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本記事では、3階の間取りの後悔ポイントについてまとめます。
後悔ポイントの一覧はこちら。

このブログでは、家づくりのお役立ちのために後悔ポイントも包み隠さず全公開していきます。

これから家づくりをされる方は同じ轍を踏まないようにしてくださいね。
なお、パースについてはマイホームデザイナーで作成しています。マイホームデザイナーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
よりベストな間取りに気付いてしまった
注文住宅では、ひたすら考え尽くした上で間取りを決めていると思います。

私たちもそうでした…。
しかしながら、着工合意後または引き渡し後にもっといい間取りがあったことに気付いてしまうということはゼロではありません。
Twitterで実施したアンケートでも、約25%=4人に1人の方が、決めた間取りよりもベストな間取りがあることに気付いてしまったとのこと。
kikorist新邸でも、3階の間取りにもっといい案があり、それが現行案と紙一重であったことに気付いてしまいました。
この記事では、よりベストだった内容と、なぜそのベストな案が実現できなかったのかを考察します。
3階の間取りの不満点
よりベストな間取りがある、ということは現在の間取りに不満があるということ
でもあります。

不満点があるからこそ、それを改善したよりいい案がある。

不満がなければ満足=それがベストってことよね。
こちらが3階の間取りで、主なポイントはセカンドリビングと書斎です。

3階のセカンドリビングと書斎
具体的な3階の間取りの不満点は以下の通りです。
①3階リビングのエアコンの位置
でも触れていますが、3階リビングのエアコンの設置位置が部屋の中央に近すぎて、プロジェクターと干渉する可能性があります。

3階エアコンの設置位置
数センチずらせるとのことでしたが、やはり将来の買い換えなども考えると、プロジェクター設置位置の部屋の中央からエアコンは出来るだけ遠ざけたいところです。
②書斎のエアコンが目立つ
3階リビングのと書斎はベージュやブラウンを使ったかなりダークなクロスなのですが、エアコンのカラーは白になっています。

3階書斎のエアコン

これは着工合意の時点でも、もちろん分かっていたのですが、コストの関係で妥協した部分でした。

東京ゼロエミの関係で、三菱電機製のエアコンで統一する必要があったのと(ダイキンのリソラでは省エネ性能が足りない)、三菱電機製のFLシリーズはかなり高価なので…。
実際使っているうちに気付かなくなるのでしょうが、意匠性的にマイナスなのは確かです。
③3階子供部屋の隠蔽配管カバーが目立つ
3階の子供部屋は将来2つに分ける予定ですが、最初は1つの部屋として使用します。
そのため、当初エアコンは1台で、部屋を分けた際のエアコン取付に備えてもう1台は隠蔽配管だけ仕込むようにしているのですが、その配管カバーがかなり目立ちます。

隠蔽配管カバー(天井コンセントの色は修正予定)

3階の壁はアクセントでブルーにしているので、なおさら目立つという…。

3階居室のパース

これも着工合意時点で写真付きで説明受けてたんだけどね…。
分かってはいたけど…、って感じ。

子供部屋は妥協とコストカットのオンパレードだったので…。
カバーはダークグレーで塗装するつもりですが…。
④格子スクリーンを入れたかった
これは3階の間取りとは関係ないのですが、もともとは格子スクリーンをkikorist妻が気に入っていて、どこかに入れたいと思っていました。

格子スクリーン2
入れる場所はないと思っていたのですが…、実は3階に入れられる場所があったのです。それも最適な形で。
ベストな間取り案
最終的にベストな間取り案は下記の通りです。

ベストな間取り
ほとんど変わらず、リビングと書斎を仕切る壁の一部を格子スクリーンに変更しただけです。

現状のパース

書斎の壁の一部を格子スクリーンに変更

たったこれだけ!?

そう、これだけなのです…。
その上で、現在リビングにある三菱のFLシリーズのエアコンを書斎に移設します。

リビングのFLシリーズを書斎に移設
リビングにはエアコンがなくなりますが、書斎に移した三菱FLシリーズで空調が賄えます。
これによって、前述した現状の不満点のうち3つが解決します。
①3階リビングのエアコンの位置
書斎のエアコンからリビングの空調を賄うことで、リビングからエアコンがなくなり、プロジェクターとエアコンの干渉を気にする必要が一切なくなります。

3階リビングのエアコンは移設
あわせて、リビングからエアコンというノイズがなくなることで、空間がスッキリするというメリットもあります。
②書斎のエアコンが目立つ
書斎のエアコンをリビングに設置する予定だった三菱の黒いFLシリーズにすることで、意匠性がよくなります。

書斎のエアコンのカラーがブラックに
④格子スクリーンを入れたかった
3階の書斎の壁を格子スクリーンに変更することで、当初の希望だった格子スクリーンを入れることができます。

書斎の壁の一部を格子スクリーンに変更
さらに、壁が格子スクリーンになることで、通気性がアップし、より効率的にリビングの空調をすることができます。
格子スクリーンには目隠し効果もあるので、書斎のおこもり感も確保されます。

通気性は確保しつつおこもり感は確保
書斎に設置する予定だった白いエアコンはどうするのかと言うと、子供部屋に設置します。
もともと子供部屋のエアコンは1台のみで将来もう1台追加する予定だったのですが、当初から付いていても何の問題もありません。

