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本記事では、住友林業で選択できるキッチンとして大人気のキッチンハウスについて、仕様や価格について詳細を解説していきます。
特にキッチンハウスと住友林業の他のキッチンと比較して、金額差や内容は気になる部分だと思います。私たちkikorist夫婦はLIXILを選択したので、キッチンハウスとLIXILのリシェルSIとの比較もしています。
キッチンハウスとは?
1975年にスタートした日本のキッチンメーカーで、日本のオーダーキッチンの草分け的存在です。
当初はドイツなどの輸入キッチンを販売していましたが、オリジナルシステムキッチンの国内生産を開始し、1984年には群馬県藤岡市に藤岡工場というキッチンの自社工場を設立。
その後、2008年に現在のキッチンハウスの主力となる「エバルト」という高圧メラミン化粧板が登場し、現在に至ります。
Instagramでもオシャレなキッチンメーカーというイメージが定着しています。
キッチンハウスとグラフテクトの違いは?
キッチンハウスの兄弟ブランドにグラフテクトがあります。
キッチンハウスとグラフテキトのキッチンはほぼ同じです。製造しているのも同じ工場ですし、同じ素材を使っています。
キッチンハウスとグラフテクとの違いは、選択肢の数です。キッチンハウスで自由に選べる部分を、グラフテクトでは一部に絞ることで、低価格を実現しています。
なお、住友林業ではグラフテクトを選ぶことはできないので、グラフテクトについて検討する必要はありません。
キッチンハウスの住友林業提携仕様とは?
住友林業はキッチンハウスとコラボ(つまり提携)しており、キッチンハウスを通常よりも大幅に安く入れることが可能です。
その額なんと150万円~(キッチン125万円+カップボード25万円)。
標準のキッチンの費用(約44万円)は減額されますので、実質106万円の差額でキッチンハウスを導入することができます。
しかも標準のキッチンにはカップボードは含まれませんので、カップボードを除けば実質81万円。
106万円の差額でカップボードまで付いてくると考えてもいいかもしれません。
これを高いと見るか安いと見るか…。
通常のキッチンハウスと住友林業提携仕様との違いは、利用できる素材です。エバルトとその上位素材であるフェニックスに限定されており、ステンレス、セラミックトップなどは選択できません(選択する場合は、素材によりますがキッチンハウスの通常仕様になり300万円~)。
住友林業仕様のキッチンハウスは、グラフテクトと通常のフルオーダーのキッチンハウスの中間だと考えるといいと思います。
住友林業仕様は、素材が限定されるだけで、通常ラインナップとのカラーの違いはなく、組み合わせの制限もないので、他のキッチンメーカーと比べてカスタマイズの自由度は極めて高いのが特徴です。
その他、取っ手、コンロやレンジフードなどもカタログ以外からは選べない、海外製コーヒーメーカーやオーブンを入れたり、エスプレッソマシンを入れたりなどのカスタマイズはできない、など細かい違いはありますが、ほとんど問題にならないでしょう。
キッチンハウスの魅力、メリット/デメリットは?
高いデザイン性
キッチンハウスの最大の魅力は、そのデザイン性の高さではないでしょうか。高級家具のような佇まいは、さすがオーダーキッチンと思わせるものがあります。
キッチンハウスでは、エバルトというメラミン化粧材が主力ですが、このエバルトはキッチンのワークトップ(=天板)にも使用できるほどの耐久性を備えています。
そのため、天板・扉材の両方にエバルトを使用できるので、天板・扉材を統一した、1つの塊のようなソリッドなデザインに仕上げることが可能です。
そして、このエバルトのデザインがとても豊富なのです。
加えて、天板と扉材の素材を別にすることもでき、その組み合わせに制限はなく自由です。カップボード(フロアキャビネット/ウォールキャビネット)についても素材の制限がありませんので、キッチンの天板、キッチンの扉材、フロアキャビネットの素材、フロアキャビネットの天板、ウォールキャビネットの素材、全て別の色で仕上げることも可能です。
自分だけのオリジナルカラーを作ることができるのがキッチンハウスの魅力の1つです。
ミーレの食洗器が安く入れられる
「ミーレを入れたいがために、キッチンハウスにした」というのもよく聞く話です。
家系ブログ界隈では非常に人気の海外製食洗器のミーレ。他メーカーのキッチンでは45cmで追加で30万円以上かかる、もしくは住友林業仕様ではクリナップが45cmのミーレに対応している以外はそもそも対応しておらず、導入不可です(LIXILの場合は住友林業仕様では不可なのでオープン仕様に…)。
キッチンハウスはミーレと特別提携しているため、非常に安く入れられます。その額なんと45cmの場合+17万円。
他メーカーの半額近い金額で、ミーレの食洗器を導入することができるのは非常に大きな魅力です。
