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住友林業でプラン提案を依頼すると、プランとあわせて資金計画表(見積書)が提示されます。
本日は住友林業の資金計画表(見積書)の見方についてまとめたいと思います。
なお、住友林業の仕様シリーズについては、こちらから記事一覧としてご覧いただけます。
資金計画表(見積書)
こちらが住友林業の資金計画表です。なお、精巧ですが本物ではありません笑
以下解説してきます。
(A) 建物工事費用
本体工事と提案工事
住友林業の資金計画書(見積書)の建物工事費用は、「本体工事」と「提案工事」の2つに分かれます。
「本体工事」は建具や窓、標準の設備、室内の水道/ガス/エアコン配管などの基本工事が含まれていて、これだけでも家を建てることは可能です。
住友林業の見積のポイントは、もう1つの項目の「提案工事」と言われるもので、いわゆる「オプション」と呼ばれる標準外の設備やグレードの導入費用です。
住友林業はこの「提案工事」が非常に高額になりやすいので注意が必要な部分です。
提案工事が高額になる理由として、ネットで「きこりん税」と呼ばれる謎の諸費用12%が漏れなく上乗せされます。仮に200万円の提案工事なら24万円のきこりん税(諸費用)となります。ちなみにこの諸費用にも消費税が適用されますので、正確には、{提案工事費(税別)+きこりん税(提案工事費×12%)}×10%というものすごい掛け算になります。
提案工事は本当に高額になりやすいので、要注意です。

ちなみに現在の私たちの提案工事見積は約650万円となっています汗
内訳はキッチン(約170万円)、外壁タイル(約150万円)、鉄骨階段(約100万円)、ガレージシャッター(約150万円)で約570万円となっており、提案工事のほとんどを占めています…。
さらに、造り付けの収納・家具1つが10~20万円程度はしますので、あっという間に予算オーバーです。

注文住宅だからと作り付け家具にこだわらずに、IKEAやニトリなどを活用することも考えるといいわ。
住友林業の三種の神器(でもなぜか4つある)
さらに、提案工事が高額になりやすい理由として、住友林業が用意する魅力的なオプションの数々です。
誰が言い出したのかは分かりませんが、住友林業には「三種の神器」と呼ばれる住友林業らしさいっぱいのオプションがあります。
「三種の神器」ですが、なぜか4つあります笑

おそらくシーサンドコートが標準仕様になったので、「三種の神器」になったのかな。
- ハーモシーリング
- ウッドタイル
- 格子スクリーン
- シーサンドコート
「ハーモシーリング」はいわゆる木調天井のことで、天井を木目調の素材で仕上げることによって木質感に溢れる空間に仕上げることが可能です。
※現在の商品名はスタイルシーリングとナチュラルシーリングです。

下がり天井、間接照明を組み合わせることでさらに素敵になりますが、この組み合わせで1か所15万円~30万円です(きこりん税別)。
※金額は施工面積によって変わります。木調天井は突板~シートまで様々なグレードがありますので、グレードによっても金額は変わります(上記は標準的な仕様を選択した場合)。
「ウッドタイル」はその名の通り、木製タイルで壁面を装飾するオプションです。凹凸も美しいオプションで、コーニス照明(=天井を掘り込んだ間接照明)と組み合わせた日には満足度も最高潮に達しますが、金額もなかなかです。

参考までに幅約3m×天井までの施工で約20万円です。
※間接照明なし

テレビ背面はウッドタイル
「格子スクリーン」は間仕切りと目隠しにも使える、木製の格子状の壁です。和室などとの相性も抜群ですし、玄関やリビングの間仕切りとしても利用できます。
※現在の商品名は「格子スクリーン2」です。過去「格子スクリーン1」があったのかは不明…。
kikorist妻は

しゅき!大しゅき!これ入れたい!
と言っておりますが、入れる場所が今のところなく、私たちの見積には含まれておりません笑
そのため見積も不明です。今後入れたら紹介します。
最後の「シーサンドコート」は昔はオプションだったようですが、現在では標準仕様となっています。シーサンド=海の砂の名の通り、貝殻などを含んだきらめく吹付塗装で、30年間のロングライフ保証を謳う住友林業独自の塗装です。
住友林業は標準が吹付塗装なのはポイント高いですが、提案工事となるアクセントタイルと組み合わせると高額になりやすいので注意が必要です。

