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いよいよ、建物工事も終盤となってきました。
今回は、建物工事の後に行わる外構工事の変更について紹介します。
なお、これまでの変更はこちらです。
外構計画の変更経緯
私たちの場合、外構を住友林業の提携外構会社(…というか子会社)である住友林業緑化に依頼しているので、建物工事が終わると外構工事が始まり、外構工事が完了して引き渡しとなります。
提携外構業者を使わない場合は、建物工事が完成した時点で引き渡しとなります。
その住友林業緑化の外構ですが、着工合意時点のものから若干変更を行うことにしました。
着工合意時の外構はこちら。
外構に関してはほぼ完成と思われていましたが、木完立ち合いの際、実際に現場で外構について確認してみると、想定外の内容がありました。
簡単に言うと、建物の正面に作る予定だった門袖が低すぎる…というもの。
パースだとそれほど気にならなかったですが、実際に人(私にあわせた172cm)と比べるとこんな感じ。
ちょっと低い…。
表札はともかくインターホンはかなり屈まないと使いにくい感じ。
門袖の高さは1.2mでそれ以上の高さには出来ません
。
なぜ1.2mという高さ制限があるのかというと、kikorist新邸は道路から建築物をセットバック(後退)することにより、道路斜線のセットバック緩和を利用しています。
簡単に説明すると、「建築物を道路からセットバックすることにより、その分建物を高く建てられる」という建築基準法上の特別ルールです。
セットバック緩和について詳しく知りたい方ははこちらをご覧ください。
セットバック緩和では「建築物を後退させる」のですが、ここで言う「建築物」は建物本体はもちろんこと、物置、自転車置き場、門や塀なども含まれ、これらの建築物を建物本体よりも道路側に置く場合は、一定の制限を満たす必要があります。
制限される建築物や制限の内容を詳しく知りたい方ははこちらをご覧ください。
門袖や塀の場合は以下の制限を満たすものしか、建物と道路の間に建てることができません
。
- 前面道路の路面の中心からの高さが2m以下
- 高さ1.2m以上の場合は、1.2m以上の部分が網状その他これに類する形状とし、採光、通風等、道路環境に支障のないもの
kikorist新邸の門袖ももちろん上記の規制を守る必要があり、門袖の高さを1.2m以下にする必要がある
のです。
ちょっとさすがにな、ということで緑化氏に外構計画を再考いただくようにお願いしました。
変更後の外構案
私たちの緑化担当は、年齢は若いくやる気に溢れているのと、顔に似合わず繊細な絵と字が特徴です。
そしてこだわり強め。
まずは緑化氏から外構計画で変更可能な部分の図解が届きました。
前述したように、建物より前には1.2mの制限があります(赤色の部分)。それ以外にも、天空率に関する建築確認申請も関わっており、建物より後ろでも軒下にかからない範囲については、建築確認申請の変更申請が必要となるとのこと(青色の部分)。
変更申請費用は、天空率の再計算なども絡んでなんと約20万円…(再申請の費用だけです)。
絶対無理。
緑の部分は、軒の下を含むエリアで、申請不要で自由に変更できるエリア
です。
そういった制限の中で、緑化担当が出してくれた案がこちら。
門袖をポストだけにして、ネーム(表札)とインターホンはポールとして独立させて、建築確認申請の変更申請が不要なゾーンに建てます。
こちらがイメージです。門袖の建物との一体感は出していきたいので、ポスト部分は凹ませ、外壁タイルと同じタイルを貼りたいと思います。
この場合、変更申請は不要で、金額はポールの追加で9万円のプラスです。
方向性としてはアリです。費用的にも許容範囲ですし、使い勝手も改善されているのは良いです。
ただし、インターホンポールもつや消しブラック自体はいいのですが、切り文字の照明付きというのがあまり好きではありません。
階段下照明もあるし、ネームをそんなに強調せんでも…。フォントもいまいちかな。
また、緑化氏提案のセラヴィオRは細割のタイルなので、この面積だとそれほど高級感が出ないという懸念もあります。
最後に、ポストだけ門袖にあっても、ネームがないと配達の際迷うことがありそうです。
文句ばっかり…。
そこで、こちらから修正を提案。
タイルをストーンタイプコレクションのほうに出来ませんか?
ただし、ストーンタイプコレクションは400×200と大判なので、200×100にカットして使用したいです。
加えて、門袖内のポストの隣に、アイアンの切り文字ネームを付けたいです。
それと、ポールが植栽に隠れて使いにくくならないのか気になります。
タイルをカットしての使用やネームの取り付けは可能です。
イメージはこちらです。
インターホンポールにネームが不要になるので、ポールはこちらのポールにしたいと思います。
この案ですとポール費用が安くなりますので、差額も5万円に抑えられます。
また、ご心配されている植栽との兼ね合いも、邪魔にならない樹種を選定していますのでご安心ください。
ポールを立てても、通路幅は1m以上あるので使い勝手も問題ないかと思います。
見た目もいいし、使い勝手もOK、コスト増も最小限に抑えられているのでこれでいきましょう!
マイホームデザイナーで変更後のパースを作ってみました。
いい感じ!!
外構計画の変更が完了
と、いうわけで、門袖の高さ制限による外構計画の変更がまとまりました。アイアンのネームについても楽天で既に発注済み。
来週末からは美装も入っていよいよ建物が完成していきます。
外構がどうなるのか楽しみ。
外構の工事進捗もレポート予定です!
参考になれば幸いです。
なお、着工合意の変更のまとめについては、こちらの記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。