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本記事では、住友林業で都内に新築戸建て注文住宅を建てたkikorist夫婦が、注文住宅でのインターネットや有線・無線LAN環境、配線、工事などについて解説します。
注文住宅のインターネットの選び方
注文住宅…というか、戸建てのインターネット回線は、大きく分けて3種類があります。
- 光ファイバー
- ケーブルテレビ
- モバイルWi-Fiルーター
ケーブルテレビ
このうちケーブルテレビは、基本的には有料のケーブルテレビチャンネルとセットになることが多い。
そのため、有料チャンネルに興味のない方は選択肢から外れます。
一方で、有料チャンネルも契約するつもりであれば、比較的割安な価格で固定インターネット回線を入れることができる場合があります。
モバイルWi-Fiルーター
3番目のモバイルWi-Fiルーター(WiMAX含む)は、各携帯電話会社からモバイルタイプのほか、据え置き型が各種出ています。
据え置き型はSoftBankから出ているSoftBankAirなどが有名です。
この携帯電話型のWi-Fiルーターは、
- 一定期間の間に一定以上の通信をした場合に速度制限がかかる
- (スペック上はともかく実効速度は)光ファイバーほど速度が出ない
ため、光ファイバーがない地域に住んでいるなど特別な事情がない限りはあまりオススメできません。
携帯電話会社のWi-Fiルーターは、工事不要で申し込んだその日から使えるという点はメリットですが、機器代金が2万円~5万円ほどするので、短期利用にはあまり向いていません。
機器代金が工事代金みたいなものですね。
機器代金の負担があるので、引き渡しからインターネット工事が引かれるまでの一時利用に…という用途にはキツいかな…。
引き渡しから工事日までの短期利用であれば、レンタルのモバイルWi-Fiルーターがオススメです。
戸建て用インターネット回線の主流は光ファイバー
結果的に、多くの戸建て住宅では光ファイバーのインターネットが主流になります。
Twitterで行ったアンケートでも、約7割の方が光ファイバー回線という結果になりました。
既に戸建てに住まわれている方、現在利用しているネット回線についてアンケートにご協力ください🙇
その他の方はコメントいただければ。— kikorist@住友林業の3階建て (@kikorist2020) April 26, 2022
光ファイバーのインターネット回線の選び方
光ファイバーのインターネットの回線は、使っている設備によって大きく2種類に分けることができます。
- NTTの光ファイバー網を利用したサービス(光コラボレーションサービスを含む)
- NTT以外の独立系サービス
NTTの光ファイバー網を利用したサービス
前者は、NTT東日本・西日本が全国に敷設する光ファイバー網を使ったサービスです。
代表的なサービスは、NTT東日本・西日本が提供するフレッツ光です。
フレッツ光の特徴
フレッツ光は別途プロバイダ契約が必須になってしまうので、かなり割高になります
。
個人的にはフレッツ光にするメリットはあまりないと思います…。
NTT系サービスは、テレビ放送をインターネット回線経由で送信する「フレッツテレビ」を提供しているのが特徴
。
NTT以外の独立系サービスではテレビ放送のみのプランを提供していないので要注意です。
下で説明するNURO光にも「ひかりテレビ」という似たようなサービスがありますが、有料チャンネルもセットで2,750円。
NTT自身が提供するフレッツ光に加えて、NTT東西以外が提供するNTTの光ファイバー網を利用したサービスもあります。
これを「光コラボレーション(光コラボ)」と言います。
もともとはNTTの光ファイバー網を使ったサービスはNTTのみが提供していましたが、2015年2月より他社への卸し提供を開始しました。フレッツ光回線の提供を受けた会社は「光コラボ事業者」と呼ばれます。
光コラボの特徴
光コラボはフレッツ光回線を利用しているので、速度やサービス内容などスペックはフレッツ光と同じ。
光コラボではプロバイダ契約が不要で、各事業者ごとの料金体系や特典を用意しているため、フレッツ光よりも料金メリットや特典メリットが大きいのが特徴です。
NTT以外の独立系サービス
フレッツ系サービスではない独立系の事業者についても解説しておきます。
代表的なサービスは、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するNURO光やKDDIが提供するauひかりなど。
NURO光はフレッツ系サービス(1Gbps)よりも回線速度が速い下り2Gbpsのサービスを5,200円/月という低価格で提供していることで人気てす(さらに速い10Gbpsのサービスも)。
しかし、テレビ放送のみの配信サービスを提供していないので、kikorist夫婦の選択肢には入りませんでした(詳しくはこちらの記事)。
テレビアンテナを立てていたら、NURO光にしたと思う。
キャッシュバックもあるし。
ちなみに、フレッツ系でも独立系でもインターネット工事費は別途発生します。
フレッツ系だと19,800円、NURO光だと44,000円です(何気にNURO高い…)。工事費は36回分割払いの請求になることが一般的。
なお、フレッツテレビの申し込みをすると、上記とは別のテレビ工事費用が発生します。
ちなみに我が家の場合は、テレビの接続工事をお願いしましたが、住友林業の住宅であれば情報分電盤内の分配器に繋げるだけなので、この21,780円は超無駄な費用でした…。
この記事書きながら、自分で接続すれば不要な費用だと知るという…。
自分でやる場合は、アンテナケーブルさえ用意すれば不要な工事費です。工具も不要。1分で終わります。
我が家は楽天ひかりを選択
