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今回はWEB内覧会第の第二弾として、新邸のエントランスホールをご紹介します。
なお、入居後のWEB内覧会についてはこちらにまとめています。
エントランスホールの間取りとコンセプト
エントランスホールの間取り
エントランスホールの間取りは次の通りです。
オレンジ色のエントランスクローク・土間収納を除いたホール部分で約7帖です(ただし階段部分も含みます)。
玄関は建物の東側に位置していますが、エントランスホールに窓がないのが新邸の特徴と言えるかもしれません。
エントランスホールのコンセプト
kikorist新邸のエントランスホールのコンセプトは下記の通り。
- 広さは必要最低限にする。
- 窓のないエントランスとなるため、照明で雰囲気を演出する。
- 綺麗な状態を保てるよう、また生活しやすいよう動線や収納を工夫する。
エントランスホールの広さは必要最低限にしました。kikorist新邸は30坪ほどの土地にギチギチに建てているため、物理的にエントランスホールを広く取ることができません。
家はやはり毎日住んで生活する自分たちのものであるため、「来客のための空間」の優先順は低めに設定しています。
エントランスホールも通路でしかないので…。
エントランスホールも1坪100万円と考えると真剣さが増します。
階段部分があるので図面上は広く見えますが、それを除けば最低限に近いホールの広さ。
逆を言えば、「スケルトン階段を採用して、階段下をエントランスホールとして組み込むことで広く見せている」と言うこともできます。
狭い空間を実際以上に広く見せる手法は設計の上手さと言えると思います。
次に、照明計画の工夫です。玄関ドアの採光用のスリットを除くと、窓が一切ないエントランスホールとなるため、昼間でも夜と同じような明るさしかありません。
それをカバーするため、照明計画を工夫することで雰囲気を演出することを意識しました。
玄関=明るいのが正義というわけでもないかなと。
ちなみに、駒沢第三展示場のようなピクチャーウィンドウ付きの明るい玄関も大好きです。
私たちの土地ではこれがベストだと考えていますが、敷地を見ながら何を優先させるかよく考えるのが大事かなと思います。
最後に、動線と収納の工夫です。家を出るとき、帰ってきたときの動線を意識するとともに、家を常に綺麗に保てるよう収納量を確保&極力見せないような設計としました。
具体的には、エントランスクロークからホールに上がれる動線にした上で、ビルトインガレージからもエントランスクローク内に入れる3WAY動線にしているのが特徴です。
ビルトインガレージ⇔エントランスクローク⇔エントランスホールの動線。
ビルトインガレージから車を降りてそのまま家に入れるのはめちゃくちゃ便利です。
靴などをエントランスクローク側で脱ぐことにより、正面のエントランスホールは常に綺麗な状態に保つことができます。
あわせて、エントランスホールには土間収納も設けることで、ベビーカーや工具などあまり室内に入れたくないものもそのまま放り込んでおけるような作りにしています。
また、エントランスホールにはただいま手洗いも設置し、帰宅したらすぐに手を洗うことができるようにしました。
この洗面台では寝室で使っている加湿器の注水も出来るので、作って良かったと思います。
3階には洗面台がないので、加湿器の注水は2階のキッチンで行っています。階段を上り下りするのがちょっと面倒…。
玄関ドア
玄関ドアは住友林業標準のドアの中から、LIXILのジェスタII(LC4シリーズ)を選択しています。
カラーはクリエダークです。
家の雰囲気にもあっているのでまずまず気に入っています。
電気錠は本当に便利です。スマートキーを持っているだけで、ドア取っ手部分にあるボタンを押せば施錠・解錠が可能。
自動で施錠するオートロックにも設定変更できますが、ゴミ出しなどの際に締め出しになる可能性が高いので、オートロックには設定していません。
以前住んでいたマンションの玄関ドアがオートロックで何回か締め出されています…。
玄関ドアとは別に施錠・解錠するためのスイッチも室内に設けることができ、エントランスクローク内に設置しています。
左から電気錠、ダクトレールの開けたらタイマー、EVコンセントのスイッチ、外構/アプローチ/室内コンセントスイッチとなっています。
Panasonicのインターホンで施錠・解錠ができるオプションが5,000円程度で追加が可能ですが、電気配線工事完了後に知ったため、kikorist邸では採用できず。
と、言ってもインターホンで施錠・解錠したいシーンはあまり思い浮かばないため(鍵を持たずに出てしまった家族が帰宅したときくらい?)、それほど後悔というわけではありません。
