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今回はWEB内覧会第の第三弾として、新邸の主寝室/ウォークインクローゼットをご紹介します。
なお、入居後のWEB内覧会についてはこちらにまとめています。
ちなみに、マイホームデザイナーを使ったヴァーチャル内覧会はこちら。
マイホームデザイナーで作ったパースと実際に完成した新邸を比べてみると面白いと思います。
主寝室/ウォークインクローゼットの間取りとコンセプト
主寝室の間取り
主寝室の間取りは次の通りです。

主寝室の間取り
主寝室は1階のエントランスホールからすぐ近くにあります。
広さは約8.5帖となっています。
また、主寝室の隣には直結のウォークインクローゼット(WIC)を設けています。

主寝室の隣にはウォークインクローゼット
主寝室とWICの間にはあえて建具は付けていません。

建具を削減するだけで5万円~10万円の節約になるし、付けたところで開けっ放しになるのは目に見えていたので…。

ズボラな私たちの性格は自分たちが一番よく分かっています笑
間取りの工夫としては、WIC部分の形状を工夫して、押し入れ収納を設けた点です。
WICは5.25帖なのですが、当初の左のレイアウトから右のレイアウトに変更することで、同じ広さでも押入れ収納を設けることができました。

私たちのように夏は羽毛布団や毛布は使わないという場合は、押入れ収納があると便利です。

海外旅行用の大き目のスーツケースみたいな大きな物も押入れの下段に収納できるし。
うちの場合は最上段にはメッシュWi-Fiのルーターと予備のクロス、中段に布団、下段にスーツケースとルンバ基地を設置しています。

下段にはスーツケースとルンバ基地(床が挽き板なので、傷防止のチェアマットを敷いています)
注文住宅であれば収納内にコンセントを設けることも可能なので、Wi-Fiルーターやルンバ基地の位置はあらかじめ考えた上でコンセントを設置しておくことが大切です。
主寝室/ウォークインクローゼットのコンセプト
kikorist新邸の主寝室のコンセプトは下記の通り。
- 心地よく眠れる空間(寝る前の時間をゆったり過ごせる)
- ホテルスタイル(ホテルライク)
kikorist新邸のコンセプトは”シックで落ち着ける空間”ですが、主寝室も同様に”落ち着ける空間”であることを重視しました
。
テイストは全く違いますが、一昨年に夫婦で訪れた星のや 竹富島のような空間を意識しました。

星のや 竹富島
同じ落ち着く空間でも、主寝室がリビングと違うのは使用するのが主に夜(特に就寝前)であること。就寝前に落ち着ける空間にするため、主寝室のベースクロスには天井含めてグレーのクロス(サンゲツのFE-6208)を選択しました。

新邸の主寝室
照明が電球色のために分かりにくいのですが、FE-6208はグレーのクロスです。

サンゲツのFE-6208が主寝室のベースクロス
サンゲツのカタログ写真を見ても、ホテルライクな部屋にマッチするクロスだと思います。
天井には電球色のグレアレスダウンライトを採用することで、眩しさを抑えています。
グレアレスダウンライトは、通常のダウンライト(ベースダウンライト)と比べて光源が奥まった位置にあるため、斜めから見た場合にダウンライトの光が目に入りにくい特徴があります。

グレアレスダウンライトの構造(出典:大光電機)
グレアレスダウンライトは眩しさを抑えるメリットがある一方、照射角は狭まるため、照らせる範囲も狭くなります。また、天井付近も暗くなってしまうため、場合によっては暗すぎることもあるために注意が必要です。

ベースダウンライト(左)とグレアレスダウンライト(右)の違い(出典:大光電機)
グレアレスダウンライトの詳細はこちらの記事にまとめています。
また、正面の壁にはブラケットライトを採用して間接照明効果を狙っています。

エコカラットとブラケット照明の組み合わせ
当初は折り下げ天井と間接照明の案もありましたが、建築化照明は高額になるのでブラケットライトに変更。結果的に費用も節約でき、エコカラットとの相性もよく大正解でした。
主寝室の紹介
では早速主寝室を紹介していきます。
正面から主寝室を見るとこのようになっています。

新邸の主寝室
ベッドをあえて部屋の中央に置いていますが、照明やスイッチなども含めてシンメトリー(左右対称)な配置を意識すると、比較的簡単にホテルライクな空間にすることができます。

