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前回は建築契約請負契約後の2020年12月19日の打ち合わせでの間取りを紹介しました。
今回は、その約1週間後の2020年12月27日に行った、修正プランの打ち合わせの内容を紹介します。
間取りの確定までの道のり
まずは1/100サイズの間取りで、間取りの大枠を確定させるのが第一段階です。1/100の間取りがほぼ問題ない形になれば、縮尺を1/50に拡大した詳細図面での確認に移ることができます。
私たちはこの記事執筆段階(2021年1月15日現在)でも1/100での打ち合わせが続いています。
大枠はほぼ固まったんだけど、細部のレイアウト修正が残っているの。
今週末(2021年1月16日の打ち合わせ)で1/50にできるか、というところです。
間取りの確認(1階)
前回の間取り(1階)
前回の打ち合わせから修正された点を1階から確認していきます。
まずは前回の間取りです。
前回の修正ポイントは、①玄関横の構造壁有無の検討、②寝室の拡大、③ウォークインクローゼットの収納レイアウトの変更、④外郭の縮小が課題です。
今回の間取り(1階)
修正後がこちら。
今回の修正ポイント(1階)
①の構造壁は残念ながら必要という判断になってしまいました。耐震性を犠牲にするわけにはいきませんが、目立たないもう少し南の位置に変更可能か確認いただくことになりました。
なお、壁側部分を室内として利用する案も検討しましたが、基礎工事が増えることと、部屋にした場合は寝室北側の窓がなくなり、採光条件が満たせず寝室が居室とみなされなくなってしまうことから断念。
シューズインクローゼットの収納力減少は致し方ありません。コートハンガーが1グリッド、天井から下まである収納が2グリッド確保できることから良しとします。
玄関にも靴箱もあるし、うちはそんなに靴の量は多くないので、家族が4人に増えても全く問題ないわね。
トイレが0.4坪に減少してしまったのは少し痛い
です。1階は来客用のトイレも兼用していることから、0.75坪のサイズにしたいところです。そのため、靴箱・洗面台・トイレのレイアウトを少し変更します。
②ウォークインクローゼットのレイアウトを上下反転にします。これは寝室の枕側の天井を下げるため、押し入れ収納の扉の位置を調整する必要があるためです(ただし下げ天井と間接照明の面積が微妙なので減額候補ではあります)。
詳しくは次の2階の再修正で説明しますが、階段の昇り位置を北側から南側に変更するため、③の収納棚を室内側に移動します。
間取りの確認(2階)
前回の間取り(2階)
前回の2階の間取りです。
前回の修正ポイントは、①外郭の縮小、②収納と③洗面台を入れ替え洗面所をファミリークローゼットに変更、④を猫スペースにするというものでした。
今回の間取り(2階)
修正後がこちら。
今回の修正ポイント(2階)
ファミリークローゼットの収納効率が低くなっているのは、1618サイズの浴室に合わせる形となっているファミリークローゼットの部屋幅が、収納棚設置にわずかに足りないためです。
そこで、①の浴室を1616に縮小し、②ファミリークローゼットの棚をL字に配置できるようにし、収納力をアップさせることにします。
浴室は1618から1616に狭くなってしまいますが、わずかな縮小でファミリークローゼットの容量が大幅に拡大するため、縮小するメリットが大きいと判断しました。浴室サイズの縮小は減額(7-8万円)にもなるので、一石二鳥でもあります。
続いて、③のパントリースペースを猫スペースに変更します。オープンスペースと棚板で、猫トイレと砂やキャットフードを収納するコーナーとします。この位置にすることで、猫トイレの掃除で発生する砂もそのままキッチンのゴミ箱に捨てることができるので、動線としてもよくなっています。
なお、猫スペースには現在のパントリーほどの収納スペースはいらないため、ファミリークローゼットを拡大し、余ったスペースは④の小さめのパントリーとしました。幅20センチほどのスペースは確保できますので、乾物やシリアル、箱買いする豆乳、洗剤やゴミ袋などのストックを収納する予定です。パントリーの棚がダイニング側から見えるのは好みではないのですが、この配置では致し方ありません。
また、この猫スペースには換気扇を付け、ダクトを通して外に匂いを換気できるようにしました。
続いて、⑤の階段レイアウトの変更と扉の追加を行います。前回の打ち合わせでは3階の動線のために階段を1階は北側から上がるように変更していただいたのですが、ダイニング(リビング)に下り階段があると、子供が階段から転落する危険性があることに気付きました。また、コタロー(猫)も自由に玄関に行ってしまいます。
コタローは玄関から脱走するような子ではないのだけど、玄関下には季節に応じてクリスマスツリーなどを飾りたいと思っています。
飾ってあるものによっては、コタローがおもちゃにしてぐちゃぐちゃにしてしまうのです…。
以上を踏まえて、1階は南から上がって、2階の北側に出るようにし、リビングと階段ホールの間に引込み戸を追加しました。
結局階段は前回に戻してもらうことになり申し訳ない…。
本来テレビのある面は建具がないのが美しいのですが、致し方ありません。基本的には開けっ放しで、子供や猫を1階に行かせたくない場合(何か玄関に飾ってあるとき)のみに引込み戸を閉めるようにする予定です。
階段を1階南から2階北に上がるようにすることで、子供・猫の活動エリアを制限できることのほかにメリットが2つあります。
1つは玄関に入った正面の見栄えがよくなること。
こちらが今回作っていただいた1階北側から上がるパターン。