逆に住友林業でサイディングを選択すると、減額になります。
どうしても調整したいという時にはサイディングもありだけど、サイディングは10年~15年で再塗装が必要だから、メンテナンスコストも考えるとあまりメリットがないと思います。

シーサンドコートとタイルの組み合わせは最高だけど、タイルの施工面積によっては高額になるから注意してくださいね。
(B) 付帯工事費用
付帯工事費用は、本体工事とセットで必要になるものです。
地盤改良工事・屋外給排水工事・冷暖房工事・屋内外ガス工事・エネファーム・床暖房工事に分かれます。上記には記載がありませんが、太陽光発電を入れると環境工事という名前で追加されます。
このうち冷暖房工事については、エアコンを家電量販店などで購入して取り付けを行う場合は、カットが可能です。ただし、隠蔽配管やビルトインエアコンの場合は住友林業経由での購入・施工となります。
地盤改良費は鉄骨造か木造かで工事の要否や金額の大小が変わりますし、同じ木造でも計上している場合としていない場合があるので、必ず確認したほうがいいと思います。
床暖房・太陽光発電も入れるかどうかで金額が変わってくる部分ですので、必要な場合は計上されているかどうかよく確認してください。
(C) 設計料・諸手続料
全て建築に必要な費用となります。また、ハウスメーカーごとにあまり差がでない項目であり、恣意的に計上することが難しい金額ですので、それほどチェックは不要だと思います。
(D) その他工事費用
外構費用が該当します。「外構」とは、建物の外に関する工事で、駐車場、庭、テラス、植栽、門柱、フェンス/壁などが含まれます。
建物のプランに応じて外構デザインも変わりますので、間取りプランにあった外構計画・費用になっているか確認しておく必要があります。
外構費用は安く見積書を作成するために過少で計上されやすい/しやすい項目ですので、他社と比較する際は要チェックです。
(E) その他費用
照明工事、カーテン工事、インターホン工事が含まれます。
外構と同様、こちらも過少に見積を作成することが可能なので、他社と比較して少なすぎる金額になっていないか確認すべき項目です。
(F)諸費用
登記に関する費用や火災保険などが含まれます。
火災保険の計上金額はメーカーや担当によっても異なりますので、注意した方がいいと思います。
異なるハウスメーカーの見積比較はどう行う?
ハウスメーカーごとに見積書の書式も項目名もバラバラです。
そのため、比較する際は、項目を必ず揃えてから行うようにします。
住友林業で言うと、
- (A) 建物工事費用
- (B) 付帯工事費用-冷暖房工事費用
※床暖房・太陽光発電・エネファームは条件を揃える - (C) 設計料・諸手続料
に該当する項目に揃えて各メーカーを比較するのがいいと思います。
「坪単価」という場合も、分子部分にどの費用が含まれているか、分母部分の面積が延べ床なのか、施工面積なのかなど確認して、揃えるようにしてください。
床暖房・太陽光発電などは、載せる場合は発電容量が揃っているかなどを確認し、メーカーによって有無が分かれる場合は除いて比較することがオススメです。
恣意的に安く見積もれる項目(冷暖房工事費用・外構・照明・カーテン)については、他のハウスメーカーと比較して適切な金額が計上されているかどうか確認しておくと、契約後に増額になるということを避けられます。
住友林業で値引きを引き出す方法
住友林業では、工事代金からの値引きが可能です。
ちなみに、資金計画表で黄色のセルになっている部分が値引きです。
私は、建物工事費用から5項目(用意された欄全部埋まった!)、土地で1項目の値引きを引き出すことができました。

ネットで調べた限りではかなりいい条件だと思います。

これも5月から営業担当氏との関係を温めていたおかげです。
住友林業で値引きを引き出す方法については、こちらの記事でまとめています。
次回は、契約合意後の間取りプランの調整について記載します。

リアルタイムに追いつくまであと少し!

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。

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