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本記事では、これまであまり触れてこなかった新邸のカーテン工事について紹介します。
契約後の仕様を決めていく流れの中では、ほぼ終盤にやっつけ仕事のような形で決めることも多いカーテン工事。

ちゃちゃっと決めたのはおそらくうちだけではないはず…汗
「カーテンはハウスメーカーではなく施主支給で」と考えられている方もいらっしゃると思いますが、考慮すべきポイントもありますので、ご一読いただければと思います。
注文住宅の「カーテン工事」とは?
私たちが注文住宅に「カーテン工事」なるものが存在しているのに気付いたのは、恥ずかしながら家づくりを始めてからです。

これまで住んできた賃貸住宅はあらかじめカーテンレールが備えられていて、自分たちで用意するのが常識だと思ってました…
ところが、着工合意の書類(というか建築工事請負契約の時点にも)には「カーテン工事」という項目がちゃんとあるんですよね。
「カーテン工事」とは、カーテンやブラインド、ロールスクリーンといった窓周りのインテリア商品の本体と取り付けをハウスメーカーに依頼することです。

「工事」というとちょっと分かりにくいですが、ハウスメーカーからカーテンなどを購入して取り付けもお願いするということです。
建築工事請負契約時点は「(E)その他費用(ご予算取り)」で仮計上されていて、それが着工合意時には確定したものとして「(D)その他工事費用」のインテリア工事として計上されました。

着工合意時の資金計画表
このインテリア工事の中には、照明工事とカーテン工事、インターホン工事が含まれています。
kikorist夫婦のインテリア工事は以下のような内訳です。
カーテン工事:335,000円
インターホン工事:85,000円

ちゃっかりカーテン工事も頼んでる…!

施主支給にしても良かったのですが、採寸したりがめんどくさかったので、ほとんどの箇所は住友林業にお願いしてしまいました。
もちろん、カーテンなどの購入・取り付けはハウスメーカーに依頼せず、自分たちで用意する施主支給も可能です。
施主支給は採寸などの手間はかかりますが、(ハウスメーカーがラインナップしていない)自分たちが好きなカーテンを用意でき、費用もハウスメーカー経由よりも安くなるので、施主支給を考える方も多いと思います。

ニトリで安くオーダーすることもできるし。
私たちも、子供部屋だけはカーテンレールだけ住友林業で取り付けてもらい、カーテン本体は施主支給にしましたが、その他の部屋は、住友林業にお任せしました。
カーテン工事をハウスメーカーに依頼するメリット
一番のメリットは、手間がかからないということに尽きると思います。
住宅ローンが適用できたとしても、そもそもカーテンの金額は(こだわらなければ)たかがしれています。
逆にデメリットとしては、施主支給より高い、ということになります。

このあたりのメリット/デメリットをどう考えるかは人それぞれね。
私たちは引き渡し時に全部取り付けられているほうが良かったので、住友林業に依頼しました。

あとは何より自分たちで探すのが面倒だった…。
(そんなにこだわりもないし…)
kikorist新邸のカーテン工事については後ほど詳しくご紹介します。
取り付ける窓インテリアの種類と取り付け方法
打ち合わせ終盤でやっつけで決めがちなカーテンですが、こだわるのであれば設計の早い段階で考慮すべきことがあります。
ここでは代表的な窓のインテリアの種類と取り付け方法をご紹介しますが、選ぶにあたっての重要なポイントは「開けたときの納まり」です。

開けたときにどのような状態になっているのか想像するのが大事。
窓周りのインテリアの種類
カーテン

カーテン
メリット
デメリット
カーテンの特徴としては、価格が比較的安く、色柄の種類が一番多い点が挙げられます。

とはいえ、カーテンはブラインド生地だと(木製ブラインド以上に)高額になるので、色柄・価格の選択肢の幅が広い、というのが正確かも。
一方で、カーテンを開けた際には左右に生地がかさばるので、もっさりした印象になりがちです。一方で、タッセルで留めたゆったりデザインがエレガントで好き、という方もいるかもしれません。

カーテンの開閉時の比較
ロールスクリーン
メリット
デメリット
ロールスクリーンの特徴としては、収納時にすっきりし、空間や収納の間仕切りなどにも使える点が挙げられます。

ロールスクリーンは間仕切りとしても有効

ロールスクリーンの開閉時の比較
閉じた際もロール状に収納されるので見た目がすっきりとします。
ブラインド

ブラインド
メリット
デメリット
ブラインドのメリットは、スタイリッシュなデザインと木製やアルミといった素材が選べる点です。
木製ブラインドでは本物の木を使いますので、質感は抜群。

