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初心者でも分かるハウスメーカーの特徴と選び方①<木造・鉄骨造編>

土地探し/HM選定
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今回はハウスメーカーの選び方、その中でも一番最初に検討すべき工法についてまとめています。

マイホームの計画を考え始めた初期で、「ハウスメーカーが多すぎてどこを見たら分からない」という方向けに、同じく全く知識がない状態でハウスメーカー選定を進めたkikoristが出来るだけ分かりやすくまとめてみます

ご留意いただきたい事項

以下は私たちがハウスメーカーの選定を進めていくなかで学んだこと、調べたことを中心に記載していますが、あくまで専門知識のないユーザー視点での記載です。

もし誤りがございましたらTwitterやコメントなどでご指摘いただけますと幸いです。

また、個人的な好み・主観が含まれていますので、その点もご承知おきください。

各工法の違いを知るべし

ハウスメーカーの選定に入る前に、今回は注文住宅の工法(=家の作り方)について解説します。

工法から入るのは、どの工法で建てるかを決めることで、自ずとハウスメーカーが決まってくるためです。例えば、住友林業は木造だけ、ヘーベルハウスは鉄骨だけしか取り扱っていません。木造で建てる決めた場合、ヘーベルハウスは選択肢から抜けることになります(逆も然りです)。
※積水ハウス、ダイワハウスなど木造・鉄骨造両方を扱っているハウスメーカーもあります。

kikorist夫
kikorist夫

ハウスメーカーは大手だけでも沢山あるから、効率よく選定するには工法から入るのが大事。

kikorist妻
kikorist妻

どのメーカーがどの工法を採用してるかなんて全く知らないで、住宅展示場というハウスメーカーが口を開けて待ってる戦場に突っ込んだ私たちの反省が活かされてるわね。

また、各工法にはそれぞれメリット・デメリットがあります。各メーカーは当然自社の工法の弱点は把握しており、できるだけ工夫や商品開発でカバーを図っていますが、それでも基本的な工法の特性はどうしても出てしまいます

kikorist夫
kikorist夫

例えば、断熱性については明らかに木造>鉄骨です。鉄骨系メーカーも断熱材を増やすなどの工夫はしていますが、木の350倍熱を伝えやすいという鉄という素材の基本的な特性はカバーしきれません。

