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今回はWEB内覧会第のとして、新邸のスタディースペースをご紹介します。
なお、入居後のWEB内覧会についてはこちらにまとめています。
そもそもスタディースペースとは?
従来、子供の勉強は自室(=子供部屋)で行うことが一般的でした。
実際、30代後半の私たち夫婦2人とも子供部屋で勉強していました。
ところが、最近の子供の学習は、リビングやダイニングで行うことも増えているようです(この記事ではまとめて「リビング学習」と呼ぶことにします)。
リビング学習では、家族のサポートを受けながら学習することができるため、子供のモチベーションの維持や学習の効率化に繋がると言われています。また、親としても子供の学習状況を把握しやすく、子供が何を学んでいるか、どのように学習しているかを知ることができます。
こうした理由から、リビングでの学習をする機会が増えているようです。
リビングなどに設けた学習用のスペースが、「スタディースペース」と呼ばれるものです。
エントランスクロークやファミリークローゼットと同じく、新しい生活スタイルにあわせた比較的新しいスペースです。
スタディースペースを設けるメリットは下記の通り。
スタディースペースを設ける最大のメリットは、集中のしやすさ
です。専用の勉強スペースに向かうことで集中する環境を作ることができます。
また、ダイニングテーブルで勉強する場合、食事の際は勉強道具を片付ける必要がありますが、勉強専用のスタディースペースがあればいちいち片付ける必要がないのは大きなメリットです(食事後もすぐに勉強再開できます)。
一方でスタディースペースにはデメリットもあります。
当然机を置くスペースが必要になるほか、家族がリビングにいる場合は気が散ってしまうことも。子供が勉強しているのであれば、テレビなどを点けるわけにもいきません。
そもそも子供がちゃんと使ってくれるかどうかは別問題。もし使わなかった場合は無駄なスペースになってしまうことも考えられます。
あえて造作にせず既存の机などをリビングの一角に設置すれば、子供が使わなかった場合(もしくは成長とともに使わなくなった場合)は片付けることができるので、より柔軟な対応ができます。
私たち夫婦としては、自室でもリビングでも勉強してくれるならどっちでもいい…と思っているのですが、子供はもちろん、夫婦の読書や学習スペースとしても活用できることから、ダイニングの横にスタディースペースを設けることにしました。
ちょうどいい感じにスペースも空いていたというのもあります。
スタディースペースの間取り
新邸のスタディースペースは2階ダイニングの横に設けました。
ダイニングのWEB内覧会はこちら。
スタディースペースを作るにあたっては、2人分の作業スペースを設けました。
夫婦2人または子供が並んで学習・作業できるようにと考えていましたが…実は、今年の夏に私たち夫婦に双子が生まれることになりました。
結果として、2人分のスペースを作っておいて良かったと思います笑
子供が3人になったときはどうするの?
(もしくは3人目だと思ったらまた双子だったり…)
双子が生まれる確率は1%くらいなので、次も双子はさすがにないと思うけど…。
詰めれば一応3人までなら並べると思うよ。
スタディースペースのこだわりポイント
スタディースペースを作るにあたってはこだわったポイントが4つあります。
- こだわりポイント①:デスクの奥行は45cm
- こだわりポイント②:収納
- こだわりポイント③:コンセント
- こだわりポイント④:調光調色対応の照明
こだわりポイント①:デスクの奥行は45cm
スタディースペースのデスクの奥行は45cmにしました。
勉強するにあたっては、あまりに奥行が狭いと本がはみ出たり、書きにくかったりします。逆に奥行が広すぎる場合は、スペースを持て余してしまいますし、奥行の広い=大きな机は存在感がありすぎます。
個人的には、スタディースペースの奥行きは45cmが広すぎず狭すぎずベストだと思います。
根拠は学校の机のサイズ。学校で一般的に使われている机の天板サイズは、幅650×奥行450mmとなっています。
奥行き45cm(=450mm)あれば、教科書などを広げて勉強するのに不自由ない大きさだと言えます。
