当ブログ「kikorist日誌」は、kikorist夫婦が住友林業で注文住宅を建てる過程や、家づくりのこだわりポイントを発信・紹介するブログです。
あわせて住友林業の割引が受けられる紹介制度のご案内もしています。
住友林業を検討中の方はもちろん、これから家づくりを始める全ての方に分かりやすく情報を発信しています。
WEBマガジン「イエマガ」でライターとして家づくりの検討過程を月刊連載中。
家づくりに関するリアルタイムの情報、ブログに書ききれない住友林業の小ネタはTwitterで、インテリアなどの写真はInstagramで発信していますので、よろしければフォローお願いします。
【注意事項】当ブログ内の写真、イラスト、文章については、流用・引用を一切認めておりません。
当ブログはアフィリエイト広告/AdSecse広告を利用しています。
本記事では、2022年7月に公開された最新情報をもとに、住友林業の坪単価と1棟あたりの総額、平均的な床面積について解説します。
あわせて、実際に住友林業で3階建ての注文住宅を建てたkikorist夫婦の坪単価にも触れています。
※本記事の無断での引用・利用については固くお断りします。
坪単価とは?
坪単価とは、建築費総額を建物の延べ床面積(または施工面積)で割った金額です。
坪単価=建築費総額÷延べ床面積(または施工面積)
例えば、建築費総額が3,000万円で延べ床面積が30坪の場合は、
3,000万円÷30坪=100万円
となります。
延べ床面積と施工面積の違いは、延べ床面積にはバルコニーやポーチなどの面積が含まれませんが、施工面積にはそれらが含まれます。
延べ床面積<施工面積
となりますので、施工面積で割った方が坪単価は安くなります。
多くの会社は延べ床面積で計算しますが、坪単価を安く見せるために施工面積で計算している会社もあるので、注意が必要です。
建築費総額は、オプションや、電気/ガス/水道の引き込み、照明やエアコンなどの付帯工事を含んだ金額とすることが一般的ですが、ここもハウスメーカーによって違う場合があります(地盤改良は含まれません)。
住友林業の2022年7月発表の最新の坪単価(税抜き・税込み)
早速、住友林業の坪単価を結論からお伝えします。
2022年7月に発表された住友林業の坪単価は、104.2万円です。
なお、上記の金額は税抜きです。
消費税も含めた住友林業の税込みの坪単価は、114.6万円です。
住友林業自らは、自社の坪単価について発表していませんが、専門業界紙である住宅産業新聞が、大手ハウスメーカーランキングを毎年6月~7月にかけて発表しており、今回は2022年6月21日に発表された最新の2021年度の実績情報に基づきます。
また、このランキングには2022年度の住友林業の計画についても記載されており、それに基づく2022年度の坪単価は108.8万円(税別)になる見込みです(平均床面積が2021年度と同じと仮定した場合)
今年に入って、ウクライナ問題やコロナからの復興特需、急速な円安などを背景に住宅設備メーカーや壁紙などのクロスメーカー、合板などの資材価格が高騰しているため、2021年度からさらに大幅にアップの見込み…。
なお、過去の住友林業の坪単価の推移は下記の通りです。
毎年、確実に上昇していっています。
先日、私の住友林業の営業担当と話す機会があったので聞いてみました。
営業担当氏が入社して以降、坪単価って下がったことがあるんですか?
入社して8年になりますが、下がったことは過去一度もないですね…。
今後も物価高については継続する見通しですし、何より企業は一度上げた価格は下げません(価格を下げると売上も下がり、企業業績が悪化しているように見えるため)。
この先待っていても住宅の価格が下がることはまずないので、欲しいのであれば今すぐ動くことをオススメします。
「平均」の坪単価はあくまで参考
注意しておきたいのは上記はあくまで「平均の坪単価」であって、住友林業で建てる方の「一般的な坪単価」ではありません。
住宅価格はどんなに小さい家でも最低限の建築費はかかる一方、上限の価格はありません(青空天井)。そのため、「平均坪単価」は、そのメーカーで一般的な人が建てる家の金額よりも高くなります。
住友林業で豪邸を建てられる方もいるので、高額物件に引っ張られる形で平均値は高く出るということです。
また、同じ床面積でも矩形(くけい:建物の外形)や、建築面積、屋根の形状、バルコニーの有無といった内容によって、総額や坪単価は大幅に変わってきます。
箱型の総二階が一番安いのです。
また、地域によっても同じ住友林業でも建築費が異なることに注意が必要です。
具体的には、北海道であれば断熱仕様がアップするのに合わせて費用もアップしますし、都内のような大きなトラックが入れない場合は小さなトラックで何度も往復する必要があったり、大きな重機が使えないので、「小運搬費」という費用がかかるなどで建築費が高くなります。
また、準防火地域の場合、窓ガラスを防火しようにするために100万円~150万円ほど高くなります。
実際の金額はプランによって上下しますので、ランキングの情報は、あくまで参考程度にするのがいいでしょう。
住友林業の2022年7月発表の最新の総額費用(税抜き・税込み)
住宅産業新聞が2022年6月21日に発表した大手ハウスメーカーランキングに基づく、最新の棟単価=費用総額を見てみましょう。
2022年7月に発表された住友林業の費用総額は、3,880万円です。