断熱性を最優先するのであれば、素直に木造を選んだほうが求める性能が高い家になる傾向にあります。

一概にどの工法がベストということはありません

kikorist夫
kikorist夫

全員にとってベストな工法があればどのメーカーもそれを採用するわけで…。

ユーザーが何を重視するかでベストな工法は変わります

。各工法のメリット・デメリットを確認した上で、ユーザーが重視する内容に合った工法を選択することが大事です

kikorist妻
kikorist妻

私たちは最終的に木質感やデザイン性などを重視して最終的に住友林業を選んだけど、堅牢性を重視するなら断トツにヘーベルハウスが優れていると思ったわ。

工法を知ることでハウスメーカー選びが楽になる

工法を絞ることによって、たくさんのハウスメーカーが出店している住宅展示場に行く際も、どのハウスメーカーを見るべきなのかが分かり、ハウスメーカー選びが楽になります

kikorist夫
kikorist夫

私たちのように車を停めた場所から近くて名前を知ってるハウスメーカーのモデルハウスに順番に入るとか絶対にやめましょう。

入ったら1時間半~2時間は拘束されるので、貴重な時間を無駄にします。

kikorist妻
kikorist妻

それと、優秀な営業担当についてもらうためには、何も考えずに住宅展示場に行くのはやめましょう

優秀な営業担当についてもらう方法はこちらの記事にまとめてあります。

kikorist夫
kikorist夫

住宅展示場は、営業担当が決まった上でのプランの打ち合わせや、展示されている構造モデルを使ったハウスメーカーの特徴説明を受けるためにに利用するのがオススメです。

主なハウスメーカーの工法

戸建て向けに大手ハウスメーカーが採用している主な工法は次の通りです。

主な工法のまとめ

本記事ではまず木造と鉄骨造の特徴と違いについて解説していきます。

木造・鉄骨のさらに詳しい工法についてまとめた記事はこちら。

木造か鉄骨か

まずは「木造」か「鉄骨造」かが大きな違いになります。

その名の通り、木造は柱や梁ときった基本的な構造物に木を使い、鉄骨造は鉄を使うのが特徴です。

木造・鉄骨造の中でさらに細かく工法が分類されますが、まずは基本的な木造・鉄骨造の特徴を確認しておきます。

ここで述べる特徴は、あくまで相対的に比較した場合の特徴であり一般論であるという点にはご注意ください。

kikorist妻
kikorist妻

例えば、耐震性の項目では、相対的には木造<鉄骨造となりますが、ハウスメーカーが建てる木造住宅も耐震等級3以上の基準を満たした地震に強い家です。

逆に鉄骨造が断熱性が低くて、夏熱くて冬寒いかというと、断熱材や施工方法によってある程度カバーしており、鉄骨造に住む施主のブログやTwitterを見ても不満がある方はそんなにはいません。

○○でも十分な性能だけど××ならもっと満足できる、というあくまで相対評価ということです。

kikorist夫
kikorist夫

建築費用についても一般論で記載しましたが、メーカーが違えばあまりあてにならないです(ただし、同じメーカーなら確実に鉄骨のほうが高いです)。建築費用は、工法もですが、間取り/値引きで全く変わってきます

実際、私たちが見積を取った値引き後の金額では、高い順から

ダイワハウス(軽量鉄骨)>>住友林業(木造)≧ヘーベルハウス(重量鉄骨)という結果でした。

また、木造については軸組工法、枠組壁工法、次世代工法で特徴が全く違う部分があるので、まずは木造・鉄骨で共通する長所・短所について解説していきます。

木造・鉄骨造の工法の詳細はこちらにまとめています。

木造の長所

  • 間取りの自由度が高い
  • 断熱性・気密性が高い
  • 遮音性に優れる
  • 建築費用が安い
  • 建物が軽いので鉄骨造と比べて地盤改良費が安い
  • 固定資産税が安い
  • 木質感を出しやすい
  • 解体費が安い

木造の短所

  • 自然素材のため施工業者(=大工)による技量の差が品質の差として現れやすい
  • 地震に弱い
  • 火災に弱い(ただし倒壊するまでの時間は短い)
  • 地震保険・火災保険が高い

木造へのkikoristの見解

木造は軸組工法、枠組壁工法、次世代工法で特徴がかなり違う

のでまとめて語りにくいのですが、大まかな共通する特徴を記載しておきます。

まず費用面ですが、メーカーが違うと単純比較はできません。例えば、上でも書いたように、私たちの見積では木造の住友林業と鉄骨のヘーベルハウスでは木造の住友林業のほうがやや高かったです。

ただし、積水ハウスやダイワハウスなどの木造・鉄骨造両方扱っているメーカー内で比較した場合、同じ間取りなら鉄骨造と比べて木造は確実に安いです。

また、地盤改良費は確実に鉄骨造より安くなります(建物の重量が軽いため)。場合によっては、木造なら地盤改良そのものが不要ということもあります。

kikorist妻
kikorist妻

私たちの土地は住友林業の敷地調査の結果、地盤改良で100万~300万かかることが分かったけど(詳細見積確認中)、これが重量鉄骨メーカーだったらもっとかかっていたかもしれないわ…。

また、木は鉄と比べて熱を伝えにくいので、断熱性の高い家になります音についても同様で、鉄は音が響きやすい性質があるのに対して、木は防音性・遮音性に優れます

気密性については、一般的には木造>鉄骨造とされることが多いのですが、これは鉄骨造が大開口部(=大きな窓)を取りやすく、実際そのような家が多いために気密性が悪化しているのであって、木造でも大きな窓を付ければ気密性は下がります(同時に断熱性も下がる)。木造でもビッグフレーム構法などでは大開口の窓は実現可能ですので、気密性の高さ=木造の長所というわけではないと思います。

