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住友林業で建てたkikorist邸のキッチンは、LIXILのリシェルSIを採用しています。
私たちが建てた2021年当時の住友林業の標準仕様のキッチンでもリシェルSIはラインナップされていましたが、当時の住友林業仕様ではリシェルの特徴の1つであるセラミックトップが提案仕様(=追加費用が必要なオプション)で、ミーレ社製の食洗器が選択出来ませんでした(リンナイの浅型が標準で、深型食洗器が提案)。
LIXILなどの住宅設備メーカーは、自社のラインナップからハウスメーカー向けに仕様をある程度絞った商品を提供しています。
ハウスメーカーにとっては、ある程度仕様を統一化することによって大量に仕入れることができ、「標準仕様」とすることで提供価格を安くすることができるのです。
その一方で、ハウスメーカー仕様にはない仕様を選択すると、大幅に高くなる(というか一般向けの価格)になるというデメリットもあります。
海外製食洗器はどうしても導入したかった設備だったため、私たちはあえて住友林業向けの設定品ではなく、「オープン仕様」と呼ばれるメーカーのカタログの内容から自由に選べる仕様を選択しました。
キッチンの仕様やWEB内覧会についてはこちらの記事に詳しくまとめています。
当時、住友林業でミーレを導入するなら費用的にはキッチンハウス一択という状況でしたが、どうしてもキッチンハウスのメラミンが好きになれず(カラーは凄くいいと思いますが…)、セラミックトップを採用したかったのでLIXILを選んだのでした。
ちなみに、現在(2024年5月現在)では住友林業標準仕様のLIXIL・トクラスでミーレの導入が可能です。
現在はLIXILを選ぶとセラミックトップが標準になってたりと、人気の仕様は取り入れて住友林業の標準仕様もどんどん進化しているよね。
本記事では、LIXILのリシェルSIのセラミックトップの使い勝手・メリット・デメリットについて、2年半使った徹底レビューをご紹介します。
ちなみに、キッチンの天板に使われるセラミックとは、磁器素材とガラス、天然鉱物を高温焼成した素材です。
簡単に言えば、タイルのようなものです。
ほぼ無孔質なセラミックワークトップは、汚れや化学品に対し高い抵抗性を誇ります。ワインやコーヒー、油などの頑固な汚れもしみ込むことがなく、簡単に拭き取ることが出来ます。
結論:セラミックトップは素晴らしい
まずは結論から。
セラミックトップを採用して本当に良かったです。控えめに言って最高。
次があったら、必ずセラミックトップを採用したいと思っているほど。
では、具体的にどういった点が素晴らしいのか解説していきます。
セラミックトップのメリット
実際に2年半使ってみて、セラミックトップのメリットは以下の4点だと感じています。
- 傷に強い
- 調味料や洗剤で変色しにくい
- 汚れが簡単に落ちる
- 熱に強い
①~③はお手入れに関する内容ですが、キッチンは毎日使うものだからこそお手入れの楽さがポイントだと思っています。
こちらは2年半が経過したキッチンですが、引き渡し当初と全くと言っていいほど変わっていません。
これななら10年・20年使ってもこのままなんじゃと思うほど綺麗です。
傷に強いとは聞いていましたが、実際に耐久性が高いというのは本当で、メラミンスポンジや金属たわしなどで擦ってもかすり傷一つできません。
人造大理石やステンレスなら必ず傷が出来てしまい、そういった傷に汚れが入り込んで黒ずんだりしてしまいます。
ちなみに、LIXILのカタログなどでは、まな板を使わずにワークトップで包丁を使っている写真が載っていますが、セラミックトップは無事でも包丁の刃が欠ける可能性があるのでやめた方がいいと思います…。
セラミックトップは無孔質(=微細な穴がない)ため、調味料や油などもしみ込むことがなく、簡単に汚れをふき取ることができます。
kikorist邸ではカビキラー アルコール除菌やウタマロクリーナーなどで掃除をしていますが、さっと拭くだけで汚れが簡単に落ちます。キッチンは毎日使いますし、そのたびに汚れることは避けられないため、汚れに強いというのは非常にメリットが大きいと感じています。
セラミックトップは耐熱性も特徴で、熱したフライパンやスキレット、オーブントレーなどをそのまま置くことが出来ます。
オーブントレイって、オーブンから出したあと、置き場所に困ったりするので…。
何も気にせず、鍋敷きも不要で直置きできるのはとても便利です。もちろん、ワークトップに焦げ目がついたり変色したりといったこともありません。
セラミックトップのデメリット
実際に導入・使用してみたセラミックトップのデメリットは以下の2点です。
- 費用が高額
- 衝撃に弱い
セラミックトップは、ステンレスや人造大理石と比べて高額に設定されていることがほとんどです。住友林業の場合、LIXILのキッチンを選択をすると、セラミックトップは標準ですが、ダイニング側収納は含まれていません。
アイランドやペニンシュラキッチンなどの対面キッチンを選択して、ダイニング側収納をつけるとその分ワークトップの奥行きが必要になります。この場合、ワークトップが高額なためダイニング側収納の差額も大きくなると思われます。
また、カップボード側の天板は標準はメラミンですが、カップボード側の天板もセラミックトップにすると費用が跳ね上がります(kikorist邸のカップボード側がまさにそれ…)。カップボードも奥行45cmと65cmがありますが、ワークトップが高額な分、その差額も大きくなります。
とはいえ、セラミックトップの性能・メリットを考えればこの差額は価値ある差額だと思います。
カップボード天板までセラミックにするかは迷うところですが…
セラミックトップの弱点として衝撃への弱さがあります。セラミックトップはほぼタイルと同じですので、固いものが強い衝撃でぶつかると、欠けたり割れたりする可能性があります。
幸い我が家は割れたりといったことは起きてはいませんが、X(旧Twitter)でも、セラミックトップを欠けさせてしまったという方がいらっしゃいました。
セラミックトップは高額な分、破損の度合いによっては修理費用も高額になる可能性があるため、衝撃を与えないよう注意が必要です(事故であれば火災保険で対応可能ではありますが…)。
本記事のまとめ
本記事はセラミックトップの使い勝手についてまとめました。
繰り返しですが、セラミックトップは(カップボードとあわせて非常に高額だったものの)採用して良かったと思える設備です。満足感は非常に高く、次があるなら、またセラミックトップやそれと同等の耐久性・防汚性の素材を選びたいと思います。
素材感も素晴らしいですし、耐久性も最高ですので、ぜひ採用を検討してみてください。
ちなみに、今年(2024年)の4月にリシェルがモデルチェンジし、セラミックトップでキッチンハウスのようなスリムデザインのワークトップが選べるようになりました。
私の住友林業の営業担当に確認してみましたが、オープン仕様としては選択できるものの、住友林業の設定品になるにはまだ時間がかかるようです(2024年5月現在)。
参考になれば幸いです。
既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。