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注文住宅では誰しもが大なり小なりこだわりを持っていると思いますが、今回はkikorist夫婦が指定した「細かすぎる」こだわりポイントを紹介します。

そんなに細かいこと気にする?っていう内容もありますが…。
なお、基本的なこだわりポイントについてはこちらの記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。
なお、パースについてはマイホームデザイナーで作成しています。マイホームデザイナーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ビルトインガレージの木目調軒天の継ぎ目
住友林業で採用できる木目調リブ軒天は、長手方向(=長方形の距離の長い方向)に182cm(=6尺)です。

木目調軒天
そのため、施工する場所の長さが182cm以上になる場合は、継ぎ目ができてしまいます。
kikorist新邸の場合、ビルトインガレージの天井にも木目調リブ天井を採用していますが、奥行は5m以上ありますので、当然継ぎ目ができてしまいます。

ビルトインガレージ
そこで、設計氏と相談して正面から見た時にできるだけ継ぎ目が目立たないように、ガレージの入口側から軒天を貼るように指定しました。

軒天の貼り方
最後の部分が半端にはなりますが、正面から見た場合は継ぎ目がガレージの奥になることで、継ぎ目が目立ちにくくなります。

ガレージのパース
寝室のふかし壁のカウンターの継ぎ目
寝室のふかし壁のカウンターも継ぎ目の場所を指定しています
。

寝室のふかし壁
軒天と同じく、使用する建材の長さの関係でふかし壁のカウンターにはどうしても継ぎ目が出来てしまうと設計氏から言われました。

それ自体はしょうがないわけですが…。
設計氏からの最初の提案ではカウンターの中央の継ぎ目でしたが、それはちょっと目立ちます(下の画像の青のライン)
。そこで、部屋の中央にカットしない最大幅のカウンター材を利用し、カウンターの両サイドに継ぎ目が来るよう指定しました(下の画像のピンクのライン)。

水色が当初の割り付けで、ピンクが変更後の割り付け

継ぎ目は2つになるけど、中央に来るよりは視覚的に気にならないかなと。
我ながらめんどくさい施主です…笑
点検天井口の位置と塗装
天井点検口は、屋根の下や水周りの下に、屋根や配管の点検のために付きます。

天井点検口

住友林業では、性能評価のために原則水周りの下には天井点検口が必要です。
天井点検口の位置
2階リビングや水周りの場合は1階に点検口が必要になる
ので、場所のチェックはしておきたいところです。

でないと、いざ完成したときに「目立つ位置に点検口が…!」となります。
とはいえ、点検口都合で間取りを変更することはあまりしないので、点検口の位置を収納内にずらすなどの工夫が必要です。

真下でなくても、多少ずれても大丈夫みたい。
kikorist新邸の1階は場合はこんな感じ。

天井点検口の位置(1階)
浴室、洗濯機、キッチンの下には点検口があります。浴室用と洗濯機用はガレージの中、キッチン用は押し入れの中ですので、普段目に付くことはありません。

ちゃんと図面には「天井点検口」と書かているので、見逃さないようにしたいです。

ここまで注文住宅ではチェックがいるのかという気もしますが、図面が全てですので確認は怠らないように。
2階には屋根の下に点検口がありますが、リビング収納内に収めています。

2階の上の一部には屋根

屋根用の点検口はリビング収納内
最後に3階の点検口。3階の点検口は廊下にあります。

3階の天井点検口は廊下の上
本当は収納内に入れられると良かったのですが、屋根の勾配が三寸ということもあり、屋根の中心付近のこの場所になりました。
天井点検口の色
住友林業の天井点検口は基本的に白一色のみです(天井用の高断熱仕様と断熱なしというような区別はありますが…)
。
白系のクロスであれば、天井点検口も白で問題はないのですが、木質天井や濃い色のクロスを採用していると、白枠の天井点検口はかなり目立ちます。

3階の天井点検口(未塗装の状態)
そこで、1階のガレージ内や3階の廊下上の天井点検口は枠をブラックで塗装していただくようお願いしました。

着工合意の仕様一覧

着工合意はガレージ上部のみとありますが、3階廊下も塗装仕上げです。
ガレージ天井は木目調軒天、3階天井はダークブラウンのアクセントクロスなので、白ではかなり目立つために塗装することにしました。

ガレージの点検口

3階の天井点検口

これで点検口が目立ず満足!
ちなみに、今のところは点検口は塗装されていません。

未塗装の点検口
発見した時に慌てて生産担当氏に連絡すると…

点検口などの塗装は大工工事後の仕上げ作業の際にさせていただきます。ご心配おかけして申し訳ありません。
とのことで一安心。

それにしても、木目調軒天に白の点検口はかなり目立つわね…。

本当に。塗装の指定をしておいて良かった…。
床下点検口の位置
続いては床下点検口の位置です。
床下点検口は基礎部分の点検のために必要で、住友林業では1階に2つ必要とのことです。

そして、それぞれの点検口の位置はある程度離す必要があります。

確かに同じ場所に2つ付けても意味がない。
kikorist新邸では次の2か所にしました。

床下点検口の位置
1か所目はウォークインクローゼットの中、2か所目は主寝室の中央です。
ウォークインクローゼットはいいとして、なぜ主寝室の中央に設置したのかと言うと、ここはベッドを置くと隠れる場所だからです。
主寝室はベッドの向きまで想定した上で壁をふかしていますので、模様替えなどでベッドの位置が変わることはありません。

床下点検口はベッドで隠れる

設計氏にはベッドのサイズも伝えた上で、隠れる位置に、と指定しました。
なお、床下点検口は標準でブロンズ(艶消し)と、床にあった色になっているので塗装はしていません。