それほど高い費用ではない一方で、完成後に追加配線をすることは難しいため、使う可能性があるのなら入れておいてもいいと思います。
ちなみに戸建てにしたことで、カギがよく行方不明になるので、Tileを取り付けてスマホやAlexaデバイスから探すことができるようにしました笑
Tileはスマホとbluetoothで繋がるスマートトラッカーで、家の中程度の距離であればスマホアプリから探すボタンで音を鳴らすことができます。
AppleのAirTagでもほぼ同じことが可能ですが、Appleデバイスに限定されるのが難点…。
定期的に検知を行っているので、屋外で落とした際も最後に検知した場所(落としたと思われる場所)を調べることも可能です。
また、逆にTileからスマホを探すことも可能です(Bluetoothで繋がっている範囲内でですが)。ロゴ部分がボタンになっており、ボタンをダブルクリックすることでスマホを鳴らすことができます。
よくカギを置いた場所を忘れる方にオススメです笑
エントランスホール
こちらがkikorist邸のエントランスホールです。
前述したように決して広くないエントランスですが、スケルトン階段を有効に使うことで広く見せています。
床は朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムのブラックウォルナット(挽き板)、天井はスタイルシーリングのオークピュアブラウンです。
天井は当初は建具と同じウォルナットナチュラルでしたが、前述の通りkikorist邸の玄関はただでさえ窓がなく暗いので、ウォルナットナチュラルでは暗すぎると思い、オークピュアブラウンにしましたが、結果的に良かったと思います。
わざわざオークピュアブラウンとウォルナットナチュラルのスタイルシーリングを採用した展示場を見に行ったかいがありました笑
鉄骨階段(スケルトン階段/シースルー階段)とエコカラット(ストーングレース)の組み合わせは、色んな方から褒めていただけるので、入れて良かったと思っています。
鉄骨階段はカツデンアーキテクトのObjeAシリーズで、ささら桁はフォルテ、手摺は横桟を選択しました。
当初からフォルテを指名していたので知らなかったのですが、ObjeAはささら桁のタイプで値段が変わるらしいです…。
ということは、手すりのタイプでもきっと値段変わるわね…。
エントランスホールのタイル
エントランスホールのタイルはアプローチと同じLIXILのグレイスランド(IPF-300/GRL-6)です。コスト重視のため、住友林業の標準品。GRL-6は土埃があまり目立たない色でズボラ向き。
もう少しエントランスが広ければ600×300の大判タイルでもよかったと思いますが、この広さだと300角のグレイスランドでちょうどいい感じです。
エントランスクローク/土間収納
エントランスクロークの入り口にはパイプハンガーを設けているので、コートやジャケットなどはここに掛けられるようになっています。
マスクや折り畳み傘といった小物もこちらに収納しています。
エントランスクロークには楽天で購入した高さ165cmのミラーをDIYで設置。エントランスから真正面の壁にあるので、玄関から身だしなみチェックが可能です。
ハウスメーカーに依頼すると5万円近くかかりますが、DIYで設置すれば1万2,000円で設置可能です。
kikorist夫1人で問題なく設置できました。
ミラーの高さが165cmもあるので、高級感もありますし、全身が映ります。
奥には稼働棚を設置してあり、靴を置いています。最下段は鞄などを置いています。
夫婦二人分であれば十分な収納量です。
エントランスクロークからホールに上がる部分には開き戸を付けたので、ホールや玄関入り口からフリーシェルフが見えないようになっています。
奥はビルトインガレージに繋がるドアです。ドアの隣にはガレージシャッターの開閉スイッチを設置しています。
kikorist新邸で採用したガレージシャッターのポルティエは、車のエンジンをかけると自動的に開きますし、このカード型のリモコンキーが付属するので、このスイッチは必須ではないのですが、エンジンをかけずにシャッターを開けたいときも稀にありますので(洗車や掃除するときとか)、ここに設置しました。
土間収納はこんな感じ。
現状はほぼ棚は空っぽになっています。将来子供が増えた場合は、エントランスクローク内のフリーシェルフは季節品だけにして、シーズンオフの靴はこちらに収納する予定です。
エントランスホールのクロス
エントランスホールのクロスには、サンゲツのTH-30185を採用しています。
和紙調のちょっとパールがかったような質感です。
2階のメインクロス(TH-30186)と同じシリーズですが、エントランスは暗いことが分かっていたので、2階のようなベージュにはせずに純白に近い色味を選択しました。