シンメトリーな配置がホテルライクな空間のポイント
ホテルライクな空間するためのポイントは次の記事でまとめています。

新邸の主寝室

新邸の主寝室
また、正面の壁は下半分をふかす(壁を出す)ことで、よりリッチな印象にすることができます。

あえて壁をふかすことでディスプレイスペースに。
雑貨アイテムもディスプレイもできますし、充電中のスマホなどを置いておくこともできるので実用性も高めです。

ポスターアート
ふかした壁の下側はアクセントとして、ベースよりも一段暗いサンゲツのRE-51718を採用しています。

下段はアクセントでサンゲツのRE-51718を採用
実は上側も当初はアクセントクロスだったのですが、全くベースとの違いが判らなかったので、引き渡し後にエコカラットに変更しました。

このあたりの失敗はこちらの記事をご覧ください。
結果的にエコカラットへの変更は大成功。

エコカラット施工後の寝室
断然いい感じになりました。
エコカラットは、スモークウッドのダークブラウンを選択しました。

エコカラット スモークウッド(ダークブラウン)
インスタやネットでもあまり施工例のないスモークウッドですが、凹凸の立体感が素晴らしく、壁のブラケット照明との相性は最高です。

エコカラットとブラケット照明の組み合わせ

ブラケット照明に照らされた印影が何とも言えません…。

エコカラットとブラケット照明の組み合わせ
ベッドフレームはヘッドボード(宮)がないタイプを選択し、マットレスが直接壁に付けています。

ベッドフレームはヘッドボードレスのフランスベッドのネクストランディ NL-FF
ヘッドボードレスで気に入るタイプのフレームがなかなかなく、探し続けてやっと見つけたのがフランスベッド ネクストランディ NL-FFです。
突板を使用しているため質感が高い
、また引き出し付きなので収納力も確保できるといった点が魅力です。

引き出し2杯付き

この引き出しにはブランケットや夏用のシーツなどを収納する予定。
引き出し無しのモデルも用意されているので、好みに応じて選択できるのも◎
。
カラーはナチュラルとウォールナットが選択できるので、オークやメープルなどの床材を採用している場合でもマッチします。
ちなみに、細かいこだわりですが、ベッド下に床下点検口が来るようになっています。

床下点検口の位置

これで床下点検口が目立たなくなる…というか普段は見えなくなります。
ベッドの両サイドの壁にはスイッチとコンセントを設けています
。

ベッドサイドのコンセントとスイッチ

ベッドで寝ながら手が届く位置にしてので、ベッドで寝ながら照明のON/OFFができるし、スマホの充電も可能。

はっきり言ってめちゃくちゃ便利です!
このベッドサイドのスイッチだけはアドバンスシリーズではなく、SO-STYLEを採用しています。

PanasonicのSO-STYLE(出典:Panasonic)
アドバンスシリーズはスイッチのサイズが大きく、ベッドサイドのスイッチとしてはどうしても野暮ったくなってしまいますが、SO-STYLEならスイッチもコンセントと同じ幅なので、スッキリと見せることが可能です。

アドバンスシリーズのスイッチ
充電器をコンセントに刺すとこんな感じ。

ベッドサイドで携帯電話などの充電も可能
もっとスッキリさせたい場合は、USB端子をプレートに内蔵させることもできますが、将来的にUSB端子の形状や充電規格が変わることも考えて、汎用性の高い通常のコンセントにしました。

これまでも、端子自体もMicroUSBからUSB-Cに変わったし、急速充電規格もQuickCharge2.0→QuickCharge3.0→PowerDeliverlyと変わってきたので…。
ベッドサイドにはFLOSのIC LIGHTSを採用。

IC LIGHTS T1 LOW
IC LIGHTSはヤマギワが取り扱っているので、住友林業経由でも提携割引金額で購入できますが、楽天のほうが安いです…(加えてポイント付きますし…)。
サイドテーブルの2段目にはEcho Show 5を置いて、目覚ましと音楽スピーカー、アレクサの音声操作などで使っています。引き出しにはリモコンを収納。

結構いい音で鳴るので、簡易スピーカーとしては十分。

サイドテーブルの2段目にはEcho Show 5、引き出しの中にはリモコン。
寝室には加湿器、エアコン、テレビがありますが、基本的な操作はアレクサ及びアレクサを通じたSwitchbot Hub Miniの赤外線リモコンで操作可能です。
- テレビ(SONY BRAVIA)…アレクサで電源ON/OFF、チャンネルの切り替えが可能
- エアコン(ダイキン)…Switchbot Hub MiniでON/OFF、温度設定が可能
- 加湿器…Switchbot Hub MiniでON/OFFが可能
Switchbot Hub Miniはふかし壁の上部に用意したコンセントに取り付けています。