なお、上記の金額は税抜きです。
消費税も含めた住友林業の税込みの費用総額は、4,268万円です。
この費用にはあくまで建物と付帯工事のみ。
外構費用や住宅ローンの諸費用などは含まれないことに注意が必要です。
また、この費用総額も坪単価と同じくあくまで平均値ですので、一般的な住友林業の家よりも高めに出ていることには注意が必要です。
4,200万円の予算がないと住友林業で家が建てられない…というわけではありません。
なお、過去の住友林業の平均総額(平均棟単価)の推移は下記の通りです。
基本的に上昇傾向ですが、2021年だけ下がっています。
これは、2021年の平均床面積が前年と比べて小さくなったため。
坪単価は前述の通り上昇を続けていますが、床面積=家の大きさが小さくなれば結果として建築費用の総額は抑えることが可能です。
坪単価は上昇する一方なので、今後はいかにコンパクトで効率よく作るかが重要になる予感がします。
住友林業の2022年7月発表の最新の床面積
住友林業の最新の平均床面積も確認しておきましょう。
2022年7月に発表された住友林業の平均床面積は、123.1平米= 37.2坪
です。
こちらも平均値ですので、大きな家に引っ張られた、一般的な住友林業の家よりも大きな数値であることに注意。
過去の住友林業の平均の床面積の推移は下記の通りです。
坪単価や費用総額と異なり、平均床面積は減少傾向にあります。
坪単価が上昇する一方で、費用総額を抑えるために何とか床面積を抑えている様子が見てとれます。
そそれでも坪単価の上昇を吸収しきれず、建築費用は上昇傾向だけど…。
こう見ると2021年は過去の年度よりも減少幅が大きい。
だから坪単価が上がっても費用総額は小さくなったんだね。
競合である積水ハウス・へーベルハウス・三井ホームの坪単価を比較
住友林業と比較されることが多い、積水ハウス・ヘーベルハウス・三井ホームの最新の坪単価についても紹介しておきます。
平均坪単価 | 平均費用総額 | 平均床面積 | |
住友林業 | 104.2万円 | 3,880万円 | 37.2坪 |
積水ハウス | 104.5万円 | 4,266万円 | 40.8坪 |
ヘーベルハウス | 107.5万円 | 3,873万円 | 36.0坪 |
三井ホーム | 109.9万円 | 4,500万円 | 41.0坪 |
いずれも、一般的には高価格帯のハウスメーカーに分類される会社ですので、どこもほぼ同じような金額感です。
三井ホームだけ床面積が多くて坪単価が高いのは、三井ホームは医者の顧客が多くて、高額物件の割合が他社よりも高いことが影響していると思われます(開業医向けにクリニック併設住宅のカタログを用意しているぐらい)。
このくらいの価格差であれば、家の間取りや床面積でどうとでもなる違いと言えます。
価格よりも、各ハウスメーカーの特徴や、営業担当や設計担当との相性、間取り提案などを重視して選択するのが良いかと思います。
住友林業で実際に建てた3階の坪単価は?
実際に2021年に住友林業で3階建てを建てたkikorist夫婦の坪単価はいくらだったのか?
値引き前の詳細な金額はこちらの記事でまとめていますが、ざっくり言うと値引き後で、
住友林業の2021年の平均坪単価104.2万円+気持ち多いくらいの金額でした。
ちなみに、提案工事(=オプション)の金額約1,130万も含んでいますが、地盤改良費約200万円は除いて計算しています。
kikorist邸は、約53坪なので、提案工事だけで坪単価が20万円以上アップしている計算になります。
改めて書くとなかなかのオプション金額…。
提案工事を除くと、平均坪単価よりも相当低い金額になります。
これはひとえに、
①営業担当氏が値引きを頑張ってくれた
②効率のいい建て方にこだわった(坪単価を抑えて大きい家を作る)
この2点が非常に大きいと思います。
住友林業の優秀な営業担当×優秀な設計士のコラボは最強です。
鉄骨階段、海外製食洗器、セラミックトップのキッチン、タイル外壁…と、好きなだけ設備を入れても、住友林業の平均坪単価+αに収まるのですから。
住友林業で最大限の値引きを得る方法、優秀な営業担当に出会う方法についてはこちらの記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
本記事のまとめ
本記事では、住友林業の坪単価と総額費用、平均床面積などについてまとめました。
住友林業を選ぶメリットは、独自のビッグフレーム構法という構造を活かした大空間大開口と自由な間取り設計、住友林業クレストの木質感溢れる建具や床材、そして何より優秀な営業担当や設計士の存在といった点です。
正直なところ、坪単価は間取りの作り方でかなり変わってきますし、入れたいオプションなどにも大きく左右されるのであまり当てにはなりません。
少しでも住友林業にご興味があるのであれば、まずは見積や間取りを検討してみてください。
また、その際は優秀な営業担当を紹介させていただくことが可能ですので、ぜひご連絡いただければと思います。
また、住宅ローンの組み方によっては1,000万円以上総支払額が変わることもありますので(例えば、,000万円を35年の返済期間で借り入れする場合、変動金利0.5%は返済総額5,450万円ですが、固定金利1.5%では6,430万円)、坪単価を気にするよりも住宅ローンの借入先や金利などをよく検討したほうがいいかと思います。