アルミ製なら濡れても大丈夫なので、風呂などの水周りにも向いているわね。
一方、価格が高いのと、ホコリが溜まること、開けたとき(収納時)に高さが出てしまうのは欠点です。

ブラインドの開閉時の比較

特に木製ブラインドは厚みがあるので、開けた時にどうしても窓の上部を塞いでしまいます。

せっかく天井高の窓を採用していても、窓を塞いでしまうのは大きなデメリットです。
バーチカルブラインド

バーチカルブラインド
メリット
デメリット
ブラインドとカーテンの特徴をあわせたようなものがバーチカルブラインドです。
スタイリッシュでバーチカルブラインドを開けたときも場所を取らないのがメリットで、大開口の窓と相性がいいです。

バーチカルブラインドの開閉時の比較
しいて言えば、カーテンと違って洗濯/クリーニングは原則出来ないのがデメリットと言えます。
カーテンの取り付け方法
カーテン(ロールスクリーン等も含む)の取り付け方法もいくつかのパターンがあります。
窓の造りなどを踏まえて、どのような取り付け方法がベストか検討する必要があります。
窓枠内取り付けか窓枠外取り付けか

窓枠外取り付けと窓枠内取り付けの比較
窓枠の外に取り付ける場合は、光漏れを防げるのと開けた時に窓を塞がないのがメリットですが、10~20cm程度部屋のスペースを犠牲にすることになります。家具と干渉してりひっかかったり、廊下などの場合は少しのスペースが邪魔になることもあります。
カーテンを窓枠内に取り付けると、見た目はすっきりし室内に出っ張ることがありませんが、開けた時に窓の一部を塞いでしまったり、窓の外周部から光が漏れたりします。

それぞれのメリット/デメリットを比較して検討してください。
正面付けか天井付けか
カーテンレールやブラインドのボックスを正面付けにするか、天井付けにするかも選択する必要があります。

正面付けと天井付けの比較
正面付けが選べるのは、窓枠外取り付けの場合で、窓の上に壁がある場合のみ。窓枠内の場合は天井付けのみとなり、また窓枠外の場合でも窓が天井高の場合は天井付けしか選べません。

窓枠外の場合は、天井付けにしたほうがスッキリするし、部屋も広く見えるので天井付けがオススメ。
カーテンレールや収納部分を隠すかどうか
住友林業の標準のカーテンレールはTOSOのこちら(色は各種あります)。

住友林業標準のカーテンレール

なんというか面白みのないごく普通のカーテンレールね。

値段も安いししょうがないかなと。
カーテンレールや収納分は意匠上は見えないほうがスッキリします
。いくつかカーテンレールを隠す方法があるので、ご紹介します。

ただ、隠すためにはお金がかかるので、このあたりはどこまでこだわるかと言えます。
天井を掘り込む
天井を掘り込んでその部分にカーテンレールやロールスクリーンを取り付ける方法です。
こちらは実際の展示場で見たロールスクリーンの納まり。

掘り込んでロールスクリーンを収納
一番スッキリしますが、天井部分を掘り込むためには事前に設計段階での打ち合わせが必要です。また、木製ブラインドの場合は、天井を掘り込んでも折り畳んだ際の羽根を全て隠すことは難しいです。
カーテンボックスを使う
カーテンレールをボックスで隠してしまう方法です。

カーテンボックス
ボックスの種類も洋風なものであったり、木調のものであったりいくつか種類があります。
バランスを取り付ける
バランスとは、カーテンレールを隠すように付ける装飾のことです。

バランス
ホテル風のラグジュアリーな空間、洋風な空間の場合にはこういった方法もありです。
垂れ壁
カーテンレールを垂れ壁で隠す方法もあります。

カーテンレールの前に垂れ壁を作ってレールを隠す
カーテンレール取り付け部分を掘り込みにするよりも安くなる場合が多いようですが、天井高の窓だとせっかくの天井高が活かしきれないので使う場所を少し選びます。
スタイリッシュなカーテンレールを使う
最後は隠すのではなく、「魅せる」方法です。
カーテンレールの大手メーカーのTOSOでは豊富なカーテンレールを用意しています。

カーテンレールの種類(出典:TOSO)
カーテンレールをあえて見せるデザインにするというのも有効です。
kikorist新邸のカーテン
ここからはkikorist新邸のカーテンを紹介します。実際にはロールスクリーンと木製ブラインドが大半で、カーテンは子供部屋のみの採用となっています。

