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この記事では、住友林業で選択できるLIXIL(リクシル)のキッチンの詳細についてまとめています。
住友林業では2021年4月に「My Forest BF」という商品仕様に変わっており、キッチンの仕様も大幅に変わっています(My Forest BFの仕様全体についてはこちらの記事を参照)。本記事では2021年4月の商品改定に合わせた最新の内容でLIXILのキッチンを解説します。
住友林業を検討している人、既に契約済みでどのキッチンにしようか迷っている人は、必見の内容となっています。
なお、住友林業の仕様シリーズについては、こちらから記事一覧としてご覧いただけます。
住友林業で選べるキッチンの種類
住友林業で標準で選択できるキッチンは、クリナップ、LIXIL、トクラスの3メーカー
です。これらのキッチンメーカーであれば、どのメーカーを選択しても差額はありません(ただし各キッチンメーカーによって追加のオプション金額は異なります)。
加えて、差額を支払うことで選択できる提案仕様のキッチンとして、永大産業、Panasonic、キッチンハウスがあります。

なお、住友林業では、標準で付いており、追加で費用がかからない仕様を「推奨仕様」と言い、標準から変更した仕様を「提案仕様」と言います。
他メーカーでの標準=推奨、オプション=提案と理解してください。

提案仕様には基本的にグレードアップ変更や追加などの差額負担が発生するものが多いですが、中には差額無しで変更できるものや、推奨から減額するような内容も含まれます。
まずどのメーカーのキッチンを選ぶか選択した上で、各キッチンに用意されているオプション(例えば、標準では浅型の食洗器を深型に変更するなど)を選択していく形になります。
各キッチンメーカーはワークトップやシンク、レンジフード、デザインなどで特徴がありますので、好みのメーカーを選んでみてください。
キッチンの形状は、キッチンハウスを除くと壁付けI型キッチンが標準で、アイランドやペニンシュラにすると増額になります(ダイニング側の面材が増えるため)。もちろん、キッチンのダイニング側に収納を追加する場合も、オプションです。
キッチンのレイアウトの違いと特徴については、こちらの記事で分かりやすくまとめています。
食洗器・コンロについては、Panasonicやキッチンハウスを除いてどのメーカーを選んでも基本的に同じ
です。

標準のコンロと食洗器
ガスコンロはリンナイのガラストップ(幅60cm)が標準で、提案仕様として幅75cmの上位機種や最上位のデリシアが用意されます(カラーはメーカーによってはシルバー以外にブラックも選択可)。
IHは日立のIHヒーターが標準で、提案仕様でオールメタルタイプなどが用意されています。
食洗器は浅型食洗器が標準で、+10万円程度の提案仕様としてPanasonicの深型食洗器が選択可能です。

住友林業標準の調理機器(トクラスの例)

住友林業標準の食器洗浄乾燥機(トクラスの例)
LIXILのキッチンの特徴
LIXILと言えば、言わずと知れた住宅設備の超大手企業
です。キッチンに限らず、システムバス、トイレ、洗面台、サッシ、建具、玄関扉、タイル、カーポートなど住宅に関するありとあらゆるジャンルを扱っています。
そのLIXILが展開するシステムキッチンの最上級仕様モデル「リシェルSI」が住友林業では標準で選択可能です(他のハウスメーカーの中には、同じLIXILでも中級グレードの「アレスタ」を標準としているハウスメーカーもあります)。
LIXILの特徴は、何と言ってもワークトップが標準でセラミックトップであること(人造大理石も選択可能)。

LIXILはセラミックトップが標準
他のメーカーでは通常20万円~30万円のオプションとなるセラミックトップが標準仕様となっています。

住友林業はハウスメーカーの中では高価格帯ではありますが、価格に見合ったハイグレードの設備が標準で含まれています。

住友林業のキッチンは、人造大理石ならトクラス、ステンレスならクリナップ、そしてセラミックトップならLIXILとしっかり各社の得意分野のワークトップで住み分けがされているので、非常に分かりやすいです。
セラミックは、約1,250℃の高熱で焼いて成形された素材で、ガラスや陶器などと同じように造られています。他の素材と比べてもトップクラスの優れた耐久性があり、高級感があるのが特徴です。セラミックがキッチンのワークトップに用いられるようになったのはここ10年くらいと(LIXILが初めてリシェルで導入)、比較的新しい素材です(タイルのような小さいものはまだしも、キッチンで使うような巨大なワークトップを焼いて成型するのは非常に難しい)。
セラミックトップはデザイン的にも、機能的にも非常に優れた素材です。