他メーカーで無理矢理ミーレを入れるくらいなら、キッチンハウスにしたほうが安かったり。
ミーレを優先するならキッチンハウスは優先的に検討したいです。
高い品質
キッチンハウスは全てが群馬県の藤岡工場で作られています。その高い品質は折り紙付き。
特にエバルト天板とシンクの全く継ぎ目のないシームレスな加工は必見です。
収納部の豊富なカスタマイズ
キッチンハウスは、オーダーキッチンメーカーのため、シンク側、カップボード側ともに収納部分を自由にレイアウト可能です。しかも追加料金はありません(横幅が拡がる場合のみ追加オプション料金)。
自由にダストボックスの位置も配置でき、それも扉で隠すのかどうかなど自由に決めることが可能。
自分好みの使い勝手のいいキッチンにカスタマイズできます。
他メーカーと比べたメリット
カスタマイズの自由度
LIXIL/クリナップ/トクラスなど住友林業提携仕様の他のキッチンの場合は、住友林業向けに仕様を絞ることによって価格を下げています。そのため、住友林業仕様の中で選べる仕様が、通常のメーカーラインナップ(=オープン仕様)と比較して制限されています。
そのため、安く入れられる…というのはメリットですが、(ミーレを入れるための仕様変更も含めて)自由にカスタマイズするためにオープン仕様にすると途端に金額が跳ね上がります。
キッチンハウスは最初からオーダーキッチンですので、金額が跳ね上がることがありません(もちろん、部材を追加すれば費用は増えますが)。
レイアウトでの差額なし
住友林業標準の他メーカーのキッチンでは、壁付けキッチンが標準です。ペニンシュラやアイランドなどのオープンキッチンにしようとした場合は、オープン部の面材が増えるので価格が上がります(10万円~)。
それに対して、キッチンハウスはペニンシュラやアイランドでも壁付けキッチンと同じ価格です。
キッチンハウスは良心的!
デュエレイアウトが選択可能
さらにキッチンハウスだけで選べる「デュエ」というレイアウトがあります。
これは対面部にはシンクだけを置き、加熱調理部は壁付けにするというレイアウトです。加熱調理部を壁付けにすることで、においなどが部屋に充満することを防ぎ、ワークスペースも広く取れるメリットがあります。さらに収納部も多くなります。
このデュエレイアウトはキッチンハウスだけで採用可能。しかも他のレイアウトとの差額はありません。
他メーカーと比べたデメリット
天板素材とシンクが限定される
キッチンハウスの場合、天板素材がエバルトとフェニックスに限定され、ステンレスやセラミックは選択できません。エバルトやフェニックスは優れた素材で、人造大理石同等の硬度・耐久性を誇りますが、セラミックと比較すれば質感は落ちます(ただし、セラミックと比べて豊富な色柄があるのははメリット)。
キッチンハウスでも、一般向け商品ではステンレスやセラミック、そのほか大理石の取り扱いもありますが、それらを選択すると、提携仕様から外れて価格が跳ね上がります…。
住友林業で安くセラミックトップを入れるのであれば、現在のところLIXIL以外に選択肢がありません。
また、シンクもステンレスのみで人造大理石は選択できません。シンクの素材については好き好きがあるので、ステンレスがいい、という方であればデメリットにはならないと思います。
機能性や使い勝手の工夫では他メーカーに若干劣る
シンクやレンジフード、収納部については、他のキッチンメーカーが掃除のしやすさや使い勝手の工夫を重ねているのに対して、キッチンハウスはシンプルな機能となっています(使いにくいというわけではありません)。
例えば、クリナップのレンジフードであれば洗エールレンジフードという、お湯で自動洗浄でき、10年間メンテナンス不要なレンジフードがあったり、流れーるシンクというゴミが溜まりにくいシンクを採用していますが、キッチンハウスはただのレンジフード/スクエアシンクで掃除を楽にする機能ありません。
収納でも、リクシルのらくパッとシェルフのような、取り出しやすい仕組みはありません。
キッチンハウスは機能性はシンプルで、付加機能を重視していないのは事実ですので、メンテナンスや機能性を重視するかで採用の判断が分かれそうです。
価格が高い
当然他メーカーの標準仕様と比較するとキッチンハウスの150万円~という価格は高いです。
標準キッチンが約44万円ですので、キッチンハウスとの差額は106万円あります(標準キッチンにはカップボードを含みませんので、カップボードを除いたキッチン本体であれば差額は81万円)。
ただし、標準キッチンを壁付け以外にしたり、(ミーレを含む)様々なオプションとフルトールのカップボードを追加したり、ダイニングテーブルを別途用意することを考えると、差額は思った以上に大きくはなりません。これについては後ほど詳しく検証します。
以上のデメリットを踏まえて、問題ないと判断できるのであればキッチンハウスは非常に魅力的な選択肢です。
キッチンハウスの住友林業提携仕様の詳細
キッチンハウスの住友林業提携仕様は、素材がエバルトとフェニックスに限定されている以外は、通常のキッチンハウスのラインナップとほぼ同じです。