木質感は木造住宅の得意とするところです。鉄骨造でも、もちろん無垢床、木目調天井などは採用できますが、現し梁(あらわしはり)や現し柱のような構造は木造でないと難しいです。

現し梁の事例(出典:住友林業ウェブサイト)

また、木造の法定耐用年数は鉄骨造と比べて短く設定されているため、固定資産税の支払額は少なくてすみます。例えば、木造の法定耐用年数は22年で重量鉄骨は34年です。固定資産評価額は建物価格が3,000万円だとすると、30年目までに支払う固定資産税の累計支払額は、200万円近く違います。
※上記金額は概算なので、実際の金額と異なるケースがあります。

これは鉄骨造が木造よりも耐久性のあることを国が保証している証拠でもあると思うのですが、法定耐用年数=建物の寿命ではないことに留意する必要があります。最近の木造住宅は十分な耐久性を有しており、メンテナンスをしっかりしていけば長期間住むことは可能です。

kikorist夫
kikorist夫

世界最古の木造建築である法隆寺の金堂は約1,300年間建ってるわけだしね。

kikorist妻
kikorist妻

そんな極端な例と比べてもあんまり説得力ないけどね。

でも住友林業も30年の初期保証と60年までの延長保証を用意してくれてるから比較的安心なのは確か。

木造住宅の市場価値が完成後22年で0になってしまうわけではない

ので、その点は安心していいと思います。

また、火災についてですが、火災保険が一部の工法を除いて木造では鉄骨造よりも高いのは事実です。ただし、木材は表面は燃えやすいですが、表面が炭化するだけで芯の部分はなかなか燃えません。

出典:https://kurashi.cleverlyhome.com/%E6%9C%A8%E6%9D%90/2642

そのため、万が一火災に遭っても逃げる時間が確保しやすいと言われています。
※住友林業では防火構造(850度の熱で30分)の大臣認定を取得。

一方、鉄骨は素材自体は燃えにくいですが、540度を超えると急激に強度が低下するため、火の勢いが強い場合は5分程度で強度が保てなくなる可能性があります(800度の熱に5分晒されると強度は20%に低下)。

上記はハウスメーカーの受け売りの点が若干あるので怪しい所ではあります。

例えば、ヘーベルハウスのヘーベル板(ALC:発泡コンクリート)は熱を通しにくいですし、鉄骨がそこまでの高熱になるかというと疑問です。

また、防火地区の土地を見学した際に、住友林業で防火仕様にするには30~40%ほど建築費用が上がると言われました(住友林業は標準で準防火仕様は満たしています)。防火地区だと木造では費用的に難しくなる場合があります

やはり防火・耐火という意味では鉄骨のほうが強いのは事実だと思います。

kikorist妻
kikorist妻

防火地区の多い都内でヘーベルハウスのシェアがナンバーワンなのも納得。

kikorist夫
kikorist夫

個人的には、もし仮に自宅内で火災が起きたら、木造も鉄骨造も住めたものではないと考えているので、逃げる時間が確保できる(と言われている)木造でいいかな、程度に考えています。

kikorist妻
kikorist妻

ちなみに、木造でも住友林業のビッグフレーム構法と積水ハウスのシャーウッド構法であれば、鉄骨造と同じ火災保険料になります

最後に、木造の場合はカットなどは工場で行うものの、基本的には建築現場での組み立て作業になるため、施工業者の技術の差が出やすいと言われています。

kikorist夫
kikorist夫

施主ブログやTwitterを見ていても、大手のはずの住友林業でもちらほら細かい施工不良が見受けられるのは少し心配です。

kikorist妻
kikorist妻

大手だから発見後のアフター対応はいいけど、構造上の大きなミスがないかはちょっと心配よね。

鉄骨造の長所

  • 工業製品のため品質が安定している
  • 大空間や広い開口部を確保しやすい
  • 地震に強い
  • 火災に強い(ただし倒壊するまでの時間は短い)
  • 地震保険・火災保険が安い