奥行45cmであれば、13インチ~15インチのノートパソコンでの作業も問題ありません(写真のノートパソコンは13インチ)。
ただし、キーボードと液晶モニターを置いて作業するには奥行45cmでは狭くて使いにくいと思います(液晶モニターを壁掛けにすれば何とか…)。
ちなみに、デスクの横幅は260cm。左右の収納部分を除いたデスクの横幅は177cmです。
学校の机が幅650×奥行450mmだったので、確かに詰めれば3人でもギリギリ使えそうね。左右の収納の上のスペースも使えるし。
こだわりポイント②:収納
スタディースペースには、書籍やノート、文房具を収納できるスペースがあると便利
です。
そこで、デスクカウンターとセットで選択できる住友林業クレストのチェスターフィットシリーズの収納を設けました。
採用したのは、左右とも開き扉のキャビネット。可動棚が2枚ついていますが、本を入れると1枚しか使えないので、余った1枚は底に重ねています。
使う場所のすぐ近くに収納を設けることが、使いやすい収納にするポイントです。さっと出したり片付けることが出来るので、綺麗な状態を保ちやすくなります。
こだわりポイント③:コンセント
パソコンやタブレットを使うのであれば、スタディースペースにはコンセントを用意すると便利です。
ただし、コンセントが目立つことは避けたかったため、デスク上にはコンセントを設けず、デスクの下にコンセントを設置しています。
天板には配線孔を設けているので、配線をスッキリ見せることができます。
私たちの建てたエリアは準防火地域のため採用できませんでしたが、準防火地域に該当しない場合はPanasonicのSプレートという横並びのコンセントを利用する方法もあります。
私たちも採用したいと設計担当に伝えましたが、耐火ボックスが用意されていないので、準防火地域では採用できないとのことでした…。
こだわりポイント④:調光調色対応の照明
新邸の照明は基本的に脱衣所やクローゼットなどを除いて電球色を採用していますが、勉強や作業を行う際の照明は、昼光色がいいとされています。
そこで、スタディースペース上のダウンライトとフリーシェルフ下の間接照明、スタンドライトは調光・調色に対応した照明を採用しています。
ちなみに、フリーシェルフ下の間接照明はDIYでの取り付けです。
ダウンライトと間接照明はスタディースペース横の壁のスイッチで操作できるようにしています。
スタディースペースの間接照明のリモコンスイッチ。シーンスイッチもあって便利です。アレクサでの音声操作にも対応。 pic.twitter.com/OSKjQsYZC4
— kikorist@住友林業の3階建て (@kikorist2020) March 27, 2023
用途にあわせて照明が選べるのは便利!
間接照明のほうはアレクサなどでの音声操作も可能です。
スタディースペースの後悔ポイント
スタディースペースの上にはフリーシェルフを設置したのですが、シェルフの下が影になって暗くなってしまう点が残念に思っていました。
シェルフの影にならないよう、ダウンライトを壁から離すと今度は座った自分の陰で手元が暗くなります…。
スタンドライトを併用すれば解決はできるものの、雰囲気アップも兼ねてシェルフ下に間接照明をDIYで追加。
結果、間接照明でデスクが明るくなり、満足いくスタディースペースになりました。
書斎やウォークインクローゼットとは別のケースを使っています。DIYの内容は別記事で解説予定です。
スタディースペースに限らず、カップボードの天吊り収納などは影になる部分ができますので、照明を入れることを検討するのがオススメです。
私たちの場合は、事前にそれを織り込んでいたので、あらかじめ照明を後付けできるようにコンセントをシェルフの上に設置していました。
本記事のまとめ
本記事では、新邸のスタディースペースを紹介しました。
使い勝手も意匠(デザイン)も満足できるスペースになりました。
下記は、スタディースペースや書斎を計画する際に参考にしてほしいポイントです。
- デスクの奥行は45cm
- コンセントの位置
- 調色可能な照明計画
あとは、生まれてくる双子ちゃんがこのスペースで勉強してくれるかどうかですが、神のみぞ知る…。
参考になれば幸いです。