150万円に含まれるもの/無償変更が可能なもの
キッチンハウスの150万円に含まれるものは、キッチン本体(125万円)とカップボード(25万円)です。
キッチンハウスの標準に含まれるものを解説します。
なお、あまりないかと思いますが、キッチン本体のみキッチンハウスで、カップボードを住友林業クレストを使うというパターンも可能です。
チェスターフィットについてはこちら。
キッチン本体
キッチン本体に含まれる標準設備は下記のとおりです。
レイアウト | ペニンシュラ/アイランド/デュエから選択可 ※壁付けはなし |
シンク | スクエアシンク |
水栓 | クリンスイ製スタンダードモデル |
食洗器 | リンナイ製浅型 |
加熱調理機 | リンナイ製スタンダードモデル(60cm)/日立製2口IH・1口ラジエントモデル |
レンジフード | アリアフィーナ製[アリエッタシリーズ]スタンダードモデル |
天板・扉材のカラーと取っ手は自由に選択可能です。
カラーはメルクリオが人気だそうですが、Instagramではピアノベトンやノッティブラウンなども人気のカラーです。
取っ手はA04やA06が人気ですが、アンティークが好きな方はA02やA03も好みかもしれません。
他メーカーと異なり、壁付けキッチンはなく、ペニンシュラやアイランド、デュエのようなオープンキッチンでも追加料金がないのが嬉しいところです(キッチンのダイニング側を収納に変更する場合は、追加料金が必要)。ちなみに、デュエの片側を壁付けにすることも可能です。
ワークトップの厚みはスリムボーダーと通常のボーダーから無償で選択可能です。
さらに、収納部のレイアウトも差額無しで自由です。
また、キッチンを少し浮かせたようなフロート型にするかどうかも差額なしで変更可能です。
※フロート型にするとダイニング側を収納にできません。また、シンク側の下部をオープンスペースにすることができなくなります。
カップボード
標準で含まれるカップボードは、185cmです。奥行きは45cmと60cmが選択可能で、60cmにしても差額はありません。
さらに収納部の組み合わせも自由です。ここに
フルトールにしても差額が出ないのが凄い!
ダストボックスの扉の有無も選べるし…
LIXILでフルトールにすると普通に追加でお金かかるからね…。
オプションとなるもの
面材のフェニックスへの変更
面材は標準のエバルト以外にフェニックスへのグレードアップが可能です。
フェニックスフェニックスは、イタリアで開発された特殊なアクリル樹脂を網目状に積層し、電子ビームで硬化させたナノテクノロジー素材。マットブラックのさっとした触感が特徴です。
ダイニング側収納
手元隠し収納には、通常45,000円のオプションのキッチンパネルが含まれているので、実質155,000円です。
2口コンセントはホットプレートなどを使う時に便利。
人気のオプションです。
食洗器
シンク
水栓
加熱調理機
標準のガスコンロが60cm、標準のIHが2口なのがつらい…。
グレードアップ前提…。
レンジフード
加熱調理機とレンジフードの連動には、双方をオプション仕様にしないとできないので注意(他のキッチンメーカーは、標準レンジにも連動機能が付いているので、加熱調理機のグレードアップだけでOK)。
カップボード
カップボードは自由に追加可能。奥行は45cmと60cmが選べ、収納部レイアウトの組み合わせは自由で、単純に幅のみで価格が決まります。
ダイニングテーブル
キッチンと同じエバルト素材のダイニングテーブルも14万円で購入可能です。サイズは1500・1800・2100の3種類で価格は同じという太っ腹仕様。
脚も3タイプから選べ、形状もキッチンと連結するタイプ(切り欠き連結も可)を含めて自由に選択可能です。
脚、テーブルのサイズにかかわらず同一で14万円が素敵すぎます。
住友林業のインテリアフェアに出展しているような一流家具メーカーだとダイニングテーブルも30万円~になるので、それを考えたらかなりお得。
さらに、キッチンとの連結や切り欠きも自由。
切り欠きの場合は、キッチンと連結され、取り外しは不可になります。模様替えなどができなくなるので注意。
その他アクセサリー
LIXILのリシェルSIとの仕様・価格の比較
さて、ここからが本記事の本題です。
kikorist夫婦の選んだLIXILリシェルSIと、キッチンハウスとでガチンコ価格比較をしたいと思います。
住友林業仕様内で選択したLIXILのリシェルSI vs 同等の仕様にしたキッチンハウス、私が選んだオープン仕様 vs 同等の仕様にしたキッチンハウスの比較の2パターンを比較してみます。
住友林業仕様のリシェルSIと比較
キッチン
住友林業仕様のリシェルSIとキッチンハウスを比較しました。
LIXILはセラミックトップを選択しています。
LIXIL リシェルSI | キッチンハウス | |||
レイアウト | ペニンシュラ | ペニンシュラ | +1,250,000円 | |