セラミックトップの特徴
セラミックトップの主な特徴は下記の通り。
- 熱に強い
- 傷がつかない(衝撃には弱い)
- 汚れが染み込まない
- 色あせしない
- 見た目の高級感がある
セラミックは、約1,250℃の高温で焼いて形成しますので、耐熱性が高い点が特徴です。調理後すぐの熱い鍋やフライパンを直接置いたり、人気のスキレット料理もセラミックワークトップの上で盛り付けができます。また、熱による変色などもほぼ起こりません。
さらに、セラミックは非常に硬い素材で、包丁のような刃物でも傷がつきません。一方で衝撃には弱いので、ワークトップの端の部分に強い衝撃を受けると欠けることがあるので、その点は注意が必要です。
セラミックは素材として非常に安定しているため、調味料や薬品などの汚れが染み込まず、キッチンペーパーなどでさっと拭くだけで汚れが落とせます。また、無機成分のため紫外線にも強く、長い時間日差しを浴びても色あせすることなく経年しても美しさが変わりません。
焼き物であるセラミックトップは本物素材であり、独特の風合いと高級感があります。見た目はもちろんのこと、触るとセラミックの硬質さと冷たさを感じ、メラミンなどフェイク品との違いを瞬時に感じることが出来ます。
また、LIXILのキッチンは、最大手メーカーだけであり、使い勝手に優れているのが特徴です。
軽い力で引き出せるらくパッと収納、キッチンツールが取り出しやすい角度で開くパッとポケット、収納内の高さを有効に使えるパッとシェルフといった使いやすさが光ります。

らくパッと収納
提案仕様になりますが、レンジフードのお手入れを楽にする、よごれんフードも選択可能。

よごれんフード

よごれんフード
セラミックトップの使い勝手とデザイン、細かな収納や設備の使い勝手の良さがLIXILのキッチンの特徴です。

私たちもLIXILのキッチンとセラミックトップを採用しました。
住友林業で選択できるLIXILのキッチンの仕様詳細
ワークトップ
ワークトップはセラミックトップが推奨(=標準)で選択可能。2021年3月まではセラミックトップは提案仕様(=オプション)でしたが、4月の商品改定で標準仕様がグレードアップしました。

以前は20万(壁付けI型の場合)~30万(ペニンシュラ/アイランドの場合)の差額が必要だったので、かなりお得な仕様です。

LIXILはセラミックトップが標準
セラミックトップで選択できるカラーは下記の通り。

セラミックトップのカラーバリエーション

3月以前のセラミックトップでは選べなかったラパートトープも選択できるようになりました。
一応、差額無しで人造大理石やステンレスも選択できますが、人造大理石のワークトップが欲しいのであれば、人造大理石ならトクラス(ハイグレードなテノールカウンター)、ステンレスならクリナップ(キャビネット部分まで含めたオールステンレス)のほうが品質が高いので断然オススメです。

よっぽど収納や面材に惹かれているのであれば別ですが…。

本来はセラミックトップのほうがずっと高価だし、同じLIXILなら選ぶ意味がないような…。

提案仕様のワークトップ
シンク
標準のシンクはどのワークトップを選んでもWサポートシンクという、ステンレス製のシンクが標準です。

Wサポートシンク

Wサポートシンク
2段のレールとシンクサポートで準備や片付けが効率的に行えます。

私たちもWサポートシンクにしたので、使い勝手をレポート予定です。
そのほか、ステンレスシンクでレールをなくしたひろびろラクリーンシンク、セラミックトップではハイブッドクォーツシンク、人造大理石トップならひろびろキレイシンクという人造大理石シンクも選択可能です。

提案仕様のシンクとカラー

ワークトップとシンクの組み合わせ

確かハイブッドクォーツシンクは約5万円の高級オプションだった気がします。
扉/面材
扉の面材はベーシックなものが一通り揃っている印象。

扉と取っ手のバリエーション

チェスナットやマットグレーは最近流行のくすみカラーで、北欧系や上品なテイストが好きな方には向いていると思います。

もちろんリシェルのイメージカラーであり、私たちも選んだグレーズグレーも大人気です。
収納部分のキャビネットカラーに、スレートグレーというブラック系のカラーが用意されている
のも嬉しいところです(標準仕様でダーク系が選べるのはLIXILだけ)。

せっかくダーク系のキッチンにしたのに、扉を開けたら真っ白…というのはちょっと残念よね。
収納部分
コンロ下の収納は標準ではスライドストッカーですが、提案仕様でシンク下と同じらくパッと収納(シェルフの有無は選択可)に変更が可能です(シンク下は標準でらくパッと収納シェルフ付き)。

