるだけです。

これを、立面図とあわせて、計算しながら寄棟屋根のデータを作成していきます。

詳しい作り方はかなり複雑なので省略します。
詳しく知りたい方はご相談ください。

なお、スチレンボードの場合も寄棟は立体化の計算は必要です。スチレンボードは加工しやすいので、ざっくり大きめに切って合わせていくほうがいいかもです。
作成した屋根と屋根伏図を比較するとこんな感じ。黄色が屋根伏図のラインで、青の点線が実際立体にするのに必要な屋根のパーツです。

屋根を立体にするためには、当然高さが必要になりますので、平面で見た時よりも屋根の各面は大きくなります。

4寸勾配になるともっと平面との差は大きくなります。
いきなりレーザーで加工して製作して成功するか分からなかったので、スチレンボードで実験して、データが正しいことを確認してからレーザーカットに移りました。

当初はアクリルで作ろう思いましたが、第一弾はMDFに変更になりました。
レーザー加工機によるカット・彫刻
作成したデータをレーザー加工機に出力すれば自動的にカットと彫刻をしてくれます。
MDFをカットする場合はヤニやコゲが付着するので、マスキングテープを貼った上で加工すると比較的綺麗に仕上がります。


それでも付着はしていますが…。
こちらは床面。

床パーツの外側に外壁パーツを木工ボンドで固定し、あとは穴に室内壁のパーツをはめ込んでいけば完成。

木工用ボンドは速乾用が便利です。
スチレンボードでも使えます。
作成してみての感想
レーザーカットで製作したことで、かなり精巧にできました。


寸法の狂いがないので、組み立て自体は非常に楽です。
ただ、精巧なのはいいのですが、ほぼほぼ20cm四方の大きさになるので、かなり存在感があります。

1/100の積水ハウス製と比べると大きさがよく分かります。


なので、今度はもう少し小さめのサイズで挑戦してみようと思います。1/100で内部まで再現するのは無理があるので、1/70で作成してみる予定です。今度は透明アクリルのスケルトン製にしてみようと思います。

アクリルには白やカラーもあるのですが、屋根に使いたい1mm厚がラインナップされているのは透明だけなんですよね…。
屋根だけ透明なのも変なので、クリアで統一しようかと。

どんな風に仕上がるのか楽しみです。
参考になれば幸いです。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。


















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