ダイニング側収納 | あり | +241,050円 | あり | +120,000円 |
ワークトップ素材 | セラミック | +298,670円 | エバルト | |
食洗器 | Panasonic深型 | +71,940円 | ミーレ45cm | +170,000円 |
レンジフード | 標準 | 0円 | 標準 | 0円 |
ガスコンロ | 標準リンナイ60cm | 0円 | 標準リンナイ60cm | 0円 |
水栓 | タッチレス(差額) | +34,420円 | タッチレス(差額) | +20,300円 |
シンク | Wサポートシンク | 0円 | スクエアシンク | 0円 |
標準キッチン | ― | +436,350円 | ― | -436,350円 |
合計 | 1,082,430円 | +1,560,300円 | ||
標準からの差額 | +646,080円 | +1,123,950円 | ||
LIXILとの差額 | +477,870円 |
キッチンだけで比較すると、キッチンハウスのほうが約48万円高い結果になりました。ミーレの食洗器が入って、オシャレなキッチンが約48万円高。一方、LIXILのほうは高品質なセラミックトップとなっています。
キッチンだけだとかなり迷うかもしれない…。
特にキッチンハウスのデザインとミーレが気に入ってれば…。
あぁ、でもセラミックトップを入れて約50万円安いのも魅力が…。
カップボード
今度はカップボードを比較してみます。
カップボードは2700サイズとし、うち1800サイズはフロアキャビネットとウォールキャビネットが分かれたセパレートタイプ、うち900サイズはフルトール収納とします。
LIXIL リシェルSI | キッチンハウス | |||
ワークトップ素材 | メラミン | エバルト | ||
カップボード① | W1800 D450 セパレート | 167,000円 | W1850 D600 セパレート | +250,000円 |
カップボード② | W900 D450 フルトール | 109,770円 | W900 D600 フルトール | +120,000円 |
合計 | 276,770円 | 370,000円 | ||
LIXILとの差額 | +93,230円 |
差が広がった…!
注意しておかなければならないのは、LIXILのカップボードは奥行45cmで、キッチンハウスは60cmですので収納力が1.5倍違います。それを踏まえて、キッチンハウスのほうが9万円高いということになります。
また、キッチンハウスの場合、カップボードを全てフルトールにしても金額は同一ですが、その場合LIXILは約30万円強になります。
なお、カップボードのワークトップをセラミックトップにした場合は約40万円弱になると思われ、金額はほぼ同等になります。
標準のキッチンに人気のオプションである深型食洗器と提案仕様のワークトップ、タッチレス水栓を付けたキッチンと、キッチンハウスとの差額は約57万円程度ということになります。
それでもまだ迷うくらいキッチンハウスのデザインとカスタマイズ性はいい。
でもLIXILもセラミックだし、シンクとかの使い勝手も良さそうなのよね…。
オープン仕様のリシェルSIと比較
キッチン
続いて、ミーレを入れるためにオープン仕様となったkikorist夫婦のキッチンと比較してみます。
LIXIL リシェルSI | キッチンハウス | |||
レイアウト | ペニンシュラ | 1,752,710円 | ペニンシュラ | +1,250,000円 |
ダイニング側収納 | あり | あり | +120,000円 | |
ワークトップ素材 | セラミック | エバルト | ||
食洗器 | ミーレ60cn | ミーレ60cm | +350,000円 | |
レンジフード | よごれんフード | 機能充実 | +120,000円 | |
その他追加OP | キッチンコンセント らくパっッと収納 | キッチンコンセント | +2,000円 | |
ガスコンロ | デリシア75cm ※施主支給 | +170,000円 | デリシア75cm | 250,000円 |
水栓 | タッチレス(差額) | +34,420円 | タッチレス(差額) | +20,300円 |
シンク | Wサポートシンク | 0円 | スクエアシンク | 0円 |
標準キッチン | ― | +436,350円 | ― | -436,350円 |
合計 | 2,393,480円 | +2,112,300円 | ||
標準からの差額 | +1,957,130円 | +1,675,950円 | ||
LIXILとの差額 | -281,180円 |
実際の水栓はハンズフリー水栓ですが、キッチンハウスにはハンズフリー水栓がないので、同じタッチレス水栓で比較しています。ガスコンロはデリシアを施主支給予定なので、本体15万円と取付費2万円で計算しています。
結果はなんとキッチンハウスのほうが約28万円安い結果に…!!
