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注文住宅は、人生で最も大きな買い物のひとつ。その打ち合わせでは、間取り、素材、設備、費用…と膨大な情報が飛び交います。その中で起こりがちなのが、「言った」「言わない」のすれ違い。
注文住宅の大半のトラブルが「言った」「言わない」が原因と言っても過言ではありません。
そんな悩みを解決してくれるのが、Plaud NotePin(プロードノートピン)というAI小型ICレコーダー。実際に注文住宅の打ち合わせで使用してみて、その便利さ・精度・要約機能・発言者識別のすべてに驚かされました。
本記事では、Plaud Note pinの使い勝手、実際の文字起こしと要約、メリット・デメリット、活用方法を徹底レビューします。特に、これから注文住宅を建てる予定のある方には、強くおすすめしたいガジェットです。

PLAUD NotePinとは?
「PLAUD NotePin」は、米国のNicebuild社が開発したウェアラブル型のAIボイスレコーダーです。
ラペル(スーツの襟元)に取り付けるピンマイクのような形状のため、PLAUD “NotePin”という名称が付いています。

先行して発売された「PLAUD NOTE」はプレート状で、スマートフォンにマグネットで貼り付けるような形で通話を録音したり、会議内容を録音することができましたが、「PLAUD NotePin」はウェアラブルで、会議録音に特化したモデルです。

会議録音のマイク集音機能はPLAUD NotePinのほうが性能がいいようです。
今回私が購入した「PLAUD NotePin」はより小型で軽量なデザインが特徴で、さまざまな装着方法に対応しています。具体的には、マグネットで襟などに挟んだり、ネックストラップを付けてペンダントとして利用したり、リストバンドと組み合わせることが出来ます。

ウェアラブルとして利用しやすいよう、グレー、シルバー、パープルの3色が用意されています。


私が購入した初回出荷モデルには、ネックストラップとリストバンドが同梱されていましたが、通常モデルにはマグネットクリップのみが付属します。


2025年5月時点で初回出荷モデルの在庫はごくわずか(楽天で在庫ありは1店舗…ココ)ですので、ネックストラップとリストバンドもセットで欲しい方は急いだほうがいいでしょう。

通常モデルはこちら(ネックストラップとリストバンドが付属しないが初回版より1,100円安い)。


初回出荷モデルの型番は
NP-64G-GR(グレー)
NP-64G-SI(シルバー)
NP-64G-PU(パープル)
通常モデルは
NP-64G-GR-1(グレー)
NP-64G-SI-1(シルバー)
NP-64G-PU-1(パープル)
と末尾に「-1」が付きます。
リストバンドやネックストラップは公式サイトやAmazonで単品で購入ができます。

本体のサイズは51mm×21mm×11mm、重さはわずか約16.6g(マグネットピン装着時は約23.2g)と、非常にコンパクトなのが特徴。
私の場合は、専用リストバンドに取り付けて利用していました。液晶もないシンプルなデザインに加えて、非常に小型なので、ぱっと見ボイスレコーダーだとは全く分かりません。


Fitbitのようなアクティブトラッカーみたいな感じ。
PLAUD NotePinの特徴
PLAUD NotePinはただのコンパクトなボイスレコーダーではありません。最大の特徴は、録音した音声を高精度で文字起こしし、さらに議事録の要約や話者識別を自動で行うAI機能を備えている点です。
この、ボイスレコーダー+文字起こし+要約機能が注文住宅の打ち合わせでは大活躍なのです。
注文住宅で発生するトラブルのほとんどは「言った言わない」が原因で発生しています。
施主は「要望したつもりだった」とか、ハウスメーカーは「説明したつもりだった」というものです。全ての音声を録音かつ文字起こししてくれるPLAUD NotePinがあれば、そういったトラブルの大半が解決できることになります。

文字データはもちろんですが、音声データも残りますからね。
自動で証拠の保全が出来るわけです。
録音した音声データはスマホにBluetoothまたはWi-Fiで転送。PLAUDアプリでサーバーに送信し、文字起こしと要約をします。
文字起こしにはChatGPTで有名な米OpenAIのWhisperを採用。この文字起こしのクオリティが本当に高い。日本語であっても全く問題なく、Google Pixelに搭載されているレコーダーアプリでの文字起こしよりも遥かに高精度なのです。ほとんど文字起こしの修正がいらないほど。
しかも素晴らしいのが、誰の発言かというのもAIが自動で判別して文字起こしデータに付与してくれるのです!!