部屋分割前から2台設置
エアコンを付けることで、隠蔽配管カバーも使用する必要がなくなります。

エアコンを設置

本当はアクセントクロスにエアコンは設置したくないけど…。
配管カバーよりもこっちのがスッキリね。
これで課題の③も解消…!
この間取りにすることで、現状の不満点は全て解決することが出来ました。
さらに費用面ですが、格子スクリーンはこのサイズであれば3万円~4万円で、リビングの隠蔽配管に8万円かかっていることを考えると、リビングの隠蔽配管をやめて格子スクリーンを入れたほうが、結果的に安くなります。
プロジェクターの設置性が上がり、格子スクリーンと書斎のエアコンカラーの変更で意匠性もよくなり、コストも下がるという、まさに最高の間取りでした。

これを打ち合わせ中に思いつかなかったのはショック…。
一応小さなデメリットはあって、FLシリーズのエアコンは横幅が大きいため、右のチェスターフィットの一番奥の扉が90度は開かず、60度くらいになります。

エアコンと奥の扉が少し干渉

開ける頻度は少ないし、全開にならないだけでなのでほぼ問題なし。
ベストな間取りを思いついたきっかけと気付けなかった理由
ここからは、どうしてこの間取りを思いついたのか、そして、打ち合わせ中に気付けなかった理由について考察していきます。

これから家づくりをされる方の参考になれば…。
思いついたきっかけ
まず、思いついたきっかけですが、2点あります。
1点目は、工事が進行して、事前には聞いていたものの、実物として懸念点が目の前に現れて改めて不満点として認識されたこと。

3階書斎のエアコン

聞いて理解はしていたものの、やはり実物を目にすると実感…。
2点目は格子スクリーンを採用した展示場を見学したこと。
昨日、格子スクリーンを多用した武蔵小杉展示場を訪問し、格子スクリーンを使った実例を見学することで、実際の格子スクリーンの使い方を学び、気付きが得られました。

武蔵小杉展示場

武蔵小杉展示場

武蔵小杉展示場

実例を体感することで、アイディアが膨らみます。

ちなみに、武蔵小杉展示場も今後紹介予定です。2021年4月の商品改定にあわせて最新の仕様にアップデートされた素敵な展示場です。
打ち合わせ中に気付けなかった理由
打ち合わせ中に気付けなかった理由も2点あります。
1つは妥協。
懸念点については理解していたものの、費用面などからしょうがない、と諦めてしまっていました。
しかし、懸念点や不満な点があるということは、それを改善したよりベストなものが存在する可能性があるということもであります。

安易に妥協したわけではありませんが、もう少し突き詰めて考えれば、ベストな間取りにたどり着けていたかもしれない。

打ち合わせ中はリビングにエアコンは必須という固定観念があって、書斎から空調を賄うという発想がなかったのよね。

書斎のエアコンは省略して、リビングのエアコンを賄うというところまでは打ち合わせ時点のアイディアとしてあったので、そこからあと一歩だった。
逆の発想が出てこなかった。
もう1つは、格子スクリーンの実例の体感不足。格子スクリーンの実例を体感していれば、ベストな間取りを思いついていた可能性は高い気がします。
今回の思いつきも、実例見学が起点になっているので、やはりカタログだけでなく実例を見るのはとても大事だと感じました。

展示場は参考にならないと思っている方も多いと思いますが、確かに間取りは豪華すぎますが、建材や照明の使い方など細部はとても参考になります。
思いついた間取りをどうするのか?
現状よりもベターな間取りを思いついてしまったkirkosit夫婦ですが、ベストな間取りに向けて動き出しています。
まずエアコンの移設は現在でも十分可能なため、これは実行します。つまり、3階リビングはエアコンなしで、書斎に三菱電機のFLシリーズ(黒)のエアコンを設置、書斎に設置中のエアコンは子供部屋に設置します。

室外機は外構のあとだったので、室内の移設だけで済みます。
そして、リビングの隠蔽配管の穴は埋めてしまいます。一応配管は活かしてあるので、万が一の場合は穴を開けて再度配管を延長すれば復活はできます。

3階リビングのエアコンは移設

エアコンがないほうが、見た目すっきり…!
既に出来てしまっている壁はさすがに今の段階で格子スクリーンに変更はできませんが、空調上は問題ないとのこと。

もともと書斎に建具を付けてなかったのが幸いしました。

書斎とリビングを分ける壁にはエアコン柱などは入っていないため、取り払って格子スクリーンにすることは可能です。

書斎の壁の一部を格子スクリーンに変更
このリフォームをいつやるかが問題です。子供が生まれて、子供部屋を2つに分けるときでいいかなと思っていましたが、その際に現在書斎で使用している床材やクロスが廃番になってしまうと、全てを変更しなければならず、かなり大がかりなリフォームが必要となってしまいます。

なので、もしかしたら割と早い時期にリフォームを決断するかもしれません…(引き渡し後数カ月後とか…)。

見積だけはすぐに取ってみる予定ではいます。

費用次第ですが、それにクロス全面張替の費用リスクなどを考えると早い方がいいという結論になるかもしれません。
本記事のまとめ
本記事では3階の間取りの後悔についてまとめました。

ベストな間取りまで紙一重だったので本当に悔しい…。

ベストな間取りは意匠的に優れているだけでなく、コスト面も有利だったからね…。
ポイントは、不満点が分かっているなら不満を改善できないか考え尽くす、多くの実例を(展示場含め)見学する、ということに尽きるのではないかと思います。

分かってて放置はよくないですね。分かっていても、実際に見るとやっぱり後悔する。
とはいえ、私たちもベストの一歩手前までは辿り着き、エアコンの移設という半歩は今回実現、格子スクリーンについても無理ではないということが分かったので、その点はまだ良かったと思います。

3階の間取り変更は進捗や間取りがあり次第レポートしていく予定です。
参考になれば幸いです。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。

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