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本記事では、住友林業で東京都内に3階建て注文住宅を建築したkikorist邸の最終的な見積金額を公開します。
なお、値引き金額については住友林業との約束で公開できませんので、記載している見積金額は値引き前の金額となります。
記事を見やすくするため、1万円未満については四捨五入しています。そのため、内訳と合計金額が合わないことがありますので、ご了承ください。
また、住友林業の平均坪単価や住友林業の値引きについてはこちらの記事でまとめていますので、併せてご覧ください。
住友林業の新築注文住宅の見積金額(総額)
まずは、住友林業の見積金額の総額から見てみましょう。
値引き前の見積総額は6,554万円でした(税別)。 消費税を含めた税込金額は7,209万円です。
なお、kikorist邸の建物の概要は下記の通りです。
3階建てで車庫を除いた延床面積が45.8坪、車庫やバルコニーを含む施工面積が53.2坪と、住友林業の平均的な広さと比較して、少し大きめの家となっています。
住友林業の新築注文住宅の見積金額の内訳
住友林業の見積金額は項目ごとに分かれていますので、(見方はこちらの記事を参照)、項目別に見ていきましょう。
なお、値引きは建物工事費用からされていますので、建物工事費用以外の金額については、記載の金額がそのまま最終的な支払金額となっています。
建物工事費用の見積詳細
建物本体の工事費用は値引き前で5,532万円と、見積金額の大部分を占めます。
ここから値引きが入るので、最終的な金額はもっと安いです。しかもうちの場合は、営業担当の頑張りによりかなり値引きも大きかったので。
建物工事費用は、本体工事と提案工事(いわゆるオプション工事)に分かれます。
建物工事費用の内訳は、下記の通り。
項目 | 金額(税込金額) |
本体工事 | 4,403万円(4,843万円) |
提案工事 | 1,128万円(1,241万円) |
合計 | 5,531万円(6,084万円) |
本体工事が4,403万円なのに対して、提案工事(オプション)で1,128万円と、提案工事の金額がかなり高くなっています。
主な提案工事の金額内訳はこちらの記事にまとめています。
なお、標準のサーモスLからサーモスXへの変更金額40~50万円は提案工事ではなく、本体工事に含まれています(なぜかは謎…)。
防火窓のサーモスXは高額なのです…。
一方、施工面積175.9平米(53.2坪)の本体工事が4,403万円(値引き前)というのは、住友林業のこの広さの3階建てとしてはかなり安いのではないでしょうか。
大手ハウスメーカーの元営業のまかろにおさんやファンタジスタ藤本さんにも(住友林業でこの広さと間取りにしては)安いと言われました。
3階建てだと足場が余計に必要になるし、30年保証の防水が必要で施工単価の高い外壁の面積も単純計算で2階建ての1.5倍になるので…。
これは間取りを最大限確保した上で、余計な建具などを減らして効率のいい建て方にこだわったため。無駄なものを削減することで、大きな家でも相対的に安く建てることが可能です。
もちろん階数や延べ床面積を減らせばもっと安くはなります。
ちなみに、見積を取った各ハウスメーカーの値引き後金額では、ダイワハウスが一番高くて、住友林業とヘーベルハウスがほぼ同じ、積水ハウスが少し安かったですが、ほぼ横並び。
高価格帯の大手ハウスメーカーだと似たような金額になるようです。
付帯工事費用の見積詳細
付帯工事は、建物工事とあわせて必要な各種工事です。
項目 | 金額(税込金額) |
地盤改良工事 | 183万円(4,843万円) |
屋外給排水工事 | 72万円(1,241万円) |
冷暖房工事 | 103万円(113万円) |
屋内外ガス工事 | 30万円(33万円) |
エネファーム床暖房工事 | 104万円(114万円) |
合計 | 492万円(541万円) |
付帯工事費用の見積総額は429万円でした。
kikorist夫婦の土地は残念ながら地盤改良が必要で、かつ地盤が弱かったのでタイガーパイルという高額な地盤改良が必要となってしまいました。そのため、地盤改良費で183万円かかっています。
冷暖房工事では、エアコン4台分+4台分の隠ぺい配管で、104万円という金額になっています(1階寝室の1台は施主支給で露出配管)。
エネファーム床暖房工事には、Panasonic製のエネファーム本体+LDKの床暖房3スペース分が含まれています。
設計料・諸手続料の見積詳細
設計料・諸手続料は、住友林業で家を建築するにあたって必要な費用です。
項目 | 金額(税込金額) |
設計料 | 62万円(68万円) |
工事管理費 | 9万円(10万円) |
確認申請料 | 18万円(20万円) |
建設住宅性能評価申請 | 8万円(9万円) |
長期優良技術的審査実施 | 6万円(7万円) |
構造計算料 | 22万円(24万円) |
42条2項道路申請費 | 5万円(6万円) |
合計 | 129万円(142万円) |
設計料・諸手続料の見積総額は129万円でした。
このうち構造計算料の22万円は、3階建ての場合に法律上必要となる構造計算の費用です(引き渡し時に超分厚い計算書が渡されます…見ることなさそう…)。
最後の42条2項道路申請費は、42条2項道路(=4m未満のみなし道路)に接した土地に建築する際に、行政に申請するための手数料および申請するための経費です。都内のような狭小地エリア以外では発生しないと思われます。
その他工事費用の見積詳細
その他工事費用には、外構工事とインテリア工事が含まれます。
項目 | 金額(税込金額) |
外構工事 | 270万円(297万円) |
インテリア工事 | 132万円(145万円) |
合計 | 402万円(442万円) |
その他工事費用の総額は402万円です。
外構工事は、kikorist邸の場合は、住友林業緑化に依頼しましたので、住友林業経由での支払いとなっています。
住友林業緑化の値引き込みで、外構の見積金額は270万円となっています。
インテリア工事には、照明・電気工事とカーテン工事、インターホン工事が含まれています。
項目 | 金額(税込金額) |
照明・電気工事 | 90万円(99万円) |
カーテン工事 | 34万円(37万円) |
インターホン工事 | 9万円(10万円) |
合計 | 132万円(145万円) |
このうちカーテンに関しては、開けたままで生活が可能=ほとんど閉めることがないので、「厳選すればかなり節約できたかも…」もしくは「なしにしておいて、家が建った後考えればよかったかも…」と思っています。
本記事のまとめ
本記事では、住友林業で3階建てを建築したkikorist夫婦の見積書を紹介しました。
上記は外構や地盤改良、2階建て以下や道路状況によってはかからない諸費用など、人によっては全く無関係な費用も含まれていますし、カーテン工事のように振り返ってみると大きく節約できたという項目も含まれています。
値引き前かつ2021年の情報ですが、都内で少し大きめの3階建てを建てたいという方の参考になるのではないかと思います。
比較する際は、延べ床面積よりも施工面積で比較するのがオススメです。
延べ床面積には車庫やバルコニー、ポーチなどは含まれませんが、車庫やバルコニーも当然工事が必要で費用が発生しています。
同一の延べ床面積でバルコニーや車庫がある家と、それらがない家を比較すると、前者が割高に見えてしまいます。
実際に工事が必要な面積=施工面積で、建築費用は比較してみてください。
住友林業の平均坪単価や住友林業の値引きについてはこちらの記事でまとめていますので、併せてご覧ください。
参考になれば幸いです。