Switchbot Hub Mini
この位置であれば、窓側に置いたエアコンや加湿器などをリモコン操作することが可能です。

スマートリモコンを置く場合は、使いたい家電の正面に設置できるようにコンセントを設けておくことが大事。
ちなみに、Switchbotアプリのシーン設定を使って今の時期は朝6時半にエアコンが自動で付いて、家を出る直前の7時半にエアコンがオフになる設定にしています(休日はそれぞれ+1時間遅く)。

Switchbotアプリの設定

布団の中が暖かすぎて出れなくなってしまうので…。

毎日寝る前にエアコンのタイマーを入れる必要がないのは楽ちんです。
窓際には、ACTUSのMEZZO2をデスクとして採用しました。

窓際のデスクコーナー
突板を使っているので、品質も高く、サイズや収納部分もオーダーできるのでオススメです。

うちの場合は天板は170cm、右は引き出し、左は開き戸の収納にしました。右の引き出しは化粧品やアクセサリー、左の開き戸は本や文房具などを収納しています。
チェアはイームズシェルチェアのリプロダクト品。サンドグレーのカラーが寝室の雰囲気にピッタリ。
ミラーはデンマークのORSKOV(オルスコフ)のクラシックミラーを採用しました。

レザーのベルトのフレームが雰囲気にマッチしていると思います。
ここでkikorist妻が化粧をしているのですが、想定していたよりも暗くて化粧がしづらいという欠点が…。

窓際のデスクコーナー

窓はあるものの、隣家からの視線を考えると開けるのがちょっと難しくて…。

正面の窓は隣家や道路の視線があるため明けにくい

ロールスクリーンを上げられないなら型ガラスでも良かったかも…。
※採光条件のため窓を取らないという選択肢はなし。

雰囲気的に部屋のサイドからブラケットライトが生えているのも微妙だったし…。
これは想定外だったので、IC LIGHTS T1 HIGHをテーブルライトとして追加しました。

テーブルライトとしてIC LIGHTSを追加

ひとまずはこれで満足。あとは天井のグレアレスダウンライトを60Wから100Wに変更してみる予定です。
また、テーブルで使っているブック型照明は数年前にAmazonで購入したものですが、雰囲気がよく気に入っています。

お気に入りのブック型照明
充電式で、開くたびに温白色と電球色を切り替え可能。
同じものはもう販売されていないようですが、似たものが楽天で販売されていました。
ベッドから部屋の入口方向はこんな感じ。

主寝室の入口方向
43インチのテレビを壁掛けしています。壁補強&アンテナ&コンセントも事前準備済み。

寝ながらテレビが見れます。あんまり見ないけど笑

年末年始は、このテレビにSwitchを繋いで寝ながら桃鉄やってました…笑

完全にダメ生活…。
時計はタカタレムノスのDANDELION。
シンプルかつ視認性もよく気に入っています。珍しいグレーカラーなのも寝室とマッチして◎。
最後に寝室のハイライトになるのが、テレビ横のFIX窓です。
昼間はロールスクリーンを降ろしていますが、ここからはアプローチの坪庭を眺めることができます。

寝室から見える坪庭

これは最高オブ最高。予想以上に素敵な景色!!

軒天に映ったイロハモミジの影が何とも言えません。
部屋の隅には、小樽旅行で気に入ったロッキングチェアを置いています。

ロッキングチェア

このロッキングチェアに座りながら植栽を見ることができるという…。
寝室の床にはホールと同じく挽き板のライブナチュラルプレミアムのブラックウォルナットを採用しているので、ロッキングチェアの脚で床が傷つかないよう、ラグを敷いています(ロッキングチェアの脚裏にもあらかじめフェルトが貼ってありましたが念のため)。
寝室の後悔ポイント
化粧スペースの照明以外に、エアコンの位置もちょっとした後悔ポイントです。
エアコンは露出配管にするため、寝室の東側に取り付けたのですが、エアコンの風が寝ている顔を直撃…。

エアコンの位置
そこで、エアコンの風よけカバーを取り付けたところ、大幅に改善しました。
ちょっとカッコ悪くはなります
が、快適性には変えられないのと、薄型で目立ちにくいデザインなので、横からまじまじと見なければ、カバーは意外と気になりません。