トイレにマットを敷かれる方であれば、トイレに床下点検口を設置することも多いです。トイレの滞在時間は短いので、部屋にあるよりは目立ちません。

私たちはフロアタイルにしていますし、マットを洗うのは面倒&その結果不衛生という考えから、マットは敷かないので、トイレは不可でした。
外壁タイルの貼り方
外壁タイルの貼り方も少し普通と違う点を取り入れています。
基礎との境界部分や玄関、窓周りは納まりの関係(窓やドアの横幅とタイルの幅が合わないなど)で縦貼りをすることが多いのですが、タイルの横貼りに一部縦貼りが混ざるのがどうしても嫌で、縦貼りなしで指定しています。

タイルは縦貼りなし
縦貼りが入るとこんな感じ。

窓枠の周囲などが一部縦貼り

嫌だ。横基調なのに、縦が混じって美しくない。
と、いうわけでkikorist新邸では縦貼りなしです。

外壁のパース
タイルの目地
アクセントでタイルを採用される方も多いと思いますが、タイルの目地の色も指定が可能です。

指定しない場合は、一般的な色(白系)になることが多いと思います。
せっかくタイルを入れるのであれば、そのタイルが映える目地を指定したい
ところです。
kikorist新邸では、1階の手洗いとトイレのアクセントタイル、2階のキッチンに採用した2種類のタイルの4種類の目地を指定しています。

目地の色指定
名古屋モザイクなどのタイルカタログには目地についても記載があるので、タイルそのものだけでなく目地もチェックしておくと良いと思います。

名古屋モザイクのアートパステル目地

目地によってだいぶ印象は変わるし、グレーだけでもすずいろ~すみいろまで4系統もあります。
ちなみにどの目地を選んでも価格は変わりません。

価格が変わらないなら指定したほうがなおのこといい気がします。
窓の見切り材の塗装
通常、窓枠とクロスの境目には見切材が入りますが、天井点検口と同じく白しかありません。

窓枠の見切材
窓枠がブラックで、クロスもダーク系を選ぶと白い見切材が浮いてしまうので、ここも天井点検口とあわせてブラックに塗装予定です。

これは我々から指定したわけではなく、担当設計氏が指定してくれていました。

窓枠に見切材が付くなんてそもそも現場で見るまで知らなかったし…。
さすがうちの設計氏は仕事ができる!
床付近のコンセントの高さ
コンセントの高さについても指定
しています。

なお、定番のエアコン用の天井コンセントも採用しています。
床付近のコンセントの高さは、「施工上問題ない範囲で可能な限り低く」と指定しました。
住友林業標準のコンセントの高さは、フロア面からコンセントの高さまで30cm、コンセントの下端までだと18cm程度が標準です。

住友林業標準のコンセントの位置
基本的に床付近のコンセントは、床に置いて使う機器がほとんどです。コンセントの位置が高いとだらんとケーブルが垂れてカッコ悪かったり、足を引っ掛ける原因にもなりますので、コンセントは出来るだけ床に近い位置に、と指定したわけです。

低い方が視界からも外れますし。そもそも出来るだけ目立つ場所には付けないようにしたけど。

デメリットとしては年を取ったときに、コンセントの抜き差しのために腰を曲げるのがつらい…、ということがあるかもしれませんが、そもそも頻繁に抜き差しすることはないのでよしとしました。

掃除機は充電式でスタンドで充電するし、空気清浄機なども基本的に差しっぱなしですし。

コンセントの位置
ちなみにデスクの上のコンセントなども出来るだけデスクの天板に近い位置に…と指定しています。
本記事のまとめ
本記事では「細かすぎる」こだわりポイントをまとめました。
そんなところまで気にする?という内容もあるかもしれませんが、細かいところほどこだわるのが大事なのは納まりと同様です。
基本的には優れた担当設計氏であれば任せておけば、よきに計らってくれることがほとんどかと思いますが、気になる点などはしっかり確認しておきたいところです。

窓枠の見切材の塗装指定などは設計氏が気をきかせてくれていました。

一方、コンセントの位置や縦貼りなしは指定しないと標準で処理されてしまいます。
なお、室内の換気口も白しかなく、塗装を打診をしましたが、フィルター交換などで触る頻度が高い部分は塗装禿げのリスクが高いということで、私たちの支店では対応不可とのことでした。

展示場では塗装している例もありますが、これは実用性度外視とのこと。

品川展示場のトイレの換気口
そのため、目立つ位置の換気口は自分で塗装予定です。

車のパーツも塗装するので問題なくできるでしょう。下地処理とプライマーをしっかり吹き、トップコートすれば塗装が剥がれることはまずありません。
参考になれば幸いです。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。























コメント
こんにちは
気になりだすとどこもかしこも気になりだしてキリないですよね…ほんと…
ひとつ気になったのは床下点検口がベッドの下とのことですが、定期点検時などその度にベッド動かすのですか?
こんにちは。どこまでこだわるかは沼ですね…。
私たちはあまり気にしない部分、見えない部分は設計氏にお任せしてしまいました。
定期点検時はベッド動かします。年に1回あるかないかですし、その時にあわせて掃除もできるし(ベッドの下ってすごいホコリたまるんですよね…)、一石二鳥かなと思っています。
しょうもない質問にお付き合いいただきありがとうございます!
うちは動かせないタイプのベッドだったので疑問に思ってしまいました…
ほんと一石二鳥ですね!
とんでもないです!
動かせないベッドなんてあるんですね。初耳でした。
これからもよろしくお願いします!