こちらが前回の南側から上がるパターン。
広さの印象がだいぶ異なります。特に今回の北側案では、寝室収納がホールに出っ張らせたため、狭くなっています。
※北側案でも寝室内に収納棚を出すことで出っ張りはなくせますが…
また、上記のパースはホール中央から見たパースですが、実際の玄関は北側に寄っています。
南側から階段を上がるようにすることで、玄関から正面となる北側の階段の下にスペースができ、タイルの面を広く見せることが可能です。また、クリスマスツリーや雛人形・5月人形などを飾るときも、玄関入って正面にこれらが目に入ってくるようになるので、印象がだいぶ変わるはずです。
さらに、3階の階段を上がったホールの北側に窓を設けることによって、3階のFIX窓からダイニングにまで光が通るようになります。
階段を南側からにすることによって、3階の動線は悪くなってしまいますが、1階南側から上がることによるメリットが大きいと判断しました。
家づくりにおいては、土地や床の面積が決まっているので、あることを変更すると、必ず別の何かが影響を受けます。
その際、メリットとデメリットをしっかり比較して判断することが大事です。
何かを得れば何かを失うということね。
無限に土地も床もあれば広げればいいのだけど、広げる場合はお金という対価はかかるわね。
最後に、⑥のリビング収納の扉については、リビングから見えない階段ホールに変更します。
間取りの確認(3階)
前回の間取り(3階)
前回の3階の間取りです。
前回の修正ポイントは、①子供部屋の拡大、②階段位置の変更でした。
今回の間取り(3階)
修正後がこちら。
今回の修正ポイント(3階)
3階についてですが、3階の西側の面は0.5グリッド拡大しましたが、2階の西側の面とは0.5グリッド差があります。この面が揃ったほうが、外観上の凸凹が減り、建築費用は安くなることを見込んでいましたが、3階の西側は北側斜線の影響でこの位置が限界とのこと。
私たちの土地は真北ではなく少し西に傾いているため、西側もわずかながら斜線規制を受けるとのことでした。
規制であれば致し方ありません
。大きくなっただけでよしとします。
①の階段については、既に述べた通り、元の3階北側に出る形に戻すことにしました。また前回はなかった北側ホール②の部分にFIX窓を追加してもらうことにしました。ここに窓を付けることで、ダイニングが明るくなるはずです。
北側からの廊下スペースがいるため、③収納と④のトイレをそれぞれ0.5グリッドずつ縦に縮小します。3階のトイレは来客用ではなく家族用ですので、そこまで広くする必要もありません。
動線は南側に出るパターンと比較すると、子供部屋に行くためにぐるっと3階を一周する必要があり、収納やトイレも小さくなりますが、下記にあげたメリットのほうが大きいとの判断です。
東北の隅部分⑤を部屋からバルコニーに変更します。これは外観上のアクセントを意識しました(結果的には今回のように長方形の部屋に戻しますが…)。セカンドリビングはメインのリビングと比較して広さを求める場所でもないので、デザインを優先してみました。
外観
外観は外郭の縮小とあわせて、屋根が変更になっています。
こちらが前回のパース
こちらが今回のパース。
北東部分を0.5グリッド縮小したことにより、ガレージ部分のタイル部分がより強調されるデザインになりました。これはむしろ外観的にはメリハイが出て良くなったではないかと思います。
ただ、問題は屋根です。
なんか禿げてる…!でこっぱち…。
屋根を前回の寄棟屋根から片流れ屋根に変更した結果、北側部分(=正面部分)の3階の壁が高さが上がってしまったために大きく印象が変わってしまいました。
なぜ寄棟屋根から片流れに変更したかというと、太陽光発電パネルを載せるためです。寄棟屋根の場合、南面と東面を使っても2kwほどしか載らず、太陽光発電の意味があまりありません。太陽光発電でメリットのある発電容量を確保しようとすると、屋根全体を南に傾ける片流れが必要になるというのです。
しかしながら、片流れだと、軒も短くなって、正直カッコ悪いデザインになります…。
さらに、片流れ屋根にすることで本体工事も60万円ほど増えるため、太陽光発電での収支という面でもそれほどメリットがなくなります。
太陽光発電って必要ですか?収支とんとんくらいになって、災害時に便利なのは分かるのですが、寄棟から片流れに変更するのに、追い金60万円必要な上に見た目もダサくなるって言われたらどうですか?#家系ブログを盛り上げる会 pic.twitter.com/Zo89UYFo0Z
— kikorist@住友林業で建築中 (@kikorist2020) December 28, 2020
デザインが悪くなった上に収支もいまいちということで、元の寄棟に戻してもらうことにしました。
現状デザイン優先で、念のため最後に寄棟での太陽光の発電容量はもう一度確認してもらう予定です。
庇(ひさし)の追加
あわせて、玄関周辺と2階窓への庇(ひさし)の追加を依頼しました。アプローチが西側に長いので、雨で濡れなくするためと、2階の東南の真夏の日差しを遮るためです。
玄関前は庇を入れることで、アプローチ面にもアクセントタイルを入れようと思っています。
また提案工事費が跳ね上がるようなことを…。
間取りの打ち合わせのまとめ
前回の修正依頼を踏まえたプランを見て、さらに修正を依頼するという流れになりました。次回打ち合わせは2021年1月11日で、今週の月曜だったのですが、さらに細かい修正を行っています。
1月11日の打ち合わせでも修正点が若干あり、本当にあと少しというところまで来ました。
また、今回紹介した打ち合わ