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住んでいく上で収納は必要不可欠なのは言わずもがなです。
その収納の取り方によって使い勝手や費用も変わってきます。
本記事では、注文住宅で収納を計画する際に意識しておきたいポイントをまとめます。
収納計画の基本
kikorist夫婦が考える、収納計画で重要なポイントは次の5点です。
- 過不足のない収納量
- 使い勝手のよさ
- 収納効率のよさ
- 見栄えのよさ
- 費用
それぞれのポイントを解説していきます。
過不足のない収納量
まず収納量は言わずもがなですが、手持ちの持ち物の量と照らし合わせて必要な量、また将来家族が増える予定があるのであれば、その分も加味した収納量を確保する必要があります。
とはいえ、無駄に収納を増やせばいいわけではありません。仮に坪単価100万円のハウスメーカーであれば、単純計算で1マスの収納には25万円、1帖であれば50万円の費用がかかっている計算です。
その1帖を、今後使うことのない無駄な収納になってしまわないか、他のスペースにしたほうがいいのか、という点は真剣に考えるべきです。
もしくは収納を減らして延床面積を減らせば、その分建築費用も抑えられるわよね。
収納も家の本体価格の一部と考えれば、これまで以上に収納に向き合える気がします。
過不足のない量にするためには、現在住んでいる家の収納スペースを参考にすると良いです。
クローゼットであれば幅何メートル分あるのか、納戸や物置であればどれくらいの幅と奥行きがあるのか。測ればおおよそ必要な収納スペースが分かるはずです。そこに今後増えるであろう物の量や子供が増える分をプラスすれば、おおよそ必要な収納スペースが計算できます。
とはいえ、物を買うお金もかかりますし、それを収納する場所を作るための費用を考えると、出来ればあまり物を持たない生活が理想です。
このあたりは生活スタイルにもよりますが…
新邸への引っ越しを機に断捨離して、持ち物を徹底的に減らせば、今の住まいとほぼ同じ量の収納+家族の増分でもいいかも。
物を減らした分だけ余裕が出来ているはず。
引越を機に、断捨離しましょう。kikorist夫婦も徹底的に断捨離する予定です。
なお、kikorist夫婦の断捨離ルールは下記の通り。
食器でも衣類でも同様です。たとえ口では気に入っていると言おうが、2シーズン使わなければ未来永劫使いません(言い過ぎ?)。
1シーズン使わなければイエローカード(警告)、2シーズン使わなければレッドカード(廃棄か売却)です。
本当に気に入っていれば、イエローカード期間中に使えばレッドカードは回避できるので使うはずです。
それでも使わないのなら永遠に使いません。
どんどん断捨離していきましょう。
使い勝手のよさ
2点目は収納の使い勝手。
使い勝手は実用面では一番のポイントとなり、使い勝手をよくするポイントはいくつかあります。
使い場所の近くに収納を設置
使う場所の近くに収納スペースを設けるのが、使い勝手を良くするだけでなく、家を綺麗に保つポイント
です。
収納する場所が近くにあれば収納する手間もかからない。
収納場所が遠いとめんどくさくなって出しっぱなしになりがちよね…。
キッチンで使うものはキッチンに(これは常識だと思いますが…)、リビングで使うものはリビングに収納できるように、使い場所の近くに収納を設けるようにすると良いです。
最近人気のファミリークローゼット(ファミクロ)も同じような考え方で生まれました。帰宅して、脱衣所で脱ぐ、脱いだものを洗濯して干し、それをそのまま近くに収納するという考え方で、現在の注文住宅ではトレンドになっており、今後も定着しそうな間取りです。
昔は各々の部屋にクローゼットがあったけど、確かに動線を考えればファミクロは合理的。
ファミクロに加えて、リビング収納(リビングクローゼット)やエントランスクローク(シューズインクローゼット)なども導入の検討をしたい
です。
積水ハウスでは、リビクロ・シュークロに加えて、ウォークインクローゼットを加えて「収納三姉妹」と名付けていますが、個人的にはウォークインクローゼットよりもファミリークローゼットを収納三姉妹に加えたいです笑
ウォークインクローゼットも便利ですが、一般的でありご存知の方が多いと思いますので紹介は省略します。
最近はウォークインクローゼットを寝室ではなく、ランドリールームの近くに設けて、ファミリークローゼットとするようなケースも増えています。
そのファミクロには寝室からも入れるようにしてる間取りもあるわね。
間取りも進化しています。
収納の奥行(基本は浅く、でも深いのも必要)
収納の使い勝手を向上させるために意識しておきたいのが、収納の奥行。特に可動棚や開き戸の場合は要注意です。
収納力を確保したいからといって、闇雲に可動棚の奥行を深いサイズにしてしまうと、奥のものが取り出しにくく、結局使わないままになって、デッドスペースになりがちです。
可動棚の場合、奥行は30cm程度にしておくと、収納しているものが一覧で見渡しやすく、また取り出し安いので使い勝手のよい収納になります。