文字起こしした状態だと、話者ABCのような状態なので、A=自分、B=営業、C=設計のように設定すると全ての発言者名が変更されます。
Google Pixelに搭載されているレコーダーアプリは、現状日本語の話者識別には対応していません(英語では可能)。これはPLAUD NotePinを利用する大きなメリットです。
さらには、全文文字起こしした上で、会議の要約まで自動で作成してくれます。これで長時間の打ち合わせも、わずか数分読めば振り返ることができちゃいます。
しかも、会議内容は全て録音している上、全文文字起こしされているので、人間のように抜け漏れもありません。

住友林業の打ち合わせでは設計担当が議事録を作成してくれますが、人が対応しているので、長時間の打ち合わせだとだんだん雑になったり抜け漏れが出たりします…
(当時は手書きで、今はiPadでデジタルで取ってるようですが、人力なのは同じ)

PLAUD NotePinを実際に使ってみた
私たちkikorist夫婦が2回目の家づくりを始めたことは先日報告した通りです。
そこで2回目の家づくりに向けた住友林業との打ち合わせに、実際にPLAUD NotePinを使ってみましたので、一部を実際に紹介します。
録音
録音の開始はPLAUD NotePinの本体をタッチするだけ。内蔵マイクは会議室程度の広さなら十分収音できるため、PLAUD NotePinは身に着けたままで問題ありません。

本体のインジケーターが赤色に点灯すれば録音中です。
録音時のポイントは、話者が1人ずつ話すこと。相手の話を遮ったり、重ねて話したり、相手が話しながら相槌を売ったりすると相手の会話として記録されてしまいます。

PLAUD NotePinのマイクが性能がいいからこそ発生する事象。
相手に意識させることは難しいですが、自分だけでも少し意識するとだいぶ変わります。
録音の終了時は、再度PLAUD NotePinの本体をタッチします。
録音データの転送
録音したデータは、スマホアプリを使って、スマホに転送します。Bluetoohでも転送は可能ですが速度が遅いため、PLAUD NotePinとスマホをWi-Fiで接続する高速転送がオススメです。
文字起こしと要約
続いて転送されたデータをサーバーにアップロードし、文字起こしと要約作成をします。
文字起こししただけでは、話者は「Speaker 1」「Speaker 2」のようになっていますが、識別をタップし、それぞれのスピーカーの名前を変更すれば自動的に全ての会話の話者が変更されます。
実際に文字起こしされたデータと、要約を紹介します。




こちらが、上記の文字起こしから作成された要約です。





「えっと」、とか「あの」とか「まぁ」とか入ってても問題なく要約してくれます!

しかも、最後にはアクションアイテムや打ち合わせでの課題までまとめてくれます。
文字起こしの精度は、録音時の環境に左右されます。句読点が変な位置に入ったり、漢字の変換がうまくいかなかったりする場合があります。気になるような必要に応じて修正してもいいですし、修正しなくても要約にはそれほど影響しません。
ちなみに、音声データはそのまま残っています。会話をクリックすると、音声も同時に再生されますので、文字起こしが不正確でもどんな会話をしたかは確認可能です。
PLAUD NotePinの精度・性能
実際に作成された文字起こしや要約は、打ち合わせを振り返るには十分すぎる精度・性能です。
文字起こしがあることで打ち合わせ内容の確認が可能ですし、要約があれば長時間の打ち合わせであっても、数分で振り返ることが可能です。
これによって、注文住宅の最大のトラブル原因である「言った言わない」を完全に回避することが可能です。それに加えて、打ち合わせを振り返ることによって次回打ち合わせもスムーズに望めます。

前回何をどこまで話したっけ…というのがなくなります。
PLAUD NotePinのメリット
高精度な文字起こしと要約
PLAUD NotePinは、OpenAIのWhisperを活用した高精度な文字起こし機能を備えています。日本語にも対応しており、専門用語や業界用語も正確に変換されます。
また、録音した内容は、AIによって自動で要約されます。これにより、長時間の打ち合わせ内容を短時間で把握することができ、効率的な情報整理が可能です。
さらに、これらのAI処理はサーバー側で行われるので、AIのバージョンアップなどに伴い、利用者側が意識することなく精度の向上が可能です。

話者識別機能
PLAUD NotePinは、録音した音声から話者を自動で識別する機能を備えています。
日本語対応のレコーダーで話者識別機能を備えたものは少なく、PLAUD NotePinの大きな特徴の一つです。

Google Pixelのボイスレコーダーは日本語では話者識別機能に対応してない(2025年6月時点で英語のみ)。…し、同時に使ってみたところ、文字起こし精度もPLAUD NotePinの圧勝でした。