調理器具下の収納
キッチンコンセント
キッチンコンセントも提案仕様で選択可能
。私たちも選択しましたが、あると便利なオプションです。

キッチンコンセント

ミキサーやブレンダー、低温調理器を使用したり。もちろんスマホやタブレットの充電も可能です。
ただし、金額は約3万円とかなり高額なオプションです。ペニンシュラや壁付けキッチンの場合は、壁にコンセントを付ければオプション費用はかからず無料です。

住友林業はコンセントの数に制限はないので…。
レンジフード
レンジフードは標準ではスタイリッシュなデザインではありますが、機能は標準的です。

推奨仕様のレンジフード
細かな注意点として、壁付けI型キッチンのレンジフードは加熱調理機器連動が付いていませんので、コンロやIHと連動しません。ペニンシュラやアイランド用では連動機能は付いています…が、標準の加熱調理機器にレンジフード連動機能が付いていないので、加熱調理機器とレンジフードを連動させたい場合は、加熱調理機器を提案仕様にグレードアップする必要があります。

加熱調理機器の仕様

細かいけど、ちょっとした罠です…。
レンジフードは、提案仕様でファンのお手入れが10年不要で、普段のお手入れも3か月おきとなるよごれんフードが選択可能。

提案仕様のレンジフード

お掃除・お手入れをサボりたい方には是非ともオススメしたいです。

よごれんフード

よごれんフードへの変更費用は約11万円です。

面倒なファン清掃の手間を考えたら十分ありだと思います。
オイルガード
対面キッチンの場合は、コンロ前にオイルガードとしてガラスパネルが付属します(レスにするのは不可)。
オイルガードは標準ではハーフタイプですが、オプションで全面仕様に変更も可能です。

オイルガード
オイルガードのハーフタイプと全面タイプのメリット/デメリットはこちらの記事で整理しています。
カップボード
住友林業をはじめ、注文住宅ではほとんどの場合カップボードは標準仕様には含まれません。

手持ちのカップボードがある方もいらっしゃいますので…。

とはいえ、ほとんどの人はカップボードもセットにしている気もするけど。
LIXILでもカップボードがラインナップされていますが、住友林業クレストのカップボードを選ぶことも可能です。
カタログのカップボードの写真はシースルー扉(ガラス扉)ですが、ガラスのないフラット扉も選択可能です。奥行は44cmのみで、高さは85cmと99cmから選択可能(もちろん収納が多い分99cmのほうが高額)。
カップボードのカウンターは標準がメラミンで、提案でセラミックとなりますが、セラミックカウンターはかなり高額のオプションとなるのでご注意を(下手をするとカップボード本体と同額くらい…)。

標準のメラミンカウンターだと白しか選べないのがちょっとマイナス…。

セラミックカウンターにするほど予算に余裕がなく、かつ白いカウンターが嫌な場合は、住友林業クレストのチェスターフィットと組み合わせるのがオススメです。

カップボード

カップボード

カップボード
LIXILのキッチンのメリット
LIXILのキッチンのメリットは、何と言っても耐久性と高級感を備えたセラミックトップが標準で選択可能である点です。

LIXILはセラミックトップが標準
その上でシンクの使い勝手や収納の使い勝手も考えられており、多くの人が満足する仕様となっています。
LIXILのキッチンのデメリット
LIXILのキッチンのデメリットはありません
。

ないのかいってツッコミが来そうですが…。
強いて言えば、人造大理石トップはトクラスに劣り、ステンレスワークトップはクリナップに劣る点ですが、そもそもそれらのワークトップを選ぶ人は最初からトクラスなり、クリナップを選ぶでしょうから問題にならないでしょう。

それぐらい弱点がないのがLIXILのキッチンと言えます。
本記事のまとめ
本記事ではLIXILのキッチンの詳細について解説しました。
繰り返しになりますが、セラミックが標準で選べるのは大きなメリットです。

アイランドキッチンの例(出典:LIXIL)
kikorist夫婦もセラミックトップに惹かれてLIXILを選択しました。

やはり圧倒的な高級感と耐久性。質感を重視しつつキッチンを使い倒したいならセラミックトップ!

私たちが選んだLIXILのキッチンはミーレを入れるために住友林業の仕様から外れ、さらにカップボードも奥行65cmにしたために住友林業の仕様外となっていますが…。

引き渡しも近付いてきたので、改めて新邸のキッチン仕様はまとめたいと思っています。
参考になれば幸いです。
そのほかの住友林業の仕様についても下記でまとめていますので、気になる方はご覧ください。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。

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