ただし、収納の奥行が深い方がいい場合もあります。
引き出しの場合は上から収納してあるものが確認でき、取り出しも問題ないので、収納量を重視して奥行を深くしても問題ありません。
引き出しの場合は高さを深くして物を重ねると、下の物が取りにくくなる点に注意。
また、布団を収納するスペースもある程度の奥行が必要です。
kikorist夫婦は冬は羽毛布団と毛布ですが、夏はブランケットだけで過ごします。そういった場合は、夏の間羽毛布団を収納しておくスペースが必要です。
子供も同じように使うことを考えると、ある程度の布団収納スペースは欲しい。
また、家族や友人がよく泊まりに来るような場合は、予備の布団を収納する必要があります。
そんな年何回も泊まりに来るわけではありませんが、おそらく子供が小さいうちは、両家の親の来訪が増えそうな予感…。
面倒見てもらえれば、私たちは外に出かけたりも出来るしね。じいじとばあばも孫と遊びたいだろうし、Win-Win笑
ほかにも、ホットプレートなどの大型の調理器具、鍋やIHクッキングヒーター、カセットコンロなどを持っている場合は、キッチンやダイニングにある程度奥行がある収納があると便利です。
納戸や土間収納の活用
前述した奥行に近い内容ですが、納戸や土間収納もあると便利な使い勝手のよい収納です。
納戸や土間収納は、人が入れる小さな収納部屋です。
納戸は、クリスマスツリーや五月人形、雛人形といった大型の季節用品、コードレススティック掃除機などの家電製品などを収納することが出来ます。
土間収納は、ベビーカーやキャンプ用品、ゴルフバッグ、スポーツ用品、クルマのタイヤなど、家の中に持ち込まない大きなものを収納するのに便利です。
上の写真は通路スペースが無駄なのでここまで取らなくていいと思いますが、奥行の浅い収納、深い収納、入れる収納の3つがあると、収納する物のサイズにあわせて使用できるので使い勝手がよくなります。
収納効率のよさ
同じスペースでも収納をどう取るかによって、収納力が変わります。
繰り返しになりますが、収納スペースにも建築費用がかかりますから、同じスペースの大きさなら収納力が多い方が嬉しい。もしくは、収納力が同じなら収納スペースを減らしたいわけです。
こちらは寝室のウォークインクローゼットの間取りの修正前と修正後なのですが、修正後は同じ5.25畳でも、1.5グリッドの押入れ収納が増えていることが分かります。
1.5グリッドは坪単価で言えば約30万円の価値があります(坪単価100万円として)。
同じ延床面積で30万円得すると言えなくもない?
ただ、注意しておかなければならないのは、そもそもウォークインクローゼットは通路となる部分があるために収納効率がいいわけではないということ。本当に効率のいいウォークインクローゼットにするには、通路も兼ねたウォークスルークローゼットにするのがベストです。
また、L字のコーナー部分はどうしても物が取り出しにくくなるので、使い勝手ではマイナスになることは覚えておいてください(住友林業のCCSクローゼットでは上の図のように、重なる部分は縦横どちら「勝ち」にするか=優先させるかを決めます)。
私たちはL字部分が1か所増えるデメリットよりも、押入れ収納が取れるメリットのほうが大きいと判断しました。
見栄えのよさ
収納は使う場所の近くに設けたいのですが、その一方で収納は出来るだけ存在感を目立たせたくないものでもあります。
綺麗な壁に収納の扉があるともったいないな…、と思ってしまいます。
収納は主役じゃないからね…。
出来れば隠したい。
ですので、出来るだけリビングやダイニングなど長時間滞在する場所からは見えない場所にしたり、デザインを工夫したいところです。
いつも参考にさせていただいてる大手ハウスメーカー営業のフジモンさんの自邸リビングには大型の造作収納を設けられています。
また、クロスの貼れる扉もありますので、必要に応じて検討したいところです。
また、隠せないのであれば、あえて見せる収納にする、という手もあります。
キッチン家電についても、見せる収納にするか、隠す収納にするか、それぞれメリット/デメリットがありますので、何を重視するかを考えて慎重に決めたいところです。
隠す収納であれば生活感も隠せるけど、使う時に扉を開いたりする手間があったり、収納が圧迫感を感じさせるといったデメリットもあります。
扉の開閉がめんどくさくなって、結局開けっ放しになるのでは意味がないわね…。
費用
収納の最後が費用です。
収納スペース自体が建築費用に含まれていることは前述しましたが、そのスペースにどのような収納を設けるかで費用が変わってきます。
住友林業の場合、収納はオプションです。
一番費用がかからないのは可動棚
。これであれば数千円~数万円で設置可能です。
衣類収納では、枕棚とパイプハンガーが費用的には一番安価です。1マス(=91cm)あたり約1万円。
そのほかの備え付け収納は1.5mで5万円~10万円はかかります。
住友林業の収納はこちらの記事でまとめていますので、ご覧ください。