ここでも子供部屋にコストのしわ寄せが…。
ロールスクリーンと木製ブラインドの使い分けですが、本来はロールスクリーンやバーチカルブラインドのほうが開けたときにスッキリしていいのですが(窓の開口部も大きく見せれますし)、ロールスクリーンはうちの猫が引っ掻いたりかじったりするのです…(素材にもよりますが…多分バーチカルブラインドも同様)。
そのため、猫が出入りできるゾーンは基本的に木製ブラインドにし、猫が入らないor手が届かない部分をロールスクリーンにしています。
1階寝室
1階寝室は窓の2面にロールスクリーンを設置しました。
ニチベイのソフィーで、壁紙とマッチするパールグレー(N9183)を選択しました。

ニチベイのソフィー(出典:ニチベイ)
いずれもスッキリデザインを重視して窓枠内取り付けです。

1階の寝室はロールスクリーン
2階リビング
2階リビングはバルコニーに繋がる2面の掃き出し窓に木製ブラインドを設置しました。
ナニックのGシリーズで、カラーはウォルナットです。

ナニックのGシリーズ
こちらも窓枠内取り付け。ブラインドを開けた際に上部を塞いでしまいますが、部屋の雰囲気に合うことを重視して木製ブラインドにしました(+猫対策)。

2階のリビングは木製ブラインド
上部に設置する小型の辷り出し窓が合計8枚ありますが、こちらは特に何も取り付けていません。

辷り出し窓には何も取り付けず

位置的に視線を遮る必要がないのと、付けたところで位置も高いし、面倒になって閉めなさそうなので…。
3階リビング
3階リビングも木製ブラインドで、窓枠内取り付けです(階段のFIX窓はロールスクリーン)。

階段上はロールスクリーン、掃き出し窓は木製ブラインド
3階の腰窓も木製ブラインドです。腰窓部分はコーナーになっており窓枠外取り付けが難しかったので(カーテンなら天井付けにしてカーブさせれば可能だと思います)、全て窓枠内に統一しています。

腰窓は木製ブラインド
3階子供部屋
3階子供部屋はカーテンレール。特に意匠性の高いカーテンレールにすることも隠すことなく、ド標準です。

3階の子供部屋は標準のカーテンレールで施主支給(逆サイドにもあります)
カーテンは施主支給です。
子供部屋は家の中では一番こだわりも少ない部屋となり、コスト的なしわ寄せが行っている部屋ですが、Twitterの家系アカウントの方とお話させていただいたところ、「カーテンを選ぶのも子供にとって楽しみだったり、インテリアの興味を持つきっかけになるのでいいのではないか」とアドバイスをいただきました。

確かに一理ある!
住友林業のカーテン工事の金額・費用
kikorist夫婦が依頼した場所のカーテン工事の金額は、総額335,000円でした(取付費21,300円含む)。
木製ブラインドがやはり高額で、2階リビングの掃出し窓はそれぞれ定価ベースで59,800円、79,600円で、合計14万円、3階も3枚の窓で約18万円とカーテン工事のかなりの金額が木製ブラインドです。
逆にロールスクリーンは定価ベースで1か所3万円弱、カーテンレールは定価ベースで1か所8,000円弱です。
総額からメーカーの定価から25%ほどの割引が適用されています。
※インテリアは個別商品からの値引きではなくて総額に対して割引が適用されます。

途中3階をロールスクリーンから木製ブラインドに変更しましたが、ロールスクリーンのほうが割引率は高かったです(参考になれば)。
取り付け費21,300円は、これだけの窓に取り付ける価格としてはかなり良心的ではないかと思います。

水平出しや高いところでの作業は面倒ですし、何より木製ブラインドは重たいので…。
全体的には、商品自体が少しいいものということもあって高いですが(特に木製ブラインド!)、割引や取り付け費も含まれば、面倒が嫌いな方は検討してもいい金額かなと思います。
本記事のまとめ
本記事では新邸のカーテン工事についてまとめました。
カーテン工事は終盤にやっつけがちではありますが、納まりなども含めると、基本設計の窓などを検討する段階である程度完成の状態をイメージすることが重要だと思います。
難しいのは、窓の設計は打ち合わせのかなり早い段階(基本設計)で決めるのに対し、カーテン工事はインテリアで終盤に決めるというパターンが多いことです。
天井を掘り込む場合や天井付けする場合やレールを隠したい場合などは早い段階で検討しておくと楽です。

カーテン工事を決めてる段階で窓の位置や大きさを変えたいと思っても、建築確認申請提出後では変更が難しいというケースが多いです…。
こだわりたい場合は、基本設計の段階でカーテン工事についても打ち合わせすることをオススメします。

私たちの場合は、窓の打ち合わせ段階で掘り込みまではしないと決めていて(というか下がり天井や窓の位置の関係であまり向かないことが分かっていた)、具体的な商品は後半のインテリア打ち合わせで決めました。
参考になれば幸いです。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。


















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