話者識別がないと誰が何言ったか分からないしね…。
多様な装着スタイル
PLAUD NotePinは重さ約16.6g(マグネットピン装着時は約23.2g)と非常に軽量で、長時間の装着でも負担になりません。
また、サイズもコンパクトで、目立たずに使用できます。本体はマグネットピン、リストバンド、クリップ、ネックストラップなど、さまざまな方法で装着可能です。これにより、打ち合わせ中でも自然な形で録音が行えます。
毎月5時間までは無料で文字起こしが可能
PLAUD NotePinの高精度な文字起こし機能は、月間300分の音声データまでは無料です。現在のところ期間の制限はありませんので、購入後はずっと毎月5時間利用可能ということです。
単純なICボイスレコーダーの機器代としてのPlaud NotePinの価格設定はやや高価です(約28,000円)。そのため、この価格設定には、そもそもメーカー側としてある程度の無料文字起こしの料金も織り込んでいると考えるのが妥当です。
無料の300分を超過してしまった場合は、有料パッケージを購入すれば追加で文字起こしが可能です(詳細は後述)。
PLAUD NotePinのデメリット
通話録音には未対応
PLAUD NotePinは、通話録音機能を備えていません。自分だけの声、もしくはスピーカー通話にすれば録音可能です。
通話内容の録音を希望する場合は、スマホに装着できるPLAUD NOTEにしたほうがいいでしょう。価格はほとんど同じです。

ちなみに、PLAUD NOTEもPLAUD NotePinと同じアプリを利用しますので、文字起こしや要約性能は同一です。

ただし、マイク集音機能はPLAUD NotePinのほうがいいようです。打ち合わせに特化するならPLAUD NotePinのほうがいいでしょう。
情報漏洩リスク
PLAUD AIでは、すべてのデータは暗号化され、第三者はアクセスできないとしています。

しかし、録音データをサーバーにアップロードするということは、情報が第三者に漏れる可能性が全くないとは言えません。
注文住宅の打ち合わせで漏洩して困るような情報やリスクは基本的にないと思いますが、会社の機密情報や未公開の情報で使用する際は注意しましょう。
無料時間を超えた場合は有料パッケージの購入が必要
文字起こしは、月間300分の音声データ(=5時間)まで無料ですが、無料分を超えた分は有料パッケージの購入が必要です。
もし有料パッケージを購入したくない場合は、無料分が復活する翌月を待たなければいけません。
PLAUD NotePinの料金
文字起こしは、月間300分の音声データ(=5時間)まで無料。
打ち合わせのペースや時間次第では、無料の利用範囲で収まらないこともあると思います。
300分以上使いたい場合は翌月まで待つか(録音だけしておいて、文字起こし作業を翌月に実施する)、PLAUDの公式サイトから追加で文字起こしのクレジットを購入します。
注文住宅の打ち合わせの時間とペースは人によりますが、kikorist夫婦の今の家の打ち合わせは平均1回2時間を週1回ペースで、全部で14回ほど実施しました。月8時間、合計で28時間、5か月間ということですね。
無料の文字起こしは毎月300分(5時間)分ですので、毎月3時間×5か月間=15時間足りません。
その場合は600分の追加文字起こしパッケージが2つ必要です(合計20時間、3,000円)。
多くの人は無料または600分の追加パッケージで事足りると思いますが、どんなに打ち合わせが多い人でも、無料分とあわせて3,000分(8,000円)のパッケージで事足りるでしょう。

さすがに無料分+50時間も打ち合わせすることはないと思います。
通常、OpenAIなどの生成AIは利用に月額料金が必要です(ChatGPT Plusの場合20ドル/月)。300分が毎月無料で使える上、追加パッケージも安価に設定されているので、非常に使いやすいと言えるのではないでしょうか。
本記事のまとめ
PLAUD NotePinは、注文住宅の打ち合わせにおける「言った言わない」問題を解消するための強力なツールです。
高精度な文字起こし、話者識別、要約機能を備え、打ち合わせ内容の記録と確認が容易になります。
また、軽量・コンパクトなデザインと多様な装着方法により、自然な形で録音が行えます。
また、無料で毎月300分(5時間)の文字起こしが無期限で付属し、不足する場合は安価で追加パッケージが購入可能。
注文住宅の打ち合わせにおいて、確実な記録とスムーズな情報共有を実現したい方に、PLAUD NotePinは最適な選択肢となるでしょう。


ぜひ購入してみてください。私たちも使い倒す予定です!!

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。

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