我が家は楽天ひかりを選択しました。楽天ひかりを選択した理由は次の通り。
光コラボのためフレッツ光と同等のスペック
「楽天ひかり」も光コラボのサービスの1つ
。
楽天がNTTからフレッツ光回線を借りて、自社独自の料金や楽天市場の買い物のポイントアップなどの付加価値を付けた上で販売しています。
プロバイダ契約不要で基本料金が安い
楽天ひかりの料金は、プロバイダ契約不要で5,280円と、7,400円程度のフレッツ光よりもかなり安いのが特徴。
楽天市場のポイント付与率がプラス2倍
契約者は、楽天市場での買い物で付与されるポイントがプラス2倍になります(私たちが加入した当時はプラス1倍でしたが、2023年12月に付与率がアップ)。
フレッツ・テレビ対応
楽天ひかりは光コラボですので、フレッツ光と同じくテレビ放送の配信サービスであるフレッツ光を申し込むことが可能です。
※フレッツテレビは光コラボ事業者との契約ではなく、NTT東西との契約になります。
kikorist新邸では地デジやBSのアンテナは設置せず、フレッツテレビのサービスを利用することにしていました(詳しくはこちらの記事)。
必然的にフレッツ系サービスの中から選択することになり、その中でもよく利用する楽天市場との相性のいい「楽天ひかり」を選択した、というのが流れです。
1年間の基本料無料特典(要楽天モバイル)
楽天ひかりの場合、楽天モバイルとセットで楽天ひかりを契約していると、1年間ネット料金が無料になるのも大きかったです。
楽天モバイルの契約者も楽天市場のお買い物ポイントが+5倍になりますし(ひかりと合計で7倍)、楽天モバイルは月間の通信量が1GB未満であれば980円なので、ポイントのためだけに1台契約してあります。
ちなみに当時の楽天モバイルは1GB未満は基本料0円でした。
インターネット回線は価格.com経由でキャッシュバックが受けられたり、家電量販店で加入すると家電の割引が受けられたりしますが、楽天ひかりにはキャッシュバックなどはありません。
ただし、価格.comのキャッシュバックは1年後や2年後という条件があったり、その際に振り込みの申請を自分でしないといけないといった手続きの煩雑さがあります(絶対忘れる…)。
また家電も引っ越し前にネットで買い揃えてしまっていました(上に量販店の割引金額も3万円程度と微妙)。
結果、楽天ひかり公式サイトから申し込みで5,280円(月額)×12ヵ月無料=63,360円相当の特典が受けられる楽天ひかりがベストと判断しました。
実質的に約6万円のキャッシュバックと同じ。
ただし、現在(2023年12月現在)では、この1年間基本料無料キャンペーンは終了しています。
最近の楽天の改悪が酷い。
楽天ひかり インターネット工事までの流れ
楽天ひかりはどうやって申し込む?
楽天ひかりは公式サイトから申し込みました。
楽天ひかりは家電量販店などでは受け付けていないので、基本的には公式サイトから加入することになります(店舗数は少ないですが楽天モバイルショップでは加入できるかも)。
楽天ひかりはいつ申し込む?
申込は引き渡しの4か月ほど前にしました
。リモートワーク需要の増加で工事日程の予約がかなり取りにくくなっているので、引き渡しのタイミングがある程度分かった段階ですぐに申し込むのがオススメ。
特にNURO光は工事日程がかなり埋まっているらしく、4か月前の申し込みでも希望日の予約を取るのはキツいとか…。
とはいえ、あまりに早すぎるタイミングで申し込むのもNG。仮に引き渡し日より前の工事日を予約してしまった場合、電話で工事予約の取り直しができるのですが、その時点で空いている日程での予約の取り直しになってしまい、下手をすれば引き渡しから数か月遅れることも…。
したがって、引き渡し日がおおよそ分かったタイミングで予約。万が一引き渡しが遅れても大丈夫なよう、工事日は引き渡し予定日から1~2週間後を指定するのがオススメです。
インターネットが開通するまでの間は、レンタルのモバイルWi-Fiルーターやスマホのテザリングなどで乗り切りましょう。
工事の内容
宅内の工事もありますので、当日立ち合いが必要です。
楽天ひかりの工事は約1時間で終了。
光ファイバー回線の工事では、電柱から家に光ファイバーを引き込みます。電柱→引き込み口→あらかじめ通してある空配管→情報分電盤まで光ファイバーを配線します。
間取りの平面図には、電柱から光ファイバー/ケーブルテレビや電気を引き込む場所が記入されているので、打ち合わせ時に必ず確認をしてください。
kikorist新邸の場合は2階の北西にあります。
引き込み口は結構目立つので、ファサード面(家の正面など目立つ面)に来ないようにしましょう。
情報分電盤とは、家の中のテレビ配線やLAN配線、電話配線を集中・管理する機器(というかボックス)のこと
です。
住友林業の場合は、標準の分電盤としてサン電子の情報分電盤が使われています。
情報分電盤の中には、LANケーブルを分配するハブやテレビアンテナのブースター、電源タップなどが収納されています。
ここに、光ファイバー回線の終端装置やWi-Fiルーターなどを設置します(ボックス内はかなり広いですし、下部分は前方に引き出すことでスペースの拡張もできるのでかなり多くの機器が収納できます)。
この情報分電盤のテレビブースターの入力端子と光ファイバー回線のテレビ出力端子をアンテナケーブルで繋げば、全部屋でテレビが使えるようになります。
なので、宅内テレビ接続工事費の21,780円はもったいなすぎる出費…。
ちなみにkikorist新邸の情報分電盤は3階の押し入れの中にあります。
情報分電盤に収められた光ファイバーのONUホームゲートウェイから、情報分電盤のスイッチングハブにLANケーブルを接続すれば、各部屋に設置したマルチメディアコンセントの有線LANコネクタが使えるようになります(各マルチメディアコンセントとスイッチングハブの間は配線接続済み)。