近くで見なければ意外と気にならない
今改めて見てもエアコンの位置はここしかないので、しょうがない部分ではありますが、出来ればベッドの頭側やソファの横など、人の居場所にエアコンの風が直接当たるようなレイアウトは避けるといいと思います。
また、エアコンの下にあるのは24時間換気の換気口がありますが、ここではなく、デスクの下やロッキングチェア後ろあたりの床近くのほうがよかったかも…(エアコンの右はビッグコラムが入っているので不可)。

ロッキングチェア
将来家具配置が変わる可能性もあるので難しいところですが…。
図面上はちゃんと換気口の印があり、設計氏からもそこにあることは説明は受けていましたが、平面図だけでは細かい部分まで想像できていませんでした。

図面上の換気口マーク
私たちの反省として、立面図をあまり見なかったというのがありますので、立面図で換気口の位置をよく確認したり、換気口までマイホームデザイナーのパースで再現していれば防げた後悔ポイントかもしれません。
ウォークインクローゼットの紹介
続いてウォークインクローゼットです。
広さは押し入れも含めて5.25帖です。

主寝室の隣にはウォークインクローゼット

寝室の奥にはウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットは住友林業クレストのCCSクロゼットを組み合わせています(本来は「クローゼット」と表記したいのですが、住友林業クレストの商品名は「CCSクロゼット」のため、カタログにあわせて表記しています)。
入って左側がkikorist夫の収納ゾーン、右がkikorist妻の収納ゾーンとなっており、ゾーン内のパイプや引き出しの数、組み合わせ/配置などは夫婦それぞれが決めました。

自分の手持ちの服にあわせてレイアウト!

新邸のウォークインクローゼット
引き出しにはカットソーやセーター、マフラーなどの小物類など、シーズンに合わせて収納しています。

CCSクロゼットの引き出し

CCSクロゼットの引き出し

思っていた以上に収納力があって驚きました。
可動棚収納にはカバンを収納しています。

可動棚にはカバンなどを収納

姿見の扉内にも可動棚があるので、同じようにカバンなどを収納しています。
住友林業の収納についてはこちらの記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。
姿見については、着工後に急遽追加したのですが、便利ですし、付けて良かったと思っています。
ウォークインクローゼットの照明は、センサー内蔵ダウンライトにしています。動線となる部分はセンサー照明にしておくとスイッチをON/OFFする手間が省けて便利です。
また、ダウンライト連動のコンセントも設置。

ダウンライト連動のコンセント
DIYで取り付けた間接照明を接続しているので、ダウンライトのセンサーが反応すると同時に間接照明も点灯するようになっています。

新邸のウォークインクローゼット

こうしないと、せっかくの間接照明も点灯させなくなるので…。
間接照明は暗くなりがちな収納内部を照らしてくれる
ので、雰囲気がよくなるだけでなく、明るさの面でも実用性があります。
間接照明のDIYについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
また、1階には床下点検口が2か所ありますが、1か所はベッドの下に、もう1か所はウォークインクローゼット内に設置して、見えにくいように配慮しています。

ウォークインクローゼット内の床下点検口
新邸の主寝室/ウォークインクローゼットのまとめ
本記事では主寝室/ウォークインクローゼットをご紹介しました。

新邸の主寝室
ほぼほぼ当初思っていた通りのホテルライクな雰囲気になったと思います。

エコカラットとブラケット照明の組み合わせ

アクセントクロスは失敗したけど、エコカラットへの変更で大逆転勝利!
ホテルライクにするポイントは、今回紹介したベッドの配置以外にもいくつかあるので、次の記事でまとめています
。
ふかし壁(造作カウンター)や、壁コンセントなども使いやすいです。

やはり生活する場所なので、見た目だけでなく実用性も気を使いたいところ。
坪庭が見えるFIX窓などもかなり好きなポイント
です。

寝室から見える坪庭
一方、想定外だったのが、化粧コーナーの照明。
ここはもうちょっと明るさなどを考えておくべきだったと感じました。

テーブルライトで補っているけど、本当は正面から照らしたほうがいいしね…。

後の祭りだけど、引き違い窓のガラスを型ガラスにするのが良かった気がします(窓の高さがある程度あるので、そこまで視線を考えてなかった&大きな引き違いを型ガラスにする勇気がなかった)。
あとはダウンライトを1段階明るくしてみてどうなるか…。
洗面台で化粧をされる方はともかく、寝室で化粧をされる方は化粧する際の照明も気にするといいのではないかと思います。
参考になれば幸いです。

既に完成してwer内覧会している方のブログは特に参考になるはず。

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