当ブログ「kikorist日誌」は、kikorist夫婦が住友林業で注文住宅を建てる過程や、家づくりのこだわりポイントを発信・紹介するブログです。
あわせて住友林業の割引が受けられる紹介制度のご案内もしています。
住友林業を検討中の方はもちろん、これから家づくりを始める全ての方に分かりやすく情報を発信しています。
WEBマガジン「イエマガ」でライターとして家づくりの検討過程を月刊連載中。
家づくりに関するリアルタイムの情報、ブログに書ききれない住友林業の小ネタはTwitterで、インテリアなどの写真はInstagramで発信していますので、よろしければフォローお願いします。
【注意事項】当ブログ内の写真、イラスト、文章については、流用・引用を一切認めておりません。
当ブログはアフィリエイト広告/AdSecse広告を利用しています。
この記事では、住友林業で選択できるトクラスのキッチンの詳細についてまとめています。
住友林業では2021年4月に「My Forest BF」という商品仕様に変わっており、キッチンの仕様も大幅に変わっています(My Forest BFの仕様全体についてはこちらの記事を参照)。本記事では2021年4月の商品改定に合わせた最新の内容でトクラスのキッチンを解説します。
住友林業を検討している人、既に契約済みでどのキッチンにしようか迷っている人は、必見の内容となっています。
なお、住友林業の仕様シリーズについては、こちらから記事一覧としてご覧いただけます。
2023年5月に商品改定
トクラスのキッチンは2023年5月に商品改定で変更となりました。
2023年のトクラスのキッチンでは、ベースとなる商品がベリーからコラージアに変わり、ミーレ製食洗器やII型キッチンが選択可能になるなど大幅に商品が変わりました。
2023年5月の仕様はこちらの記事でまとめています。
住友林業で選べるキッチンの種類
住友林業で標準で選択できるキッチンは、クリナップ、LIXIL、トクラスの3メーカー
です。これらのキッチンメーカーであれば、どのメーカーを選択しても差額はありません(ただし各キッチンメーカーによって追加のオプション金額は異なります)。
加えて、差額を支払うことで選択できる提案仕様のキッチンとして、永大産業、Panasonic、キッチンハウスがあります。
なお、住友林業では、標準で付いており、追加で費用がかからない仕様を「推奨仕様」と言い、標準から変更した仕様を「提案仕様」と言います。
他メーカーでの標準=推奨、オプション=提案と理解してください。
提案仕様には基本的にグレードアップ変更や追加などの差額負担が発生するものが多いですが、中には差額無しで変更できるものや、推奨から減額するような内容も含まれます。
まずどのメーカーのキッチンを選ぶか選択した上で、各キッチンに用意されているオプション(例えば、標準では浅型の食洗器を深型に変更するなど)を選択していく形になります。
各キッチンメーカーはワークトップやシンク、レンジフード、デザインなどで特徴がありますので、好みのメーカーを選んでみてください。
キッチンの形状は、キッチンハウスを除くと壁付けI型キッチンが標準で、アイランドやペニンシュラにすると増額になります(ダイニング側の面材が増えるため)。もちろん、キッチンのダイニング側に収納を追加する場合も、オプションです。
キッチンのレイアウトの違いと特徴については、こちらの記事で分かりやすくまとめています。
食洗器・コンロについては、Panasonicやキッチンハウスを除いてどのメーカーを選んでも基本的に同じ
です。
ガスコンロはリンナイのガラストップ(幅60cm)が標準で、提案仕様として幅75cmの上位機種や最上位のデリシアが用意されます(カラーはメーカーによってはシルバー以外にブラックも選択可)。
IHは日立のIHヒーターが標準で、提案仕様でオールメタルタイプなどが用意されています。
食洗器は浅型食洗器が標準で、+10万円程度の提案仕様としてPanasonicの深型食洗器が選択可能です。
トクラスのキッチンの特徴
そもそも住宅をゼロから検討中の方は、トクラスというメーカーの名前に馴染みがないと思います。
私たちもそうでした…。初耳。
トクラスは楽器で有名なヤマハの住宅設備部門が独立した会社
です。旧来は「ヤマハリビングテック株式会社」とヤマハの名前を冠していましたが、2013年にトクラス株式会社に社名変更しました。
トクラスの特徴は、人造大理石と楽器で培った塗装技術。
トクラス(旧ヤマハリビングテック)は1976年に国産初の人造大理石を発売した会社で、それ以来一貫して人造大理石の品質と生産技術にはこだわってきた会社です。
トクラスの人造大理石には、他のメーカーにはない美しさと耐久性を備えており、住友林業のトクラスキッチンで標準で選択できるテノールカウンターの美しさは必見です。