やはりLIXILがオープン仕様になって掛け率が悪くなってるのは痛いわね…。
ただし、リシェルSIはセラミックトップに加え、よごれんフード、らくパッと収納(シェルフ付き)のガスコンロ下への追加、シンクもWサポートシンクと高機能。
セラミックトップとミーレ食洗器、そして掃除のしやすさや便利機能にこだわったのでこの差額はやむなし(ここまでは…)。
カップボード
カップボードも住友林業仕様ではなく、奥行65cmのLIXILオープン仕様としてます。さらにカップボードのワークトップもセラミックとしています。
LIXIL リシェルSI | キッチンハウス | |||
ワークトップ素材 | セラミック | 1,096,740円 | エバルト | |
カップボード① | W3350 D650 H700 セパレート | W1850サイズ D600 セパレート | +250,000円 | |
カップボード② | W1500サイズ D600 セパレート | +200,000円 | ||
カップボード③ (冷蔵庫上) | W750 D650 H50 | W750 D650 H50 | +80,000円(仮) | |
合計 | 1,096,740円 | 530,000円 | ||
LIXILとの差額 | -566,740円 |
キッチンハウスには冷蔵庫上収納がないので、造作で作成する前提で価格を入れています。
差額が約57万円…!
キッチンハウスのほうが約60万円も安い結果に…。リシェルSIが高額になった理由としては、高額なセラミックトップをW3350D650という広範囲に渡って採用しているため。仕様品のW2550のキッチンでセラミクットップの差額が約30万円であることを考えると、50万円程度はセラミックトップ代と言えそうです。
セラミックトップ恐ろしすぎる…。
セラミックトップがなければ約57万円となり、リシェルが少し高い程度になります。
あまりカップボードで調理することは少ないと思われるので、セラミックトップではなくてもいいかもしれません(入れておきながらなんですが…)。
LIXILとキッチンハウスの金額比較のまとめ
まとめると、
住友林業仕様内で選択する場合は、
LIXIL<<キッチンハウス
です。その差額も50万円以上となります。
一方、LIXILにミーレやオプションを盛ったり、カップボードにまでセラミックトップを入れるようとすると、
LIXIL>>キッチンハウス
になると言えそうです。
セラミックトップにこだわらず、ミーレやデザインの豊富さ、収納カスタマイズを加味すると、やはりキッチンハウスは相当魅力的と言えるのではないでしょうか。
さらに、一流メーカーで買えば30万円以上のダイニングテーブルが14万円でキッチンとコーディネートできると考えれば、選ばない手はなさそうです。
キッチンハウスを検討していた際に、セラミック>エバルトだったので、セラミック限定で考えていました。
今さら言っても後の祭り。
金額だけで比較せず、デザインも含めて愛でなさい。
確かに。
竣工したらきっとセラミックトップのキッチンに感動するはず!
キッチンは将来にわたって、かつ毎日使うものなので、価格だけでなく、デザイン、ワークトップ、使い勝手や機能も含めて好みのキッチンを検討してみるのが良いと言えます。
本記事のまとめ
本記事では、キッチンハウスについて解説しました。
- キッチンハウスの魅力はデザイン、品質、ミーレ、収納部のカスタマイズ性
- キッチンハウスのデメリットは素材、機能、価格
- 住友林業仕様内のLIXILリシェルと比較した場合は、LIXILのほうが安い
- 住友林業仕様外のLIXILリシェルと比較した場合は、キッチンハウスの方が安い
- 価格だけでなくデザインや使い勝手、機能など総合で判断する
参考になれば幸いです。
そのほかの住友林業の仕様についても下記でまとめていますので、気になる方はご覧ください。
既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。
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