鉄骨造の短所

  • 断熱性・気密性が低い
  • 音が響きやすい
  • 建築費用が高い
  • 建物が重くなるので、地盤改良費が木造と比べて高い
  • 固定資産税が高い
  • 木質感を出しにくい
  • 解体費が高い

鉄骨造へのkikoristの見解

鉄骨造の魅力は何と言っても、その堅牢性

。地震に対する強度が強く、積水ハウスやヘーベルハウスの重量鉄骨では制振装置(地震の揺れに耐えるだけでなく、地震のエネルギーを吸収し揺れを緩和する装置)も取り入れられています。

kikorist妻
kikorist妻

ヘーベルハウスの「比類なき壁」というキャッチコピーは伊達じゃないと本気で思ったわ。

仮に洪水に見舞われも奇跡の一本松のように最後まで残っていそう…。

ヘーベルハウスで提案された外観パース。まさに比類なき壁。

さらに、鉄骨であれば構造材の強度が高いため、大開口の窓や大空間のリビングなどを実現しやすいのも大きなメリットです。

また、上記で説明した通り、防火地区に指定されている土地で建築しやすいのは鉄骨造です。

さらに、鉄骨という工業製品を使用する関係で、自然素材の木造と比較して大工の技術力に依存する割合が少ない=品質のばらつきが少ない点に魅力を感じる人も多いようです。

kikorist夫
kikorist夫

特にユニット工法と呼ばれる工場で建具も含めた部屋部分まで作ってしまう工法を採用しているメーカー(セキスイハイムやトヨタホームなど)は、ほとんどそのユニットを組み立てるだけで家が完成するので、品質の高さはピカイチです。

一方で、鉄骨の堅牢性・耐久性と引き換えに、建築費用や地盤改良費、固定資産税が高額になりがちなのはデメリット。

また、上記のパースでも分かる通り、家の四隅に鉄骨が入るので、どうしても四角い外観になりがちではあります(特にヘーベル板で覆うヘーベルハウスの場合)。そのため、凸凹の多い矩形(くけい:外周部の形)にしにくいので、変形地(長方形ではない土地)などで土地を有効活用できない場合があります。

楽しい家づくりの最中に解体のことまで考えている人はほぼいないと思いますが(私たちももちろん考えていないです)、解体費は軽量鉄骨で木造の1.5倍~2倍、重量鉄骨の場合は2~4倍になることは頭のほんの片隅には入れておいていいかもしれません。

木造と鉄骨造のまとめ

主な工法のまとめ

木造、鉄骨造それぞれ一長一短があります

ユーザーが何を最優先に考えるかで答えが変わってきます。

ベストな回答はユーザー考え方によって異なるので、住宅に求めるものは何なのか一度整理してみるとよいと思います。

kikorist妻
kikorist妻

決めきれない場合は、私たちのように各工法のメーカーそれぞれにプラン作成・見積を依頼するのもありだと思うわ。

kikorist夫
kikorist夫

うちは各工法への知識がゼロからスタートしたというのもあります。

kikorist妻
kikorist妻

正直、実際に打ち合わせてみないと間取りの自由度とか実感できないと思うし。

kikorist夫
kikorist夫

耐震性は大手メーカーであれば耐震等級3以上は満たしているし、何といっても、優秀な営業担当や設計士であれば、自社の工法の制限も相違工夫とアイディアで予想と期待を超えてくるはずです。

家づくりはどこ(どの工法)で建てるのかも重要ですが、それ以上に誰と建てるかが大事です(詳しくはこちらの記事参照)。

kikorist夫
kikorist夫