手元を隠すことができるハイバックカウンターを選択した場合、トクラスだけはバックガード部分もカウンターと同じ人造大理石で一体成型が可能。これはトクラスの持つ人造大理石の加工技術だからこそ可能な仕様です。継ぎ目がないので、見た目もスッキリしますし、何よりお手入れが簡単です。
楽器のヤマハの住宅設備部門という会社の沿革からも分かる通り、楽器で培った塗装技術はキッチンの面材でも活かされています。
他メーカーがメラミン化粧板が標準仕様ですが、トクラスでは天然木塗装扉や塗装扉が選択可能です。
天然木の本物の質感や塗装された面材は、シート系の面材とは明らかに異なる「本物感」があります。
トクラスのキッチンは、品質・デザインの両面で非常に魅力的なキッチンとなっています。
とはいえ、クリナップのステンレスやLIXILのセラミックも同じくらい魅力的だし、PanasonicのトリプルワイドIHやキッチンハウスのデザイン性…。
住友林業のキッチンは沼よ…。
住友林業のキッチンは、人造大理石ならトクラス、ステンレスならクリナップ、そしてセラミックトップならLIXILとしっかり各社の得意分野のワークトップで住み分けがされているので、非常に分かりやすいです。
住友林業で選択できるトクラスのキッチンの仕様詳細
ワークトップ
ワークトップはテノールカウンターが推奨(=標準)で選択可能。2021年3月まではテノールカウンターは提案仕様(=オプション)でしたが、4月の商品改定で標準仕様がグレードアップしました。
流行のダーク系のキッチンにピッタリのアイアンブラックや定番のソルティホワイトに加えて、バーストブラウンやフレークシルバーといった、他メーカーでは存在しない独特のカラーも選べます。
2021年3月以前に標準だったニューグラーナカウンターも継続して選択可能です。
テノールカウンターと違い、ハイバックカウンター全面が一体成型になる点が異なります。お手入れを重視される場合はアリかもしれません。
シンク
シンクはマーブルシンクという人造大理石のシンクが標準です。H2シンクという一般的なシンク形状と、カウンターの奥までたっぷり使える奥までシンクの2種類から選択可能です。
個人的には奥行がたっぷり使えて、大きな鍋なども洗いやすい奥までシンクがオススメ。
シンクのカラーは3色から選択可能です。
天然木塗装扉
トクラスの天然木の塗装扉の質感は他メーカーを圧倒します
。
カタログに掲載されているのは駒沢第四展示場です。
グレーのキッチンが北欧風でとってもオシャレでした。
天然木の塗装扉は本当にカッコいい
のでオススメです。
本物素材というのがまたいい!
提案仕様のカラーもあります。提案仕様は天然木ではなく、シート面材になるので、あまり選ぶメリットがないかもしれません。
シート面材はもしかしたらダウングレードで減額になるかもしれません。
レンジフード
トクラスのレンジフードは、推奨(=標準)ではスタイリッシュな薄型デザインフードです。
提案仕様ではサイクロンフードも選択可能です。
サイクロンフードは、匂いや煙を逃がさないようにしたトクラス独自のレンジフードです。
機能性は魅力的なんだけど、デザインが厚ぼったいのが玉に瑕…。
カップボード
住友林業をはじめ、注文住宅ではほとんどの場合カップボードは標準仕様には含まれません。
手持ちのカップボードがある方もいらっしゃいますので…。
とはいえ、ほとんどの人はカップボードもセットにしている気もするけど。
トクラスでもカップボードがラインナップされていますが、住友林業クレストのカップボードを選ぶことも可能です。
カタログのカップボードの写真はシースルー扉(ガラス扉)ですが、ガラスのないフラット扉も選択可能です。
トクラスのキッチンのメリット
トクラスのキッチンのメリットは、何と言っても品質の高い人造大理石のカウンターとシンク、そして天然木の塗装扉が標準で選択可能である点です。
機能性とデザインが高度な次元で両立しているのが、トクラスのキッチンのメリットと言えます。
トクラスのキッチンのデメリット
トクラスのキッチンのデメリットは非常に少ないのですが、強いてあげるとするならば、人造大理石のみでステンレスのワークトップやシンクが選べない点、提案で選べるサイクロンレンジフードの見た目がダサい点があげられます。
1点目のステンレスワークトップやシンクが選べない点は、そもそもトクラスを選択する方は人造大理石の美しさに魅力を感じているはずなのであまり関係がないはずです。
2点目のサイクロンレンジフードのダサさは、いかんともしがたいものがありますね…。クリナップの洗エールレンジフードやLIXILの汚れんフードほどは掃除の楽さを謳っていないのも気になると言えば気になります。
本記事のまとめ
本記事ではト