高級感もあり、和モダンが基調の新邸にはピッタリでした。
ニッチ
エントランスホールにはニッチを設けています。
電球色の照明だと色合いが少し分かりにくいので、照明の色を補正するとこんな感じになります。
ニッチは妻担当で、現在はクリスマスシーズンということでノルディカニッセを飾っています。
壁と同じクロスにしているのですが、少し寂しいのでエコカラットなどにしようか考えていますが、しっくりくるものがなかなかなく…。
もう少し悩んでみます。
ただいま手洗い
ただいま手洗いには、サンワカンパニーのホテルスタイル洗面台を採用しました。
住友林業クレストにすると20万円近くしていたものが、13万円程度で済んだ上、ミラーボックスや洗面台下の収納なども便利で気に入っています。
サンワカンパニーは値段の割にオシャレで質感が高いのでオススメなのですが、採用できない支店もあるようです。
タイルはLIXIのグレーミックスを採用。新邸のエントランスの雰囲気に合っていて、こちらも入れて良かったと思っています。
エントランスホールの照明計画
基本的にエントランスホールは通路ということで、いちいちON/OFFする手間を省くためにセンサーやタイマーで制御しています(ただいま手洗いを除く)。
ホールの一部はグレアレスダウンライトにすることで、存在感をあまり出さないように配慮しました。
階段下に設置したのはCAPTAIN FLINT。
シャープでモダンなデザイン、マットなブラックが新邸の雰囲気や鉄骨階段にマッチしていると思います。
スマート電球を取り付けて、午前6時30分~午前1時30分までタイマーで点灯させています。
アプリでタイマーを設定できるのが便利です。
ちょっと失敗したのが、コンセントの位置。もっと奥に付くはずだと思っていましたが、図面上は手前になっていました…。
なぜ気づかなかったのか…。
階段に沿ってダクトレールを配置し、スポットライトを取り付けています。
「エコカラットを照明で照らして、陰影をつけたい」という要望に対してIC氏から提案されたのがこのプランです。
狙い通りのプランになってます…!
ダクトレールは基本的に好みではない(デザイン的には邪魔)なのですが、このパートは鉄骨階段とマッチしているのと、スポットライトの取り付け基部がシーリングタイプと比べて目立たないのでここは採用して良かったと思います。
スポットライトはLED一体型の小さ目なものをAmazonで購入して施主支給です。
自由に向きを変えられますので、向かって左のスポットライトは壁ではなく、階段下スペースに向けています。
これにより階段下のCAPTAIN FLINTなどが照らされていい雰囲気に。
ダクトレールは時間帯で常時点灯させたかったので、人感センサーにはせずタイマー制御です。ダクトレールはスマート電球のようにアプリ制御ができないので、Panasonicのあけたタイマというスイッチを使ってタイマー制御しています。
その名の通り、スイッチを開けるとタイマーの設定ができます。
本来は不在時に防犯のためにタイマーで室内灯を点灯させるものですが、kikorist新邸では起きている時間帯にダクトレールの照明を点灯させるために使用しています。
あけたらタイマはアドバンスシリーズがなく、コスモシリーズだけになるのですが、エントランスクローク内で玄関側からは見えない位置に設置してあるのと、スクエアプレートにしているので、並んでいてもそれほど違和感はありません。
土間収納は引っ掛けシーリングだけ用意して、アイリスオーヤマのセンサー付き小型シーリングライトにしました(センサー内蔵のダウンライトは高いので…)。
見えない部分にはお金をかけられません笑
これなら2,000円強でセンサー付き照明になるので、非常にオススメです。
新邸のエントランスホール(玄関)のまとめ
30坪で三方向が家に囲まれた土地という条件の中では、ベストな玄関ができたと思います。
ほぼほぼ設計時に狙った通りのデザインや使い勝手に仕上がりました。
こちらは着工合意時にマイホームデザイナーで作成したパースですが、ライティングも含めてほぼその通りに出来上がりました。
マイホームデザイナーの再限度すごい…。
2WAY玄関(うちは3WAYですが…)は収納が少なくなったり、エントランスホールが狭くなことがデメリットとしてよく上げられますが、必要十分な収納量が取れるのであれば2WAY玄関はメリットが大きいと感じています(そして来客のためのホールは狭くていい…)。
コートがかけられたり、ガレージ直結の動線は便利すぎます。
ちゃんと綺麗に保ててるのもいいよね。
参考になれば幸いです。
既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。
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